初めて車を手に入れた年齢は人によってさまざまですが、早い人では大学在学中に親に買ってもらった人もいるでしょう。
しかし学生の身分で車を買ってもらうことには賛否両論あり、結構厳しい意見もあるようです。
今回は大学生で親に車を買ってもらうことについての意見をまとめてみました。
大学生が親に車を買ってもらうのはどうなのか。アリの意見
まずは親に車を買ってもらうことについて、肯定的な意見をまとめてみました。
学生という経済力の弱い立場なので、買ってもらうのは仕方ない、という意見が多いようです。
大学生になるための努力のご褒美だ
大学に行くために頑張って勉強したご褒美や入学祝として買ってもらうのはアリだとする意見があります。
親は子供が頑張っている姿を見ているわけですから、そのご褒美に何かしてあげたいと思うのは当然でしょう。
入学祝に時計や万年筆などを贈るのと一緒で、それが車であったというだけですね。
もちろんある程度家庭が裕福だからできることですが、親御さんが稼いだお金をどのように使おうと、他人にとやかく言われる筋合いはありませんよね。
大学生活で必要だから買ってもらった
大学への通学などで必要だから買ってもらった、というケースも結構あるでしょう。
特に地方の大学だと、学校が遠隔地にしかなく何かしらの交通手段が欲しくなる場合もあります。
新車を買ってもらうか中古車かで意見が分かれるところですが、いずれにしても親が購入できる範疇であればどちらでも構わないでしょう。
車を買ってもらった分は後で恩返しをすればよい
車を買ってもらった恩返しは、大学でしっかり勉強して社会に出てから恩返しをすればよいという考え方もあります。
親も将来の活躍を期待して大学に通わせているのですから、まずはなによりそれに答えられるように努力するのが一番という意見です。
たしかに車を買ってもらうのは親にも経済的な負担をかけるわけですが、その分の恩返しは何もお金で返す必要もないでしょう。
たとえば優秀な企業に入社することも恩返しになりますし、将来家族旅行を企画して旅費その他一切をまかなってあげるのもよいでしょう。
親はなにも車の金額分の何かを求めているわけではないでしょうから、さまざまなことでそれに報いることができれば何も問題ないわけです。
社会に出る前に車に慣れてほしい、との思いがあるのでは
社会人になると職業によってはすぐに車の運転が必要になる場合があります。
免許自体は持っていたとしても車の運転に慣れていないと危なっかしい、ということで練習用として車を買い与える親もいるようです。
誰しも車に初めて乗ったときには、分からないことやヒヤっとすることがたくさんあるでしょうし、親御さんもそのことは良く分かっています。
だから大学生と言えども早めに車に慣れてもらいたい、と思うのは当然のことでしょう。
練習用にと買い与える車は圧倒的に中古車が多く、ぶつけたり壊したりしても大丈夫なように最初は安い軽自動車が選ばれるようです。
しかし中には怪しい中古車で危険なことをさせたくない、との思いで新車を買い与える親御さんもいるようです。
維持費は自分で払って車本体を買ってもらうならアリ
大学生と言えどもできる限りの経済的な負担はするべき、だという意見で、高額な車の本体は買ってもらっても仕方ないにしても、車の維持費は自分で払おうということです。
車の維持費にはガソリン代や税金、車検や点検費用などいろいろな項目がありますが、すべて足すと年間数十万円規模になってしまいます。
大学生のバイトでそこまで貯めるのはできないではありませんが、勉学との両立ができないと本末転倒ですよね。
なので支払いが可能な範囲で維持費を払って、足りない分は親に出してもらうのもアリという意見が多いです。
ガソリン代とかなら自分の走り方なんかでも節約できますし、安いスタンドを探したりと努力代も残っています。
学生と言えど甘えすぎず、できることをしよう、というのは前向きでよい意見です。
他人事なのだから、否定も肯定もない
一応肯定的な意見には入りますが、車を買ってもらったことでどうこう言っても、結局他人事じゃないか、関係ないだろう、という意見もあります。
たしかに他人や友人が親に車を買ってもらったからといって、それにどうこう言っても自分の状況は変わらないでしょう。
そんなことを言っている暇が有ったら、自分で車を買えるようにバイトなりなんなりを努力すればよいのです。
質はともかくいくらでも安い車はあるのですから。
少々突き放したような意見ではありますが、客観的に見て一番現実的な意見ではないでしょうか。
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大学生が親に車を買ってもらうのはどうなのか。ナシの意見
いろいろ肯定的な意見がある一方で、否定的な意見も結構たくさん見受けられます。
客観的な意見から感情的な意見までさまざまですが、好き嫌いはともかく意見としてはわからなくもないものが多いようです。
大学生に車は必要ない
大学生は学業が本分だし、遊ぶための車なんて本来必要ないだろう、という意見があります。
たしかに学生時代に車が必要な場面というと、大学への往復と友達との遊びに使うことがほとんどでしょう。
大学への移動手段も車が唯一ではないので、バスや電車を活用することもできます。
そうすると大学で車を使うのは遊びの比率が高く、そんな無駄なことにお金をかけさせるのはよくない、というわけです。
車の必要性は人それぞれですが、中にはたしかに不要だけど車を買ってもらった人もいるでしょう。
大学生が車を持つなんて贅沢すぎる
ひとつ前の意見と重なるところもありますが、大学生の立場で車を持つこと自体が贅沢すぎるのでやめるべき、という意見もあります。
たしかに経済的な理由で大学生に車を買ってあげられない家庭が多いのも事実ですし、車を買い与えられるのは家庭が裕福な証拠です。
そういう意味では大学生が車を持つのは贅沢品を持つことになりますし、車が必須でないのに持つのは無意味と言われるのも一理あるでしょう。
車がほかの物に比べて高額なのは当然ですが、大学生が車を持つこと自体が贅沢かどうかは一般論としては決められません。
あくまで家庭ごとに贅沢かどうかを判断して、車を買うか買わないか決めるしかないでしょう。
うちはお金もないのに、車を買ってもらうなんてズルい
かなり感情的な意見ですが、心情的にはわからなくもありません。
どうしても他人の家と自分の家を比較してしまうと、相手に及ばないところに関して「ズルい」と考えるのは自然な感情の流れでしょう。
しかしズルいかズルくないかなど、結局は個人個人の考え方の違いで変わってきてしまいますので、到底一般論で決められることではありません。
人間それが分かっていたとしてもどうしても感情的になることもありますので、ふっとこう思ったとしてもちょっと立ち止まって客観的にどうか、を考えるようにしましょう。
感情的になって意見を述べても、相手との溝は埋まりません。
車があると勉学がおろそかになる
これは客観的にみてもっともな意見で、どうしても楽しい車があると勉強がおろそかになる事態は起こり得るでしょう。
大学時代は高校時代と違って自由時間が多いので、遊びやバイトなど勉学以外のことに時間を使いがちです。
その中でさらに車が有ったりすれば、勉学の時間が削られてしまうこともあるでしょう。
特に車の維持費を自分でまかなう場合には、バイトも増やさなければならない事態も起こるでしょうから、勉学以外に時間を取られてしまいます。
勉学に余計な車はたしかに不必要なこともあるでしょうが、結局は本人の頑張り次第ではないでしょうか。
大学生にもなって親の世話になるのはおかしい
成人になるかならないかの大学生なのに、親のお金で車を買ってもらうのは世話になりすぎだ、スネのかじりすぎだ、という意見もあります。
これも感情的には分からなくもないのですが、世話になるとかスネをかじっている、などの判断は他人ではなかなかわかるものではありません。
結局その家庭の価値観で決まってくることなので、外からとやかく言ってもどうしようもないことです。
大学生が親に車を買ってもらうのはどうなのか
大学生で親に車を買ってもらう事に対して、世間には賛否両論いろいろな意見がありますが、私個人としては買ってもらうことは「アリ」だと考えます。
たしかに大学生で車が必要かと言われれば微妙なところですが、結局その家庭で必要だと感じたから購入されたのでしょう。
そうであれば外部から何を言ったところで意味はありませんし、感情的な意見では不毛な言い合いになるだけでしょう。
また親の負担になるという意見もありますが、親のほうも負担があるのは承知の上で買っているのですし、それこそその後に恩返しでもできればそれでよいでしょう。
感情的になるのは人間ですから仕方ないとは思いますが、あくまでも判断は客観的にするのが大事だと考えます。