ホンダ ステップワゴンはホンダの中型ミニバンで、利便性の高さが大きなメリットになっている車です。
今回はそんなステップワゴンの給油口についてご紹介します。
ステップワゴンの給油口の位置
ホンダ ステップワゴンはホンダの主力車種のひとつで、ホンダのミニバンの中ではトップクラスの売上を誇ります。
ステップワゴンはかなり以前からホンダ車でラインナップされている車で、中型で取り回しのしやすいサイズと3列シートで7人〜8人乗りまで可能な車内のレイアウト、車高の高さによる車内の広さが魅力的な車です。
ステップワゴンは現行モデルで5代目となっており、ホンダ車の中でも長寿車種になっています。
ステップワゴンにはガソリンエンジンのターボ車のほかにハイブリッドモデルもあり、走りの良さや環境性能の高さも持っている車となっています。
なおステップワゴンは2022年中に6代目へのフルモデルチェンジが予定されており、現行の5代目ステップワゴンはモデル末期となっています。
そんな現行のステップワゴンにはいくつかデザインの違うモデルがあり、標準モデルのステップワゴンの他に「ステップワゴンModulo X」、「ステップワゴンSPADA」の3タイプが販売されています。
これら3つのモデルで給油口に違いがないかも見ていきましょう。
この3つのモデルはフロントマスクやボンネット周りのデザインが大きく差別化されていて一見すると別の車に見えるのですが、車の全体的なデザインや内部のコンポーネントなどは共通です。
ステップワゴンの給油口は車の左側サイドのリアのスライドドアのすぐ後ろに位置しており、左のリアタイヤのすぐ上辺りにある四角いフタが給油口の位置となります。
このフタの内部にガソリンタンクまでつながる燃料口があり、そこから車の床下の燃料タンクまでパイプがつながっています。
なおステップワゴンの次期型となる車の写真は既にホンダの公式ホームページに掲載されており、今回はこちらの新型モデルの給油口も見ておきましょう。
6代目となる次期型モデルは現行ステップワゴンからローダウンして低いような印象がありますが、ボディは現行のスポーティなデザインからスクエアでボリュームのあるデザインになっています。
そして給油口の位置に関しては基本的に現行ステップワゴンから大きな変更はなく、車の左側サイドの後部にある四角い部分が給油口でしょう。
ステップワゴンの給油口の開け方
では次にステップワゴンの給油口の開け方や給油の方法をご紹介しましょう。
ステップワゴンの給油口の開き方
ステップワゴンの給油口の形式はレバー式となっており、簡単に開く構造となっています。
昔の車では給油口の開閉方式としては鍵穴式が一般的であり、給油口のすぐ近くにある鍵穴に車のキーを差し込んで回すことでロックを解除する方式でした。
この方式はシンプルな構造ですがキーを差し込んで回すという点が少し面倒があり、そのうちもっと楽に開く方法としてレバー式が登場しました。
レバー式は運転席の周りにあるレバーやボタンを操作することで楽に給油口を開く方式ですが、初期には信頼性の低さやフェールセーフのために鍵穴も並行して採用されており、どちらからでも開けることができました。
ですがそのうちレバー式の信頼性の向上により鍵穴はほとんど廃止されており、現在ではレバーのみの方式が一般的です。
ステップワゴンの給油口の開閉方式もこのレバー式であり、車の外側からは開くことができない単純なフタになっています。
ステップワゴンの運転席の周辺には給油口を開けるためのレバーであるフューエルリッドオープナーが設置してあり、これを引くことで給油口が開きます。
フューエルリッドオープナーは運転席の左側の下方向に位置しており、運転席のドアがあるピラーの脇にあって運転席から手を伸ばせば操作できる位置です。
フューエルリッドオープナーの位置はステップワゴンに搭載されている取扱説明書にも記載がありますが、ガソリンスタンドの給油機のマークが入っているので一度見つけてしまえば2度めからはすぐにわかるでしょう。
フューエルリッドオープナーから給油口は機械的なワイヤーなどでつながっており、フューエルリッドオープナーを引くとロックが解除されて給油口のフタが少しだけ開きます。
その後車の車外に出て給油口のフタを手動で全開まで開いて給油開始の準備ができます。
ステップワゴンの給油方法
ステップワゴンの給油口が開いたら給油を実施する作業となります。
ステップワゴンの給油口が開いたらその中にある燃料口を開ける作業に移りますが、燃料口にはふたとなる燃料口キャップがはまっておりまずこれを取り外します。
燃料口キャップはネジ式で取り付けられているので左に回すことで取り外すことができ、そこまで力もいらずに簡単に開けることができます。
燃料口キャップを取り外すと燃料口が開きますので、底にガソリンスタンドの給油機のプロープを差し込んで給油を実施します。
取り外した燃料口キャップは車体とひもでつながっていて紛失防止になっていますが、さらに給油口のフタの裏に燃料口キャップを固定することができブラブラしなくて便利です。
給油が完了しましたらプロープを燃料口から取り外して、そこから燃料口と給油口を閉める作業に移ります。
まず燃料口キャップを給油口のフタの裏から取り外して燃料口にかぶせ、燃料口キャップを右に回してねじ込みます。
ねじ込んでいくとあるところで「カチッカチッ」という音がしますので、この音がしたらしっかり閉まった合図となります。
その後は給油口のフタを手動で押し込んで閉めれば給油完了となり、押し込んでいくとボディに沈み込むぐらいの位置でロックが自動的にかかります。
なお給油口のフタの裏に燃料口キャップを固定しておくと給油口を閉めるときに引っかかって閉まらなくなるのですが、これが燃料口キャップの閉め忘れ防止のフェールセーフになっています。
ですので燃料口キャップを取り外したあとはきちんと給油口に固定しておきましょう。
次期型ステップワゴンの給油口について
次期型のステップワゴンについては給油口の位置はわかるのですが、現時点では開閉方式はわかりません。
現行ステップワゴンの給油口の開閉方式はレバー式になっているのですが、さらにもう1代前のステップワゴンではまた別の方式でプッシュ式になっていました。
プッシュ式の給油口はレバー式と違って車内から操作するタイプではないのですが、給油口のフタを車外からぐっと押し込むとロックが解除される方式になっています。
鍵穴もないのですがプッシュ式では車のドアのキーなどとロックが連動しており、レバー式よりさらに簡単で楽に開く方式となっている一方、多少操作がわかりにくいというデメリットもあります。
それもあってかステップワゴンの開閉方式はプッシュ式からレバー式にまた戻っており、シンプルで一般に浸透しているレバー式に戻ったのでしょう。
そのため次期型ステップワゴンの給油口の開き方についてはたぶん現行踏襲のレバー式になると思いますし、シンプルで信頼性の高い構造で操作性もわかりやすい方式となっている可能性が高いでしょう。
次期型ステップワゴンはこの春に登場予定となっており、発売されれば取扱説明書などで確認できます。
ステップワゴンの給油口が開かない場合の対処法
ステップワゴンの給油口は信頼性の高い構造ではありますが、もし故障してしまうと意外と対処が大変なものです。
ステップワゴンの給油口は運転席周りのフューエルリッドオープナーから給油口のロックまでワイヤーやリンク機構でつながっており、構造的にはシンプルな機械式です。
信頼性も高くてめったに故障することはないのですが、車の年式が古くなってくると経年劣化によってワイヤーが切れたり錆によって動かなくなってしまうことがあります。
もし動かなくなってしまうとフューエルリッドオープナーを引いても給油口のロックを解除することができず、給油口を開けず給油が実施できなくなってしまうのです。
給油口のロックが故障していることに気づくのは多くはガソリンスタンドで給油をしようとするときなのですが、その事態になると給油口が開かないのでガソリンの給油ができません。
ですが故障はその場ではなかなか対処するのは厳しいものであり、対処するには普段整備をしてもらっているディーラーや自動車修理工場に持ち込んで修理しなければなりません。
そのため給油口の故障に気づいたらまずは電話などで即座に連絡して、近距離にあって燃料残量で自走して入庫できるようであればそのまま修理に持っていったほうが良いでしょう。
ですがもし距離が遠くて自走できない距離にあったり、遠出や旅行先でトラブルに気づいたときには、別の方法で車を移動させる陸送などの方法も検討しなければなりません。
ステップワゴンの給油口レバーが壊れた場合の対処法
ステップワゴンの給油口レバーが故障してしまったときには修理が必要ではあるのですが、個人やガソリンスタンドなどでの緊急修理や対処も難しいです。
ステップワゴンの給油口の開閉機構はワイヤーやリンク機構などで運転席まわりのフューエルリッドオープナーから車の後部の給油口のロックまでつながっています。
その経路はかなり長くて車の全体を通るような形になりますが、その経路はステップワゴンの車内を通っており結構複雑な経路です。
特にシートの下や車内のパネルやカーペットの下など目立たないところを経路として通っており、故障部分の確認や修理するためにアクセスすること自体がとても大変なのです。
そのためガソリンスタンドで故障がわかってもその場での対処がほぼ不可能ですので、真っ先にディーラーや自動車修理工場に連絡しましょう。
なお一部の車種にはこういった故障の際のフェールセーフとして別のアクセスホールが設けられている車種があり、ホンダの別の車種でもこういったアクセスホールがある車は今でもあります。
ですがステップワゴンにはこういったアクセスホールが用意されていませんので緊急時の対処は不可能であり、どうしても戦モカによる修理の必要性があります。
とはいえそもそも給油口の開閉機構の信頼性は非常に高く故障の可能性が低いので、あまり心配することはないでしょう。
ステップワゴンの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にステップワゴンの給油口をドレスアップするためのアフターパーツをご紹介します。
まずこちらのアフターパーツは給油口のフタに貼り付けるタイプのステッカー式のドレスアップパーツで、カーボン調のデザインがカッコイイものです。
給油口のフタはシンプルな造形でデザイン的にもあまり目立たないのですが、ここにカーボン調のデザインを設けることでデザインにアクセントを与えてくれます。
またステッカー式なので取り付けもとても楽であり、個人でも十分施工ができます。
こちらのアフターパーツもステッカー式のドレスアップパーツですが、デザインが文字式のステッカーなので一味違ったデザインになります。
また文字にはステップワゴンの車名も入っているので目だちますし、形状も四角なのでステップワゴンの給油口にマッチします。
こちらも施工は個人で十分に行うことが出来るので取り付けが楽なのはメリットです。