日産 セレナは中型のトールワゴンタイプのミニバンで、日産車の中でトップクラスの人気車種となります。
今回はそのセレナの給油口についてご紹介します。
セレナの給油口の位置
日産 セレナは中型でファミリーカーとして利便性の高いトールワゴンタイプのミニバンで、車内の広さと大人数乗りができる便利さがあります。
セレナは現行モデルで5代目を数える人気車種で、現行モデルは2016年に登場した車種です。セレナは車高が高くてスクエアボディを持つミニバンで、全長のほとんどが車室となっています。
セレナには車内に3列シートが設けられて7人〜8人の大人数乗りが可能であり、そのスペースを活用して沢山の荷物を載せることもできます。
また現行セレナはハイブリッドモデルになっているのですが、エンジンがメインの一般的なハイブリッドカーや日産独自の「e-power」と呼ばれるタイプの先進的なハイブリッドモデルがあり、環境性能も高い車となっています。
そんなセレナの給油口は車の右側面にあり、車の後部のリアスライドドアのすぐ後ろにあたります。
後部のドアの後ろ、リアタイヤの上辺りに四角いフタがあるのですがここが給油口となっており、更にその内側に車の床下の燃料タンクにつながる燃料口が位置しています。
なおセレナには一般的なガソリンエンジン+ハイブリッドモデルである「S-HYBRID」や派生モデルである「e-power」がありますが、どちらのモデルでも給油口の位置や燃料口の位置は変わらないので今回はセレナシリーズ全般の説明となります。
なおこの右側の給油口配置は日産車としては多くの車種で見られますが、国産の車種では逆の左側配置のほうが多いのでガソリンスタンドに並ぶときには給油機の位置を間違えないようにしましょう。
セレナの給油口の開け方
次にセレナの給油口の開き方と給油の方法をご紹介しましょう。
なお給油の前にはセレナのドアやウインドウをしっかり閉めておき、さらにパーキングブレーキをかけてエンジンも切っておきましょう。
セレナの給油口の開き方
セレナの給油口はその開閉方式がレバー式という方式になっており、現在の車では一般的な方式です。
昔の車では給油口の開閉方式は鍵穴式が一般的で、これは給油口のロックを近くに設けた鍵穴にキーを差し込んで回すことで解除する方式です。
この方式はシンプルで構造も簡単なのですが、車外に出てからキーを差し込んで回すという作業が少しだけ面倒であり、そのうちもっと簡単な方式としてレバー式が登場しました。
レバー式では車内に設けたレバーやボタンを操作することで離れた位置にある給油口のロックを解除する方式で、車内から操作できて楽なので一気に普及しました。
初期にはフェールセーフからレバー式でも鍵穴同時に装着されていた時期もありましたが、現在では鍵穴は廃止されてレバー式のみとなり、車の給油口の外側には鍵穴などはないことがほとんどです。
セレナの給油口もレバー式なので給油口の近くには鍵穴などは設けられておらず、外観には特別なもののないフラットな給油口のフタになっています。
この給油口を開くレバーであるフューエルリッドオープナーは運転席の脇にあり、運転席のダッシュボードの下辺りにボンネットの開閉レバーと横並びで配置されています。
ハンドルの右脇にあたりますので運転席に座った状態で覗き込めばすぐに見つけることができ、ガソリンスタンドの給油機のマークが入ってるのでわかりやすいデザインとなっています。
このフューエルリッドオープナーを手前に引くことで給油口のロックが解除され、少しだけ給油口のフタが浮き上がった状態となります。
その後は車外に出て給油口のフタを手動で最大まで開き、その中にある燃料口を露出させます。
セレナの給油の方法
セレナの給油口を開くと燃料口が出てくるのですが、セレナの燃料口はこれまでの車種とは違うタイプのものとなっておりかなり珍しい構造を取り入れています。
一般的な車種では給油口の中にある燃料口にはフタとなる燃料口キャップがかぶさっているのが普通であり、ねじ込み式で固定されている燃料口キャップを回して取り外してから給油を行います。
ですがセレナの燃料口には取り外しするような燃料口キャップは存在しておらず、その代わりに分厚くて黒いグロメットが現れます。
これは「キャップレス燃料口」というタイプの比較的新しい構造で、燃料口キャップを取り外さずに直接給油ができる方式です。
キャップレス燃料口には中央部に可動式のフタや見えない内側にも自動で開くフタがついており、ガソリンスタンドの給油機のプロープをぐっと差し込めばそれだけで給油が開始できます。
キャップレス燃料口にはそれまでの給油口に対してキャップに触らないので手が汚れなかったり、作業が少ないので簡単というメリットがあります。
燃料給油が終わりましたらキャップレスの燃料口から給油機のプロープを抜き出し、通常の車では燃料キャップを閉めるところなのですが、セレナはキャップレス構造なのでここでも手間が一つ省けます。
その後は給油口を閉めるのですが、給油口のフタは手動で押し込んでいくと自動的にロックがかかるような構造となっていますので、車体に沈み込むぐらいまでグッと押し込めば簡単に給油口を閉めることができます。
これで給油作業は完了ですが、キャップレス燃料口の採用によってさらに楽な作業に変わっており今後キャップレス燃料口の採用は少しずつ増えてくるでしょう。
セレナの給油口が開かない場合の対処法
セレナの給油口は信頼性の高い構造で故障も殆どないのですが、もし万が一にでも故障してしまうととても対処が大変であり、どんな問題があるのかをご紹介します。
またセレナの給油口や燃料口に関するトラブルについても一緒にご紹介しましょう。
セレナの給油口の故障
まずご紹介するのはセレナの給油口が故障して開かなくなってしまったときのことで、一度故障してしまうと燃料給油ができなくなるという重たいトラブルに繋がります。
セレナの給油口の開閉方式はレバー式で、運転席の脇にあるフューエルリッドオープナーから車の右後方の給油口のロックまでがワイヤーやリンク機構などの機械的な部品で繋がっています。
フューエルリッドオープナーを手前に引くとワイヤーが引かれることで給油口のロックが解除されるのですが、もしこのときワイヤーが切れてしまったり錆などによって途中で動かなくなってしまっていると、結果的に給油口を開くことができず燃料補給が不可能となります。
もちろんこういった故障はかなり稀な自体なのですが、車の年式が古くなってくると経年劣化によって故障の可能性は増加していくのは仕方ないことです。
もしワイヤーなどが切れて給油口が開かなくなってしまうと、燃料補給のためにガソリンスタンドに寄ったにもかかわらず底から長い距離走行できなくなる可能性が出てきます。
また対処するにも基本的には部品交換による修理が必要で、個人での対処やガソリンスタンドでの応急修理などは難しい箇所です。
そのためガソリンスタンドなどで給油口の故障に気づいたら、まずは普段整備をしてもらっているディーラーや自動車修理工場に連絡を取り、その後の対処を相談しましょう。
ですが修理のためにはディーラーや自動車修理工場に車を移動させなくてはならず、近距離であれば自走して入庫できる可能性もありますが、旅行先など遠出をしているとそれも難しくなります。
もし自走での移動が難しいようであれば陸送など別の手段での輸送も考えなくてはなりません。また故障した近所に自動車修理工場などがあれば、応急的に給油口を開くぐらいの対処はしてくれるかもしれませんので、そちらにも連絡してみると良いでしょう。
セレナの電動スライドドアと給油口の関係
次にご紹介するのはセレナの給油口が電動スライドドアとの関係で不具合のように見える事態です。
これは故障ではないのですが、この構造を知らない方からすると故障にも見えてしまいます。
セレナの給油口は前述の画像でご紹介したように車の右側面にあり、セレナの後部電動スライドドアのすぐ後ろです。
この位置はリアの電動スライドドアのレールのすぐ下でもあり、電動スライドドアを開くと完全に給油口のフタにかぶさるような位置関係となります。
そのためもしセレナの右のスライドドアが開いている状態で給油口を開けるフューエルリッドオープナーを引いてしまうと、電動スライドドアと給油口のフタがぶつかってしまう可能性があります。
一応フューエルリッドオープナーを引いただけでは少しだけ浮き上がる程度なので即座に干渉はしないのですが、危ないことには変わりないので給油口を開ける前には電動スライドドアをしっかり閉めてからにしましょう。
また逆のパターンで給油口が開いている状態で電動スライドドアを開こうとしたときは、今度はフェールセーフが働いて電動スライドドアは機能が止まるようになっています。
また電動スライドドアはスイッチを切り替えることで手動でも開閉が出来るのですが、その際にも給油口が開いていると電動スライドドアは途中まで開くとストップするようになっており、給油口のフタとスライドドアがぶつからないようになっています。
これらの機能は安全装置として組み込まれているもので、もし電動スライドドアが開かなくなったときには給油口を確認し、給油口が開いていたら閉めればまた電動スライドドアの機能が復活します。
この機構は安全のためには必要な機能ですが、ただこの機能を知らない方は少なくなく急にガソリンスタンドなどで電動スライドドアが動かなくなったと感じる方もいらっしゃるでしょう。
近年の電動スライドドア採用車種では一般的な機能であり、覚えておくと慌てることがなくて良いでしょう。
セレナのキャップレス燃料口のトラブル
セレナにはまだまだ採用例の少ないキャップレスの燃料口が採用されていますが、キャップレス燃料口は慣れていない方も多くトラブルが起こりやすいです。
キャップレス燃料口は給油の際に燃料口キャップを取り外さなくて良いので手の汚れが少なく、給油機のプロープを差し込むだけで給油できるのがお手軽です。
ですがキャップレス燃料口では使い方が微妙だと燃料を補給するときに吹き出してしまったり、給油が途中で度々止まってしまったりします。
これはプロープの差し込みが不十分なことが原因の殆どであり、キャップレス燃料口に慣れていないとどこまで差し込んでよいのかがわからず中途半端に差し込むと起こりやすいです。
特に燃料の吹き出しはそのあとの対処も面倒なので、できるだけ起こしたくないトラブルです。
なぜこういったトラブルが起こるかというと、キャップレス燃料口には内側にいくつかの開閉式のフタが設けられており、これらを開くようにしっかりプロープを差し込まないと燃料が底にあたって逆流したり、給油機の機能で燃料補給が自動的に止まってしまいます。
従来の燃料口ならそういった問題は出てこないのですが、キャップレス燃料口という先進的な構造であるために起こってしまうトラブルです。
とはいえ車に乗りたてのころはどうしても慣れなくてトラブルに遭遇することがあると思いますので、まずはしっかりプロープが差し込んであるかどうかを確認しましょう。
セレナの給油口レバーが壊れた場合の対処法
セレナの給油口を開ける機構が故障してしまうと個人での緊急的な対処も難しく、どうしても専門家による修理に頼らなければなりません。
セレナのフューエルリッドオープナーから給油口のロックまではワイヤーなどで繋がっているのですが、その経路は車の車内を這って繋がっています。
もし給油口が故障すると故障箇所などを調べたくもなるのですが、このワイヤーは車内のシートの下やパネルの奥、カーペットの下など見えないところを通っており、簡単に確認したりアクセスすることができないのです。
ディーラーや自動車修理工場であれば部品を取り外した上で修理できるので良いのですが、ガソリンスタンドなどで故障した状態でなんとか給油口を開こうとしても難しいです。
他の車種であれば一部の車種にこういったトラブルに対処するためのアクセスホールが設けられていることがあり、車内から多少作業をすれば給油口のロックを直接開けることが出来る車はあります。
ですがセレナにはこういった構造は設けられていないので、残念ながら給油口が開かなくなったらかなり対処が大変になるでしょう。
とはいえそもそも給油口のロックが故障する事態がかなり稀であり、長年乗り続けていても起こるかどうかという確率なので心配するほどのことはありません。
セレナの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にセレナの給油口や燃料口をドレスアップするためのアフターパーツをいくつかご紹介しましょう。
こちらのドレスアップパーツはセレナの給油口のフタに貼り付けるステッカータイプのパーツで、カーボン調のカッコイイパターンが目を引きます。
セレナのボディはスクエアボディで給油口の周りのデザインはシンプルなのですが、そこにカーボン調のデザインが入ることで引き締まります。
このステッカーはシール式で貼り付けられるものなので非常に簡単であり、個人でも十分に施工できるでしょう。
こちらのドレスアップパーツはセレナのキャップレス燃料口に貼り付けるパーツなのですが、珍しい機構であるキャップレス燃料口にも対応したドレスアップパーツが販売されています。
キャップレス燃料口に赤いステッカーを貼り付けるので外からは見えないのですが、給油のときにちょっとしたオシャレがあるのはうれしいものです。
このステッカーも個人で十分に施工できるものなので、自分で貼り付けてみましょう。