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S660は車中泊に不向きな理由6つ!フルフラット化は不可能?人数は1人まで!

ホンダ S660はホンダの軽自動車のスポーツカーで、2人乗りオープンカーという挑戦的な車です。

今回はそんなS660での車中泊について見ていきましょう。

S660の車中泊に向かない点

ホンダ S660参考:www.honda.co.jp

ホンダ S660はホンダの軽自動車ラインナップの中でもひと際異色の車で、軽自動車でありながら2シーターオープンスポーツカーというのは非常に珍しい車です。

S660は1990年台に登場したホンダビートのコンセプトを受け継ぐ車で、軽自動車を走行性能や走りの楽しさをメインとした車です。

軽自動車はそのままでもサイズ制限などがあってレイアウトの難しい車ですが、S660ではまずエンジンをミッドシップレイアウトというフェラーリやランボルギーニなどで使われるスポーツカーのエンジンレイアウトを取っています。

これにより高い走行性能を得ることができ、さらには2シーターということで車の重量も軽くなり非常に軽快な楽しいスポーツカーに仕上がっています。

またスポーツカーでは王道のオープンカー仕様が全車に採用され、雨天時などには電動式の幌(ソフトトップ)を出すことが出来て使い勝手も悪くありません。

近年車の利用方法の一つとして車中泊というものがあるのですが、これは車での旅行時に 宿泊を車内で行うことを指します。

車中泊では旅行に必要なホテルや旅館を予約する必要がないのでその分の費用を節約することができるほか、車で移動した先でそのまま宿泊できるという機動力の高さも魅力です。

また車中泊はキャンプの時に利用すれば車内をテント代わりとして使うことも出来、テントなどの大きな荷物を持っていかなくて済むメリットもあります。

S660のようなスポーツカーでの車中泊はあまり聞いたことはありませんが、そんなS660で車中泊ができるかどうか車のサイズから見ていきましょう。

スペックS660
価格2,031,700円〜3,042,600円
乗車定員2名
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,180mm
室内長895mm
室内幅1,215mm
室内高1,020mm
ラゲッジルーム高さ約300mm ※フロントボンネット内のラゲッジボックス
約2,000mm ※フロントボンネット内のラゲッジボックス
奥行き約300mm ※フロントボンネット内のラゲッジボックス
運転席寸法高さ1,025mm
約500mm
奥行き895mm
助手席寸法高さ1,025mm
約500mm
奥行き895mm
後席寸法高さ後部座席なし
奥行き
3列目寸法高さ3列目シートなし
奥行き

S660は本格的なレイアウトを持つスポーツカーですが、車としては軽自動車ということで外観サイズに制限があります。

全長は3,395mm、全幅は1,475mmとなっていますがこのサイズは軽自動車枠ギリギリのサイズとなっていて、オープンスポーツカーといっても意外と他の軽自動車と長さや幅は変わりません。

ですが全高は1,180mmとかなり低いフォルムとなっており、軽自動車としてはもちろんのこと他の車種と比較してもかなり低い車です。

車内のスペースについてはS660は非常に独特なレイアウトとなっており、シートは運転席と助手席の2シーター式なので室内長は895mmと短くなっています。

室内幅も軽自動車なのでもともとそんなに幅はないのですが、S660では居住性より車の豪勢などが優先された結果室内幅はより狭めです。

また室内高が1,020mmと非常に低くなっているのですが、このサイズはソフトトップをクローズしたときのサイズでありオープンカー状態では上下の窮屈さはないでしょう。

さらにS660ではラゲッジスペースが非常に独特であり、通常の車でトランクルームに当たる場所にはエンジンとソフトトップが収まっているので、荷室はフロントのボンネットの内部にあるボックスという割り切り方です。

このようなサイズ感を持つS660ですが車中泊に対してはかなり不便な車であり、次のような点が車中泊のデメリットとなっています。

車内に寝台のスペースを確保できない

まず何よりS660での車中泊の障害としては車内で寝ることの出来る寝台が作れないことにあり、車中泊には向いていません。

車中泊を車内で快適に過ごすためにはいくつかの条件があるのですが、その中の1つとして車内にしっかり寝ることの出来る寝台を作れるかどうかがあります。

車の車内では車体構造やシート、車内レイアウト、デザインなどで非常に複雑な形状となっており、そのままでは車内で寝ることの出来るスペースはあまりありません。

ですが最近の車種ではシートアレンジでラゲッジスペースを拡大するために後部座席の収納が出来る車種が増えており、そのスペースを利用して車中泊用の寝台を作ることが多いです。

ポイント

しかしS660の場合は車内に寝台を作るスペースはほぼなく、2シーターでシートアレンジもできないのでフラットモードが不可能です。

また寝るスペースとして使えるような車室やラゲッジスペースもS660にはなく、そのスペースはエンジンの置き場所やソフトトップの収納場所になってしまっています。

またシートの後ろにもほとんどスペースがありませんので、S660では通常の車中泊のように車内で快適に寝られるスペースは確保できません。

シートが前席だけしかなくリクライニングもできない

S660 シート参考:www.honda.co.jp

S660では車内で使えるスペースは前席シートの2つしかないのですが、このシートだけで寝ようとしても快適に寝るのは難しいです。

車中泊は広義的には車内で寝ることが出来ればよく、例え車内にフルフラットな寝台が作れなくてもシートのリクライニング機能でも寝ることは不可能ではありません。

シートのリクライニングで寝る時には仮眠時が多いのですが、仮眠程度ならともかく一晩を過ごすとなるとあまり快適ではありません。

シートのリクライニングではシートそのものに寝るような形になるのですが、その際にシートのホールド性を確保する凹凸が長時間寝るのに不向きであり、一晩過ごすと身体が痛くなります。

ですがS660ではこの方法での寝方も難しく、そもそもs660のシートにはリクライニング機能はほとんどありません。

S660のリクライニングは多少前後させたり斜めにするぐらいは出来るのですが、シートのすぐ後ろにエンジンが位置している関係で後方にスペースがなく、寝られるほどリクライニングはできません。

加えてS660のシートはスポーツカーらしくホールド性の高いセミバケットシートなので、寝ることに対しては本当に不向きです。

身体を起こした状態で寝られる方ならばこれでも仮眠ぐらいはできるでしょうが、とても安眠は望めないでしょう。

車内に横向きに寝てもサイズが小さすぎる

S660の車内でもう少しスペースが確保できるとすれば前後方向でなく横方向のほうが広めではありますが、それでもスペース的には車中泊には不足です。

車中泊では車内でしっかり足を伸ばして寝ることの出来るスペースを確保するのが重要で、車のシートアレンジで確保できるスペースは前後方向に広くなることが多いので寝台もその方向に寝ることが多いです。

その寝台のスペースとして必要なサイズは寝る方の身長によって変わってくるのですが、身長170cmぐらいの人までを想定すると最低でも1,700mmのサイズがなければ足を伸ばして寝ることはできません。

ですが身長ギリギリのサイズでも窮屈さを感じてしまうので、ゆとりを持つと1,800mm〜1,900mmぐらいはほしいところです。

S660の車内では車の前後方向にはとてもこれほどのスペースを確保することはできないのですが、よりスペースが取れるとしたら車の横方向しかありません。

しかしS660の室内幅は1,215mmしかなく、このサイズではほとんどの方が足を曲げたり身体を曲げたりしないと寝ることが出来ないサイズです。

また車内にはシートの凹凸やセンターコンソールのシフトレバーなどが邪魔をしており、とてもここを寝台とするのも厳しいです。

一応そういった障害物をクッションなどで底上げして避けることは不可能ではありませんが、その際には次のような室内高の低さも問題になります。

室内高も低く窮屈

S660の車内でなんとかスペースを確保して車中泊をするときには横向きに寝なくてはならないのですが、快適な寝台を作ろうとした時には高さ方向も問題になります。

前述したようにS660の車内で横向きに寝ようとした場合、そのサイズの小ささも問題ですが邪魔な凹凸が多くて寝台として機能しないことです。

その中でなんとか寝台を作ろうとするならば凹凸をなくすために段差を吸収することになりますが、そうすると必然的に高さ方向にクッションなどを重ねることになります。ですがS660は室内の高さも少ないので今度は高さ方向が窮屈になるのです。

ポイント

S660はそもそも車高の低い車でスポーツカーとしてはカッコいいフォルムなのですが、クローズした時の室内高もそれに伴って小さなサイズ感です。

その中で高さ方向にスペースを使うと天井になっているソフトトップにかなり近づいてしまい、寝たり足を曲げたりしてなんとか寝ようとしても邪魔になる部分が多いでしょう。

もちろんオープンモードにすれば高さの問題などはなくなりますが、とても一晩中オープンにするわけにはいかず、防犯上や急な雨への対応、車内の温度管理など問題しかないでしょう。

荷室が小さすぎて車中泊の荷物は載せられない

S660では車中泊用の荷物を置くスペースも少なく、積載量はかなり少ない車となっています。

車中泊では何より気になる点は車内にしっかり寝ることの出来る寝台を作れるかどうかということが注目されますが、意外と見落としがちなのが荷室の大きさです。

車中泊は利用するシーンとしては旅行のときが多いのですが、その際には旅行用の荷物がたくさん積み込まれているのが普通です。

しかし車中泊では車内のスペースとしてラゲッジスペースも寝台に使っていることが多く、荷室に積み込んである荷物は車内の別の場所に映す必要があります。

一般的な車種であれば後部座席やラゲッジスペースを寝台として使ってもまだ前席シートのスペースなどが使えるのですが、これがS660となると2シーターということでそういう使いかたはできません。

S660であっても旅行の時には多少荷物は多くなるでしょうが、そもそもS660のラゲッジスペースはボンネット内のボックスという小さなスペースしか無く、一般的な旅行用の荷物さえ積み込むのは大変です。

これに加えて車中泊となると、前述したような底上げ用のアイテムやそのほかの寝台を構成するためのアイテムなども必要で、そういったものの積み込みも行わなければならないのが非常に大変になります。

S660で車中泊が出来るのはせいぜい1人だけなので助手席にもある程度は荷物が載せられるのですが、それでもスペースが小さいため荷室は常に問題となるでしょう。

車内の密閉度が低く温度変化が大きい

S660の車内は構造的に他の車に比べて温度変化が大きくなるのですが、車中泊時にもそれは問題となります。

車中泊では車の車内で一晩を過ごすということで夜中も一晩中車の中にいるわけですが、夜中になって 外気温が下がってくると当然ながら車内にも影響します。

しかし一般的な車は密閉度の高いボディや保温性のある車内構造などによって急激な温度変化というのはなく、少しずつ温度が下がってくるでしょう。

もしそうなってもエアコンなどで温度管理をすればよく、密閉度が高ければそのエアコンの暖気などもしっかり保持できます。

しかしS660では車内でたとえ車中泊ができたとしても、一般的な屋根付きの車に比べると車内の密閉度に対しては微妙な点があります。

S660でもソフトトップを閉めることで密閉された車内にはなるのですが、ソフトトップの素材は布製ですので金属製のボディに比べれば温度変化が大きくなります。

もちろんS660でもエアコンを使って温度管理をすればよいのですが、それにしても密閉度の低さは効率が良いとは言えないでしょう。

これが車中泊に対して致命的な問題にはならないものの、やはりS660は車中泊には不向きな車となります。

S660で車中泊をする方法

S660は決して車中泊に適した車ではないものの、次のような方法で車内を構成すると可能性はまだあります。

しかし車内に満足な寝台のスペースが作れませんので、寝る方は足を曲げたり身体を曲げたりと窮屈な体勢を強いられることになるでしょう。それよりはまだシートに座ったそのままで寝たほうがマシかもしれませんね。

S660の車内になんとか寝られるスペースを確保する

S660 外観参考:www.honda.co.jp

S660は前述でご説明したように車内に快適に寝られるスペースは確保できないのですが、なんとか車中泊をしようとするならば車の左右方向に寝るしかありません。

ポイント

S660の2シーターの車内で横方向に寝ようとするとまず障害となるのがそのサイズですが、1,200mm程度しか無い車内幅が一番スペースが取れる場所なのでここでなんとか寝台を作らなければなりません。

その際にまず問題となるのは車のセンターコンソールやシフトレバーなどの突起物で、これは運転席や助手席にクッションや段差吸収ボードを高く積み上げるような形でギリギリまで底上げすることで回避しましょう。

そうすれば運転席や助手席の座面の凹凸もなくすことができるので、これでようやく最低限寝ることの出来るスペースになります。

しかしそのままではまだ不便な部分が多く、特に運転席のステアリングホイールなどはとても邪魔になります。

ステアリングホイールにはチルト機能などで角度をある程度調整することができるため、これで可能な限り回避するしか無いでしょう。

MEMO

また限られたスペースをギリギリまで活用するためにはダッシュボードの上なども使えるとよく、その高さまで底上げをすれば少しはマシになるでしょう。

ただしその際は天井であるソフトトップまでの距離が近くなったりするので、どこまでギリギリスペースを活かせるか試してみなければなりません。

ですがここまで頑張って寝台を作ったとしても窮屈であることには変わりなく、一晩を寝て過ごせるようになるには慣れも必要でしょう。

車中泊アイテムの用意

車中泊では快適に車内で寝るためのアイテムがいくつかあるのですが、S660でも用意しておいたほうが良いものがあります。

まず1つめは車中泊用のマットなのですが、これは車中泊時に布団代わりとなるものです。車中泊用に車内に作り出した寝台はその上面の素材が樹脂製であることが殆どで、その感触が硬くて寝るにはあまり適していません。

そのため車中泊時には少しでも快適に寝るために車内にクッション性のある車中泊マットが必要であり、市販品で様々なものが販売されています。

S660の車内であっても車中泊マットはほぼ必須といってもよく、小さな寝台サイズでも収まるような車中泊マットを探しましょう。

もう1つ必要なものとしては車内のウインドウを遮光するためのアイテムで、これは車中泊時に車外から光がはいってこないようにするものです。

ウインドウが開いたままだと駐車場の街灯の光であったり他の車のヘッドライトの光が車内にはいってきてしまい、車中泊時の安眠を妨げる原因となります。

窮屈さのあるS660の車中泊であっても遮光はしっかりしたほうが良いのは変わらないので、これに関しては汎用品の遮光カーテンや遮光ボードなどを用意して対応すると良いでしょう。

その際には荷室の小さなS660のためにしっかり折りたたみできるようなもののほうが使い勝手がよいでしょう。

車中泊の注意点

S660の車中泊ではいろいろ問題になる点が多いのですが、それでも車中泊をする際には車内の換気をしっかり行いながら一晩を過ごしましょう。

注意

車中泊時には防犯性などを考えるとウインドウを閉め切った状態で寝たいと考える人が多いのですが、実際にウインドウを閉め切って一晩を過ごすと朝起きたときに息苦しさを感じたり汗をかいていたりします。

これは車内で一晩寝ている時に車内の空気を呼吸で消費して二酸化炭素が増えたためであり、一晩ぐらいであれば健康に問題がある程度ではないものの安眠の妨げにはなります。

そのため車中泊時には車内をしっかり換気する必要があり、一番簡単なのはウインドウを少しだけでも空けておくことです。

しかしウインドウが少しでも空いているとそこから虫がはいってきたり外の音が聞こえやすくなってしまうので、換気にはエアコンを利用するのが便利です。

エアコンを外気循環モードにして動かすと車内の換気をしながらエアコンでの温度管理もでき、利便性は高いです。

S660のソフトトップで密閉度が微妙な車内であっても同様の対応は必要で、温度管理もしたいのでエアコンはしっかり使って車中泊をしたほうが良いでしょう。

なおエアコン使用時には車のエンジンはアイドリング状態にする必要があるので、このときには燃料残量も気をつけましょう。

S660の車中泊に向いている点

S660は車のサイズや車内スペースの小ささ、荷室の小ささなどで車中泊には不向きな点が多いのですが、唯一メリットとしては車中泊旅行で車移動している時はドライブが楽しいでしょう。

S660は車内のスペースが最低限の広さしか確保されていないのですが、これは車の性能を走行性能重視になっているためで、軽自動車でありながら本格的なスポーツ走行も出来る車です。

軽自動車なのでエンジン性能などは控えめではあるのですが、軽量コンパクトなボディとMRレイアウトというバランスの良い構造でかなりドライブを楽しめる車に仕上がっています。

ポイント

車中泊という車内スペースが必要な使いかたに対しては不利な部分は多いのですが、車中泊旅行で移動する際にはとても楽しい時間が過ごせるでしょう。

S660での走行は軽自動車が不得意とする高速道路などでも高い安定性を発揮しており、長距離移動を伴う旅行でも快適です。

車中泊を前提にすると車内で1名しか寝られないため必然的に1人旅にはなるのですが、その分ドライブに専念できるためS660らしい車旅行になります。

むしろ車中泊を考えて旅行するのであれば目的地など決めずみ車で旅をして、その旅先でそのまま寝るような旅行が面白いかも知れませんね。

S660の車中泊の口コミ・評判

S660はひと目見ただけでも車中泊は厳しいことがわかる車ですが、意外にもS660で車中泊をしたという方がtwitterにたくさんいらっしゃいます。そんな中からいくつか体験談をご紹介しましょう。

こちらの方はS660の車内で横向きに寝るような形で車中泊を過ごされたようで、かなり窮屈ながら身体を曲げるような形で寝られたそうですね。

それでも意外と寝られたということで、S660での車中泊は必ずしも不可能ということではありませんね。

こちらの方はS660や同様に軽自動車のスポーツカーであるダイハツ コペンでも車中泊をされたことがあるようで、一応車中泊は可能だったようです。

しかしやはり安眠するのは厳しかったようで、車内スペースを考えると仕方ないところでしょう。

総評

S660は軽自動車の中でも本格的なスポーツ走行の出来る特別な1台で、その運転性やドライブの楽しさは他の車ではなかなか味わえないものです。

しかしそれと引き換えに車としての利便性はかなりの部分がオミットされており、車中泊という使いかたに対しても不便な部分が非常に多い車となっています。

S660での車中泊は必ずしも不可能ではないのですが、しっかり寝て疲れを取るような車中泊旅行にはあまりオススメ出来ない車といえます。