ルーミーの荷室の良い点6つと悪い点1つ！荷物収納スペースが広くて充実？

トヨタ ルーミーはコンパクトカークラスのハッチバックカーで、扱いやすいサイズと車内スペースの広さが特徴の車となっています。

今回はルーミーのラゲッジスペースについて詳しくご紹介します。

ルーミーの荷室・トランクの容量・寸法

参考：toyota.jp

トヨタ ルーミーはコンパクトカーの中でも小型のサブコンパクトカーですが、車のカテゴリーはトールワゴンとなっています。

トールワゴン系の車種は軽自動車でも人気な全高の高い車種であり、それよりワンランクサイズアップした車がルーミーという位置づけで、普通車のエントリークラスの車となっています。

ではまずはルーミーの大まかなサイズ感とラゲッジスペースの寸法や容量についてご紹介しましょう。

ルーミーはサブコンパクトカーということで車の全長は3,700mm前後の短いサイズですが、全幅や全高は意外とサイズがありますので全体的にワイドで安定感のあるフォルムになっています。

特に全高が1,735mmとコンパクトカークラスではかなり高いものになっており、このサイズ感を活かして車内スペースは天井の高い広々としたスペースが広がっています。

ルーミーは車のデザインも直線的なスクエアデザインとなっており、室内長や室内幅、室内高ともコンパクトカーとは思えない広さを確保しています。

一方でシートアレンジを活用したときにはラゲッジスペースの前後のスペースが広くなり、その容量も一気に958Lまで増加してかなり積載性が増加します。

ではこのルーミーのラゲッジスペースを詳しくご紹介しましょう。

ルーミーの荷室・トランク・荷物収納スペースの良い点

ルーミーのラゲッジスペースはコンパクトカーながら実用的な面が多く確保されており、これを詳しくご紹介します。

普段使いで必要十分な標準ラゲッジスペース

ルーミーのラゲッジスペースは標準的なサイズであっても普段使いには必要十分なスペースがあり、使い勝手は悪くありません。

参考：toyota.jp

ルーミーは車の全長が短いサブコンパクトカーでありながら車内スペースは広く確保されており、運転席や助手席、セカンドシートのスペースは足下空間が広めの居住性があります。

そのためセカンドシート後ろのラゲッジスペースは前後サイズがそこまで大きなサイズは確保できておらず、見た目にも少し狭めではあります。

そのためゴルフバッグは大きな荷物ではありますが、横積みとすれば上下に積み上げて2つぐらいは載せることは可能となっています。

旅行の際のスーツケースについても中型サイズのものであれば2つ〜4つぐらいは載せることが可能で、ルーミー1台で旅行に行くのも十分可能でしょう。

さらにベビーカーや車いすなどの生活に必要なものはそのままのサイズではなかなか乗りませんが、折りたたみ式になっているのであればルーミーの標準ラゲッジスペースに積み込めるでしょう。

シートアレンジでラゲッジスペース拡大が可能

ルーミーのラゲッジスペースは標準スペースは広々としていないのですが、シートアレンジを組み合わせることで大幅にそのスペースが広がります。

参考：toyota.jp

ルーミーはセカンドシートにベンチシート式の座席を持つ車で、サイズ感のあるセカンドシートはコンパクトカーながら快適なスペースとなっています。

このセカンドシートは背もたれ部分を前側に倒すシートアレンジが活用できる構造となっており、セカンドシートをラゲッジスペースとつなげることでセカンドシートのスペースもラゲッジスペースとなります。

この構造によってルーミーのラゲッジスペースの奥行きが標準ラゲッジスペースの2倍以上に拡大し、それだけ長い荷物を積み込んだり大量の荷物を積み込めるようになります。

またルーミーのセカンドシートは6:4分割式の座席となっているので左右どちらかの座席だけを倒すことも出来、片方の座席で乗車人数を確保しながら前後に長い荷物をもう片方で積み込めます。

この方法を利用すればゴルフバッグなども前後に積み込んだり出来るので、3人〜4人でゴルフに行くときにしっかり積載量を活かすことが出来るでしょう。

開口部が広く積み込み易さもあるラゲッジスペース

ルーミーのラゲッジスペースは積み込む際の積載性も高い性能が確保されており、使い勝手がかなり良いものとなっています。

参考：toyota.jp

ルーミーはコンパクトカーながら全高や全幅が大きめのサイズになっており、全体的にスクエアデザインですので最後尾のテールゲートも四角い大きなサイズのものとなっています。

またテールランプの形状やリアバンパーのデザインがすべてテールゲートを広く確保するものとなっており、荷物を積み込むときの開口部が広々としています。

この高さであれば重たい荷物を積み込むときに大きく持ち上げずに済んで楽ですし、背の低い人でも積み込みやすいなどラゲッジスペースの利便性はかなり高いものを確保してあります。

またリアバンパーの形状が下側に大きく開口部を開くようになっているため、後述するアンダーラゲッジに後部がわからアクセスできるようになっており細かな利便性もしっかり確保されています。

利便性の高いアンダーラゲッジ

ルーミーにはラゲッジスペースの床下にアンダーラゲッジが設けられており、ちょっとした場面で便利に利用できます。

参考：toyota.jp

アンダーラゲッジは近年の車に多く装備されるようになってきた装備で、ラゲッジスペースを上下に分割してその下側をアンダーラゲッジとするものです。

ラゲッジスペースの容量としては上下で分かれるので多少減るのですが、ルーミーではアンダーラゲッジが防水性のある樹脂パーツで覆われているため、濡れたものや汚れたものを積み込むときにアンダーラゲッジを展開することで汚れを掃除しやすく楽に積み込めます。

またアンダーラゲッジはデッキボードでフタがされているので、荷物がアンダーラゲッジに収まるのであれば濡れていないものと分けて上下で収納する使い方も出来ます。

アンダーラゲッジの深さ80mm程度ではありますが、荷物を載せる床面が防水素材のものに出来ますので観葉植物など水漏れが心配されるような場合に特に便利です。

なおアンダーラゲッジは標準ラゲッジスペースの下側のみに設けられているため、シートアレンジを行なった後部座席部分では利用できません。

キャンプやアウトドアにも活用できるコンパクトカー

ルーミーはその広々としたラゲッジスペースのスペースを活かすことで、コンパクトカーながらキャンプやアウトドアといった使い方も可能です。

キャンプやアウトドアにはとにかくたくさんの荷物が必要で、テントやバーベキューグリル、アウトドアのための道具類などかなりサイズの大きなものが多いです。

また食材や各種照明器具などかさばるものも多く、キャンプやアウトドアに来るまで行くときには積載性が重要となります。

ルーミーでは標準ラゲッジスペースでもある程度キャンプ用品は載せられますが、2人〜3人ぐらいのキャンプではシートアレンジはほぼ必須です。

その際には後部座席を左右どちらかだけ倒して片方をラゲッジスペースにすると便利であり、ルーミーのラゲッジスペースの奥行きや上下の高さ、横幅の広さなどを活かして大きな荷物や大量の荷物を運べるでしょう。

またアウトドアのサーフボードやマウンテンバイクなどもシートアレンジ後のスペースであれば積載は可能で、人数次第ではありますがサブコンパクトカーであるルーミー1台でここまで活躍できるのは魅力的です。

コンパクトカーでも充実しているラゲッジ装備

ルーミーのラゲッジスペースではいくつか便利に利用できる装備があり、ラゲッジスペースの利便性が高くなっています。

まず前述でご紹介したアンダーラゲッジのフタとなっているデッキボードですが、こちらは「リバーシブルラゲッジボード」という専用の機能的な装備になっています。

このリバーシブルラゲッジボードは表面は一般的なカーペット生地のデッキボードなのでそのまま使う場合は汚れや水濡れに弱いのですが、このデッキボードは裏返して使うことで対策することが出来ます。

その他の装備としては標準ラゲッジスペースの上側と左脇側に照明が設けられており、2箇所から夜間に荷物を載せるときに手元を照らしてくれるので便利です。

またラゲッジスペース側からはセカンドシートの背面にアクセスできるのですが、その背面にはシートアレンジを後側から操作できるレバーがあります。

これを操作すればわざわざ車の前側に行かなくてもラゲッジスペースからすぐにシートを収納することができ、手間がかからずとてもスムーズにラゲッジスペースを増やせるでしょう。

レバーの操作には力もいりませんし簡単に操作できますが、逆に折り畳まれたシートを再展開するときには少し引き上げる力が必要となります。

ルーミーの荷室・トランク・荷物収納スペースの悪い点

ルーミーのラゲッジスペースは全体的に利便性の高いものとなっていますが、次の点は多少不便な面です。

フル乗車時のラゲッジスペースとしては頼りないサイズ感

ルーミーのラゲッジスペースはさまざまな装備やシートアレンジなど使い勝手の高い機能がそなわっていますが、セカンドシート利用時のラゲッジスペースは決して大きなものではありません。

ルーミーの標準ラゲッジスペースは容積が205Lと標準的なコンパクトカーよりも狭めであり、特に上下の高さがある分ラゲッジスペースの奥行きはかなり狭めのスペースになっています。

ルーミーはコンパクトカーにしてはラゲッジスペースが十分に広く確保できる車ですが、サブコンパクトカーという全長の短い車なのには変わりないのでフルに活用したときには不便な部分があるのは仕方ない面ではあります。

もちろん5人での移動だけや数人でのキャンプやアウトドアにルーミー1台で活用できるのは非常に便利であり、サブコンパクトカーの運転しやすいサイズ感も魅力です。

ラゲッジスペースはあくまで標準スペースは普段使いメインであり、ラゲッジスペースが必要なときには乗車人数を減らすなど適切な運用が必要な車です。

ルーミーの荷室・トランク・荷物収納スペースの口コミ・評判

ルーミーのラゲッジスペースについてはtwitterでもいろいろな投稿がありますが、その中からいくつかご紹介します。

三男の寮までいろいろ運搬
ルーミーの荷室の広さに脱帽
復職に向け準備です。 pic.twitter.com/YBK6UFX7tD

— なまKもの (@K79825150) January 25, 2022

こちらの方はご家族の引っ越しにルーミーを使われており、その積載性の高さに驚いていらっしゃいます。

小さなコンパクトカーでありながらシートアレンジを利用すればこれほど大きな荷物を積み込むことが可能で、利便性の高さが活きています。

出来ればミニバンじゃなくて荷物が積める車が欲しいんだけど、なにがいいかな。タンクかルーミーあたり良いかなと思ったんだけど、見たらラゲッジの奥行きがあんまり無いのかな。以前レンタカーで乗ったパッソセッテが意外と良かったかなあ。もう面倒くさいからプロボックスとかでいい気がしてきた…

— リン (@rinko_hh) September 6, 2019

こちらの方は荷物のたくさん載せられる車を探していらっしゃるようで、車のサイズ的にはコンパクトカーが良いそうです。

その中でルーミーも選択肢に上がっていますが、標準ラゲッジスペースの奥行きが狭かったようで残念がられています。

シートアレンジを使えばラゲッジスペースはかなり広くなりますが、標準ラゲッジスペースの窮屈さはコンパクトカーでは仕方ない面でもあります。

総評

トヨタ ルーミーは全長の短いサブコンパクトカーとして扱いやすい車に仕上がっており、価格も安価なコストパフォーマンスに優れた車でもあります。

小さな車なので標準的なラゲッジスペースはそこまで広くはありませんが、シートアレンジの活用や各種装備を利用することでラゲッジスペースの利便性が大幅に向上します。

中型車ほどの余裕がある車ではありませんが、状況に応じて機能を使い分けることで使い勝手の良さを発揮してくれる車です。

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