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プリウスは運転しにくい?操作が難しいのか世間の意見から徹底的に考察!

トヨタ プリウスは燃費の良いハイブリッドカーで高い人気を誇る車ですが、便利な点が多い一方で気になる部分もあります。

今回はそんなプリウスの運転しにくい点についてご説明します。

プリウスは運転しにくいのか

プリウス 運転参考:toyota.jp

プリウスはトヨタのハイブリッドカーで現行モデルで4代目を数えるモデルですが、その魅力は何より燃費性能です。

プリウスはエンジンと電動モーターという2種類の動力源を搭載するハイブリッドカーで、エンジンの効率の悪い部分をモーターで補うことで従来の車には実現できなかった燃費性能の高さを持っています。

またプリウスは燃費性能を高めるためにそのボディや車全体のデザインも考慮されており、特にサイドのラインがスポーツカーにも使われるようなエアロボディになっているのが特徴です。

車の走行感覚はハイブリッドカー特有のエンジンとモーターを切替えて走行する独特なものになっているのですが、車の車内についてはハッチバックカータイプになっていて使い勝手の良い車に仕上がっています。

ですがプリウスの運転性については運転しにくいというユーザーも少なくなく、twitter上で次のような意見があります。

こちらの方は友達の方のプリウスを運転していらっしゃいますが、目線の高さや車幅の感覚が掴みづらいのが運転しづらい点とおっしゃっています。

車の運転性は運転席の位置や高さ、車のフロントのデザインや長さで左右されるのですが、プリウスはそのバランスが運転しづらいと言われる要因になっています。

こちらの方はプリウスの運転しづらい部分をまとめていらっしゃいますが、センターメーターやパーキングボタンなどプリウス特有の構造が苦手な点の一つだそうです。

また後方視界の悪さについてもプリウスでよく挙げられている使いづらい部分で、これは2代目プリウスから現行モデルまでつながるプリウスのデザインの残念な点でもあります。

こちらの方はプリウスの運転性についてはそこそこ良い評価をされているのですが、その中で後方視界の悪さについてはマイナス評価となっていますね。

また停止から発信するときの加速感覚やブレーキを踏んだときの減速の感覚が気持ち悪いとおっしゃっており、これもプリウス特有のものといえるでしょう。

プリウスを運転してみて感じたこと

走っているプリウス参考:toyota.jp

プリウスに関しては以前私も運転してみたことがあるのですが、それまでハイブリッドカーを運転していなかった私からしても確かに違和感を感じる点はありました。

MEMO

プリウスは近年流行の背の高いミニバン系ではなく車高の低めなファストバックタイプのハッチバックカーなのですが、車のサイズや車内の使い勝手のよさはまとまりがありました。

ですが運転席に座ってみるとまずダッシュボード中央に配置されたセンターメーターが遠く感じられ、ハンドルの奥にあるときと比べると必要な情報を探すのに時間がかかったことがあります。

またシフトレバーやパーキングブレーキの操作が従来の車とは大きく違う操作感であり、初めて運転するときには操作がわからずかなり戸惑った経験があります。

このあたりの感じはプリウスに乗り慣れていけば少しずつ解消される点ではあるのですが、今度は逆にプリウスから別の車に乗り換えたときに違和感がありそうです。

ポイント

最大の問題点だと感じたのはプリウスの後方視界で、運転席に座った状態で後方を肉眼で確認しようとすると、その視界にはリアウインドウの途中にあるテールゲートの構造部分が目に入ってきます。

後方が完全に見えないわけではないのですが、目線の高さにちょうど障害物があるためかなり気になります。

この部分はプリウスのファストバックスタイルのちょうど最後尾にあたり構造上どうしても設けないといけないのはわかるのですが、非常に残念に感じたことを覚えています。

車の運転感覚というのは一度慣れれば気になるところも減ってくることは減ってくるのですが、それでもプリウスには違和感を感じるところが多かったですね。

プリウスが運転しにくいと言われる理由

ではプリウスが運転しにくいと言われている理由をご紹介していきましょう。

前方視界にAピラーが邪魔

プリウス インテリア参考:toyota.jp

先ずプリウスの前方視界については視界の妨げとなるAピラーの存在があり、これは車の形状によるものです。

Aピラーとはフロントウインドウの左右にある金属のボディ部分なのですが、この部分は車のデザインやボディ設計に大きく影響する部分で、プリウスのようなセダンやハッチバックタイプの車だとフロントウインドウが寝ているためAピラーも後ろ斜めにつながる形になります。

このスタイルはプリウスの空力特性にも影響しており、空気の流れをなめらかにするためにもAピラーの角度などが重要な点です。

しかしAピラーのデザインは車内からの視界にも関係しており、プリウスの場合には視界の妨げになる部分が多いです。

Aピラーはもちろん前を見ている間は邪魔になることはないのですが、左右に視界を移したときに視界を妨げます。

プリウスではその位置関係から運転中に左右を確認するところにちょうどAピラーが位置してしまっており、運転の度に邪魔と感じることがあります。

一応視界を少しでも確保するためにあとのモデルほどAピラーの根本が三角窓になっているのですが、それでも基本的なプリウスのフォルムからどうしてもAピラーが邪魔な部分となっています。

前方の見切りがあまり良くない

もう一つ前方視界で運転しづらいと感じる点として前方の見切りがあり、これもプリウスのデザインによるものです。

前方の見切りとはドライバーが運転席に座った時点で車の前方をどのぐらい把握できるかという指標で、ボンネットが長く前方に伸びるセダン系の車では特に重要な点です。

ミニバンのような前方のオーバーハングが短ければ初めて運転しても運転感覚をつかみやすいのですが、プリウスはボンネット部分が長めにオーバーハングしているため、一般的なセダン系の車種と同レベルではあるのですが前方の運転感覚はもともとあまり良くありません。

加えてプリウスのフロントデザインは空力特性を考えてフロントウインドウから前方に流れるようなデザインであり、ドライバーの視界から車のボンネットの前端があまり見えません。

最近の車ではヘッドライトの一部を上に尖らせたりして運転感覚がつかみやすいような形状にする車もあるのですが、プリウスではそういったデザインでもないので前方の見切りは把握しづらいです。

車の車両感覚に慣れればプリウスのデザインでも狭い道は運転できますが、慣れるまでの間は住宅街などはゆっくり運転したほうが良いでしょう。

後部視界が狭い

プリウス インテリア参考:toyota.jp

プリウスの車内からの視界で一番大きな課題となるのが後方視界で、前述で触れたツイッターなどでも後方視界についての意見は多かったです。

プリウスは2代目からファストバックスタイルのデザインになったのですが、リアの最後端デザインはファストバックスタイルから下に切り立ったような形となります。

そのデザインは空力的に有利でプリウスの燃費を高めるために重要な要素なのですが、その結果リアウインドウの後端のピラー部分ががちょうどドライバーの視界の高さに位置してしまいます。

ポイント

ピラー部分は左右につながる部分を薄めには作ってあるのですが、そのピラーを中心にして後部視界が上下に分かれるようになっておりかなり違和感を感じてしまいます。

ドライバーが目視で後方を確認するときにも邪魔ですがバックミラー越しに後ろを見るときの邪魔にもなっており、限られたバックミラーの視界の中でも気になる部分です。

視界の悪さを把握して死角をわかっていればなんとか後方確認できるような視界の範囲ではあるのですが、運転しづらいことには代わりありません。

一応プリウスには後方視界をカバーするためのカメラシステムであったりディスプレイ式のバックミラーなどもあるのですが、運転の基本となる後方確認がしづらいというのは残念な点です。

シフトレバー、パーキングブレーキの操作に慣れがいる

プリウスはハイブリッドカーという特殊な構造を持つ車なのですが、運転関係のデバイスとしてシフトレバーやパーキングブレーキがプリウス特有の構造になっています。

プリウスはエンジンとモーターを併用するハイブリッドシステムを搭載し、非常に複雑な走行システムを持っているのですが、車の運転に関しては基本的に普通の車と変わりません。

プリウスはシステム的にもオートマチックミッションの車と同じで、シフト操作などは不要なためオートマ車に近いシフトレバーではあります。

しかしプリウスのシフトレバーはコンピューターのマウスのようなものとなっていて切り替えもスイッチのような操作感のため、普通の車で慣れた人にはかなり違和感のあるものです。

またパーキングブレーキは普通の車ではレバーやフットペダルなどで操作して停車中に車をしっかり停めているのですが、プリウスには電動式のパーキングブレーキが搭載されており一般的な車と大きく違うシステムです。

その操作もシフトレバーの横にあるボタンを押すという操作となっており、発進時のパーキングブレーキの解除や停車時のパーキングブレーキをかけるときにこのボタンを押します。

ですがパーキングブレーキとボタンは普通の車を運転してきた人には違和感があるもので、なかなか慣れるには時間がかかるでしょう。

静かすぎてエンジンがかかっているかどうか不安

プリウスはモーターとエンジンを併用して走行する車なのですが、停車中や発信中にはエンジンが切れた状態となっておりあまりに静かで不安になる人もいらっしゃいます。

プリウスはエンジンの非効率な部分をモーターで補うシステムで、可能な限りエンジンを停止させて燃料消費量を削減する車です。

そのため停車時にはアイドリングストップでエンジンはカットされ、車の発進時にもモーターをメインで使うためエンジンが停止しています。

そのためプリウスはいわゆるイグニッションオンの状態でもすぐにエンジンがかかるわけではなく、まるでパソコンの電源を入れたときのように静かにディスプレイなどが点灯するだけとなります。

プリウスのシステム的にはこの静かな状態で正常であり、車を発信させるときにもスムーズに発進できます。

しかし普通のエンジン車に乗ってきた人はアイドリング時に小さなエンジン音が聞こえてくるのが一般的であり、プリウスの静かな状態というのは不安な部分でもあります。

プリウスがきちんといわゆるアイドリング状態にあるかどうかはディスプレイの表示を見ればわかるのですが、これまで音で無意識に判断していたところを目で確認する形となるので、停車時や交差点での発進時に違和感はどうしてもあるでしょう。

加速、減速時に感覚に違和感がある

プリウスの走行感覚はエンジンとモーターの併用をすることで普通の車と違うところがあり、車の発進加速時や減速時にとくにそれが際立ちます。

一般的なガソリン車では車の発進時も減速時もエンジン走行をしており、これはアイドリングストップがあるような車でも同様です。

ポイント

しかしプリウスはシステム的に車の発進時にはモーター発進が基本であり、電気自動車と同じようなモーターのトルクフルな発進加速が味わえます。

しかしモーターの走行感覚はエンジンとはかなり違うもので、エンジンが少しずつ速度を増していく感じなのに対してモーターではつなぎ目のないリニアな加速となり、そのわずかな違いが運転の違和感となってドライバーに伝わります。

またプリウスはシステム的に車の減速時にはブレーキを使うだけではなく、「回生ブレーキ」というシステムを働かせてバッテリーの充電を行います。

回生ブレーキでは減速時のエネルギーをプリウスの発電用モーターを回転させるために使って発電するのですが、その減速時の感覚が普通の車との違和感を発生させます。

プリウスの回生ブレーキが働くとググっと減速するような感覚があるのですが、まるでマニュアル車のエンジンブレーキを強くしたような感じでそれまでオートマ車に乗っていた人には違和感が強いでしょう。

足回りが凹凸や段差に弱い

プリウスは乗用車としての完成度が高い車ではあるのですが、足回りの柔らかさについては以前から指摘があり、 場合によっては運転がしづらいことがあります。

プリウスは乗用車として乗り心地なども良い車で一般道路を走行する際にはそこまで気になることはないのですが、一度凹凸のある箇所に来ると弱さがでてきます。

プリウスの足回りはかなり柔らかめなセッティングとなっており、凹凸や段差を乗り越えるときに振動が大きくなってしまいます。

特にスピードが出ているときに凹凸路に入ったりするとかなり揺れが大きくなり乗り心地が一気に悪くなってしまいます。

プリウスは以前のモデルから足回りの弱さが指摘されており、モデルが新しくなるごとに改善はされていますがいまだに足回りの柔らかさは凹凸などに弱いです。

プリウスはハイブリッドシステムの搭載や大型の駆動用バッテリーの搭載で重量が重いこともあり、激しい挙動はどうしても苦手です。

トヨタ車は全般的にこういった傾向がありますが、プリウスは代表的な車種の一つなので運転しづらいと言われることが多いでしょう。

センターメーターに慣れが必要

プリウス インテリア参考:toyota.jp

プリウスにはセンターメーターレイアウトが採用されておりダッシュボード上に各種メーターやインジケーター、ディスプレイなどがあるのですが、この位置にあることに慣れなくては使いづらいものです。

以前は車のメーター類はほぼすべての車でハンドルの奥あたりに位置していたのですが、近年センターメーターレイアウトの車も増えてきています。

センターメーターはドライバーの視線と同じ高さにメーターが位置するので視線移動が少なくて有利と言われているのですが、実際に使ってみると以外と使いづらい点もあります。

ハンドルの奥にあるときには視線を少し下げて見るのですが、センターメーターでは国産車では左に多少視線を移動させるので、その違いが操作感の違和感になります。

このセンターメーターの視認性は慣れればそこまで気にならなくはなるのですが、プリウスに乗り換えて少しの間は不便です。

またプリウスのセンターメーターはすべてデジタル表示でありメーター類だけでなく各種メッセージも表示されるのですが、どうしてもセンターメーターはドライバーからの距離が遠いのでメッセージの視認性も気になるところでしょう。

いずれも車に慣れればそこまでの違和感にはなりませんが、twitterなどを見てもセンターメーターに不便さを感じている人はいらっしゃいますね。

プリウスは買いか

プリウスは車の性能としてはすばらしいものを持っており、特に最大の魅力である燃費性能は未だに世界トップクラスの性能です。

ポイント

プリウスの燃費性能は燃料代が高くなってきている現代においてはより良い魅力であり、次世代のエコカーであるプラグインハイブリッドカーや電気自動車が出てきている現在においても十分な燃費性能の高さがあります。

またそれらに対して価格面でも安価な設定になっているので比較的手に入れやすく、トヨタが磨き上げてきたハイブリッドシステムは走行性能の面でも乗用車として遜色ないものがあります。

ですがプリウスならではのハイブリッドシステムや車のデザインなどによる扱いにくい点はまだまだ残っており、プリウスならではの構造による以前の車との違いも運転感覚の違いとしてどうしても出てきます。

このあたりはプリウスに乗り続けていれば少しずつ慣れていく点がほとんどですが、1点 後方視界の悪さに関しては常に不便な点として残っています。

それでも現代の乗用車ではさまざまな点でバランスが取れていて素晴らしい車に仕上がっていますので、十分買いな車といえるでしょう。