プリウスαはトヨタのハイブリッドワゴンの一種で、同社の中型ステーションワゴンとなります。
今回はそんなプリウスαの納期についてご説明します。
プリウスαの納車期間・納期状況
参考:toyota.jp
プリウスαはその名前が表す通り、トヨタのもっとも有名なハイブリッドカーであるプリウスの派生車で、車の全長を伸ばしてステーションワゴン化した車種となります。
プリウスは現在4代目となりますが、プリウスαに関しては3代目プリウスをベースとして開発された車で、フロントマスクデザインは3代目プリウスに準じています。
またハイブリッドシステムもプリウスと同システムを搭載し、ステーションワゴンとしては高い燃費性能を誇ります。
またプリウスは5人乗りの車でしたが、プリウスαには2列シート:5人乗りに加えて3列シート:7人乗りの仕様があり、多人数乗車に対応できるのが大きな特徴です。
そんなプリウスαの納期は現在次のようになっています。
プリウスαの納期
プリウスαの納期は現在2ヶ月〜3ヶ月となっており、一般的な新車の納期より長期化しています。
プリウスαには前述したとおり2列シートのモデルと3列シートのモデルがありますが、どちらも納期は長くなっています。
トヨタは車の納期を公式ホームページに掲載しており最新情報がすぐ分かるのですが、この納期は結構長い期間続いています。
プリウスα自体は2011年発売で比較的古い車種となっていますが、それでも納期が長いことには理由があり、後ほど詳しくご説明します。
プリウスαの納期に関する口コミ
プリウスαの納期に関してはTwitterにも口コミが投稿されていますので、その中からいくつかご紹介します。
そう、プリウスαは大人気で在庫も全然ないから納車は早くて7月中~下旬、GWもあるから下手するとお盆に間に合うかどうかという…いざ試乗したら意外と狭いし、今回は見送りになりそうです。数年後ならαにもPHV出てたりして購買意欲はダントツに上がるかも!
— よちほ*令和もYou must survive!* (@Yochiho) April 16, 2018
こちらの方は去年の4月ごろにプリウスαの納期を確認されたようですが、その頃で納期は7月と3ヶ月程度はかかる状況でした。
現在も納期は同じ状況が続いていますので、当分この納期のままでしょう。
2ヶ月待ったプリウスαが納車♡ 初ハイブリッド車!
自分では選ばないダークカラーに挑戦。特別仕様車のS“tune BLACK Ⅱ”
内装のピアノブラックラメ入りが綺麗☆
オプションでエアロ、バックモニタ、LEDヘッドランプ。カラーはブラキッシュアゲハガラスフレーク。暗いところでは黒に見えてカッコイイ♡ pic.twitter.com/kTUiQPCKLn— ろーずじゃむ (@miho1158) April 13, 2018
こちらの方は去年の4月にプリウスαを納車されたそうですが、2ヶ月は待たれたそうでやはり納期は長いです。
ですが初めてのハイブリッド車ということで、とても喜ばれていますね。待ったかいがあったというものです。
プリウスαの納車期間・納期の理由
プリウスαの納期が現在のように長期化している裏には、トヨタが抱えるハイブリッド車の納期遅れ問題があります。
プリウスαに限らずトヨタのハイブリッドカーは軒並み納期が長期化する傾向にあり、ベース車のプリウスも納期は2ヶ月〜3ヶ月となってます。
そのネックとなっているのはハイブリッドカーの中心ともいえる駆動用の大型バッテリーで、この部品の供給が遅れていることから車自体の納期が長くなっています。
その理由の一つは、トヨタは2016年に起こった熊本の大震災で部品サプライヤーに被害が大きかったことから、様々な部品に納期遅れが発生していたことです。
年とともに改善はしているのですが、それでも現状完全に直ったというわけではなく、まだその影響は続いています。
またトヨタはハイブリッドカーが大きな販売台数の割合を占めており、プリウスなどは非常に大きな販売台数を持っています。
そのためハイブリッド用の駆動用バッテリーがそもそも不足する事態になっており、それが納期の長期化に拍車をかけています。
プリウスα自体の販売台数はプリウスには及ばないものの、同じ仕様のバッテリーを使っていることから影響はあるのです。
この状況は今後も続いていくことが予想されますので、トヨタ全体の状況が改善するまでは2ヶ月〜3ヶ月の納期が続いてしまいます。
プリウスαのグレード・仕様・色ごとの納車期間・納期
プリウスαにはいくつかグレードやボディカラーの設定があるのですが、その中から人気のものを選ぶことで多少ではありますが納期が短くなる場合があります。
プリウスαのグレードにはベースグレードの「S」と上級グレードの「G」があり、エンジンや燃費性能などは一緒ですが装備に大きな違いがあります。
特に安全装備の面でSは装着できるものが劣っており、人気なのはGのほうです。また乗車人数に関しても便利な7人乗りがえらばれており、プリウスにはない特徴が好まれているのでしょう。
ボディカラーに関しては乗用車の定番ともいえるホワイト、ブラック、シルバー系が殆どを占めており、一番人気はホワイト系の「ホワイトパールクリスタルシャイン」となっています。
その次にブラック系の「アティチュードブラックマイカ」、シルバー系の「シルバーメタリック」と続いており、ファミリーカーで好まれるベーシックなカラーがプリウスαでも選ばれています。
前述の問題からこれらのグレードやカラーによる納期への影響は大きくはありませんが、少しでも短くしたいならディーラーに相談してみると良いでしょう。
プリウスαの納車期間・納期の今後
プリウスαの納期に関しては、前述でも触れた通りまだまだこの長い納期が続くと見られます。
プリウスαは既に9年生産されている車種で、その間もっと納期が短い次期もありましたので、プリウスαだけで見れば納期が短縮できる可能性は十分にあります。
ですがトヨタ全体としてみればハイブリッド部品の必要性は常に逼迫しており、プリウスαだけが納期が正常化することはちょっと考えられません。
そのためトヨタ全体の状況が改善されない限りは、プリウスαの納期は現状のままとなります。
プリウスαの納車期間・納期を早める方法
プリウスαの新車はどうしても長期の納期が必要な状況になっていますが、もっと納期を劇的に短くしたいのであれば「登録済み未使用車」と呼ばれる中古車を活用すると良いでしょう。
登録済み未使用車はディーラーが販売ノルマ達成のために自社で登録した車で、それを中古車として再度販売している車になります。
新車の状態からほぼ走行していない車なのでクオリティは新車同然ですし、中古車として既に完成している車なので納期もかからず、即納も場合によっては可能なのです。
一方で完成した車なのでグレードやボディカラー、オプション装備などの選択は不可能であり、5人乗りや7人乗りを自由に選べるわけではありません。
また価格は中古車といっても新車とほぼ変わりませんので、登録済み未使用車はあくまで納期が短いということ以外のメリットはありません。
とはいえプリウスαは販売期間が長いこともあって登録済み未使用車の台数は多く、選択肢も広いことから、うまく活用できれば納期を気にすることなくプリウスαを手に入れられる可能性が高くなります。
他の車の納車期間・納期
プリウスαのようなステーションワゴンは現在ミニバンに押されて種類が減っています。しかし依然一定の人気があり、次のような車が比較候補としてあります。
トヨタ カローラフィールダー
カローラフィールダーはトヨタの中型車であるカローラをベースにしたステーションワゴンですが、5人乗りのみの仕様で荷室の広さが特徴です。
カローラフィールダーはガソリンエンジンモデルもありますが、加えてハイブリッドモデルの設定もあり、ステーションワゴンの燃費性能ではプリウスαに次ぐものがあります。
またデザイン的にプリウスαよりスポーティなものとなっており、また違った魅力があります。加えてカローラフィールダーのほうが価格的にもメリットがあり、プリウスαとは多少違うメリットデメリットがあります。
カローラフィールダーは納期が1ヶ月〜2ヶ月程度と納期的にはプリウスαより短く、その点でもメリットがあります。
スバル レヴォーグ
レヴォーグはスバルの誇る中型ステーションワゴンで、スバル車の中ではかなり高い人気を誇るモデルです。
レヴォーグはステーションワゴンとして圧倒的な人気のあったレガシィツーリングワゴンの実質的な後継車として誕生し、大型化したレガシィを日本向けに再設計した車となります。
レヴォーグにはハイブリッドモデルはありませんが、ガソリンエンジンモデルは高い性能を誇っており、その走行性能はプリウスαを凌ぐものがあります。
レヴォーグの納期は2ヶ月〜3ヶ月と長いのですが、これも人気の高さから来るものです。
ホンダ シャトルハイブリッド
ホンダ シャトルはコンパクトカーをベースにしたステーションワゴン系の車種で、ハイブリッドモデルがメインの車となります。
シャトルハイブリッドにはホンダ独自の最新のハイブリッドシステムが搭載されており、車が小型軽量なこともあって優れた燃費性能を持ちます。
プリウスαのような7人乗りは出来ませんが、その分取り回しのしやすいサイズ感が大きなメリットとなります。
シャトルハイブリッドの納期は1ヶ月〜2ヶ月となっており、納期の面でもメリットがあります。
プリウスαの納車後・納車式の口コミ・レビュー
では最後にプリウスαの納車レビューをいくつかご紹介します。
プリウスα、新車の納車!
連休に入っちゃったけどなんとか間に合った。#プリウスα#新車 pic.twitter.com/GZXv8oMBbA— のぶりん (@tandmgarage2002) April 27, 2019
こちらの方は4月末にプリウスαを納車されましたが、ゴールデンウィーク前に納車できて喜んでおられます。
納期の長い車は連休などの予定に合わせて納車できるかは大きな問題となり、セールス上では大きなデメリットの1つなのです。
そして納車!
初の純正足!乗り心地よすぎ!
ホイールは納車に間に合わず後日
当分は純正で乗ろ
大人にならねば
そう心に決めて車高調を探すのであった#プリウスα pic.twitter.com/fMTuDlZTbo— ゲシュタルト崩壊の日常™ (@rui_pad_k035) February 23, 2019
こちらの方はプリウスαが納車されてその乗り心地の良さに喜んでおられますね。
サスペンションなどをカスタムすることを考えておられるようですが、プリウスαのような車種は純正でも乗り心地はかなり良いですね。