トヨタ ハイエースはトヨタの中型商用バンで、積載性の高さが大きな特徴となっています。
今回はこのハイエースの給油口の位置や開け方などについてご紹介していきます。
ハイエースの給油口の位置
参考:toyota.jp
トヨタ ハイエースは商用メインのキャブオーバーバンで、車の全長すべてを車室として使えるこの車は荷物を運ぶような用途にはぴったりです。
今回はこのハイエースの給油のやりかたなどをご紹介していきますが、まずは給油口の位置をご紹介します。
参考:toyota.jp
一般的な車種では給油口は車の後部の左右どちらかに位置していることが多いのですが、ハイエースではこの写真にあるように車の左サイドのセンター部分にあります。
前席ドアとリアのスライドドアの間に四角いフタがありますが、ここがハイエースの給油口となっています。
ハイエースはキャブオーバーバンという近年は珍しいタイプの車で、エンジンがフロントシートの下側に配置されていたり燃料タンクが前側に配置されたりしており、その結果給油口が普通の車種とは違う位置にあります。
この位置は乗用車よりトラックなどに近いところに給油口があり、最初に給油するときにはわかりにくいかもしれません。
なおハイエースで給油を行う際には燃料の種類をしっかり注意しなければならないのですが、これはハイエースにはガソリンエンジンモデルとディーゼルエンジンモデルがあるからです。
ガソリンエンジンモデルにはガソリン(レギュラーガソリン)、ディーゼルエンジンモデルには軽油を給油することになりますが、間違って逆の燃料を入れるとエンジンを破損させることになります。
特にレンタカーなどで普段乗っていないハイエースに給油するときに注意が必要であり、燃料の種類をあらかじめ調べてから給油しましょう。
ハイエースの給油口の開け方
次にハイエースの給油口の開け方をご紹介しましょう。
ハイエースの給油口は車の左側にあり、そのフタには何も取っ手や凹凸などもなくペラっとしたフタが付いています。
昔の車では給油口のフタに鍵穴などが付いていて車のキーを浸かって開けていましたが、現在はそういう開け方はできません。
給油口の開け方は取扱説明書にも書いてありますが、運転席の右下に配置されている「フューエルリッドオープナー」と呼ばれるレバーを引くことでフタのロックが解除されます。
解除されるとそのまま少しだけ開いたままの状態になるので、あとは車外に出て手動で開くと給油口が出てきます。
その後給油をする際には給油口の中にある燃料口キャップをオープンして給油を開始することができます。
燃料口キャップは給油口の裏に燃料口キャップを引っ掛けておく構造が付いていますので、燃料口キャップの紛失防止のために是非活用して下さい。
また給油完了後には燃料口キャップをしっかり閉めるのですが、燃料口キャップをある程度しっかり閉めると「カチッカチッ」といった音がしますので、音がなればちゃんと閉められている合図です。
その後は手動で給油口のフタを閉めれば自動的にロックがかかりますので、これで給油作業は完了となります。
なお給油口の裏に燃料口キャップを引っ掛けた状態では給油口のフタが閉まりませんので、間違ってフタを閉め忘れるといったことの防止にもなります。
ハイエースの給油口が開かない場合の対処法
ハイエースの給油口の操作は前述のように比較的簡単な方法で開けることが出来るのですが、次のような場合には給油口が開かないことがありますので注意が必要です。
一般的な車ではスライドドアの後方に給油口があって安全のために給油口が開かないといったことがあるのですが、ハイエースの場合にはスライドドアよりも前に位置しているのでそういった心配はありません。
ハイエースの場合にはエンジンがしっかり切れているかどうかが注目点で、エンジンスイッチをしっかり切った状態で給油口のレバーを操作しましょう。
またこれは開閉には関係はありませんが、ドアとドアガラスをしっかり閉めて給油時の有害なガスが車内に入ってこないようにしましょう。
またその他に給油口が開かない理由としては故障も考えられ、ハイエースの場合にはレバー式で開閉させるのでその構造の故障も考えられます。
ハイエースのレバーは給油口とワイヤーなどでつながっているのですが、このワイヤーが経年劣化で切れてしまったりレバー部分が動かなくなったりして給油口が開かなくなることはあります。
その場合には即座に解決するのは難しく、修理対応が必要になるかもしれません。
ハイエースの給油口レバー・ボタンが壊れた場合の対処法
ハイエースの給油口はレバーによってワイヤーを引っ張り、それによって給油口のロックを解除する仕組みです。ですがその機構が壊れてしまうと自力で給油口を開くことは不可能となります。
ハイエースの給油口を開く方法は現在では開閉レバーの操作のみとなっているのですが、昔は給油口の鍵穴での操作や鍵穴とレバーどちらでも操作できるタイプがありました。
しかしレバーのみとなったことには防犯上の理由があり、車の外部から何かしらの方法で給油口を開くことが出来るとガソリンの盗難の問題があるため、現在ではほぼすべての車が車内からレバーやボタンで操作しなければ給油口が開かないようになっています。
輸入車ではこれに限ったことではありませんが、ハイエースも含めて国産車では給油口の開閉機構が故障すると給油口を開く方法はありません。
給油口を開こうとするときにはもちろん燃料が足りなくなっている状況ですので非常に困ると思いますが、例えば給油口レバーとつながっているワイヤーが切れていたりすると個人で修理は不可能です。
レバーが動きにくいぐらいなら無理やり引っ張ることで開くことはありますが、不必要な負荷をかけることになるので別の破損の原因にもなります。
また給油口のロックが故障する可能性もあり、力づくで外から給油口の蓋を開くのは難しいです。
こういった故障になったときにはまずディーラーや自動車修理工場などに連絡を行って対応を協議し、間近の対応できるところに持ち込むのが1番です。
ガソリンスタンドなどでもなかなか簡単に修理できるものではありませんし、近年はセルフスタンドがほとんどなので修理対応自体を行っていないこともあります。
ハイエースは国産車の中では信頼性に優れる車で給油口の故障というのは非常に稀なのですが、万が一そういう状況になったら最初から業者にお願いしたほうが良いです。
ハイエースの給油口カバー・ステッカーおすすめ
ハイエースには給油口をドレスアップするステッカーやカバー自体のアフターパーツというものが販売されており、ちょっとした給油口ではあるのですがボディのアクセントにしている方もいらっしゃいます。
ハイエースのフューエルリッドカバー
ハイエースのアフターパーツとしてフューエルリッドカバーが様々なものが発売されており、標準のフューエルリッドカバーと交換する形で取り付けます。
フューエルリッドカバーのカスタムパーツにはカーボン調やスポーティなデザインのものなど様々なものがありますが、その中でもかなり特徴的なのがこれらのクリアパーツを一部に浸かったフューエルリッドカバーでしょう。
これは標準では隠されている給油口の内部をあえて見えるようにするもので、レトロさやデザインの大きなアクセントになっています。
もちろん外からは開かないようになっているので防犯上も問題はなく、面白いカスタムパーツと言えます。
なおフューエルリッドカバーの取り付けは比較的簡単な作業ではありますが、一般的ではないので特殊な工具などが必要で自動車修理工場や自動車用品店にお願いするほうが良いでしょう。
ハイエースの給油口のステッカー
給油口のドレスアップにはフューエルリッドカバーの交換の他にもっとお手軽な方法としてステッカーもあります。
このステッカーはシール式でフューエルリッドカバーに直接貼り付けるもので、カバー自体はノーマルのままでその上に貼れば良いのでとても簡単にカスタマイズできます。
シールにはハイエース用にサイズが予めカットされているものの他に汎用的なステッカーも様々販売されているので、これを自分で加工して貼ることで特徴的なフューエルリッドカバーに仕上げることができます。
値段もフューエルリッドカバーよりかなり安価で、張り替えや重ねて貼ることでデザインをすぐに変えることが出来るのもメリットですね。
ハイエースの給油口キャップ
ハイエースでは給油口のキャップ自体もカスタマイズすることができ、アフターパーツと交換することもできます。
給油口キャップは普段は外から見えないものなので本来はデザイン的にカスタマイズすることはないのですが、前述したクリアパーツのはまったフューエルリッドカバーなどと組み合わせるとよりアクセントのあるデザインにすることができます。
またユーザーさんが給油時に満足感を感じることも出来るので、そういった用途でのカスタマイズになります。
またその他に実用的な面でのカスタマイズする給油口キャップもあり、こちらはガソリンかディーゼルかを非常にわかりやすく表示するための給油口キャップとなります。
ノーマルの給油口キャップにも識別の文字は入っているのですが色分けはないのでわかりにくく、このように色とハイライトの文字で表示してあるとかなり安心でしょう。
これはキャップ自体を交換するアフターパーツですが、その他に純正のキャップに貼り付けるステッカーのようなものもありますので給油のミスをなくしたい方にオススメです。