フォルクスワーゲンはドイツを代表する大衆車メーカーですが、そのフォルクスワーゲンの最も有名な車がゴルフです。
今回はそんなフォルクスワーゲン ゴルフの寸法やサイズについてご説明します。
フォルクスワーゲン ゴルフのサイズ・寸法と広さ・大きさ
フォルクスワーゲンはドイツ最大の自動車メーカーで、世界でもトップ3に常に入るほどの大メーカーです。
そんなフォルクスワーゲンの一番の主要車種がこの「ゴルフ」で、世界中の自動車のベンチマークともなるとても重要な車種です。
ゴルフはいわゆるところの大衆車として必要な要素をすべて兼ね備えている車種で、街中でも取り回ししやすいサイズ感と前輪駆動で5人乗車のパッケージ、そしてラゲッジルームの広いハッチバックカーという特徴を持っています。
これらの要素が高いバランスでまとめあげられ、全世界で大衆車のお手本とされる車種になりました。初代ゴルフは1974年〜1992年という長い期間生産され、ゴルフの人気の高さがわかるでしょう。
その後ゴルフは度々モデルチェンジを行い、現行モデルは7代目の「ゴルフⅦ」となりました。前型モデル同様このゴルフも日本に輸入されており、日本でも輸入車の中でよく知られる車種の一つとなっています。
またガソリンエンジンモデルとともにディーゼルエンジンモデルがあるのも特徴で、燃費性能も高い車です。
まずはそんなゴルフⅦの外観サイズについてご説明していきます。
ゴルフⅦの外観
ゴルフの基本的なコンセプトは初代から変わっておらず、5人乗りのシート構成とハッチバックカーという大衆車の基本構成を持っています。
しかしそのサイズ感については世代を重ねるごとに少しずつ大型化してきており、現行のゴルフⅦは次のとおりとなっています。
スペック | ゴルフⅦ | |
全長 | 4,265mm | |
全幅 | 1,800mm | |
全高 | 1,460mm | |
ホイールベース | 2,635mm | |
トレッド(前/後) | 1,550/1,520mm 1,545/1,515mm 1,535/1,510mm | |
最低地上高 | 140mm | |
車両重量 | 1,240kg〜1,430kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/45 R17 |
リアタイヤ | 225/45 R17 | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,300mm✕350mm |
サイドウインドウ | 約1,800mm✕350mm | |
リアウインドウ | 約1,100mm✕350mm | |
ミラー幅 | 約2,10mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
ゴルフⅦの寸法
ゴルフⅦの外観寸法は基本的にドイツや欧州のトレンドに合わせたものになっていますが、ゴルフ自体が世界中のCセグメントハッチバックカー(ゴルフのカテゴリー)の基本形ともなっているのでこの車のサイズが日本のハッチバックカーに大きく影響しています。
日本では車の外観サイズについては大きく分けて2つの基準があり、5ナンバーサイズと3ナンバーサイズの2つがあります。
この区分は以前は税金の差などがありましたが現在では廃止されており、以下にまとめたサイズ感やエンジンでの区分だけとなります。
ですが5ナンバーサイズというのは比較的コンパクトな車というイメージが国内では根強く、3ナンバーサイズというと大きい車と考える人は少なくありません。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
さて現行ゴルフⅦの外観サイズはこの区分で行くと3ナンバーサイズになっており、全幅が5ナンバーサイズの基準より100mm程度大きくなっています。
ですが全長に関しては4,265mmと3ナンバーサイズより大幅に小さくなっており、全長や全高は5ナンバーサイズに収まっているのです。
実はゴルフも以前は完全に5ナンバーサイズに収まっていた車であり、3代目のゴルフⅢまでは全幅もⅤナンバーサイズに収まっていました。
ですがその後少しずつ車が大型化するとともに全幅がワイドになっていき、現行モデルで1,800mmに到達しました。
全長も少しずつ大きくはなっていますがこちらはそこまで顕著ではなく、主に室内の空間を確保するために全幅拡大がされたことになります。
ですので車のサイズ感としては5ナンバーサイズを少し超えるぐらいの大きさとなっており、3ナンバーサイズとはいってもそんなに扱いにくいことはないでしょう。
ゴルフⅦは駐車場に収まるか?
次にゴルフⅦのサイズ感で駐車場に対応できるかという点を見ていきます。
日本国内の駐車場は大きく分けて2種類あり、平置きの駐車場と立体駐車場があります。このうち平置き駐車場は自宅の駐車場やショッピングセンター、コンビニなどの基本的な駐車場となりますが、そのサイズ感は施設によってまちまちです。
ですが一般的には幅が2.5m・奥行き5.0mぐらいが標準的なサイズであり、このサイズであればゴルフⅦは十分駐車場の収まるでしょう。
もう一つの立体駐車場はビルのような駐車場に機械式で上下に駐車していく施設ですが、こちらは高さの制限が厳しく車によっては駐車できない場合があります。
昔からある立体駐車場では高さ制限が「1.57m」というところが多いのですが、ゴルフⅦの車高であればこの高さ制限でも問題なく駐車できます。
また近年はミニバンが増えてきたことによって高さ制限の緩和された立体駐車場が増えてきており、ますますゴルフⅦであれば問題なく立体駐車場に対応できます。
ミニバンなどに乗っていると高さ制限が気になることがありますが、ゴルフⅦでは特に意識することなく楽に駐車できるでしょう。
その他の外観のサイズ感
ゴルフⅦは全体的に現在のCセグメントハッチバックカーの基本的なサイズになっていますが、そのウインドウサイズについては多少狭めなところがあります。
ゴルフは前述で述べたとおり立体駐車場などに対応できる全高に抑えられている車ですが、その分ウインドウの高さは日本で主流のトールサイズハッチバックカーやミニバンなどに比べると小さめとなっています。
約350mmのウインドウの高さはこのクラスの車としてはそこまで狭いわけではありませんが、広々としているわけではないので視界はある程度限界があります。
またリアウインドウについては車のデザインの兼ね合いもあってウインドウの幅も少し狭くなっており、後方視界はミニバンなどに比べると見えにくい部分はあるでしょう。
しかし同じCセグメントハッチバックカーとしては国産のライバル車も同じような点を抱えており、近年のハッチバックカーがスポーティなデザインを重視していることからウインドウサイズに多少制限が出てきています。
ゴルフⅦの内装
次にゴルフⅦの内装のサイズについてご説明します。
スペック | ゴルフⅦ | |
室内長 | 1,845mm | |
室内幅 | 1,380mm | |
室内高 | 1,195mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 710mm |
幅 | 1,000mm | |
奥行き | 2列目使用時:740mm 2列目格納時:1,560mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 1,275mm | |
奥行き | 約900mm |
ゴルフⅦの車内の広さ
ゴルフⅦの内装スペースも大衆車としてベーシックなサイズ感をしており、使い勝手の良いハッチバックカーとなっています。
ゴルフⅦの室内長は1,845mmと2,000mmには満たないサイズ感であり、このサイズ感は国産車ではミニバンやトール軽ワゴンという背の高い軽自動車よりも短いサイズとなっています。
ですがハッチバックカーやセダン系の車種であればほぼ同クラスの車では標準サイズであり、極端にいわけではありません。
また室内幅に関してはゴルフのサイズ感がどんどんワイドになるごとに室内もワイドになっており、快適性は高くなっています。
1,380mmというサイズ感もこのクラスの車では標準的なサイズといえ、特にリアシートに3人が横に座ってそこまで窮屈に感じるものではないでしょう。
室内高に関してはゴルフⅦの車高がそこまで高いわけではないので頭上空間が広々しているわけではありませんが、こちらもセダン系の車などと比べても同サイズであり狭すぎるということはないでしょう。
ゴルフⅦは世界中の車のベンチマークであるので車内のサイズ感も標準的なものであり、極端な特徴はありませんがバランスの良いものとなっています。
ゴルフⅦのラゲッジルームの広さ
次にゴルフⅦのラゲッジルームの広さを見ていきましょう。ラゲッジルームのスペースはハッチバックカーとしては重要な要素であり、また大衆車としても利便性の点で必要なスペースです。
前述したトール軽ワゴンなどは室内長を確保するためにラゲッジルームの奥行きが犠牲になっていることがほとんどなのですが、ゴルフⅦの場合はラゲッジルームのスペースをある程度確保するために車内長が控えめになっています。
そんなラゲッジルームの奥行きは740mm確保されていますが、このサイズは大きな荷物は載せられないものの買い物などでは十分使い勝手の良いサイズ感です。
またゴルフⅦは後席シートを倒すことでラゲッジルームのスペースを広げることができ、奥行きを1,560mmまで大きくできるので大きな荷物も載せることは可能です。
またラゲッジルームの高さや幅なども標準的なサイズといえ、大衆車として使い勝手の良いラゲッジルームを持っています。
その他の内装のサイズ感
ゴルフⅦのシートサイズはミニバンなどに比べると圧倒的に広くはありませんが、足元空間などはちょうどよいサイズといえます。
ミニバンなどでは各シートの範囲が1,000mm以上確保されていてその分足元空間が広々としているのですが、ゴルフⅦの場合は前席と後席それぞれ900mm程度となっておりミニバンほど広々とはしていません。
ですがゴルフⅦは日本人より体格の大きい欧州の人でも必要十分なサイズ感は確保されており、足元空間が窮屈すぎるということはありません。
リアシートに関してもその幅は1,300mm弱は確保されており、日本人の体格でも丁度いいサイズ感と言えます。
ゴルフⅦの運転
次にゴルフⅦの運転性についてご説明していきましょう。
スペック | ゴルフⅦ |
最小回転半径 | 5.2m |
ハンドルサイズ | 370mm |
ゴルフⅦの旋回性
まずゴルフⅦの運転性について気になる点は旋回性で、車の小回りがきくかという点です。
車の小回りについては最小回転半径というスペックが関係してくるのですが、最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切ってその状態で360ド車が回転したときに必要な半径です。
国産車では軽自動車が4.5m前後、コンパクトカーが5.0m前後が一般的なスペックとなっています。それに対してゴルフⅦの最小回転半径は5.2mとなっており、Cセグメントの3ナンバー車としては少し小さめのスペックになっています。
国産車で同クラスの車では5.3m前後、3ナンバーサイズ車は5.5m前後が一般的なスペックになっているのでそれに比べればゴルフⅦのほうが小回りが効くと言えます。
そのため日本の狭い道でも運転しやすい車になっており、便利で扱いやすい輸入車です。
ゴルフⅦの走行感覚
ゴルフⅦの走行感覚は3ナンバー車にしては運転しやすい車となっており、全長が5ナンバーサイズに収まっていることからそこまでストレスのかかる運転性ではありません。
ゴルフⅦはボンネットがあるハッチバックカーですが、その長さはFF車ならではのコンパクトなものに収まっており、フロントオーバーハングの短さから車両感覚がつかみやすくなっています。
また車のデザインもシンプルなのでフロントの左右も確認しやすく、運転しにくいと言われる輸入車であってもゴルフⅦであれば運転しやすいでしょう。
またリアに関してもハッチバックカー特有のサイズ感で左右のリアも感覚がつかみやすく、ハッチバックカーはセダンと違ってトランクルームがない分バックの際にも角がどこにあるかを把握しやすいでしょう。
更に近年はバックカメラなども搭載されているのでリアの確認も行いやすく安全性は高いです。
ゴルフⅦの車内の運転感覚
ゴルフⅦの車内からの運転感覚はそれなりに良好で、こちらもこのカテゴリーの車の標準的なものです。
ゴルフⅦのフロントウインドウのサイズは特別広いわけではないのですが、十分なサイズは確保されておりドライバーからの前方視界は良好です。
フロントオーバーハングが小さめなのでドライバーから車の前方まで確認しやすいサイズであり、視界の邪魔になるようなものはあまりありません。
またゴルフⅦはフロントのAピラーが寝ているので左右の視界も良好であり、視界の妨げになるものはあまりないでしょう。
ですがリアウインドウについてはスポーティなデザインの影響もあってウインドウの面積が少し狭めになっており、ドライバーからの後方視界は小さめと言って良いでしょう。
走行中などの後方視界については必要十分なサイズはあるのですが、バックの際などには死角も結構多く肉眼で確認できる範囲が少なくなっています。
こちらに関しても前述で述べたカメラシステムなどで補うことができるので、そういった面で死角を減らして運転することをおすすめします。
ゴルフⅦのサイズの評判
ゴルフⅦのサイズ感についてはtwitterにさまざまな評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介します。
仕事場でVWゴルフを預かった。
うん、何というか「コレは世界中で売れるよな」とか、何か理解した気分になる車だ。
あと、日本の現状で過不足無くジャストサイズってコレじゃね?とは思った。
— おなかぷよぷよ@技術情報収集 (@tweetest8) December 24, 2019
この方はお仕事でゴルフに乗られたそうなのですが、サイズなどで非常にちょうどよいサイズ感となっているとおっしゃっています。
日本の道でもジャストサイズとなっていることから非常にバランス感に優れた車というイメージですね。
展示車の運転席に座ってみた。今回リアのクォーターウィンドウがなくなったことは、後方視界を相当厳しくしてる感がある。斜め後ろはかなり厳しい。まぁVWゴルフが半世紀近くそういうデザインだが、右折は気を遣うだろうなぁ。
— 田邑真紀🔴McRash⚫️亀羅家荷紺🇧🇷🇯🇲🇹🇭🇰🇷🏴 (@f4mcrash) May 26, 2019
この方はゴルフの後方視界について確認されているのですが、現行ゴルフは以前よりデザインがどんどんスポーティな方向になるとともに後方視界が厳しめになっている印象です。
中でもリアのクオーターウインドウがないことも後方視界を減らすことにつながっているそうで、運転しづらい部分もあるそうです。
ゴルフⅦを他の車と比較
では最後にゴルフⅦと国産車のライバル車のサイズ感を比較してみましょう。
スペック | ゴルフⅦ | マツダ3 ファストバック/セダン | トヨタ カローラ スポーツ/カローラ | スバル インプレッサ スポーツ/G4 | |
価格 | 2,599,000円〜3,940,000円 | MAZDA3 FASTBACK:2,221,389円〜3,688,463円 MAZDA3 SEDAN:2,515,741円〜3,616,963円 | カローラ スポーツ:169,200円〜2,824,800円 カローラ:1,936,000円〜2,948,000円 | インプレッサスポーツ:2,002,000円〜2,706,000円 インプレッサ G4:2,002,000円〜2,706,000円 | |
全長 | 4,265mm | MAZDA3 FASTBACK:4,460mm MAZDA3 SEDAN:4,660mm | カローラ スポーツ:4,375mm カローラ:4,495mm | インプレッサスポーツ:4,475mm インプレッサ G4:4,640mm | |
全幅 | 1,800mm | 1,795mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,790mm カローラ:1,745mm | インプレッサスポーツ:1,775mm インプレッサG4:1,775mm | |
全高 | 1,460mm | MAZDA3 FASTBACK:1,440mm MAZDA3 SEDAN:1,445mm | カローラ スポーツ:1,460mm カローラ:1,435mm | インプレッサスポーツ:1,480mm インプレッサ G4:1,455mm | |
ホイールベース | 2,635mm | 2,725mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:2,640mm カローラ:2,640mm | インプレッサスポーツ:2,670mm インプレッサ G4:2,670mm | |
トレッド(前/後) | 1,550/1,520mm 1,545/1,515mm 1,535/1,510mm | 1,570/1,580mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,530/1,530mm カローラ:1,510/1,520mm 1,530/1,540mm | インプレッサスポーツ:1,540/1,545mm インプレッサ G4:1,540/1,545mm | |
最低地上高 | 140mm | 140mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:135mm カローラ:130mm | インプレッサスポーツ:130mm インプレッサ G4:130mm | |
車両重量 | 1,240kg〜1,430kg | 1,320kg〜1,470kg ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,300kg〜1,400kg カローラ:1,250kg〜1,440kg | インプレッサスポーツ:1,300kg〜1,400kg インプレッサ G4:1,300kg〜1,400kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/45 R17 | MAZDA3 FASTBACK:215/45R18 MAZDA3 SEDAN:215/45R18 | カローラ スポーツ:195/65R15、205/55R16、225/40R18 カローラ:195/65R15、205/55R16、215/45R17 | インプレッサスポーツ:205/50R17、225/40R18 インプレッサ G4:205/50R17、225/40R18 |
リアタイヤ | 225/45 R17 | MAZDA3 FASTBACK:215/45R18 MAZDA3 SEDAN:215/45R18 | カローラ スポーツ:195/65R15、205/55R16、225/40R18 カローラ:195/65R15、205/55R16、215/45R17 | インプレッサスポーツ:205/50R17、225/40R18 インプレッサ G4:205/50R17、225/40R18 | |
室内長 | 1,845mm | 1,820mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,795mm カローラ:1,830mm | インプレッサスポーツ:2,085mm インプレッサ G4:2,085mm | |
室内幅 | 1,380mm | 1,490mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,510mm カローラ:1,510mm | インプレッサスポーツ:1,520mm インプレッサ G4:1,520mm | |
室内高 | 1,195mm | 1,160mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,155mm カローラ:1,160mm | インプレッサスポーツ:1,200mm インプレッサ G4:1,200mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 710mm | MAZDA3 FASTBACK:710mm MAZDA3 SEDAN:540mm | カローラ スポーツ:770mm カローラ:530mm | インプレッサスポーツ:777mm インプレッサ G4:492mm |
幅 | 1,000mm | MAZDA3 FASTBACK:1,020mm MAZDA3 SEDAN:1,000mm | カローラ スポーツ:980mm カローラ:1,150mm | インプレッサスポーツ:1,039mm インプレッサ G4:1,151mm | |
奥行き | 2列目使用時:740mm 2列目格納時:1,560mm | MAZDA3 FASTBACK:840mm MAZDA3 SEDAN:1,100mm | カローラ スポーツ:800mm カローラ:990mm | インプレッサスポーツ:820mm インプレッサ G4:1,007mm | |
最小回転半径 | 5.2m | 5.3m ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:5.1m〜5.3m カローラ:5.0m〜5.3m | インプレッサスポーツ:5.3m インプレッサ G4:5.3m |
ゴルフⅦとマツダ3のサイズ感の比較
マツダ3は国産車の中でゴルフⅦの直接的なライバル車に当たる車で、マツダの中型車として絶大な人気を誇る車です。
マツダ3は以前はアクセラという車名だったのですが、マツダの方針で車名を欧州仕様と統一したことでマツダ3となりました。
そんなマツダ3はハッチバックカーである「FASTBACK」もありますがセダン仕様もあり、ゴルフⅦとの違いとなっています。
マツダ3のサイズ感についてはゴルフⅦより多少大きめな点があり、全長に関してはゴルフⅦよりもFASTBACKは200mm近く長くなっており、車の余裕という点ではマツダ3が有利です。
車幅や車高に関してはマツダ3とゴルフⅦは近しいスペックとなっており、全長以外に関してはそれなりに同クラスといえます。
一方で車内のサイズについては少し状況が違い、マツダ3は全長は長いものの室内長に関してはゴルフⅦのほうが多少長いです。
これはエンジンサイズなどが関係しているので室内サイズはそこまでの差はありませんが、室内幅についてはマツダ3のパッケージングが良いことから100mm近く広くなっています。
またラゲッジルームについてはマツダ3 FASTBACKとゴルフⅦはほぼ同サイズですが、奥行きはマツダ3のほうが広く利便性は高いです。
ゴルフⅦとトヨタ カローラのサイズ感の比較
トヨタ カローラは以前はゴルフⅦと世界販売台数を競うほどの車であり、現行モデルではハッチバックカーである「カローラスポーツ」がライバル車となります。
カローラにもセダンはありますが現在のメインはカローラスポーツで、こちらもサイズ感はゴルフⅦに近いスペックです。
全長に関してはカローラスポーツのほうが100mmほど長く余裕がありますが、全幅や全高に関してはほぼ変わりません。
また最低地上高についてはゴルフⅦよりもカローラスポーツが5mmほど低く、よりスポーティな見た目となっています。
車内に関してはこちらも全長は長いにもかかわらずカローラスポーツのほうが室内長が少し狭く、ゴルフⅦのほうが足元空間などはゆとりがあります。
一方で車内幅はカローラスポーツのほうが1,510mmも確保されていてとても広々としており、ゴルフⅦに対する大きなアドバンテージとなっています。
ラゲッジルームに関しては高さや幅はほぼ変わりませんが、奥行きに関してはカローラスポーツのほうが多少長く、使い勝手は良好です。
またカローラスポーツは最小回転半径が最小5.1mと非常に小回りの効く仕様があり、とても運転しやすい車になっています。
ゴルフⅦとスバル インプレッサのサイズ感の比較
スバルの中型車の代表格がこのインプレッサですが、インプレッサにもハッチバックタイプの「スポーツ」とセダンの「G4」があります。
このうちインプレッサスポーツがゴルフⅦと似たサイズ感の車ですが、こちらも全長に関してはゴルフⅦのほうが少し短くなっており、インプレッサスポーツはゆとりのあるボディです。
一方で車幅については30mm程度もゴルフⅦのほうが大きくなっていてワイドなのですが、車高についてはインプレッサスポーツのほうが高めです。
また最低地上高がインプレッサスポーツは130mmまで下げられており、ゴルフⅦよりどっしりした印象を与えます。
車内のサイズについてはインプレッサスポーツは非常に広々としており、車内長が2,000mmを超えるスペックを持っています。
これはエンジンなどのスバルのレイアウトが素晴らしいことによるものですが、足元空間などはインプレッサスポーツはとても広々としていて快適です。
室内幅や室内高についてもインプレッサスポーツはゴルフⅦより広めとなっており、車内スペースの快適性という点ではインプレッサスポーツが大きなメリットを持っています。
ラゲッジルームに関してもインプレッサスポーツはゴルフⅦより一回り大きく、特にラゲッジルームの奥行きはとても広くなっています。
総評
ゴルフⅦはそのサイズ感や室内の使い勝手など様々な面でバランスの良いスペックを持っている車で、世界中でベンチマークとなるだけの完成度の高さがあります。
車種比較で見たとおりゴルフⅦを超えるスペックを持つ車もいくつもありますが、輸入車としての価格とスポーティなデザイン、そして特徴はないものの使い勝手の良いパッケージングと購入して損はしないまとまりを持っているといえるでしょう。