日産 フェアレディZは伝統のあるピュアスポーツカーで、日産を代表する1台になっています。
今回はフェアレディZのメーターについてご紹介します。
フェアレディZのメーターのデザイン
日産 フェアレディZは1969年からモデルが続いているスポーツカーであり、現行モデルで6代目となる車です。
フェアレディZは伝統的に2シータークーペスタイルのスポーツカーとなっており、ドライバーが走りを楽しむピュアスポーツカーであることが魅力です。
現行のフェアレディZはZ34型といって2008年に登場したモデルですが、2022年にビッグマイナーチェンジとして最新型のRZ型が登場しています。
RZ34型のフェアレディZはエクステリアデザインを大きく一新させ、ロングノーズの昔のZを彷彿とするデザインに原点回帰した点が新鮮で、その他に性能面でも最新のスペックとなりました。
今回はこのRZ34型のフェアレディZについてメーターを詳しくご紹介していきます。
フェアレディZのメーターのデザイン
フェアレディZのメーターは現在フルデジタルメーターという最新の仕様となっており、先進的な機能が多数設定されています。
現行のフェアレディZはZ34型のビッグマイナーチェンジではありますがインテリアのデザインや機能についても大幅な改良を受けており、メーターも根本から変更されたフルデジタルメーターになっています。
フルデジタルメーターはそれまでのメーターが一部のみデジタル表示を行なっていたのに対してメーター全体が液晶ディスプレにになっている仕様で、メーターのすべての表示をディスプレイに投影するデジタル表示式となっています。
同じZ34型でもビッグマイナーチェンジ前にはアナログ表示メインのメーターだったので、全く違う車という感じもするでしょう。
このフルデジタルメーターは長方形のメーターパネル全体が表示エリアになっていることで、表示はかなりの自由度を持っています。
この特徴を活かしてフルデジタルメーターではメーターのデザインをドライバーが切り替えられる機能がそなわっていることがあるのですが、フェアレディZのメーターについては3種類のメーターデザインが用意されています。
標準的な表示のノーマル表示、先進的な表示のエンハンス表示に加えて、フェアレディZ専用のスポーツ表示があり、ドライバーが使いやすさや好みに合わせて自由に切り替えが出来ます。
なおこのフェアレディZのフルデジタルメーターは同社のミニバンであるセレナなどと共通化が図られているメーターであり、ノーマル表示やエンハンス表示はセレナとほぼ同じ表示です。
しかしセレナにはスポーツ表示がありませんでしたので、フェアレディZに合わせたカスタマイズをデジタル表示の変更で行える点がフルデジタルメーターの特徴を活かした点となっています。
フェアレディZのメーターのデザイン
フェアレディZのメーターのデザインについてはX(twitter)にもいろいろな投稿がありますが、その中からいくつかご紹介します。
日産フェアレディZ。カッコ良かったです。ナビやメーターはノートオーラ相当なものが用意。
メーター内に地図表示も可能。
Z専用のスポーツメーターもある。 pic.twitter.com/rZclpHcEmL— ドラヨス@ワンソクTube クルマ買う系YouTuber (@phoshiaki) August 19, 2022
こちらの方はフェアレディZの試乗を行われたようなのですが、さまざまな点でかっこよさを感じられたようです。
その中にメーターも含まれており、ナビゲーション表示も出来るようになったデジタルメーターに言及されていますね。
フェアレディZ NISMOの内装。
メーターがデジタルでかっこいいですね。 pic.twitter.com/cbSQAaFtHv— yasu278@YouTube登録1万人 (@yasu2781) November 21, 2023
こちらの方はフェアレディZの特別仕様であるNISMO仕様を見ていらっしゃいますが、デジタルメーターがかっこいいとおっしゃっています。
NISMO仕様はよりスポーツ感を高めたモデルであり、スポーツ仕様の赤いメーターが目立つ豪華な仕様になっています。
フェアレディZのメーター表示の意味・見方
フェアレディZのメーターは3種類のデザインから選択することができますので、今回は3種類それぞれについてデザインや機能性をご紹介します。
また特別仕様車のNISMOについては一部メーター表示に違いがあり、それも合わせてご紹介します。
メーター表示 | メーター機能 | ||
メーター表示タイプ | ノーマル表示 | デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 |
アナログスピードメーター | 走行時速度表示 | ||
タコメーター | エンジン回転数表示 | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
航続可能距離表示 | 現在の燃料残量と平均燃費から、走行可能な距離を表示 | ||
外気温表示 | 外気温を表示 | ||
時計 | 現在時刻を表示 | ||
水温計 | エンジン冷却水の温度を表示 | ||
オドメーター(積算距離計)/ト リップメーター(区間距離計) | 総走行距離、走行距離表示 | ||
ポジションインジケーター/Sモードインジケーター(マニュアル車) | ・セレクトレバーのシフトポジションを表示 ・Sモードスイッチ をONにすると、Sモードを示すSと設定したシフトポジションの位置を表示 | ||
ドライブモードインジケーター(オートマチック車) | 現在選択されているドライブモードを表示 | ||
トラクションモードインジケーター(NISMO車) | トラクションモードをONにすると表示 | ||
アドバンスドドライブアシストディスプレイ | ・ホーム ・表示なし ・ドライブコンピュータ ・燃費情報 ・タイヤ空気圧 ・ナビゲーション ・マップ表示 ・コンパス表示 ・オーディオ ・運転支援 ・クルーズ(CRUISE) ・警告 ・設定 | ||
パーソナルディスプレイ | パーソナルディスプレイで設定した項目 を表示 | ||
エンハンス表示 | デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 | |
タコメーター | エンジン回転数表示 | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
航続可能距離表示 | 現在の燃料残量と平均燃費から、走行可能な距離を表示 | ||
外気温表示 | 外気温を表示 | ||
時計 | 現在時刻を表示 | ||
水温計 | エンジン冷却水の温度を表示 | ||
オドメーター(積算距離計)/ト リップメーター(区間距離計) | 総走行距離、走行距離表示 | ||
ポジションインジケーター/Sモードインジケーター(マニュアル車) | ・セレクトレバーのシフトポジションを表示 ・Sモードスイッチ をONにすると、Sモードを示すSと設定したシフトポジションの位置を表示 | ||
ドライブモードインジケーター(オートマチック車) | 現在選択されているドライブモードを表示 | ||
トラクションモードインジケーター(NISMO車) | トラクションモードをONにすると表示 | ||
アドバンスドドライブアシストディスプレイ | ・ホーム ・表示なし ・ドライブコンピュータ ・燃費情報 ・タイヤ空気圧 ・ナビゲーション ・マップ表示 ・コンパス表示 ・オーディオ ・運転支援 ・クルーズ(CRUISE) ・警告 ・設定 | ||
パーソナルディスプレイ | パーソナルディスプレイで設定した項目 を表示 | ||
スポーツ表示 | デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 | |
タコメーター | エンジン回転数表示 | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
航続可能距離表示 | 現在の燃料残量と平均燃費から、走行可能な距離を表示 | ||
外気温表示 | 外気温を表示 | ||
オドメーター(積算距離計)/ト リップメーター(区間距離計) | 総走行距離、走行距離表示 | ||
スポーツアシストディスプレイ | 次の計器を切り替え式で表示 〈オートマチック車(NISMO仕様車以外)〉 ・エンジン油温計/エンジン水温計/エンジン油圧計/トランスミッション油温計 ・エンジン油温計/エンジン水温計/トランスミッション油温計/デファレンシャル油 温計 〈オートマチック車(NISMO仕様車)〉 エンジン油温計/エンジン水温計/トランスミッション油温計/デファレンシャル油 温計 〈マニュアル車〉 ・エンジン油温計/エンジン水温計/エンジン油圧計/アクセル開度 ・エンジン油温計/エンジン水温計/エンジン油圧計/デファレンシャル油温計 | ||
シフトアップインジケーター | ・設定したエンジン回転数に近づくと、シフトアップインジケーターが緑→黄→赤 の順番で点灯、または点滅 ・設定したエンジン回転数になるとシフトアップインジケーターが点灯 | ||
ポジションインジケーター/Sモードインジケーター(マニュアル車) | ・セレクトレバーのシフトポジションを表示 ・Sモードスイッチ をONにすると、Sモードを示すSと設定したシフトポジションの位置を表示 | ||
ドライブモードインジケーター(オートマチック車) | 現在選択されているドライブモードを表示 | ||
トラクションモードインジケーター(NISMO車) | トラクションモードをONにすると表示 | ||
アドバンスドドライブアシストディスプレイ | ・タイヤ空気圧 ・ブースト計 ・G-Force ・シフトアップインジケーター | ||
3連サブメーター | 電圧計 | バッテリーの電圧を表示 | |
ターボ回転計 | 走行中のターボチャージャーの回転数を表示 | ||
ブースト計 | エンジンの過給圧を表示 | ||
警告灯 | 油圧警告灯 | エンジン内部を潤滑しているオイルの圧 力が低下すると点灯 | |
充電警告灯 | エンジン回転中バッテリーの充電系統に異常があると点灯 | ||
故障警告灯(MIL) | エンジン回転中、エンジン電子制御システムに異常があると点灯または点滅 | ||
ABS警告灯 | ABSのシステムに異常があると点灯 | ||
ブレーキ警告灯 | パワースイッチがONの時、次の場合に点灯 ・ブレーキ液が不足しているとき ・ブレーキシステムに異常があるとき | ||
シートベルト警告灯 | ・パワースイッチがONの時に運転者がシート ベルトを着用していないと点灯 ・シートベルトを着用していない状態で走 行すると(約15km/h以上)警告灯が点滅 ・シートベルトを着用していない状態で走 行すると(約15km/h以上)、警告灯が点滅 | ||
SRSエアバッグ警告灯 | SRSエアバッ グのシステム、プリテンショナー機能に 異常があると点灯 | ||
VDC(ビークルダイナミクスコントロール)警告灯 | ・VDC作動時に点滅 ・VDCシステム異常時に点灯 | ||
EPS(電動パワーステアリング)警告灯 | 電動パワーステアリングのシステムに異常があると点 灯 | ||
燃料残量警告灯 | 燃料の残量が少な いと黄色に点灯 | ||
電制シフト警告灯 | 電制シフトに異常があると点灯 | ||
インテリジェントエマージェンシーブレーキ警告灯 | 次の場合に点灯 ・インテリジェント エマージェンシーブ レーキをOFFにしているとき ・VDCをOFFにしているとき ・インテリジェント エマージェンシーブレーキまたは、踏み間違い衝突防止アシス ト、インテリジェント FCW (前方衝突予測警報)のシステムに異 常が発生しているとき ・フロントガラスの汚れなどにより、マ ルチセンシングフロントカメラが前方 を認識できなくなったとき ・前方からの強い光により、カメラが前 方を認識できなくなったとき ・炎天下に駐車したときなど、カメラが 高温になったとき ・フロントガラスの結露やくもりなどに より、マルチセンシングフロントカメ ラが前方を認識できなくなったとき ・周辺の電波源の影響を受けているとき ・センサーの汚れなどで、インテリジェ ント エマージェンシーブレーキが一時 的に作動できない状態になっているとき | ||
マスターウォーニング | メーターに警告メッセージが表示される と同時に点灯 | ||
ポップアップエンジンフード警告灯 | 電源ポジションがONのとき、ポップアッ プエンジンフードの電子制御システムに 異常があると点灯 | ||
タイヤ空気圧警告灯 | ・ タイヤ空気圧警報システムに異常があると、約1分間点滅したあと点灯 ・タイヤ空気圧が低下すると点灯し、アドバンスドドライブアシストディスプレイ に警告が表示 ・バースト(破裂)や急激な空気圧低下を した場合は、メーター内の警告表示がす ぐに作動しない場合がある | ||
表示灯 | 方向指示表示灯 | 方向指示器を作動させると、作動させた側のみ点滅 | |
ヘッドランプ上向き表示灯 | ヘッドランプのハイビーム(上向き)を 点灯させると点灯 | ||
テールランプ表示灯 | 車幅灯、尾灯、番号灯を点灯させると点 灯 | ||
リヤフォグランプ表 示灯 | リヤフォグランプを点灯させると点灯 | ||
セキュリティーインジケーター | イモビライザーシステムONの表示 | ||
VDC(ビークルダイナミクスコントロール) OFF表示灯 | VDCをOFFにしていると点灯 | ||
ハイビームアシスト 表示灯 | ハイビームアシストをONにすると点灯 |
フェアレディZのメーターのノーマル表示
まずフェアレディZのメーター表示で1番ベーシックなのがノーマル表示で、こちらはアナログ表示の多いメーターになっています。
フェアレディZのメーターは全体がデジタル表示になっているディスプレイですが、デジタル表示でアナログメーターを再現した仕様がクラシック表示です。
クラシック表示ではメーターの右側にスピードメーター、左側にタコメーターを配置しており、アナログメーターのような使い方ができます。
また右側のアナログスピードメーターの円形の中心にはデジタル表示のスピードメーターも併設されており、両方の表示で速度を確認できます。
そして2つの円形メーターの間にはさまざまな情報を表示できるエリアとしてアドバンスドライブアシストディスプレイが設置されており、明確に区切られてはいませんが中央エリアが情報ディスプレイとなります。
このアドバンスドライブアシストディスプレイの上下には固定表示で燃料計やオドメーター、トリップメーター、外気温計などが表示されており、メーター全体を確認して各種情報を確認できます。
中央のエリアには切替式でさまざまな情報を表示できるのですが、ここには燃費情報やナビ情報、設定、警告メッセージなどが表示できる他、スポーツカーではタイヤの状態を確認するのが重要なのでタイヤ空気圧の情報も表示できます。
その他メーターの各所にドライブモードの表示やポジションインジケーターなどが表示できますが、フェアレディZにはオートマチック車のほかにマニュアル車もあり、この仕様違いでギア関係の表示には違いがあります。
さらにフェアレディZのNISMO仕様には専用の表示としてトラクションモードインジケーターがあり、専用システムでより走りを高めた仕様となっています。
フェアレディZのメーターのエンハンス表示
フェアレディZのメーターのエンハンス表示はかなり先進的な表示になっており、アナログタイプのメーターをほぼ廃した仕様となっています。
エンハンス表示はデジタル表示を最大限活かしたデザインで、ノーマル表示の円形メーターが左右に押し込まれて、中央のアドバンスドライブアシストディスプレイが横に伸びたようなデザインとなっています。
左側の半円状のメーターはタコメーターとして機能しますが右側はデザインのみであり、スピードメーターはアナログメーターが廃止されてデジタルスピードメーターのみとなっています。
アナログ表示がほぼ無いので非常にシンプルな見た目になってはいますが、メーターの上下にはノーマル仕様と同じ種類の表示が揃っており、デザインの違いだけで使い勝手はほぼ変わりません。
エンハンス表示の最大の魅力はアドバンスドライブアシストディスプレイの表示エリアが広がったことによる点にあり、切替式の表示がより詳細に表示できるようになっています。
グラフィック表示なども合わせて見やすく大きな表示となるので、円形メーターよりもアドバンスドライブアシストディスプレイを強力に使いたい方にはおすすめの表示デザインです。
アドバンスドライブアシストディスプレイへ表示される内容については同一となっていますので、表示エリアの違いによる表示形式の差でどちらにするかを選ぶと良いでしょう。
一方でエンハンス表示ではアナログメーターによるスピード確認が出来ないので、アナログメーターで直感的な把握が欲しい方はノーマル表示が良いでしょう。
フェアレディZのメーターのスポーツ表示
フェアレディZのメーターには専用表示であるスポーツ表示が可能となっており、走りの楽しさをさらに高めた仕様となっています。
フェアレディZのメーターは日産の他の車種と同じ仕様のフルデジタルメーターですが、デジタル表示の内容だけ変更することで専用のメーター表示が実現します。
スポーツ表示のメーターはノーマル表示やエンハンス表示とあわせて切替式で表示できるようになっており、ドライバーが好みや運転中の使い勝手によって切り替えることができます。
スポーツ表示ではその他の2つのメーターとは全く表示内容が変わっており、メーターの中央に大型の円形メーターが1つ、その左右にも切替式で情報を表示できるエリアが確保されています。
中央の円形メーターは大型のタコメーターになっており、その右上にデジタルスピードメーター、左上にシフトのインジケーターが配置されておりドライブに必要な情報をメーター中央で全て確認できます。
円形メーターの右側には4種類の情報を表示できるスポーツアシストディスプレイがあり、ここにはエンジン水温、油温、ディファレンシャル油温、アクセル開度など車の状態を逐一確認できる情報メーターになっています。
この表示はグレードや仕様によって少し内容が違いますが、切替式で4つの表示内容を多少調整できます。
円形メーターの左側はアドバンスドライブアシストディスプレイとなっていますが、ここの表示も他の2種類の仕様と違う4種類の情報を切替式で表示できます。
そしてメーターの外周や下側にはオドメーター、トリップメーター、燃料計などの細かいメーターがあり、全体的にアナログメーターで構成されているのでサーキット走行時などにも瞬時に情報を把握できるメーターとなっています。
スポーツ表示では普段使いに便利な機能を一部オミットすることで走りに特化したメーターになっており、フェアレディZの性能をフルに活用するためのメーターとなります。
フェアレディZのメーターの3連サブメーター
フェアレディZにはメインのフルデジタルメーターのほかにサブメーターというものがあり、こちらは運転席脇のセンターコンソール上に3つ配置されています。
スポーツカーは一般的な乗用車と違って走行性能を高くした車種であり、一般道路ではその性能を発揮できませんがサーキット走行などをするとフルスペックを活かした走りが楽しめます。
その際には車のエンジンやトランスミッションなどをより負荷の高い状態で使用しますので、エンジンの状態や車の状態を逐一把握したいところです。
フェアレディZのメーターはスポーツモードにすることで水温や油音などをかなりのところまで確認することができますが、その他の情報を確認するために3種類のアナログメーターがサブメーターとして採用されています。
3種類のメーターは電圧計、ターボ回転計、ブースト計で構成されており、電圧はバッテリーの電圧を確認することで電装系の問題を確認できます。
ターボ回転計やブースト計はそれぞれターボに関する計器類であり、ターボチャージャーの回転数表示と過給のブースト圧を確認できます。
これらの3連メーターは常時確認する必要はありませんが、負荷の高い走行をするときにメーターを切り替えることなく視線移動だけで把握できますので、機能性の高いメーターになっています。
またこういったサブメーターは以前からスポーツカーに装着する方の多いデザイン的なアイテムでもあり、ドライバーの満足感も高めてくれるでしょう。
フェアレディZのメーターの警告灯
フェアレディZのメーターには色々な警告灯がそなわっているのですが、デジタルメーターなのでメーター各所に表示されています。
警告灯は車の状態や走行時の問題に対して点灯する表示灯で、普段は基本的に消灯しています。
警告灯には他の乗用車にも採用されている警告灯がフェアレディZでもそなわっており、油圧警告灯や充電警告灯、故障警告灯などがあります。
フェアレディZはスポーツ表示などで油温、油圧などを把握できるのですが、それとは別に車のシステムが異常を検知したときにドライバーに通知するために警告灯がそなわっています。
ABSやブレーキ警告灯などの安全関連の警告灯もしっかりそなわっており、通常の乗用車として安全に使える車になっています。
また警告灯には1つの警告灯に複数の内容が含まれているものがあり、シートベルト警告灯やインテリジェントエマージェンシーブレーキ警告灯などがあります。
特にインテリジェントエマージェンシーブレーキ警告灯はかなり内容が多くなっており、システムの異常から各種センサー、カメラなどのエラーなどによる影響でも点灯するようになっており、ドライバーのちょっとした対処で解決することがあります。
さらにポップアップエンジンフード警告灯やタイヤ空気圧警告灯は通常の乗用車にはあまりそなわっていないシステムで、特にタイヤ空気圧警告灯は安全なスポーツ走行に欠かせないものなので点灯したときには即座に車を停車させて状況を確認すると良いでしょう。
フェアレディZのメーターの表示灯
フェアレディZのメーターには警告灯の他に表示灯がそなわっており、こちらもデジタル表示でメーター各所に表示されます。
表示灯は車の走行状態やドライバーの操作状態を通知する表示で、いくつかの表示灯は使用頻度の多いものがあります。
方向指示器表示灯やハイビーム上向き表示灯、テールランプ表示灯、リアフォグランプ表示灯などのライト関係の表示灯は運転中に必ず使用するので、メーターの中央上側のわかりやすい位置に配置されています。
これらはノーマル表示とエンハンス表示は同じ位置ですが、スポーツ表示のみ少し位置が変わります。
一方でフェアレディZの表示灯は通常の乗用車に比べるとかなり数が少なくなっており、最近の車種にしては最低限の仕様と言った感じです。
方向指示器とライト関係を除くとVDC OFF表示灯、セキュリティーインジケーターの2種類のみとなっており、VDC OFF表示灯は雪道など特殊な路面に対応するために使用します。
セキュリティーインジケーターについては防犯装置の作動状態を知らせるもので、こちらも重要な表示灯です。
この2つの表示灯はメインのフルデジタルメーターのパネルに表示されておらず、メーターパネルの下側にそれぞれ1つずつ独立した表示エリアが用意されています。
またこの2つの表示灯については3種類のメーターデザインでの違いはありません。
フェアレディZのメーターの見やすさ
次にフェアレディZのメーターの見やすさについてご紹介しましょう。
フェアレディZのメーターの見やすさについて
フェアレディZはメーターのデザインを3種類から選べるため見やすさについてはかなりドライバーの好みで調整することが可能で、フルデジタルメーターの特徴が活かされています。
メーターの見やすさはさまざまな要素のある箇所であり、メーター自体の大きさから表示される計器類のサイズ、デザイン、メーターの明るさなどが関係します。
その他にドライバーのメーターへの慣れや好みも影響する部分であり、アナログメーターとデジタルメーターの違いも関係しています。
特にフェアレディZのメーターはノーマル表示を除く他2つのスピードメーターがデジタル表示のみとなっており、アナログメーターのほうが馴染みがある方にはノーマル表示が使いやすいでしょう。
エンハンス表示は特にデジタル表示を最大限活かしたメーター表示であり、先進的でシンプルな表示の良い方にはおすすめです。
多少メーターの表示に慣れが必要ですが、一度慣れてしまえばそこまで使いづらいということはないでしょう。
さらにスポーツ表示についてはスポーツ走行に特化した表示がメインとなっており、走りを楽しむ方にはおすすめできるメーター表示です。
スポーツ表示はアナログメーターがメインの表示となっているので従来のスポーツカーらしい魅力的な表示であり、見やすい方はこちらを通常時の表示にしても良いでしょう。
いづれにしてもメーターの見やすさをデザイン変更で調整できるのは非常に便利であり、ドライバーが変わったときにも調整できるのは使い勝手がかなり良いですね。
フェアレディZのメーターの見やすさについての評判
フェアレディZのメーターの見やすさについてはX(twitter)にもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。
フェアレディZ rz34
z34のマイナーチェンジとされるが現代の技術で刷新された
だけの事はある。
まず乗りやすいトルク&パワー
視認性の良いメーター類
操作性の良いレイアウト
一般道において必要にして十分のパワー👍
ベースグレードで約560万で乗れるのは激安と言って良いだろう。買って良かった😊 pic.twitter.com/9yuqkIEFbj— 松本幸久🇯🇵日本保守党を応援📣 (@happyha17685573) March 15, 2024
こちらの方はフェアレディZについて最新の仕様にマイナーチェンジされたことでさまざまな部分が良くなっているようです。
その中にはメーターの視認性も含まれており、見やすくて使いやすいメーターとなっているようです。
フェアレディZ(RZ34)のスポーツモードメーター
燃費も現在時刻も表示することなく、速度や燃料残量、ブーストメーターなど、走りに集中させるメーターレイアウトなのが素晴らしい#Nissan #RZ34 #やっちゃえ日産 pic.twitter.com/vtbVV7sWRf
— Creative Trend (@_creative_trend) February 18, 2024
こちらの方はフェアレディZのメーターについてレイアウトについて褒めていらっしゃいます。
特にスポーツモードの表示を気に入っていらっしゃるようで、走りに集中させるレイアウトはフェアレディZならではのメーターですね。
フェアレディZのメーターの故障
最後にフェアレディZのメーター故障についてご紹介します。
車のメーターは全体的な部品の中では故障する可能性は結構低い部分であり、主に経年劣化による故障が黄本となります。
フェアレディZの現行モデルは2022年にビッグマイナーチェンジされた仕様であり、このフルデジタルメーター仕様であればまだまだ耐久性は高いので故障の可能性は低いです。
それでももし故障した場合にはメーター全体の交換が必要となり、フルデジタルメーターなので細かい修理は基本的に出来ません。
フルデジタルメーターの故障の際にはディスプレイ部分全体を取り替える形の修理となり、修理費用としては30,000円〜50,000円ぐらいの費用となっています。
アナログメーターより多少高めにはなっているものの、そもそも故障の可能性は低いのであまり心配することはありません。
マイナーチェンジ前のZ34フェアレディZであれば年式の古い車もあるので注意必要ですが、それでもまだ新品部品などは入手できるので修理はしっかり出来るでしょう。