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エルグランドは車中泊が快適な理由4つ!フルフラット化のやり方も!人数は2~3人まで!

日産 エルグランドは日産の最上級ミニバンで、広い車内の快適性と豪華さが特徴の車です。

今回はそんなエルグランドの車中泊についてご説明します。

エルグランドの車中泊が快適な理由

日産 エルグランド参考:www3.nissan.co.jp

日産 エルグランドは日産車の中で最も大型の車の一つで、3列シートを持つ多人数乗りのミニバンです。

ミニバンは最近のファミリーカーのトレンドであり、大型のボディで多人数乗りができる便利な車です。

エルグランドはそんな大型ミニバンの先駆け的な車種であり、押し出し感の強いデザインと豪華な車内のクオリティを持つ点が大人気となりました。

現行のエルグランドは3代目となりますが、それまでのエルグランドとはコンセプトが少し変わり、多少車高が低めのスポーティなデザインとなっています。

近年エルグランドのような大型ミニバンの活用法の一つとして車中泊というものがあり、これは旅行の際にホテルや旅館に宿泊したりもしくはキャンプをしたりする代わりに車内で一晩を過ごす方法です。

車中泊は一晩を安価に過ごす方法として一気に人気が高まりましたが、その他に車の中で寝るというワクワク感があるのも人気のもととなっています。

エルグランドでも車中泊に対するニーズは多く、車内で寝ることができるかどうかを見るためにまずはエルグランドのスペックを見ていきましょう。

スペックエルグランド
価格3,380,300円〜8,316,000円
乗車定員7名〜8名
全長4,965mm〜4,975mm
全幅1,850mm
全高1,815mm
室内長3,025mm
室内幅1,580mm
室内高1,270mm〜1,300mm
ラゲッジルーム高さ940mm
1,190mm
奥行き・310mm〜550mm(3列シート使用時) ・1,140mm(3列シート収納時)
運転席寸法高さ約1,200mm
525mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,200mm
525mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,200mm
8人乗り:約1,300mm 7人乗り:525mm✕2
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,000mm
1,180mm
奥行き約900mm

エルグランドは車のサイズとしては大型の車で、全長が4,835mm、全幅が1,850mm前後の大きなサイズを持っています。

また前型のエルグランドなどに比べると全高が低くなっていますが、それでも1,800mm近い全高があるので大きな堂々とした車となっています。

またエルグランドには2列目シートがベンチシート式の8人乗りモデルとキャプテンシート式の7人乗りモデルがあり、7人乗りモデルのほうがより豪華で乗り心地の良いシートが装着してあります。

車内のサイズについても広々としており、室内長については3,000mmもの広い空間があります。

室内幅も非常にゆとりのある1,580mmとなっていて車内がとても快適ですが、室内高については近年の大型ミニバンに比べると少し低めの1,300mm前後となっています。

またラゲッジスペースについては室内長が長く3列シートがある分奥行きがそこまで大きくはありませんが、シートを収納するなどのシートアレンジによって奥行きを一気に広げることができます。

こういったサイズ感を持つエルグランドは車中泊にもしっかり活用できる車となっており、車中泊に向いた点をご紹介していきます。

車内にフルフラットな空間を作り出せる

エルグランド シート参考:www3.nissan.co.jp#

まず何よりエルグランドの車内が車中泊に向いている点として、フルフラットな空間を作り出せることがあります。

ポイント

エルグランドは7人乗りモデルも8人乗りモデルも3列シートとなっていますが、そのうち車中泊に向いているシートアレンジができるのは8人乗りモデルのほうです。

エルグランドにはいろいろなモードのシートアレンジが可能ですが、その中で2列目シートと3列目シートの背もたれを両方後ろに倒すことで、前後にフラットな空間を生み出すことができます。

この空間がまさに車中泊をする際の寝台となるところで、車中泊に何より重要なのはしっかり足を伸ばして普通に寝ることのできるスペースです。

狭い車だとフラットにならずにシートに段差があったり斜めになったりすることもありますが、エルグランドのシートアレンジであれば十分なサイズ感といえるでしょう。

なお7人乗りモデルでも同様なシートアレンジは出来ますが、2列目シートが左右独立式でなおかつその間に多目的なボックスがありますので、多少凸凹したりシートの間の隙間などが気になる場合があります。

室内長が長くゆとりのある寝台となる

そんなエルグランドのシートアレンジを駆使した場合のサイズ感ですが、前後に非常に広々としており大人でも足をしっかり伸ばして寝られる点も大きなメリットです。

エルグランドで2列目と3列目シートおよびラゲッジスペースの分までの長さを車中泊で使う場合、その全長は2,500mm前後にも及びます。

これだけのスペースがあれば身長の高い人でも十分に足をしっかり伸ばして寝れますし、それ以上のゆとりのあるサイズとなっています。

この広々としたサイズ感もエルグランドが車中泊に向いている点で、この点に関しては7人乗りでも8人乗りでも広々としたサイズ感を利用できます。

またエルグランドの室内のゆとりがあるのでいろいろなところに荷物を置くことも出来、頭の上や足の下などに置くだけのゆとりがあります。

そのため車中泊には非常に使い勝手が良い車であり、普段使いでも良い車です。

室内幅が広く3人までなら寝れるサイズ感

エルグランドは室内長も長いですが室内幅も広々としているので、横に何人も並んで寝ることができます。

車中泊はキャンプのような感覚のものとなりますが、車の中という限られた空間の中で寝るのであまり一緒に寝られる人数は多くありません。

ポイント

ほとんどの車中泊では前後の長さがあっても横幅が底まで大きくない車が多いので、横並びでせいぜい2人で寝ることがギリギリとなります。

そのため一緒に旅行に行ける人数にも限りができるのが車中泊の弱点でもあります。

ですがエルグランドの室内幅の広さを活用すればなんとか横並びで3人ぐらいまでなら寝ることができ、一人分の横幅のサイズが500mmぐらいはあります。

このぐらいのサイズなら横の人との手があたることはありますが、寝るにあたってはそこまで窮屈でもなくしっかり寝れるサイズ感です。

そのためエルグランドなら友達3人や子供を入れた家族などでも車中泊ができ、より楽しい車中泊が過ごせるでしょう。

純正オプションの遮光カーテンが便利

エルグランド カーテン参考:www3.nissan.co.jp

車中泊には広い寝台の他にもいろいろ必要なものがあり、車中泊を快適に過ごすためのアイテムが必要になります。

車中泊に必要なアイテムについては後ほど詳しくご説明しますが、その中で必須なものの一つがエルグランドには純正オプションとして用意されています。

それはエルグランドのウインドウを遮光するためのアイテムで、エルグランドには遮光カーテンが装着できるのでこれを車中泊用としても活用できます。

このカーテンは走行中や不要な際には収納して置けますし、車中泊など必要なときだけに展開できるので使い勝手もとても良いです。

車中泊の際にウインドウを遮光していないと外の街灯の光や他の車のヘッドライトの光が入ってきて、意外と快適に寝ることができません。

そのため遮光するためのアイテムが重要であり、エルグランドのようにカーテン式で常に装着しておけるのがとても便利で普段の使い勝手も良いのでおすすめです。

エルグランドで車中泊をする方法

次にエルグランドで車中泊を行う方法を簡単にご説明します。

車内をフルフラットモードにする

エルグランド シート参考:www3.nissan.co.jp#

まずエルグランドの車内で寝るための寝台を作りますが、これには前述したフルフラットモードにします。

ポイント

エルグランドの車中泊に使いやすいフルフラットモードは2列目シートと3列目シートで構成するのですが、その操作はそんなに難しいことはありません。

まずシートを倒す前に2列目シートと3列目シートのヘッドレストは全て取り外し、シートの下などの空間に入れておきましょう。

フルフラットモードにするとヘッドレストが邪魔になるので不要なのですが、車の走行時には必須なので取り外しは車中泊の現地で行うようにしましょう。

その後に2列目シートと3列目シートの背もたれを倒しますが、シート自体も前後にスライドさせることでしっかり後ろまで背もたれが倒れるようになります。

操作自体はリクライニングやシートポジションの調整と同じなので難しいことはなく、誰でも操作は可能でしょう。

しかし一応自宅などで車中泊の事前シミュレーションとしてシートアレンジの操作も確認しておくと、車中泊の際にはスムーズです。

車中泊用アイテムを用意する

車中泊にはフルフラットの寝台の他にも必要なものがあり、いくつかの車中泊用のアイテムは必須と言えます。

その一つは前述でご説明した遮光カーテンですが、快適な車中泊のためにはウインドウを塞ぐものが必要です。

エルグランド純正の遮光カーテンも使いやすいのですが、その他にも社外品の遮光シートや遮光ボードなどもあり、いろいろなものが活用できます。

またフロントウインドウやフロントサイドウインドウには純正の遮光カーテンは装着されませんので、ここには社外品で遮光用のアイテムを準備しましょう。

その他に必須なアイテムとしては車中泊用マットがあり、弾力のあるマットやクッションを寝台とするのが一般的です。

車中泊にはフラットな空間は必要ですが車の中なのでその感触は固く、快適に寝るためには布団代わりとなるマットは必要になります。

またエルグランドなどは特にフルフラットモードとはいってもシートの座面や背もたれの凸凹があり、エルグランド以外の車であってもそういったものを吸収するためにも車中泊用のマットが重要です。

これらのアイテムは車中泊にはほぼ必須のものですが、その他にもいろいろなアイテムを揃えることで車中泊の楽しみが増えるので、さまざまなものを探してみると良いでしょう。

車中泊の注意点

車中泊にはいろいろ必要なものがありますが、その他にも注意点があり車内の換気が重要です。

注意

車の中で一晩で寝るときには防犯性などを考えると窓を締め切って寝たくなるのですが、一晩その状態で車中泊を過ごしてみると息苦しさを感じたり汗をかいていたりします。

これは車内の空気が呼吸によって汚れたためであり、密閉度の高い車の中という特殊な環境で寝たために起こったことです。

健康に問題がある程度ではありませんが、快適な睡眠にはこの問題を解決するために換気が必要です。

一番簡単な換気の方法は窓を少しだけでも開けておくことですが、車中泊では防犯的な問題や外の車の音が入ってくるなど問題があります。

そのため一番楽なのは車のエアコンを車中泊の間稼働させておくことで、外気循環モードにしておけば換気ができるとともにエアコンで車内の温度管理も出来て便利です。

このときにはバッテリーの上がりを防ぐためにエンジンはアイドリング状態にしておく必要があり、燃料などの残量も確認しておきましょう。

なおアイドリングのときに排気管が詰まったりすると排気ガスの逆流などの問題があるので、もし積雪などでこういった状態になる可能性があるときには窓も開けておくことをおすすめします。

エルグランドの車中泊に向かない点

エルグランドの車内のサイズは車中泊向けのものとはなっていますが、車中泊に不向きな部分もいくつかあります。

シートの凹凸で完全にフラットにならない

エルグランドの車内は車中泊に十分な長さや幅を持ったフルフラットモードにはなりますが、その表面はシートの形状で結構凸凹で完全なフラットではありません。

ポイント

車のシートには結構凹凸が多くあり、座席の座り心地の向上であったりホールド性の向上のために複雑な形状となっています。

この形状は車の走行時には必要なのですが、一方で車中泊をするときにこの凹凸は結構気になるものとなります。

車中泊を初めてするときなどには大丈夫なように思うのですが、この状態で一晩寝てみると意外と快眠できないことが多いでしょう。

これを解決するには前述で触れた車中泊マットが必須であり、マットの弾力によって凹凸を吸収するのが一般的です。

そのためあまり薄いマットでは効果が少ないこともあり、結構厚めのマットを用意しておいたほうが良いでしょう。

また凹凸を吸収するためのボードなどもあると完璧で、これは市販品でなくても自分で自作しても良いです。

こういった寝台の快適性を上げるアイテムが車中泊にはかなり重要となるので、車中泊の前に事前に一度確かめてみると良いでしょう。

他のミニバンに比べると室内高が低め

エルグランドの車内は車中泊をするには十分な長さと幅が確保できているのですが、上下の高さについては多少低めとなります。

エルグランドは以前のモデルよりも車高が低くなってスポーティなモデルとなったのですが、その一方で室内の高さも低くなっています。

普通の車としては十分な室内高ではありますが、他のトールサイズミニバンと比べると少し狭めなサイズ感でもあります。

この点は車中泊の際にも多少気になってくるものであり、寝台の上で寝る分には十分な高さですが寝台の上で体を起こすなどのシーンでは少し狭めです。

体が起こせないほどではないのですが、車高の高いミニバンで快適に過ごせるシーンが少なくなる点は少し気になるところです。

とはいえ寝返りなどはしっかり出来ますし、ある程度身体を起こした状態で車内でゲームをしたり飲食するぐらいなら可能でしょう。

エルグランドの室内高は車中泊をするには十分なサイズですが、他の大型ミニバンに対してのアドバンテージという面ではないでしょう。

7人乗り仕様は車中泊にあまり向かない

エルグランド シート参考:www3.nissan.co.jp#

エルグランドには同じ3列シートでも8人乗りと7人乗りがあるのですが、そのうち7人乗りは多少車中泊に向かない点があります。

ポイント

7人乗りは前述で多少触れたようにキャプテンシートを持つ快適性が高い上級仕様となるのですが、車中泊をするときにフルフラットモードにする際に気になる点が出てきます。

2列目シートが左右分割式でその間にはボックスがあるのですが、車中泊のためにフルフラットモードにするとこのボックスが多少段差となって邪魔になることがあります。

これは車中泊用マットなどの活用で解決できますが、ある程度高さを補正するボードなども必要となるでしょう。

また2列目シートの背もたれも左右分割式なので、フルフラットモードにして3列目シートとつなげたあとでも2列目シートの背もたれ間には空間があいてしまいます。

この空間をうまくカバーしないと車中泊に快適な空間にならないので、左右分割式の車中泊マットでは不便なこともあるでしょう。

この点もボードなどでカバーすることで車中泊が十分できるようにはなるのですが、8人乗りのベンチシート式に比べると不便と言わざるを得ません。

キャプテンシートの豪華仕様である7人乗りモデルですが、車中泊をするのであれば8人乗りのほうが結果的に便利でしょう。

近年のミニバンとして100Vコンセントしかない

近年ミニバンにはハイブリッドモデルが増加しており車内で高性能な家庭用コンセントを使える車が増えてきているのですが、エルグランドに関しては100V 100Wのあまり容量の多くないコンセントしか設定できません。

トヨタやホンダなどのミニバンは最近ハイブリッドモデルが増えてきており、そのハイブリッドシステムを利用して100V 1,500Wの大容量コンセントが使えるようになっています。

これだけの容量があるとさまざまな家庭用コンセントを使うことができ、車中泊のときにはこれを利用して車内でいろいろな電化製品を使った快適な車中泊ができるようになります。

ですがエルグランドにはハイブリッドモデルがなく設定できるコンセントも100V 100Wまでの容量なので、あまり消費電力の大きな電化製品が使えません。

大型ミニバンのコンセントとなると便利そうに見えるのですが、エルグランドに関してはそこまで期待しないほうが良いでしょう。

とはいえ携帯電話の充電などの用途には使えるので、使い勝手は悪くはありません。

エルグランドの車中泊の口コミ・評判

エルグランドの車中泊についてはtwitterでもさまざまな投稿がありますが、その中からいくつかご紹介しましょう。

この方はエルグランドの車内で2人で車中泊を過ごしていらっしゃいますが、2人だとかなり快適に寝れるようですね。

3人でも車中泊が可能な車なので2人だと横幅がかなり楽で、とても便利な車です。

こちらの方は災害復旧のお仕事の際に車中泊を利用されていますが、エルグランドのサイズがあれば荷物をたくさん積み込んでも車中泊ができるのでとても便利です。

ただ長期の車中泊となると身体の痛みなども出てきてしまうので、緊急時以外には短期にとどめておいたほうがよいでしょう。

総評

エルグランドは日産の最上級ミニバンとして大きなボディと豪華なインテリアが特徴ですが、その特徴は車中泊の際にも威力を発揮します。

しっかり快適に寝れる寝台のサイズと車内の広さで多人数での車中泊にも対応でき、多少古い設計の車ではありますが現在でも十分に一線で活躍できる車といえるでしょう。