スズキ カプチーノは2シーターのオープン軽自動車という珍しいタイプの車で、発売から20年以上たった今でも人気のある車です。

しかし中古車としては古いこともあり、いろいろデメリットが出てきていることはあまりご存知ありませんよね。

そんなスズキ カプチーノを中古車で買う場合の注意点をご説明します。

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カプチーノはまだまだ大人気

スズキ カプチーノが発売されたのは199110月と古く、生産終了は1998年でしたので裁定でも20年以上経過している車です。

しかし2017年現在でも中古車市場では1,000,000円近くの値を付けており、未だに人気が衰えない車なのです。

なぜカプチーノはこんなにも大人気なのでしょうか?

2シーターFRコンパクトは貴重

カプチーノは2人乗りのコンパクトな軽自動車ですが、駆動方式は軽自動車では珍しくFR(後輪駆動)を採用しており、スポーティな走りの楽しめる車です。

しかし軽自動車でFRを採用しているのは日本の軽自動車を見渡してみてもカプチーノしかなく、まさにオンリーワンな車なのが人気の理由です。

デザインはスポーツカー伝統のロングノーズ・ショートデッキで、サスペンションもスポーツカー譲りのダブルウイッシュボーンという気合の入れようです。

また車が700㎏と非常に軽いうえ、加速のよいターボエンジンが登載されてるので、キビキビとスポーティに走れる車です。

その人気を裏付けるように中古車市場でもまだ良い状態を保っている車も多く、カプチーノ専門のカーショップまで存在します。

社外のアフターパーツも豊富で、20年以上経った中古車とは思えないほどしっかり整備できる車です。

カプチーノのバリエーション

カプチーノは生産開始から8年間作られましたが、モデルチェンジはわずか1回のみのため、おおむね前期型と後期型に分けられます。

前期型(1991年~1995年) 後期型(1995年~1998年)
型式 EA11型 EA21型
乗車定員 2名
エンジン F6A型 657cc
3 DOHCターボ
K6A型 657cc
3 DOHCターボ
駆動形式 FR
最高出力 64PS/6,500rpm 64PS/6,500rpm
最大トルク 8.7kgf·m/4,000rpm 10.5kgf·m/3,500rpm
ギアボックス 5MT 3AT/5MT
サスペンション ・フロント:ダブルウィッシュボーン
・リア:ダブルウイッシュボーン
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,185mm
車両重量 700kg 5MT :690
3AT :700

前期型と後期型の一番の違いはエンジンの変更で、前期型には鋳鉄製のシリンダーブロックを持ったF6Aエンジンが、後期型ではアルミ製シリンダーブロックになったK6Aエンジンが登載されています。

最高出力は変わりませんが、最高トルクが10.5kgf·mにアップしており、ECUの変更と併せてより低速の加速が良くなりました。

この2種類のエンジンがカプチーノを選ぶ際の重要なポイントとなっていますので、後述する注意点で説明します。

また後期型よりオートマチックトランスミッションが選べるようになり、選択の幅が広がりました。

その他サスペンションや車体設計などは前期,後期で変化はありませんので、前期、後期はエンジンとトランスミッションで選ぶことになります。

カプチーノの特徴:4WAY オープントップ

カプチーノの特徴の一つにルーフ(屋根)が取り外せるオープンカーというのがありますが、これもカプチーノを選ぶ注意点の一つです。

注意点については後述しますが、カプチーノのルーフは「4WAYオープントップ」という構造で、次の4パターンを自由に選ぶことが出来ます。

クローズド ルーフありの状態。
雨の日にはこれ一択
Tバールーフ ルーフの中央を細く残し、
左右ルーフを取り外す。
リアウインドーは残る
タルガトップ ルーフの中央も取り外し、
頭上はオープン状態。
リアウインドーは残る
フルオープン リアウインドーも収納し、
完全なオープンカー

ルーフの部品を少しずつ取り外すことによって4パターンを作り出しており、世界初の機能でした。

取り外したルーフはすべてトランクに収納できるので、オープンの途中で雨が降り出しても対処できます。(その分トランクは狭くなりますが)

ルーフの付け替えはカプチーノの楽しみの一つと言えるでしょう。

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カプチーノを買う際の6つの注意点

カプチーノは20年以上経過していると思えないほど優良な個体が残っていますが、購入する際にはいくつか気を付けなくてはいけない点があります。

車体の劣化

いくらメンテナンスを頻繁に受けている車であっても、20年の経年劣化による車体のダメージには気を付けないといけません。

事故車でなければ車体の歪みなどは大丈夫ですが、車体の各種サビは要注意です。

特にフロア下部は見ずらいこともあり見落としがちですが、思わぬところにサビによる腐食、穴あきなどがある場合があります。

古い車である以上ある程度のサビは仕方ありませんが、車体の力のかかる重要な部分にまでサビがあると、危険性があるばかりか、買った後の維持費が必要となるかもしれません。

トランスミッションの2速に入りにくい車は要注意

シフトレバー

カプチーノの弱点の一つにトランスミッションのシンクロコーン部品のに問題があり、1速→2速への変速時にショックがあったり、異音が発生します。

こういった症状の車は避けるのがよいでしょう。

シンクロコーンとはトランスミッションのギアどおしをスムーズに繋ぐための部品で、カプチーノの場合はすべての個体でシンクロコーンの消耗が進んでいきます。

症状が進行すると、2速への変速が出来なくなってしまい、トランスミッションの分解修理が必要となります。

カプチーノの泣き所の一つですので、例え状態の良い車を買ったとしてもそのうち症状が発生することを覚悟しておきましょう。

なおミッションの修理には、専門業者で70,000円~120,000円ぐらいが相場です。

エンジンは用途に応じて選択する

前述したとおりカプチーノは前期型と後期型でエンジンが違うのですが、一概に後期型のエンジンが良いというわけではないので、選ぶ際に注意しましょう。

前期型と後期型のエンジンの違いは、エンジンで一番重要なシリンダーブロックが鋳鉄製かアルミ製かということです。

アルミ製のシリンダーブロックは鋳鉄製より軽く、重量の軽さが命のカプチーノにはもってこいのエンジンです。

しかしその反面アルミ製は鋳鉄製よりも耐久性にでは劣り、長く使っていると鋳鉄製のほうがエンジンが長持ちします。

また鋳鉄製であればチューニングによる高負荷にも耐えることが出来、チューニングベースとしては前期型エンジンのほうが人気があります。

中には後期型の車体に前期型のエンジンを乗せ換える人もいる程で、一概に後期型といってもエンジンが違うこともあります。

街乗りやライトなスポーツ走行程度であれば後期型エンジンで充分ですが、チューニングをしたい、長い期間乗りたいという人は前期型という選択肢もあり得ます。

ルーフからの雨漏りに注意

カプチーノのルーフは前述したとおり4パターンを使い分けるユニークな構造ですが、その構造の複雑さから雨漏りが発生することがあります。

ただでさえオープンカーというのは、経年劣化によってゴムのシール部品が傷んでくると雨漏りしやすい車種です。

それに加えて複雑なルーフの分割構造になっているので、ゴムシールの箇所が多く雨漏りがより発生しやすい構造です。

ゴムシールの交換の目安は10年と言われていますので、現在ある中古車のカプチーノはゴムシールが交換されていなければ雨漏りの危険性は大いにあるでしょう。

100,000km越えの中古車に注意

古い車ですので走行距離の多い個体が多いのですが、100,000kmを超えている車は部品交換が適切に行われているか確認が必要です。

普通の車でも100,000㎞はさまざまな部品の交換時期に当たり、エンジンのタイミングベルトやエアコン、オルタネータの補器類、ゴムホース、ゴムパッキンなどのゴム部品が劣化しています。

もし100,000㎞を越えている車の場合には、これら定期交換部品が交換されているかどうかを確認しておきましょう。

また100,000㎞を越えていなくても、今後維持費として部品交換代が発生する可能性は考えておきましょう。

車の実用性はあまりよくない

カプチーノは2シーターのオープンカーですので、実用性の観点からは問題が無いとは言えません。

特にトランクなどはそもそも小さいこともありますが、ルーフを収納したりするとほぼ満杯になります。

その状態で荷物を載せるとなると助手席しかないのですが、消して助手席も広くないので、積める荷物は限界があります。

またルーフを閉じた状態だと背の高い人には窮屈なほどの天井の高さになり、運転するならともかく同乗では厳しいこともあるでしょう。

カプチーノ1台でいろいろな場面にはなかなか対応しずらいので、割り切って使うか、セカンドカーとして付き合うなら問題なく使えるでしょう。

カプチーノは未だに最高の車の一つです

ここまでカプチーノの中古車を買う際の注意点をご説明しましたが、やはり20年もの間に受けた経年劣化が原因のことが多いです。

しかしそういったデメリットを差し引いても、軽量でスポーティな走りが楽しめるカプチーノという車にはほかの車にはない魅力が確かにあります。

私自身、友人のカプチーノを1日借りただけで虜になりましたし、その時に乗っていたスカイラインを売って乗り換えようかと本気で考えました。(結局諸事情でお流れとなりましたが

運転が楽しいということを教えてくれる、とても貴重な1台だと思います。

今後も経年劣化によるトラブルが増えてくる車ではありますが、愛情をもって付き合えばきっと充実したカーライフを楽しませてくれるでしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。