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アリストのメーター表示の見方!ランプの点滅などの意味も全解説!

トヨタ アリストは2005年まで生産された高級セダンで、質感の高さが魅力的な車種となっています。

今回はアリストのメーターについてご紹介します。

アリストのメーターのデザイン

 

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アリストはかつてトヨタの上級セダンとして生産、販売されていた車種で、現在では生産終了している車種です。

アリストは1991年に初代モデル、1997年に2代目が登場した車種で、2005年まで生産の2代目モデルが最終モデルとなりました。

アリストはモデル期間中にはモダンなデザインセダンということで一定の人気がありました。

ただデザインが多少特徴的だったことからモデル終盤には他のセダン系の車種に押されており、比較的短期間のモデルとなりました。

ですが現在でもアリストはそのパワフルな走行性能などからカスタムカーベースとしても人気はあり、現在でも走行中の車種をたまに見かけます。

今回はこのアリストの運転席メーターについてご紹介します。

アリストのメーターのデザイン


アリストは現在の最新の車種から比べると結構昔の車であり、メーター類のデザインや機能も比較的シンプルです。

ポイント

アリストのメーターは運転席の目の前にあるオーソドックス配置であり、いわゆる三連メーターと呼ばれるタイプのものです。

ドライバー目の前のメーターは大きく3つの丸いメーターが配置されており、センター部分にスピートメーターがあります。

向かって右側にはエンジン回転数を表示するタコメーター、左側にはシフトインジケーターを始めとしたいくつかの計器があります。

アリストはセダン系の車種ではありますが意外とメーター周りはスポーティで、メッキパーツも配されている高級感のあるものです。

MEMO

現在の最新車種では液晶ディスプレイなどでさまざまな情報をドライバーに伝えるようになっているのですが、アリストの時代にはそういったものがないので基本はアナログ式のメーターです。

またトリップメーターや各種警告灯、表示灯などもアナログ式ですので時代を感じるメーターデザインとなっています。

ですがスポーティな印象を与えるデザインでもあるため、アリストをカスタムカーにしている方には結構現在でも人気のある印象ですね。

加えてアリストにはトヨタのスポーツカー部門であるTOM’sやTRDが発売したメーターなどもありますので、こちらに交換している方もいらっしゃいます。

アリストのメーターの評判

アリストのメーターについてはX(twitter)などにもその評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介していきましょう。

こちらの方はアリストを以前に乗っていらっしゃったようなのですが、さまざまな点で魅力的だったようです。

その中にメーターも含まれており、シャープでスポーティなメーターはアリストのイメージを強く付けてくれていたようですね。

こちらの方は他の方からアリストについていろいろ効かれたそうなのですが、セダンの中で一番好きとおっしゃっています。

その魅力の一つに3連メーターが挙がっており、ドライバーの目の入りやすい部分なので結構印象に残る部分だったようです。

アリストのメーター表示の意味・見方

アリストのメーターにはさまざまな表示や警告灯がそなわっており、それぞれの表示について詳しくご紹介していきます。

アリストは昔の車なのでわかる範囲で各種表示を表にまとめました。

メーター表示メーター機能
標準表示スピードメーター走行時速度表示
燃料計燃料残量表示
オドメーター&トリップメーターオドメーター&トリップメーター
オドメーター、トリップメーター切り替えボタン走行距離、総走行距離の表示の切り替え
シフトポジション表示シフトポジションの状態表示
タコメーターエンジン回転数表示
水温計冷却水温度の表示
専用機能ECT PWR表示灯ECT(エレクトロニカリ・コントロールド・オートマチックトランスミッション)システムのPWRモード作動時
ECT SNOW表示灯ECT(エレクトロニカリ・コントロールド・オートマチックトランスミッション)システムのSNOWモード作動時
警告灯ブレーキ警告灯:赤色、黄色赤色:ブレーキ液不足、ブレーキ系統の異常
黄色:回生ブレーキシステム異常、電子制御ブレーキシステム異常
高水温警告灯エンジン冷却水の高温異常
充電警告灯充電系統の異常
油圧警告灯エンジンオイル圧力の異常
エンジン警告灯・ハイブリッドシステムの異常
・エンジン電子制御システムの異常
・電子制御スロットルの異常
エアバッグ警告灯・エアバッグシステムの異常
ABS&ブレーキアシスト警告灯・ABS(アンチロックブレーキシステム)の異常
・ブレーキアシストの異常
燃料残量警告灯燃料残量が規定値以下
運転席・助手席シートベルト非装着用警告灯運転席、助手席シートベルトの非着用
スリップ表示灯・TRC(トラクションコントロール)システムの異常
パーキングブレーキ表示灯パーキングブレーキがかかっている状態
VSC表示灯VSC(ビーグルスタビリティコントロール)システムの異常
表示灯フォグランプスイッチフォグランプ点灯中の表示
スリップ表示灯・VSC(ビークルスタビリティコントロール)、TRC(トラクションコントロール)、ヒルスタートアシストコントロールシステムの作動時
方向支持レバーウインカー向き表示、駐車灯表示
ランプスイッチヘッドライト、スモールランプ点灯表示
ハイビーム表示ヘッドライトハイビーム表示
フォグランプスイッチフォグランプの点灯表示
ドア開閉表示灯ドアロック開閉時の表示
クルーズコントロール表示灯クルーズコントロールの作動時の表示
TRC OFFTRC(トラクションコントロール)OFF時表示灯

アリストのメーターの標準的な表示

アリストのメーターの標準的な表示は基本的な機能は揃っており、高級セダンとして欲しい機能はしっかりあります。

まずメーター系の基本的な機能としてスピードメーター、タコメーター、シフトポジションその他のメーターがそれぞれ3つの円形のメーターとして正面に配置されます。

この3連メーターがアリストの運転席の大きなアクセントとなっており、スポーティなセダンとしての人気の元の一つになっています。

特にタコメーターはスポーツカーには欠かせないアイテムであり、走りを楽しむ方にはもってこいです。

またスピードメーターのすぐ下にはトリップメーターおよびオドメーターが配置されており、表示はスイッチによって切り替えができます。

メーターの向かって右側はタコメーターのみですが、左側には燃料計、シフトポジション、水温計などがかたまって配置されており、丸い中に見やすく3つのメーターが配置されています。

特にシフトインジケーターはアリストのシフトパターンに近い配置になっていますので瞬時にモードがわかるようになっており、使いやすいメーターといえます。

アリストのメーターの専用的な表示

アクアのメーターは下部にいろいろな表示灯があるのですが、その中でアリストの専用的な装備としてECTの表示があります。

ECTはアリストが開発された当時にいくつかのトヨタ車に採用された機能で、ECT(エレクトロニカリ・コントロールド・オートマチックトランスミッション)と呼ばれています。

その名前の通り電子制御式のトランスミッションの機構であり、現在の最新のトランスミッションシステムにつながるシステムと言えます。

アリストにはECTのモードを切り替えるためのスイッチが運転席付近に装備されており、この表示等はそのスイッチをONにしたときに表示されるものです。

ECTには大きく分けて3つのモードがそなわっており、標準モード、PWR(パワー)モード、SNOW(スノー)モードがあります。

普段の走行時には標準モードで十分なのでスイッチをOFFにしておけばよいのですが、一時的にパワーや加速が欲しいときにはPWRモードにするとよいでしょう。

また雪道などではSNOWモードにすると走りやすくなり、高級セダンの中でもスポーティなアリストは色々な路面に対応できる車にもなっています。

現在の最新の車種ではECTというシステムではないのでこの表示を見ることはないのですが、ドライバー的な立場ではトランスミッション関係のモードと考えておけばよいでしょう。

アリストのメーターの警告灯表示

アリストのメーターには各種警告灯の表示があり、車の部品やシステムのトラブルに対してドライバーへ警告してくれる機能です。

アリストのメーターの警告灯は主に3連メーターの下側にあるインジケーターパネルに備わっており、比較的狭い範囲に集中して配置されています。

ポイント

通常時は警告灯は基本的に消灯していて問題が検知されると点灯する形になります。アリストは現在から比べると車の各種システムが比較的シンプルにまとまっていますので、全体的な警告灯の数自体は少なめです。

特に最近の車種では衝突安全機能や運転補助機能、ハイブリッドシステムなど非常に複雑なシステムがありこれに対する警告灯が数多くありますので、アリストはかなり標準的な警告灯でまとまっているといえます。

警告灯の標準的なものとしてはエンジン警告灯やブレーキ警告灯、油圧警告灯などがあり、このあたりは昔からほぼ同じ表示なため意味がわかりやすい表示です。

また燃料残量警告灯などは点灯する頻度が比較的多いものであり、車の燃料が規定値以下になったときに点灯しますのですぐに燃料補給をしましょう。

MEMO

そのほかにアリストにもいくつかのシステム関係の警告灯がそなわっており、TCS(トラクションコントロール)系やVSC(ビーグルスタビリティコントロール)、スリップ警告灯など走行安定性を司るシステムの警告灯などは当時からしっかりそなわっていました。

アリストは現在では最終モデルでも20年近い年月の経過した車種になっていますので、車の経年劣化に従って警告灯も点灯する頻度は多くなっています。

またメンテナンスや修理をしっかり行わなければ安全な走行ができない車も出てきている時期ですので、警告灯の表示には特に注意しましょう。

アリストのメーターの表示灯

アリストのメーターには警告灯の他にも各種表示灯があり、比較的走行中に見かけることの多いものです。

表示灯は警告灯とは違ってドライバーが運転中に指標とする表示が多く、左右の方向器の向きを見る方向支持レバーなどは最も使う表示灯でしょう。

またヘッドライトの向きや点灯の表示などもよく使いますし、このあたりの表示灯は基本的な車の機能と言えます。

また左右のドアが開いたときに点灯するドア開閉の表示等も便利であり、車への乗降をドライバーに知らせたりいわゆる半ドアを検知するための表示にもなっています。

そのほかアリストにはいくつかの走行支援システムなどがあり、そのための表示等もあります。

TRC OFFスイッチはTRC(トラクションコントロール)をスイッチで切ったときに点灯するのですが、これは雪上などを走行する際にスリップを抑制するために使用します。

またスリップ関係のシステムの動作時にも表示等が点灯しますので、特に走行に注意する点がわかるようになっています。

またアリストには高速道路などである程度の走行補助をしてくれるクルーズコントロールシステムがあり、こちらの作動時に点灯する表示灯も比較的使う頻度は多い表示灯といえるでしょう。

アリストのメーターの見やすさ

次にアリストのメーターの見やすさについてご紹介します。

アリストのメーターの見やすさについて

アリストのメーター類は比較的表示が大きいので視認性自体は良いでしょう。

現在の最新の車種ではデジタル式のメーターがかなり多くなってきているのですが、アリストは基本的にアナログ式のメーターなので見え方は結構違ってきます。

ですがスピードメーターやタコメーターの円形のサイズが大きい3連メーターですので、スポーティなセダンとしてのアイデンティティともいえる大きさです。

アナログメーターなので表示される情報は決して多くはありませんが、基本的には問題はないでしょう。

最新車種では車のメーターにも各種ディスプレイなどが設けられて情報が表示されるのですが、アリストにはそういった装備はありません。

そのためメーターから得られる情報は少なめではありますが、当時としては十分な性能ではあります。

またメーターは視認性向上のためにバックライトなどがあるのですが、最近の車種ではLED式なのに対してアリストは昔ながらの電球式のため、多少暗めのメーターにはなります。

これはアリストの当時としては標準ではありますので仕方ない部分ではあります。

アリストのメーターの見え方の評判

アリストのメーターの見え方についてはX(twitter)にもさまざまな投稿があるため、いくつかご紹介していきます。

こちらの方はアリストのメーターの視認性について暗さを指摘されており、最近の車種のようにLEDに変更したいとおっしゃっています。

輝度には結構な違いがあるLEDであり昔の車へ取り付けが出来る製品などもありますので、部品交換として取り付けるのはよいかもしれませんね。

こちらの方は実際にアリストに乗っていらっしゃるようなのですが、アリストのメーターは夜間に暗くなる点灯方式のようです。

夜間にメーターがあまりに明るいとドライバーの視認性に影響があるので暗くする場合もありますが、もともと暗めのメーターのアリストでは少し不便さがあるかもしれませんね。

アリストのメーターの故障

では最後にアリストのメーター故障についてご紹介しましょう。

アリストに限らずですがメーター類も故障する可能性というものはあり、その多くはメーターや表示等に使われている電球が切れて表示されなくなることです。

ポイント

最近の車種はディスプレイ式でディスプレイ自体が故障するほうが多いのですが、アリストの世代だと内部の電球の故障が最も多いです。

そのためメーターや表示灯がつかなくなったときにはこの原因を確認するべきであり、その交換費用は数千円なのでそこまで大変な故障ではありません。

またアリストのメーター自体も経年劣化などで故障する可能性はあり、その際にはメーター自体の交換が必要です。

ただしメーターの交換をするための交換部品は昔の車なのでかなり少なくなっており、中古部品などを使うにしてもその値段は数万円から100,000円を超えるものまでさまざまです。

またメーター交換時にはアナログ式のオドメーターなども調整する必要があり、基本的にはディーラーや修理工場にお願いするものとなるでしょう。