三菱 アウトランダーPHEVは大型車クラスのクロスオーバーSUVで、環境性能にも定評のある車になっています。
今回はアウトランダーPHEVのラゲッジスペースについてご紹介します。
アウトランダーPHEVの荷室・トランクの容量・寸法
参考:www.mitsubishi-motors.co.jp
三菱 アウトランダーPHEVは同社の最上級クロスオーバーSUVとなっており、最新モデルは2021年に登場した新しい車種です。
アウトランダーは現行モデルで3代目となりますが、三菱のSUVの代表的な車種となっており高い人気を持つ車です。
アウトランダーは以前は一般的なエンジン搭載のSUVだったのですが2代目アウトランダーのときに高い環境性能を持つプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが設定され、ハイブリッドカーの中でも燃費性能や電動車としての性能が高く、三菱の環境対応車の代名詞にもなっています。
それを受けて3代目アウトランダーは国内モデルは全車がPHEVモデルになっており、オフローダーとしてのSUVではなく都会派の車になっています。
またアウトランダーPHEVは車内のシート配置が5人乗り2列シートだけでなく7人乗り3列シートモデルが用意されており、ミニバン的な運用も出来る車になっています。
ではアウトランダーPHEVの大まかなサイズやラゲッジスペースについてご紹介します。
スペック | アウトランダーPHEV | |
乗車定員 | 5名、7名 | |
全長 | 4,710mm | |
全幅 | 1,860mm | |
全高 | 1,740mm〜1,745mm | |
室内長 | ・5人乗り:1,920mm ・7人乗り:2,450mm | |
室内幅 | 1,520mm | |
室内高 | 1,240mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 850mm |
幅 | 1,070mm(タイヤハウス間)〜1,300mm(ラゲッジスペース後部サイドトリム間)※BOSEBOSEプレミアムサウンド付車は1,230mm | |
奥行き | 〈5人乗りモデル〉 セカンドシート展開時:1,070mm セカンドシート収納時:2,040mm 〈7人乗りモデル〉 サードシート使用時:約400mm サードシート収納、セカンドシート展開時:1,070mm※セカンドシート最前端位置 970mm※セカンドシート最後端位置 サードシート収納、セカンドシート収納時:2,040mm | |
ラゲッジ容量 | 〈5人乗りモデル〉 セカンドシート使用時:498L(サブウーファー付車は472L) ※ラゲッジアンダーボックス26L込み 〈7人乗りモデル〉 サードシート使用時:284L サードシート収納、セカンドシート展開時:469L(サブウーファー付車は464L)※セカンドシート最後端位置 646L※セカンドシート最前端位置 サードシート収納、セカンドシート収納時:1,390L | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約1,300mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
3列目寸法(7人乗りモデルのみ) | 高さ | 約900mm |
幅 | 約1,000mm | |
奥行き | 約600mm |
アウトランダーPHEVは車の全体的なサイズが大きな車種となっており、全長4,710mm、全幅1,860mmとかなり大柄なボディです。
全高も1,750mm程度とSUVとしては標準的な高さがあり、SUVらしい力強くパワフルなデザインが魅力的です。
一方でプラグインハイブリッドカーということでボディデザインが未来的でシャープなフォルムもあり、最新のSUVとして魅力的な車となっています。
車内スペースとしては基本的には5人乗りモデルでありセカンドシートの足下空間が広くて居住性が良いのですが、7人乗りモデルのサードシートはサイズが控え目で補助座席的な役割となっています。
アウトランダーPHEVは車のタイプとしてはハッチバックカーであり、ラゲッジスペースはセカンドシート、もしくはサードシートの背面からテールゲートまでの間のスペースとなります。
当然5人乗りモデルと7人乗りモデルでラゲッジスペースの広さは違うのですが、5人乗りモデルは乗車人数が少ない分ラゲッジルームの奥行きが広く使えます。
一方で7人乗りモデルは大人数で乗ることができる分シートフル展開時のラゲッジスペースは狭めであり、容量的には5人乗りモデルの半分程度のスペースとなっています。
5人乗りモデルと7人乗りモデルで車内の横幅や高さ方向はそこまで変わらないので、大柄なボディを活かした広いラゲッジスペースの横幅や高さを活用でき、荷物の積載方法は色々な方法がとれるでしょう。
ではアウトランダーPHEVのラゲッジスペースについて詳しくご紹介します。
アウトランダーPHEVの荷室・トランク・荷物収納スペースの良い点
アウトランダーPHEVは大柄なボディに合わせた広々としたラゲッジスペースがあり、次のようなメリットがあります。
なおラゲッジスペースのサイズについては5人乗りモデルと7人乗りモデルに分けてご説明します。
5人乗りモデルではシート展開時でも広々とした標準ラゲッジスペース
まず5人乗り2列シートのモデルについては標準ラゲッジスペースが広く、使い勝手のかなり良いものとなっています。
アウトランダーPHEVは3列シートを展開できるほど広い車内スペースを持った車であり、その中で5人乗りモデルは座席数を減らしてラゲッジスペースを広く確保したモデルです。
セカンドシートまでの足下の居住スペースを広く快適に確保した上でその後部が標準ラゲッジスペースとなっており、セカンドシート展開状態でも奥行きが1,070mmとかなり広々としています。
横幅もタイヤハウス感は多少狭いもののその他の部分は約1,300mm近い横幅がありますので、荷物のサイズによっては横積みしたほうが積みやすい場合もあります。
またアウトランダーPHEVの全高の高さを活かしてラゲッジスペースの上下スペースも850mmとゆとりのある広さを持っており、標準ラゲッジスペースだけでも500L程度の容量があれば普段使いで不便に感じることはないでしょう。
この標準ラゲッジスペースでは買い物の荷物や家具類なども満足に積み込めますが、レジャーの際に必須であるゴルフバッグの積載性も高いです。
標準ラゲッジスペースに横積みにする形で9.5インチサイズの大型のゴルフバッグを4つまで搭載することが可能で、5人乗りのアウトランダーPHEV1台で4人乗車しながらゴルフにいけます。
また大型のスーツケースなども立てて横並びにすることで3つから4つぐらいは積み込めますので、アウトランダーPHEVでの旅行にも重宝します。
背の高いベビーカーや車いすなどは折りたたみの機構によっては立てたままでも積み込める高さがあり、無理な場合は横倒しにすればしっかり積み込めるでしょう。
なおアウトランダーPHEVにはオーディオシステムに高級なBOSE製オーディオも選択できるのですが、その使用ではラゲッジスペースのサイズが少しだけ小さくなります。
BOSEオーディオにはサブウーファーが搭載されるのですが、その搭載位置がラゲッジスペースの横のスペースになっており、その分ラゲッジスペースの横幅が多少狭くなって容量が減少しています。
それでも基本的な使い方はそこまで変わらないためあまり気にすることはないでしょう。
7人乗りモデルは控え目ながら普段使いは可能なサイズ
アウトランダーPHEVの7人乗りモデルでは標準ラゲッジスペースはサードシートの後ろのスペースとなっており、そのサイズは結構小さなものとなります。
参考:www.mitsubishi-motors.co.jp
7人乗りモデルでは5人乗りモデルのラゲッジスペース部分に座席を2席追加した仕様となっており、その2席はサイズ的には補助座席的な役割のものとなります。
そして7人乗りモデルの標準ラゲッジスペースはサードシートの後部となりますので、5人乗りモデルに対して標準ラゲッジスペースはかなり狭いものとなっています。
奥行きが広い部分でも400mm程度しかありませんので標準ラゲッジスペースの容量は5人乗りモデルの半分程度になっており、容量だけを見るとコンパクトカーでも小さい方のサイズ感となっています。
このスペースでは見た目にも大きなものは積み込めないのですが、横幅方向は5人乗り同様広く取られているので普段の買い物程度であれば対応できるサイズにはなっています。
ですがゴルフバッグのような大きなものはなかなか積みづらく、なんとか横幅を活かして横積みすることで1つまでは搭載できます。
スーツケースなども7人乗りモデルではせいぜい1つぐらいしか載せられないのですが、一方で7人乗りモデルの標準ラゲッジスペースは底が深くなっており、この深さを活かすと高さがあって幅の薄いものなどは積込むことができます。
この深底部分は後述するシートアレンジで活用するスペースとして設けられており、5人乗りモデルはここにボードが付いていてこちらも後述するアンダーラゲッジとなっています。
シートアレンジ後には広々とした容量を確保できる
アウトランダーPHEVではシートアレンジによってさらに広いラゲッジスペースを活用でき、使い勝手が大幅に広がります。
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シートアレンジはセカンドシートやサードシートを折り畳んだり収納したりすることでラゲッジスペースとして利用する機能で、5人乗りモデルにも7人乗りモデルにもそなわっています。
まず7人乗りモデルでは最後尾のサードシートをシートアレンジで収納することができ、シートを折り畳んだ上で床下収納をする形となっており、シート収納後にはサードシートのあった場所はフラットなラゲッジスペースになっています。
この機構のために7人乗りモデルは標準ラゲッジスペースが深底になっており、深底部分にシートを収納することで完璧に収納できる便利なシートアレンジとなっています。
このモードにすればラゲッジスペースの広さは5人乗りモデルとほぼ変わらなくなり、容量も469L(サブウーファー付車は464L)と使い勝手の良い広さがあります。
また5人乗りモデルでも7人乗りモデルでもセカンドシートもシートアレンジが可能であり、こちらは背もたれ部分を前側に折り畳んで収納する形となります。
収納後は多少斜めになって完全なフラットにはなりませんが、ラゲッジルームとしては奥行きが2,000mm近い広いスペースが使えますので、かなり長い荷物や大量の荷物を積込むことができるようになります。
さらにセカンドシートは3席がそれぞれ独立して収納できる4:2:4式の分割機構となっており、シートアレンジを細かく1席ずつ収納して乗車人数と荷物のサイズで調整ができるようになっています。
特にセカンドシートのセンター部分のみを収納することで細長い荷物を積み込みながら左右の席に座ることができ、快適な左右席を利用できるという点で非常に使い勝手の良いシートアレンジとなっています。
5人乗りモデルにはアンダーラゲッジ装備
アウトランダーPHEVの5人乗りモデルにはアンダーラゲッジがそなわっており、いろいろな使い方ができます。
アンダーラゲッジはラゲッジスペースの床面の下に設けられた床下収納で、アウトランダーPHEVでは5人乗りモデルのみ設定されています。
7人乗りモデルではサードシートの固定部分が位置していたりシート自体の収納スペースを確保するためにアンダーラゲッジがないのですが、そういった必要のない5人乗りモデルでの余ったスペースがアンダーラゲッジとなっています。
アンダーラゲッジはラゲッジ床面のデッキボードを持ち上げるとアクセスすることができ、その内側には工具やジャッキ類の収まるスペースと小物入れになるトレイがあります。
このアンダーラゲッジトレイは結構横幅のあるスペースとなっていますので、小物入れとしては26Lありますので結構長いものでも収めることができます。
またアンダーラゲッジトレイは防水性がありますので、泥が付いた靴や濡れた靴なども積み込みやすく、汚れた場合にも掃除が楽というメリットがあります。
加えて5人乗りモデルではデッキボードを開いたままの状態にもしておけるので、こうすればアンダーラゲッジの深さを標準ラゲッジスペースの一部として活用でき7人乗りの深底ラゲッジスペースと同じような使い方も出来るでしょう。
なお7人乗りモデルでも床下には工具類などは収まっているのですが、小物入れとしてわずかなトレイはあります。
ですが容量がわずか5Lとなっていますので本当に小物入れとしてしか利用できないサイズです。
キャンプやアウトドアにもしっかり活用できるラゲッジスペース
アウトランダーPHEVのラゲッジスペースの広さがあればキャンプやアウトドアなどの趣味にもしっかり活用でき、積載性と乗車人数を調整できる点も使い勝手が良いです。
アウトランダーPHEVのラゲッジスペースは5人乗りでは標準ラゲッジスペース、7人乗りではサードシートを収納した状態でも結構広いスペースがあり、高い積載性があります。
またシートアレンジを駆使してセカンドシートを収納すれば圧倒的な奥行きを持つラゲッジスペースが利用でき、多くの荷物を積み込むのには便利です。
この高い積載性を活かせばキャンプやアウトドアでの大量の荷物を積み込んでの移動や、大型のサーフボードやマウンテンバイクなどを積み込むレジャーへの用途にもしっかり対応できます。
乗車人数と荷物の量でかなり細かくシートアレンジを調整できますので、普段のファミリーカーとしても週末の遊びの車としても両立できます。
またキャンプやアウトドア向けの装備も色々揃っており、キャンプやレジャー用品を持ち帰るときには泥汚れが付いたり水で濡れている場合があるため車内の防水性が必要となります。
そういった際にオプション装備である「ラゲッジプロテクター」を装備しておくと、ラゲッジスペースやシート背面などを大きな防水シートで覆うことができるので必要なときだけ防水性を発揮できるのが使い勝手が良いです。
その他標準ラゲッジスペース部分を覆う「ラゲッジトレイ」やリアバンパーの傷つき防止用の「バンパープロテクター」などもあり、アウトランダーPHEVをキャンプやアウトドアに活用する方はあらかじめ装備しておくと良いでしょう。
さらにアウトランダーPHEVには標準装備としてラゲッジスペースのサイドにアクセサリーソケットがあり、プラグインハイブリッドカーの強力な電源を活かして家庭電源並みの電力供給ができます。
ラゲッジスペースの部分にあるのでキャンプの際にここからコードを伸ばしたりすれば、車外でさまざまな電気製品を扱えるようになり非常に豊かな過ごし方が出来るでしょう。
ハンズフリーで開閉できるテールゲート
アウトランダーPHEVにはテールゲートにも便利な機能がそなわっており、手を使わずに開閉が可能です。
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アウトランダーPHEVは大型のSUVなのでラゲッジスペース後ろのテールゲートはかなり大きいのですが、積載性などは良好で開口部も大きいものとなります。
このテールゲートは普段は手で開閉を行うのですが、アウトランダーPHEVの一部グレードには「エレクトリックテールゲート」という機能があります。
この機能はアウトランダーPHEVのリアバンパーの下部にあるセンサーに足をかざすことでテールゲートが開く機能で、両手に大量の荷物を持った状態でもテールゲートを開けてスムーズに積み込めます。
またこのエレクトリックテールゲートにはテールゲートの開閉角度を記憶しておくメモリー機能があり、エレクトリックテールゲートの使用時のみある角度でテールゲートが止まってくれます。
この機能があると後ろが狭い場所や他の車があるような場所でテールゲートを自動で開く際に安全であり、両手に荷物を持った状態で自動で開くと途中で止められないので、あらかじめ設定しておくと良いでしょう。
初めて使うときにはセンサー位置などがわからない場合もありますので、自宅の駐車場などで一度試してみると良いでしょう。
ラゲッジスペース周りの各種便利装備
アウトランダーPHEVのラゲッジスペースには標準装備も色々なものがそなわっています。
まずアウトランダーPHEVのラゲッジスペースの左右の側面にはレバーがそなわっているのですが、このレバーはセカンドシートの収納用レバーです。
セカンドシートのシートアレンジは基本的に座席側から操作するのですが、アウトランダーPHEVではラゲッジスペース側からでも操作できるので荷物を載せるときにスムーズに格納が行える機能です。
左右のレバーでそれぞれ独立して格納操作ができるのでラゲッジスペース側からでも満足な調整も出来ます。
さらに7人乗りモデルでは前述のレバーに加えてサードシートの背面にストラップがそなわっており、サードシートの収納にはこのストラップを引くことでロックが外れて収納することが可能となります。
その他ラゲッジスペースのサイドにはアクセサリーソケットがありますが、その他にサイドの左側に照明がそなわっています。
1箇所だけの照明ですが夜間でも手元を照らしてくれるので使い勝手がよいものとなっており、その他キャンプの際にアクセサリーソケットの位置を夜間に見つけるときにも便利でしょう。
またアウトランダーPHEVの車内にしっかり荷物を固定するためのフックがラゲッジスペースの床面前側に2箇所そなわっており、ここにロープやネットを引っ掛けることで荷物を確実に固定できて安心です。
アウトランダーPHEVの荷室・トランク・荷物収納スペースの悪い点
アウトランダーPHEVのラゲッジスペースは使い勝手は良いのですが、次のような点は不便さを感じる部分になっています。
7人乗りモデルの標準ラゲッジスペースは深さがある
アウトランダーPHEVの標準ラゲッジスペースは7人乗りモデルが狭いスペースとなっていますが、容量を可能な限り大きく取った結果底の深いデザインになっています。
アウトランダーPHEVの標準ラゲッジスペースはサードシートでスペースを使うために前後スペースが狭くなっており、それを補うために5人乗りモデルのアンダーラゲッジ部分も開放して上下に縦長のラゲッジスペースとなっています。
その結果奥行きは狭いのですが容量は300L弱はあり、狭いながらも普段使いは出来るサイズになっています。
ですがその結果ラゲッジスペースの床面がリアバンパーよりもかなり低い位置になってしまい、積み込むときに制限もあります。
深底になっているとどうしても積み込める荷物のサイズや積み込み方が制限されてしまい、そこに収まらないものは積み込みづらくなります。
また重量物などを積み込むときにもリアバンパーの位置まで持ち上げてから一段低い位置に置かなければならず、積み込みの際にも車から降ろす際にも手間がかかります。
5人乗りモデルはデッキボードで覆われているのでこういった手間はないのですが、アウトランダーPHEVの7人乗りモデルにはデッキボードはないので場合によっては不便さを感じるでしょう。
シートアレンジ後のスペースに段差が多い
アウトランダーPHEVのラゲッジスペースはシートアレンジで広々としたスペースが確保できますが、フルフラットなスペースではなく段差が多少ある点は気になります。
アウトランダーPHEVのラゲッジスペースはセカンドシートの後ろのスペースは全体的にフラットになっており、5人乗りモデルはデッキボードでフラットになっています。
7人乗りモデルでもサードシート収納後には5人乗り同様フラットになる設計となっているため、セカンドシート展開状態であればそこまで不便さはありません。
ですがセカンドシートを収納した際にはシートの背もたれ部分の段差が一部に残ってしまい、全体的にフルフラットにはならないデザインとなります。
ラゲッジスペースがフルフラットではなくてもラゲッジスペースの奥行きは広いので、基本的には大きな荷物は積み込めます。
ですが重量物やサイズの大きなものを積み込んだときに前後にスライドして移動すると、段差部分に引っかかってしまって積み込みづらくなっています。
またキャンプの際には最近車内で宿泊する車中泊が人気なのですが、アウトランダーPHEVではシートアレンジ後のスペースで段差が邪魔になってそのままでは快適に寝られません。
そのためアウトランダーPHEVで車中泊をする際にはマットなどで段差を解消する必要があり、事前準備が重要となります。
アウトランダーPHEVの荷室・トランク・荷物収納スペースの口コミ・評判
アウトランダーPHEVのラゲッジスペースについてはtwitterでも投稿があり、その中からいくつかご紹介しましょう。
初めて新型アウトランダーで車中泊したが、荷室がフラットにならないのと狭くなってるので足が真っ直ぐ伸ばせずキツかった…
バッテリー巨大化の弊害で色々な所が旧型に比べて狭くなってるのが残念や…なお奈良井宿で車中泊したので温度は快適やった pic.twitter.com/OoaZIXiJWC
— ななめ2ミリ (@ton0ko) July 18, 2022
こちらの方はアウトランダーPHEVで車中泊を過ごされたようなのですが、車内では寝づらくて大変だったようです。
前述したシートアレンジ後の段差や前後のサイズが不足気味だったようで、あらかじめ色々な準備をしておかなければならないのでしょう。
アウトランダーPHEVだと夏場の車中泊も余裕で過ごせるけど冬場と違って荷室下にある駆動バッテリーがものすごく熱持つ(´;ω;`)
充電完了後のエアコンOFFで起きるんだよね…
— 鈴白@NATURE CAMPER (@SUZU_shirotabi) April 13, 2022
こちらの方もアウトランダーPHEVを実際に運用されているのですが、意外な弱点として夏場にラゲッジスペースが熱を持つことがあるようです。
ラゲッジスペースの下にはアウトランダーPHEVの電源を司る大型バッテリーがあるのですが、夏場にはそのバッテリーの熱がエアコンオフにした条件でラゲッジスペースにまで伝わるようです。
そのため熱に弱いものや食品を積み込んだままにするときには気をつける必要がありそうです。
総評
三菱 アウトランダーPHEVは大柄でスタイリッシュなボディを持ち、クロスオーバーSUVとしてカッコイイ車に仕上がっています。
それだけでなくプラグインハイブリッドカーとして燃費性能も高い車になっており、三菱の最上級車としてのクオリティが非常に高い車となっています。
ラゲッジスペースについては大柄なボディを活かして広々としたスペースが確保されているので使い勝手は基本的には良好で、多少気になる部分はあるものの不便なことは少ない車でしょう。
ただし三菱の最上級車種でコストもかかるプラグインハイブリッドカーということで、価格が高いという点は手に入れづらい部分でしょう。