スバル インプレッサG4はスバルの中型セダンで、インプレッサシリーズの一つです。
今回はこのインプレッサG4のでザインについてご説明します。
インプレッサG4のデザイン
スバル インプレッサはスバルが世界に誇る中型車シリーズで、そのセダンタイプがインプレッサG4となります。
インプレッサは1990年台からラインナップされている歴史の長い車種で、現行モデルで5代目となります。
インプレッサには伝統的にコンパクトなハッチバックタイプのモデルとトランクのあるセダンモデルが設定されており、1車種で若者向けのハッチバックと中高年向けのセダンが選べて選択肢が広い車です。
またインプレッサはスバルの実質的なエントリーモデル的な位置づけであり、日本だけでなく世界中で有名な日本車の一つです。
インプレッサはスバルのモータースポーツでも輝かしい成績を収めてきたためラリーカーとしての印象も強い車種なのですが、今回ご紹介するインプレッサG4はセダンということでもっとおとなしめのデザインでまとめられている車種です。
しかしスバルは車のデザインにスポーティなコンセプトを盛り込むことが多いのですが、インプレッサにもそういったコンセプトが盛り込まれているので大人しい中にもシャープなラインもあるかっこいい車です。
またインプレッサにはスバルの得意とする4WDシステムもあるのですが、セダンであるインプレッサG4にもこの4WDの設定がありますので、悪路や雪道などでもある程度対応できるのがメリットの一つです。
ではそんなインプレッサG4のデザインをご紹介します。
インプレッサG4のエクステリアデザイン
インプレッサG4はインプレッサシリーズということで多くの部分をハッチバックタイプのインプレッサスポーツと共通化しており、エクステリアデザインも近い点が多いです。
参考:sp.subaru.jp
まずインプレッサG4のフロントマスクデザインですが、細めでシャープなヘッドライトのデザインとコンパクトなグリルがまとまりの良いデザインに仕上がっています。
フロントバンパー左右のメッキパーツなどでボリュームが出ているのですが、車の全体のフォルムとしては比較的シンプルになっており、欧州車のような印象のデザインにまとまっています。
また車のフォルムが落ち着いているのでメッキホイールなどが映えるのも特徴で、高級感を感じられるアクセントになっていてカッコイイです。
参考:sp.subaru.jp
リアのデザインについてはセダンであるインプレッサG4の大きな差別化されている点であり、セダンとして独立式のトランクルームがあります。
このトランクルームの分車の全長はハッチバックモデルよりも延長されており、のびのびとしたフォルムのセダンに仕上がっています。
リアコンビランプなどもインプレッサG4専用のデザインとなっており、落ち着きのあるデザインとクリアパーツのコントラストが特徴的です。
リアバンパーなども下部がブラック塗装で塗り分けがされているので、車のフォルム以上にリアがスッキリとまとまっています。
インプレッサのインテリアデザイン
次にインプレッサのインテリアのデザインをご紹介していきましょう。
参考:sp.subaru.jp
まずインプレッサG4のインパネや運転席をご紹介しますが、インプッサG4の運転席周りはかなり機能的なデザインとなっており、メーターや様々なボタン類が多く配置されています。
センターにはカーナビの大型ディスプレイの他にその上に各種走行情報を表示するサブディスプレイもあり、日本車らしい機能性を高めたデザインでまとまっています。
エアコンパネルやシフトノブなどの操作系もシンプルなデザインでまとまっています。一方でインパネやエアコンダクト周り、ハンドルノブの周辺に質感の良いメッキパーツが装着されており、比較的シンプルなインテリアにアクセントを与えています。
参考:sp.subaru.jp
またインプレッサのインテリアデザインも全体的にはシンプルですが、シートは結構複雑な造形でホールド性を高めた前席と後席のデザインとなっています。
センターコンソールなども比較的簡素なデザインですが扱いやすい機能性はあり、ファミリーカーとして十分なデザインです。
またセダンということで後席の乗り心地なども重視される車ですが、高級車ほどの質感はないものの簡素なベンチシートではないのでこのクラスのセダンとして満足感は十分でしょう。
さらにインプレッサG4にはトランクルーム機能が備わっており、後席を前方に倒すことでトランクルームとつなげて長い荷物や大きい荷物を積み込むことができます。
全体的にインプレッサG4のインテリアは価格帯に合わせたクオリティではありますが、このクラスのセダンとしては十分な質感です。
インプレッサG4のボディカラー
次にインプレッサG4のボディカラーをご紹介しますが、現在は次の6色が用意されています。
インプレッサG4 ボディカラー | クリスタルホワイトパール |
アイスシルバーメタリック | |
マグネタイトグレーメタリック | |
クリスタルブラックシルカ | |
ピュアレッド | |
サファイヤブルーパール |
通常車のボディカラーは8色から9色が設定されることが多いのですが、インプレッサG4では6色と少なめです。
シンプルで定番カラーとなるホワイトパールやシルバーメタリック、クリスタルブラックシルカなどのシックなカラーもしっかり用意されており、これらはセダンらしい落ち着いた印象を与えてくれます。
またマグネタイトグレーメタリックはシンプルなグレーに近いカラーですが、メタリックカラーなので明るさもあり意外とインプレッサG4にマッチしています。
その他は原色系のカラーが2色用意されており、明るいピュアレッドと藍色に近いサファイヤブルーパールがあります。
こういった原色系のカラーはスポーティなイメージのインプレッサG4によくマッチするカラーで、どちらもスポーツセダンといった印象となります。
なおボディカラーのラインナップが少ないのはセダンモデルだからという点があり、ハッチバックタイプのインプレッサスポーツにはまた違ったカラーバリエーションがあります。
インプレッサG4は人気か?
では次にインプレッサG4が人気かどうかを見ていきますが、これは国内の年間販売台数で見ていきます。
ですがインプレッサはインプレッサG4だけでなくインプレッサスポーツも含んだインプレッサシリーズとしての集計です。
インプレッサ年間販売台数ランキング | 順位 |
2016 | 21位 |
2017 | 13位 |
2018 | 18位 |
2019 | 20位 |
2020 | 18位 |
現行インプレッサは2016年に登場しましたが、その新車効果が年間販売台数に表れてくるのは2017年からです。
その順位は2017年で13位とまずまずの順位であり、年間販売台数では40,000台〜50,000台規模となります。
その後の2018年以降はおおよそ18位〜20位ぐらいになっているのですが、それでも販売台数的にはまだ40,000台〜50,000台規模はあり、上位の車種の台数が増加したことで比較してインプレッサの順位が下がったような形ですね。
それでもスバルの車種としてはトップクラスの売れ行きであり、十分人気車種といえるでしょう。
インプレッサG4の評判
インプレッサG4のデザインについてはtwitterにもさまざまな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。
インプレッサG4のデザイン好きだけどMT無いんだよな…
MTあったら買ってたのに( ˙ ⍘ ˙ ) pic.twitter.com/0cbAvUthJf— ✩゛ふぁず 🍆💛 (@Quarltie) February 4, 2022
こちらの方はインプレッサG4のデザインが好きとおっしゃっておられ、そのスポーティな印象のセダンがお好きなようです。
ですがインプレッサG4にはスポーツカーに装備されることもあるマニュアルシフトの設定がないので、少し残念がっておられますね。
インプレッサG4納車されて1週間、まだ通勤にしか使ってないけど、とても運転しやすいです!
穏やかで優しい乗り心地で安心感がすごい!
昔ながらのセダンの形やお尻にボリュームがあるデザインも気に入ってます!
後席もトランクも広くて実用性ばっちり🧳
犬みたいな顔も可愛い🐕🦺長く大切に乗っていきます pic.twitter.com/sO8hvj0cBb— びくっとさん (@atomsmith3ato) November 13, 2021
こちらの方はインプレッサG4が新車として納車された直後で、その乗り心地や運転性をかなり気に入られています。
またインプレッサG4のボリュームのあるデザインも気に入っておられ、この方にとっては素晴らしい1台ですね。
スバル インプレッサG4
G4と名乗るようになった先代から急に、真っ当なミディアムセダンの風格を醸し出してきた。
今や貴重な存在となった、上質な造りで、地味目だが嫌味のないデザインで、安心して乗れるセダン。
コスパいいし、こういうのトヨタでも出せよ!と親父がボヤいてた。 pic.twitter.com/bMS9H5o0Hd— toshiccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccc (@toshicarz) July 28, 2020
こちらの方はインプレッサG4のセダンとしての質感を褒められており、中型セダンとしてバランスの良い点を評価されています。
インプレッサG4はデザイン的に地味な点もたしかにありますが、それでもコストパフォーマンスと信頼性の面でおすすめできる1台です。
インプレッサG4の欠点
インプレッサG4は中型セダンとしてバランスの良い車にはなっていますが、その点から中途半端な点もどうしてもあります。
インプレッサシリーズは中型車の中ではスポーティな印象を持つ車で、ハッチバックタイプのインプレッサスポーツはその装備やオプションを見ても結構スポーティなモデルに仕上げることができます。
ボディカラーの設定もインプレッサスポーツは多く設定してあり、インプレッサスポーツのほうが選択肢が広いです。
インプレッサG4もインプレッサスポーツとフロントマスクやサイドのデザインは変わらないものの、モデル設定やボディカラー設定などが少なくなっており、メインのモデルとはならない立ち位置です。
またインプレッサG4は車内のスペースもセダンとしてはそこそこの広さがありますが、セダンということでトランクルーム式のラゲッジルームでありハッチバックタイプよりも荷室の使い勝手がいまいちです。
またトランクがあることでインプレッサG4はインプレッサスポーツよりも全長も長くなっており、全体的なあ使いやすさはハッチバックタイプのほうが良いのです。
インプレッサG4のメリットというとセダンフォルムで中型セダンという点にあるのですが、車としての利便性などの面ではそこまでメリットと言うほどのものがなくあくまでインプレッサのセダンという立ち位置です。
インプレッサG4の値段
では最後にインプレッサG4の新車価格と中古車価格をご紹介します。
中古車価格については大手中古車情報サイトであるカーセンサーとgoo-netで調べています。また参考にハッチバックタイプのインプレッサスポーツの価格もご紹介します。
インプレッサ(6代目) | 新車価格 | 中古車本体価格相場 | |
インプレッサG4 | 2,002,000円〜2,706,000円 | カーセンサー | 899,000円〜2,299,000円 |
goo-net | 899,000円〜2,475,000円 | ||
インプレッサスポーツ | 2,002,000円〜2,926,000円 | カーセンサー | 798,000円〜3,280,000円 |
goo-net | 798,000円〜3,280,000円 |
インプレッサG4の新車価格は2,000,000円台〜2,700,000円台となっており、中型車の価格帯としては近年としては少し安めの価格帯に入っています。
近年は軽自動車やコンパクトカーでもこのぐらいの価格帯であり、それらの車と比べても少し上の車格であるインプレッサG4はコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
またインプレッサスポーツとの比較では最低価格は同じなのですが、インプレッサスポーツは上級のスポーツモデルが高くなっているので、インプレッサG4の上級モデルのほうが少し安価に手に入れることができます。
中古車価格についてはインプレッサG4は2016年のモデルなので現在では下がり気味であり、最低価格は900,000円台からとかなり手に入れやすい車となっています。
高いモデルでも2,500,000程度とこのクラスとしてはまだ安価であり、中古車の中型セダンとしてはかなりお買い得でしょう。
またインプレッサスポーツよりも中古車価格は全体的に安価になっているので、中古車としてもコストパフォーマンスが十分です。