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RX-8はかっこいい?評判・人気が高い?値段まで解説!

マツダ RX-8は中型のスポーツカーで、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーとして高い人気を持っている車です。

今回はそんなRX-8のでザインについてご説明します。

RX-8のデザイン

 

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マツダ RX-8は2003年に登場した4シータースポーツカーで、マツダのスポーツカーとして特徴的な要素をたくさん盛り込んだ車です。

マツダにはかなり昔からRX-7というスポーツカーがあるのですが、RX-8はRX-7の次世代型として登場したスポーツカーとなります。

RX-7にはマツダ独自の要素としてロータリーエンジンがあり、ロータリーエンジンは世界の自動車メーカーの中でマツダのみが量産車に採用している珍しいエンジンでもあります。

RX-8はこのロータリーエンジンを搭載したスポーツカーとしては現在最後の車種となっており、2003年〜2013年までRX-8が生産されたあとはロータリーエンジン搭載車は発売されていません。

またマツダには他にスポーツカーとしてロードスターがあるのですが、ロードスターはロータリーエンジンではなく一般的な直4エンジンを搭載しており、ロータリーエンジン搭載スポーツカーはRX-8が事実上最後です。

RX-8はスポーツカーとはいっても普段使いにも配慮された設計になっており、扱いやすいサイズ感のボディと開口部の広いドアで実用性もそこそこ確保された車になっています。

またロータリーエンジンは以前から燃費性能が悪いことが大きなデメリットだったのですが、RX-8に搭載されたロータリーエンジン「RENESIS」はそれまでのロータリーエンジンより燃費性能の大きな改良が見られたエンジンとなっており、当時最高性能のロータリーエンジンとなっています。

ただそれでもロータリーエンジンは排気ガス規制への対策が難しいなどのデメリットが依然あり、海外では販売終了するところもありました。

2013年にRX-8の生産が終了したあとにはマツダの試作車の噂や新型車にロータリーエンジンが搭載されるなどの記事もでたりしたのですが、残念ながら正式なロータリーエンジンの新型車はまだ登場しておらず、RX-8は貴重な最後のロータリーエンジン搭載車として一部ユーザーには大事にされている車でもあります。

ではそんなRX-8のデザインをご紹介していきましょう。

RX-8のエクステリアデザイン

RX-8はマツダのスポーツカーとしてはおとなしめのデザインですが、それもあって普段使いでもしっかり使える車になっています。

RX-8 フロント参考:upload.wikimedia.org

RX-8は車のサイズ的には5ナンバーサイズをわずかに超えるぐらいの比較的コンパクトにまとまったスポーツカーで、軽量で軽快な走りが持ち味の車となっています。

フロントマスクは横長のおとなしめのデザインのヘッドライトと低いフォルムのボンネットを持ち、非常にコンパクトなエンジンであるロータリーエンジンを搭載したからこそのフォルムです。

スポーツカーにありがちな派手なグリルや凹凸感のあるボディラインなどはRX-8では鳴りを潜めており、フロントだけを見るとセダン系の車のような落ち着いた印象となっています。

ですがスポーツカーらしい大径タイヤが存在感を表しており、どっしりした安定感のあるデザインとなります。

RX-8 リア参考:upload.wikimedia.org

RX-8のサイドはスポーツカーの流線型のフォルムがしっかり作られており、リアウインドウがファストバックスタイルなので車内が広く確保できるとともに丸みを帯びたフォルムと空力性能を与えています。

リアのデザインについてはこの頃のマツダ車の標準的なデザインになっており、ティアドロップ型のリアコンビランプとクリアの丸型のランプデザインが欧州車風の印象を与えてくれています。

タイヤハウスの周辺はフロントもリアも多少張り出すような形になっており、安定感のあるフォルムとコンパクトなボディが際立っています。

またリアのマフラーは左右2本出しのレイアウトになっており、こちらもスポーツカーらしいフォルムです。

RX-8の特徴的なドアデザイン

RX-8はロータリーエンジンという非常に特殊なエンジンを搭載したスポーツカーというのが最大の特徴ですが、その他にRX-8はドアの開き方がとても特徴的です。

RX-8 ドア参考:upload.wikimedia.org

RX-8のサイドフォルムを見ると一見ドアはスポーツカーにありがちな左右1枚ずつの2ドアに見えますが、実はRX-8は4ドア車です。

RX-8のドアはいわゆる観音開きと呼ばれる構造で、フロントドアは前に、リアドアは後ろに開くことで非常に広い乗車口が確保できます。

2ドアのスポーツカーはリアシートへ乗り込むときにシートを倒したりしなければならず普段使いでは非常に不便なのですが、RX-8はこの観音開きによって後席の乗車もとても楽になっています。

ポイント

観音開き構造はスポーツカーではかなり攻めた構造であり、スポーツカーの走行性能には重要な車体剛性を確保するにはこの大きな開口部が不利になります。

RX-8はこのデメリットを車体構造の強化でクリアしており、観音開きをするリアのドアに上下の梁であるピラーを組み込むことでドアを閉めたときにしっかりした剛性を確保するようになっています。これによりスポーツカーの操縦安定性やロール性能も十分確保されています。

スポーツカーでこれほど後席の乗降性を確保した車はあまり見られず、RX-8が普段使いもしっかり考慮されていることがわかるでしょう。

RX-8のインテリアデザイン

RX-8のインテリアのデザインは比較的シンプルにまとまっており、スポーツカーらしいスパルタンなものです。

RX-8 インテリア参考:upload.wikimedia.org

RX-8のインパネ周りや運転席周りのデザインはシンプルなデザインとなっており、あまり凹凸や複雑なデザインは見られません。

オーディオやエアコンパネルに特徴的な円形のデザインが見られますが、その他は丸形のエアコンダクトやシフト周りのメッキパーツ程度が特徴的なインテリアデザインとなっています。

カーナビなども現在の車のようにあらかじめ設置場所があるわけではなく、必要であれば後付式でエアコンダクトの上辺りに設置する形となっています。

運転席周りは丸形の大きなメーターがスポーツカーらしいデザインとなっており、全大敵にスパルタンな印象なので走りがメインのスポーツカーという印象です。

RX-8 シート参考:upload.wikimedia.org

RX-8は前述したとおり観音開き式のドアなので、ドアをフルオープンするとこの写真のように前席にも後席にもかなり楽にアクセスできます。

RX-8のインテリアは4シーター式なのでセンターコンソールがフロントからリアまで一続きになるようになっており、インテリアのアクセントになっています。

またRX-8ではインテリアカラーにブラックの他に鮮やかなレッドにすることもでき、スポーツカーとしての派手でスポーティな印象をあたえるインテリアとなっています。

シート自体もフロントもリアもホールド感を高める左右の張り出しのあるセミバケットシートに近いものになっており、スポーツ走行でしっかり体を支えてくれます。

RX-8はこの観音開きのおかげで後席に乗車する時だけでなく買物の荷物を積み込む際に楽であり、あまり大きくないトランクルームのスペースを補助して普段使いを高めるデザインにもなっています。

RX-8のボディカラー

RX-8は2003年から2013年までの10年に渡って発売されましたが、その間に設定されたボディカラーが次のものとなります。

RX-8ボディカラーアルミニウムメタリック
ウイニングブルーメタリック
オーロラブルーマイカ
ギャラクシーグレーマイカ
クリスタルホワイトパールマイカ
サンライトシルバーメタリック
ストラトブルーマイカ
スノーフレイクホワイトパールマイカ
スパークリングブラックパール
ダイアモンドグレーメタリック
チタニウムグレーメタリックⅡ
トゥルーレッド
ノルディックグリーンマイカ
ブリリアントブラック
べロシティレッドマイカ
マーブルホワイト
ライトニングイエロー

RX-8はボディカラーに様々な変遷があるのですが、定番カラーと呼ばれているホワイト、ブラック、シルバーなどのカラーは何種類もあります。

これはすべて同時期に設定されたカラーではなく、マイナーチェンジの際に廃止、追加されたり、特別仕様車専用カラーになったりして最終的に定番カラーだけで10種類ぐらいはあります。

またその他にスポーツカーらしい原色系のカラーも揃っており、ウィニングブルーメタリックやストラトブルーマイカなどのブルー系はRX-8のイメージカラーとなるほどクリーンなイメージを伝えるものになっています。

またレッド系やイエロー系も何色かあり、明るいレッドやイエローはRX-8にはピッタリの派手なカラーです。

これだけのカラーの選択肢があるのでRX-8は普段使いの乗用車としても、また走りを楽しむスポーツカーとしても様々なニーズにあわせてボディカラーを選ぶことができます。

RX-8は人気か?

RX-8はスポーツカーなので車の販売台数的に見ると一般的な乗用車ほどのボリュームはないのですが、スポーツカーの中で見ると結構売れた車といえます。

ポイント

RX-8は2003年〜2013年まで日本国内だけでなく世界中で販売されたのですが、その期間での総生産台数を見てみると約190,000台規模とかなり売れたスポーツカーといえます。

スポーツカーとしての扱い易さやライトウェイトから来る走りの軽快さ、そして普段使いの便利さもあることで男性のみならず女性のユーザーも多かった車で、マツダ車のスポーツカーとしては成功した車種といえるでしょう。

その販売台数のうち3割程度は国内の販売台数であり、スポーツカーとしてはかなり売れています。

しかしRX-8の生産台数は年数とともに減っていっており、特に2008年頃からは大きな落ち込みを見せました。

この頃には世界的な原油高などからガソリン価格が高くなっており、燃費がRX-7より改善したといっても普通の車よりは燃費がまだ悪いRX-8の販売台数が落ち込むのは仕方ない面があります。

2004年頃に世界で60,000台を売り上げていたRX-8は2010年ごろにはわずか3,000台程度と非常に落ち込みが大きく、その結果2013年に販売終了となっています。

とはいえ総生産台数から見ればRX-8はかなり売れたスポーツカーであり、現在でも中古車市場を中心にある程度の人気が維持されています。

RX-8の評判

RX-8のデザインについてはTwitterにさまざまな評価が投稿されているのですが、その中からいくつかご紹介しましょう。

この方はRX-8に実際に乗っていらっしゃるそうなのですが、そのデザインの独特さとあわせて実用性もあるのが高い評価をされています。

ロータリーエンジン搭載スポーツカーで実用性もあり、走行性能も良いということで、燃費に目をつぶれば満足出来る車ということですね。

こちらの方もRX-8のボディのデザインを評価されており、スポーツカーとしてだけでなくセダンとしても良いデザインです。

前述した観音開きの構造がスポーツカーのような2ドアにも、4ドアセダンの4枚ドアにも見えるのでバランスがすばらしいです。

こちらの方は現在もRX-8に乗っていらっしゃるそうですが、販売終了して結構期間が経ってはいますが大事に乗り続けていらっしゃいます。

その決めてはやはりデザインにあり、RX-8以上のデザインの良さを他の車に見いだせないということです。

RX-8の欠点

RX-8はデザイン的には高い評価を受けており、現在でもそのデザインを愛している方は多くいらっしゃいます。

ですがそのデザイン的には多少中途半端な部分もあり、スポーツカーとセダンの中間的な車なのでどちらにも及ばない部分も出てきます。

先ずスポーツカーとして見たときには4ドアスタイルという点で微妙と考える方もいらっしゃいますし、車のサイズがコンパクトでシンプルなデザインでまとまっているのでスポーツカーらしい趣味性があまり見られません。

アフターパーツを組み合わせればデザインもスポーツカーに近くはなりますが、ノーマルのままではそこまでのデザインの強さがあまりないのです。

またセダンとしてみた際には後席の居住性や、4人乗りということで後席でのウォークスルーができず不便なこともあります。

特に路上での乗り降りの際に左のドアだけでなく右のドアも開けないとフル乗車できないので、狭い道路や2車線以上の道路での乗り降りが大変です。

加えてトランクルームの容量もあまり大きくないので、普段使いの車としては全体的に少し狭めの車となっています。

もちろんそれらは十分実用的ではあるのですが、中途半端な部分は仕方ない面でしょう。

RX-8の値段

RX-8は2013年に販売終了してからそろそろ10年程度が経過するのですが、新車販売時の新車価格と現在の中古車価格をご紹介します。

なお中古車価格は大手中古車情報サイトであるカーセンサーとgoo-netで調べています。

RX-8価格新車価格中古車本体価格相場
RX-82,520,000円〜3,832,500円カーセンサー239,000円〜4,190,000円
goo-net239,000円〜4,190,000円

RX-8の新車価格は当時としては中型車として高めの価格帯で、2,500,000円台から購入できるのは良いのですが最上級グレードでは4,000,000円に達しようかという値段になっています。

現在では中型車でもこのぐらいの価格帯の車はありますが、マツダのライトウェイトスポーツカーとしてみると結構な値段です。

車のデザインもよく実用性も良い車ですが、コストパフォーマンスとしてみると高めの車です。

中古車市場では流石に年式10年以上の車なので最低価格は200,000円台からあり、現在RX-8を手に入れるのであればかなり安く手にいれることは可能です。

しかし車の状態が悪い中古車も少なくなく、年式の古さからくるトラブルには気をつけないといけません。

しかし最高額ではなんと新車価格以上のRX-8の中古車もあるのですが、これらはカスタマイズされたりオーバーホールなど適切なメンテナンスをされてかなり状態がよかったり、ワンオーナーで走行距離が少なく整備もしっかりされているRX-8などがこういった値段になっています。

今後もRX-8の中古車はかなり安価で状態の悪くなりがちな中古車か、価格は高いですがクオリティが確保された中古車という形になるでしょう。