トヨタ プリウスはトヨタの代表的なハイブリッドカーで、その燃費性能の高さは世界的な評価を受けています。
そんなプリウスでは現在赤色のプリウスが人気があるということはご存知でしょうか。
今回はそんなプリウスの赤色のボディカラーについてご説明します。
赤色のプリウスのデザイン
参考:toyota.jp
トヨタ プリウスは世界初の量産型ハイブリッドカーとして登場した車で、現行モデルで4代目となります。
プリウスは初代モデルが1999年に登場しましたが、それまで世界中で見てもハイブリッドカーというのは全く普及しておらず、内燃機関のエンジンと電動モーターの2種類のパワートレインを持つ車は懐疑の目で見られていました。
ですが世界初の量産型ハイブリッドカーとして登場したプリウスは本当に圧倒的な燃費性能を有しており、その性能で一気に人気車種に上り詰めました。
その後プリウスは20年間で4代目まで進化したのですが、その間プリウスは国内の自動車販売台数で常にトップ3を獲得するような人気となり、様々な世代の人が乗る普通車のスタンダードの1車種となっています。
そんな大衆車のメイン車種の一つであるプリウスなのでボディカラーも多数用意されているのですが、プリウスのボディカラーで最も人気なのは定番カラーであるホワイト、その次がブラックやシルバーです。
このあたりのボディカラーはプリウスに限らず大半の車種で最も人気なカラーではあるのですが、プリウスは現行モデルになってレッド系のカラーに人気が集まっています。
レッド系のカラーは一般的にいうと人気カラーにはなりにくいもので、派手なカラーであることやリセールバリューの関係で普通はあまり人気にはなりません。
ですがプリウスに関しては現行の新型モデルになって次のような点で人気になる要素が出てきています。
プリウスのデザインの変遷
トヨタ プリウスは現行モデルで4代目を数える長寿モデルとなっていますが、その間車のデザインは大きく変化していて現行モデルはもっともシャープなデザインになったといっても良いでしょう。
プリウスのデザインについては簡単に以下のtwitterにまとめられているのでまずはご紹介します。
MIRAIに似てるかな? 最近のトヨタっぽい変なデザインにしなかったのは、高評価。 初代プリウス~第4世代までの変遷をご覧下さい!新しい4代目 #プリウス についての情報はこちら!! http://t.co/aXEMwMRNS7 pic.twitter.com/iz3S45rzDq
— うらり⭐️ (@uraristar) September 9, 2015
このtwitterにはプリウスの写真が載せられていますが、左上が現行の最新型プリウスで、右上が初代プリウス、右下が2代目プリウス、左下が3代目プリウスとなっています。
初代プリウスは現在道路で走っているプリウスとはちょっとかけ離れたデザインにはなっているのですが、世界初のハイブリッドカーということで多少アクの強めなデザインになっています。
しかし2代目のプリウスになって多少おとなしめで塊感の高いデザインとなりましたが、初代プリウスがセダンタイプであったのに対してハッチバックカーとなっており、車の使い勝手が一気に向上しました。
またハイブリッドカーとしての完成度が向上して燃費性能が一気に進化しており、この2代目プリウスで一気にその人気が高まって国内の販売台数でトップを獲得するようになりました。
また内装も質感が高くなって満足感の高い車に進化しており、初代プリウスにはなかった車内の広さも人気のもとになりました。
2代目プリウスはその人気が元で2003年〜2011年まで生産された長寿車種になりましたが、一時期並行販売する形でプリウスは2009年に3代目へと進化しました。
3代目プリウスではデザインは2代目のキープコンセプトとなり、フロントマスクやリアのデザインが一部変わっている以外はほとんど2代目プリウスとシルエットは似たものとなっています。
ですが車のサイズが多少大型化したことで車内が広くなっており、車の使い勝手はさらに向上しています。
こういった変遷のあったプリウスは2015年に4代目へと進化しましたが、その際にエクステリアデザインは非常に大きく変化しておりかなりスポーティでシャープなデザインとなっています。
現行プリウスはフロントマスクデザインがかなり押し出し感の強いデザインになっていると共に、リアデザインが空力を考慮したスポーティなフォルムとなります。
燃費性能なども向上して世界トップクラスの性能を持つと共に、車体が最新のトヨタプラットフォームとなったことで操縦安定性や静粛性も進化しました。
現行モデルのプリウスのデザインは非常に大きく変化したため賛否両論はありますが、現在では概ね受け入れられて変わらずプリウスは販売台数がトップクラスの車になっています。
プリウスのボディーカラーの変化
参考:toyota.jp
プリウスでは世代を重ねるごとにボディカラーの種類なども変化しているのですが、その中で今回ご説明するレッド系のカラーの人気が高まっています。
初代プリウスではボディカラーは基本的に8種類が設定されており、定番カラーであるホワイト系やシルバー系が人気カラーでしたが、その他にプリウスはエコがイメージということでグリーン系やブルー、ネイビー系のエコカラーを取り入れたものが設定されています。
しかし全体的には落ち着いたボディカラーの設定が多くなっており、レッド系も少し暗めの紫に近いボディカラーが設定されました。
その次の2代目プリウスでもボディカラーは8色設定でしたが、ホワイトやブラック、シルバー系の定番カラーに加えて鮮やかなブルー系のカラーが充実し、よりエコカーとしてのイメージカラーが強くなりました。
またレッド系のカラーとしても初代プリウスのカラーより鮮やかなダークレッドマイカメタリックが設定され、プリウスでも多少暗めではありますがエモーショナルなカラーが選択できるようになりました。しかし人気としてはやはりレッドはそこまで選択されることは多くないカラーです。
3代目になってからもボディカラーの展開は2代目のキープコンセプトとなりましたが、高級感のある紫系のボルドーマイカメタリックなどが設定されており多少の変化はあります。
ですがキープコンセプトということもあってやはり定番カラーが圧倒的な人気を持っており、レッドもレッドマイカメタリックが設定されてはいましたがあまり走行しているのは見かけないカラーでした。
全体的に大人しいボディカラーが多い中で唯一鮮やかなカラーなのがレッドマイカメタリックでしたが、車のデザインがおとなしめということもあってやはり人気は出にくかったのでしょう。
しかし新型の現行プリウスになってからはそのデザインの大きな変化とともにボディカラーもラインナップが変わっています。
新型プリウスの「エモーショナルレッド」
参考:toyota.jp
現行モデルである新型プリウスでは前述したようにデザインが大きくスポーティなものへと変化しましたが、それに合わせてボディカラーは新たなカラーも含めて9色展開になりました。
ホワイト、ブラック、シルバー系のカラーは相変わらず人気が高いのでこの系統のカラーで6色設定されているのですが、4代目プリウスではこの他にレッド、イエロー、ブルーなどの原色系のカラーが設定され、宣伝用の車にもこれらのカラーが設定されるなど大きく車の性格の変化を表すものとなっています。
イエロー系である「サーモテクトライトグリーン」などは蛍光色のイエローのようなエモーショナルなカラーであり、そのボディデザインのスポーティな性格と共に新たなプリウスを象徴するものとなっています。
そしてレッド系のボディカラーについては「エモーショナルレッド」というボディカラーになり、先代のレッドマイカメタリックとは大きく変化しています。
レッドマイカメタリックもメタリック系ということで明るい赤色の特徴的なカラーですが、エモーショナルレッドはこのプリウスに合わせて新開発されたボディカラーで、より透明感があって艶のある明るいレッドとなっています。
そしてレッドマイカメタリックよりもさらにメタリック感の増した質感となっており、塗装技術が大きく進化してそれまで表現できなかった質感が出せるようになっています。
このエモーショナルレッドが新型プリウスのデザインコンセプトにしっかりマッチするものとなっており、3代目プリウスまででは見られなかったレッド系カラーの人気を一気に高めています。
さらには2018年のマイナーチェンジ時にエモーショナルレッドはエモーショナルレッドⅡに進化しており、よりクリア感の増したレッドとして人気があります。。
赤色のプリウスは人気か?
新型プリウスからの新色であるエモーショナルレッドはレッド系のボディカラーにしては人気のものとなっており、その割合がイエロー系やブルー系に比べると高くなっています。
現行プリウスで選択できる9色のボディカラーがそれぞれどのぐらいの割合で選択されているかは詳細はわかりませんが、一般的にいってレッド、ブルー、イエロー系の原色系のカラーはほかのカラーに比べて著しく割合が下がります。
プリウスでレッド系のカラーが人気が高まったといっても以前人気の割合が高いのはホワイト系のカラーが1番で、それについでシルバー系やブラック系の定番カラーがつけています。
鮮やかなカラーというのは中古車として売りに出したときにも定番カラーに比べると選ばれにくいため、そういったリセールバリューも考えてボディカラーは選択されます。
ですが現行プリウスでは新車発売時の販売比率が判明しており、ボディカラーの割合も出ています。
その中で圧倒的な人気を持っているのは「ホワイトパールクリスタルシャイン 」が40%とかなりの割合をもっており、その他にシルバー系の「スティールブロンドメタリック」で11%程度はあるようです。
これに対して「エモーショナルレッド」の選択比率は8%前後となっているようですが、この割合は原色系のカラーにしてはかなりの選択比率となっています。
同じ新色の「サーモテクトライトグリーン」が2%なことを考えると大きな差が生まれており、通常は選択比率の小さなレッド系のカラーにしては十分高い割合といえるでしょう。
参考:clocccar.com
このデータだけでは完全な現在の販売比率まではわかりませんが、より鮮やかなカラーとなったエモーショナルレッドの人気は十分高いといえるでしょう。
赤色のプリウスの評判
現行プリウスのエモーショナルレッドのボディカラーについてはtwitterでもいろいろな評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介しましょう。
気付けば年末も近付いてるので気合入れて洗車🚗
この色が9色の中でNo.1説は譲れない。#プリウス#エモーショナルレッド pic.twitter.com/NCjISsnUV0— Shohei Kuroha (@shohei_kuroha) December 24, 2018
こちらの方は現行プリウスに乗っていらっしゃる方なのですが、この車が大好きなようでしっかり洗車をされています。
ボディカラーのエモーショナルレッドはかなりのお気に入りのようで、ほかのボディカラーと比べても1番とおっしゃっていますね。
ぼけっと運転してたら颯爽と前にエモーショナルレッドのプリウスが!!!!!!!おばちゃんカッコイイ車乗ってんね!!!!!!!
— 紗綾 / ひより (@Saya_Akarine) June 9, 2018
こちらの方は道端でプリウスを見かけられたようなのですが、そのプリウスがエモーショナルレッドの1台だったようです。
運転されていた方は女性の方のようですが、そういう方がかっこいい車でレッド系のボディカラーにしているとうれしくなりますよね。
先週納車されていた新型プリウス。エモーショナルレッドが欲しいという理由だけでツーリングセレクションを選んだが最小回転半径5.4mって想像以上にキツイ。あと運転下手だからフェンダーポールはダサかろうが何だろうが必須。 pic.twitter.com/nbgzpLIfQq
— 羽衣裕(にぼし筋肉) (@hagoromo_nibosi) April 19, 2016
こちらの方は新型プリウスを納車されてすぐのようですが、なんとエモーショナルレッドを選択するために上級グレードのプリウスにされたそうです。
ボディサイズなどではちょっと気になる点もおありのようですが、ボディカラーを何より優先されるほどエモーショナルレッドは魅力があるようです。
赤色のプリウスの欠点
現行プリウスのエモーショナルレッドはそれまでのレッド系の色とは大きく変わっていて、世間的な人気はレッド系のボディカラーにしてはかなり人気と言えます。しかしそんなエモーショナルレッドにも次のような欠点はあります。
ボディカラーが多少高めの設定になる
現行プリウスでのエモーショナルレッドはこのモデルからの新色となりますが、特殊な塗装ということもあり標準カラーよりも多少価格が高くなっています。
車のボディカラーというのは定番カラーから特別設定色などの複数のカラーが設定されるのが普通なのですが、その中ではその車種の標準的なボディカラーと特別設定色に分けられています。
標準色に関しては車の購入時にどのボディカラーを選択しても価格の違いはなく車の基本価格に含まれているような感じなのですが、特別設定色についてはその限りではなく追加料金がかかるのも普通です。
特別設定色では標準色とは違った特殊な塗装技術を使っていたり塗料自体が特別だったりして、よりプレミアムなボディカラーとなっているのです。
現行のプリウスにはボディカラーは全部で9色あるのですが、そのうち標準色は6色で特別設定色が3色となっています。
今回話題にしているエモーショナルレッドはまさにこの特別設定色であり、標準色を選ぶ時より+55,000円の追加料金がかかるということでボディカラーの中では最も高額です。
またエモーショナルレッドはすべてのグレードで選択できるわけではないので、車のグレードとしても廉価グレードは選べないなど多少価格の高いグレードが条件となっています。
プリウスのエモーショナルレッドは鮮やかで非常に素敵なボディカラーではあるのですが、コスト面では多少高めになっています。
レッド系は色あせが起こりやすい
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まずエモーショナルレッドのようなレッド系のボディカラーで気になる点としては長期的な色あせがあり、他のボディカラーよりも色あせが目立ちやすいということがあります。
車のボディのカラー塗装は工業製品の塗装にしてはかなり耐久力が高いものとなっており、10年以上経っても塗装の剥がれや浮き、割れなどの問題はほとんどありません。
昔の車であればそういった問題もありましたが、車の塗装技術や塗料は年々進化しており、非常に高い信頼性を獲得するまでになっています。
特にトヨタは世界的にも信頼性の高いメーカーということでこういった塗装面でもかなりの耐久性を持っており、現行プリウスの何色もあるボディーカラーは基本的には同様の耐久性を持っているといっても良いでしょう。
ですが現在の信頼性の高い塗装であっても経年変化による色の変化や色あせといった点はまだありますが、長年の風雨や紫外線の影響、炎天下の高い温度など車は非常に過酷な状況におかれるのである程度の色あせは仕方ないことです。
しかしボディカラーによって色あせには程度の差があり、定番カラーであるホワイト系やシルバー系は色あせが起きても目立ちにくいのですが、ブラックやブルー、レッドなど濃い色では色あせが目立ってしまいます。
エモーショナルレッドでもこういった色あせ問題は将来的に生まれる可能性は高く、車が置かれる環境にもよりますが特に太陽の影響が大きな天井部分に影響が現れるでしょう。
とはいえ現行プリウスはフルモデルチェンジしてからまだ6年程度の車種であり、現時点ではエモーショナルレッドでも目立った色あせなどは起こっていないでしょう。
現在の車の塗装の耐久でであれば10年程度は目立った色あせはほとんど起こりませんので、中古車を購入するときなどもそこまで神経質にならずに済むでしょう。
一方で3代目までのプリウスでレッドマイカメタリック系のボディカラーでは色あせが目立っている可能性はありますので、中古車購入時に注意しておきましょう。
ファミリーカーとしては人気があるかどうか微妙
レッド系のボディカラーはエモーショナルで見る人のテンションを挙げてくれるようなカラーではあるのですが、その一方で車のボディカラーとしてはかなり目立つ色です。
現行のプリウスでは車のデザインがスポーティでシャープなものとなっており、エモーショナルレッドを新色として新開発するほどにはトヨタの気合の入った車であることがわかります。
エモーショナルレッドはその鮮やかさからそれまでのプリウスにはないスポーティさを演出してくれるボディカラーとなっており、スポーツカーが好きな人やドライブを趣味としている方などには評判がよいボディカラーです。
しかしプリウスをファミリーカーとして購入しようとした場合、家族の同意が得られるかどうかは微妙なところです。
日本での車のボディカラーはほとんどの車種でホワイト系やシルバー系が圧倒的な人気を持っているのですが、これはこの2種類のボディカラーがオーソドックスでクセのないカラーだからです。
車をファミリーカーとして購入する時にはメインで運転する人だけでなく夫婦で1台の車を共有したり、また子供さんを連れて車に乗ることも多いでしょう。
そういったときにエモーショナルレッドのような目立つボディカラーというのは苦手とされることが多く、そういった際にホワイト系やシルバー系で意見がまとまることがあります。
また男性のドライバーもカッコいい以外の理由でエモーショナルレッドはのようなレッド系は苦手とされていることもあり、レッド系は女性的なイメージもあるため夫婦で車を共有する時にブラック系にいくこともあります。
エモーショナルレッド自体は多くの人がカッコよくワクワクするようなボディカラーではあるのですが、実際に乗るとなると別問題があるのです。
リセールバリューが低くなる
もう1つボディカラーの人気度で問題が出てくるのがリセールバリューの点であり、レッド系のボディカラーは一般的にリセールバリューが低くなる傾向にあります。
リセールバリューというのは新車を中古車として売りに出す際の車の価値のことで、リセールバリューが高い車ほど車の下取り価格が高くなります。
またリセールバリューは中古車市場でのその車の人気を表すものでもあり、車種自体が人気であることや、年式や走行距離が少なくが新しい車など、リセールバリューが高い車ほどいわゆる売れ筋の車であるといえます。
車というのは1家庭が購入する物品としてはかなり高額な商品であり、ただ好きな車を乗るということだけでは決め手にかけるもので、何年か先に車を乗り換える時のことも考えるとできるだけリセールバリューの高い車を手に入れたいという人は多いです。
中古車というのはボディカラーが自由に選ぶことができないので、必然的に新車でも選択されることの多いホワイト系やシルバー系のカラーが中古車市場でも人気となる傾向があります。
そのためリセールバリューでもボディカラーは重要な要素の1つであり、それに対してレッドやブルー、イエローなどの原色系のカラーは全体的人気が低いのでリセールバリューも低くなってしまいます。
プリウスのエモーショナルレッドは確かに鮮やかで見た目も良いカラーではあるのですが、中古車価格という点を見ると定番カラーには及びませんので意外な問題があるのです。
赤色のプリウスの値段
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レッド系のボディカラーのプリウスは前述で触れたように多少価格が高めとなっていることがあるのですが、実際にどのぐらいの価格差があるのかを一例を挙げてご紹介しましょう。
現行プリウスのエモーショナルレッドでの値段
現行プリウスではレッド系はエモーショナルレッド(最新モデルではエモーショナルレッドⅡ)の設定ですが、このボディカラーは一部のグレードでは選択することができず価格差が多少生まれます。
今回は現行プリウスでの価格として、エモーショナルレッドⅡの選択できるグレードと定番カラーであるホワイト系のスーパーホワイトⅡでそれぞれの価格を確認しました。
グレード | A | S | E ※最廉価モデル |
エモーショナルレッドⅡ(+55,000円) | 3,059,000円 | 2,984,000円 | 選択不可 |
スーパーホワイトⅡ(+0円) | 3,004,000円 | 2,929,000円 | 2,597,000円 |
現行のプリウスは基本的なグレードでA、S、Eの準で設定されていますが、このうち最廉価モデルのEグレードではエモーショナルレッドが選択できません。
Sグレードからは選択することができますが、標準色であるスーパーホワイトその他と比べると55,000円の価格差が生まれます。
上級グレードのAとSはそこまで大きな価格差は元々無いのですが、もっと安い価格でEグレードのプリウスを購入したい時にはエモーショナルレッドは選択することができません。
エモーショナルレッドが選択できるのはおおよそ3,000,000円より上の価格帯になりますので、どうしても最廉価モデルより結果的に500,000円ぐらいは高くなります。
中古車のレッド系の価格
次に中古車の場合のレッド系の価格がどのぐらいかを見ていきますが、これに関しては中古車の台数や年式などにもよるので2021年6月現在の参考値となります。
プリウスは初代から現行モデルまで4代に渡った車になっており、約22年間という長い期間に渡るので中古車市場には様々な状態のプリウスがあります。
今回は初代から2代目、3代目、4代目の現行モデルそれぞれで、レッド系のボディカラーの中古車とホワイト系のボディカラーの中古車価格を調べました。
年式 | レッド系 | ホワイト系 |
初代プリウス(1999年〜2003年) | 該当中古車なし | 534,000〜216,000円 ※件数:3件 |
2代目プリウス(2003年〜2011年) | 760,000〜186,000円 ※件数:8件 | 1,690,000円〜69,000円 ※件数:85件 |
3代目プリウス(2009年~2015年) | 2,200,000円〜199,000円 ※件数:455件 | 2,438,000〜190,000円 ※件数:2,199件 |
4代目プリウス(現行モデル) | 2,858,000円〜998,000円 ※件数:447件 | 4,000,000円〜749,000円 ※件数:2,524件 |
参考:価格.com
中古車では車の状態やグレード、仕様などで価格は様々変化しますが、おおよそ全体の傾向はつかめます。
まずレッド系のボディカラーというのは中古車市場でもその件数が圧倒的に少なく、定番のホワイト系のカラーに対してレッド系のボディカラーの中古車は1割〜2割ぐらいしかありません。
この割合はそのまま新車販売時のボディカラーの選択された差でもあり、レッド系がいかに少ないかということがわかります。
また初代プリウスについてはそもそもモデルがかなり古いということもあり、全体的に中古車台数が少なくレッド系に至っては該当なしでした。
価格帯についてもすべての世代のプリウスでレッド系よりホワイト系のほうが多少高くなっており、このあたりはリセールバリューの差が表れたと考えて良いでしょう。
最小価格は車の状態に大きく左右されるのであまり当てにはなりませんが、状態の良い中古車ではやはりホワイト系のほうが多少値段が高めです。
とはいえこれは逆手を取れば同じぐらいの状態の中古車であってもレッド系なら多少安く手に入れられる可能性があるということであり、新車購入時には追加費用が必要なレッド系カラーであるにもかかわらず中古車市場では立場が逆転しています。
このようにプリウスのボディカラーではその価格についても多少の差が生まれますので、現行プリウスでエモーショナルレッドを選択する時にはこういった面も考慮しておくと良いでしょう。