スバル レガシィB4はスバルの最上級セダンで、高級感とスバルならではの走りの良さが特徴の車です。
今回はそんなレガシィB4のサイズや寸法について見ていきます。
レガシィB4のサイズ・寸法と広さ・大きさ
スバル レガシィはスバルが昔からラインナップしている伝統のある車種で、スバルの最上級車種としての存在感を発揮する車です。
初代レガシィは1989年に登場した車で、当初から北米市場を見越して開発された重要な車です。
レガシィはレガシィツーリングワゴンというステーションワゴンモデルが特に有名ですが、それとともにセダンタイプのレガシィも人気があり、スバルの最上級車として満足感の高い車となっています。
一時期スバルには「アルシオーネ」という上級車種もありましたが現在では廃止されており、それに伴いレガシィがフラッグシップモデルとなっています。
現行のレガシィは初代から数えて6代目となるモデルですが、そのうちセダンタイプの車が「レガシィB4」となります。
レガシィB4は以前のモデルよりかなり大型化しているのが特徴で、より北米向けに大型でゆとりのある車になっています。
またスバル伝統のAWD(全輪駆動)方式を採用しており、セダンながら高い走行性能も併せ持っています。
そんなレガシィB4ですが、まずは外観のサイズを見ていきましょう。
レガシィB4の外観
レガシィB4の外観寸法は次のとおりとなりますが、世代を重ねるごとにレガシィは大型化しており現行モデルが最も大きなサイズ感を持っています。
スペック | レガシィB4 | |
全長 | 4,800mm | |
全幅 | 1,840mm | |
全高 | 1,500mm | |
ホイールベース | 2,750mm | |
トレッド(前/後) | 1,580/1,590mm | |
最低地上高 | 150mm | |
車両重量 | 1,540kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/50R18、225/55R17 |
リアタイヤ | 225/50R18、225/55R17 | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,300mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約1,900mm✕400mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕300mm | |
ミラー幅 | 約2,100mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
レガシィB4の寸法
レガシィB4のような普通車のサイズ感は国内では主に2つの枠組みがあります。
2つの枠組みとは5ナンバーサイズと3ナンバーサイズの2つになりますが、これは車のエンジン排気量と外観サイズで決まる枠組みであり、昔はこれで税金の違いがありました。
現在では税金は変更されて5ナンバーサイズと3ナンバーサイズで差はないのですが、一方で車の大まかなサイズを表す指標にはなっています。
5ナンバーサイズは比較的扱いやすい小型、中型車サイズで、3ナンバーサイズは大きめの車というイメージは根強く残っています。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
レガシィB4はこの枠組みでは全長、全幅ともに5ナンバーサイズを超えており、堂々とした3ナンバーサイズ車です。
全高はセダンなので低く1,500mmで収まっていますが、全長4,800mmは国内の車としては大きく、スバル車の中でも最大級です。
特にレガシィB4の全長は世代を重ねるごとに結構延長されており、前々型の4代目で4,635mm、先代の5代目で4,730mmなので4,800mmがどれだけ大きくなったかがわかるでしょう。
また全幅も1,840mmと1,800mmを超える大きなサイズですが、先代モデルまで1,800mmを超えていなかったことを考えると全体的にレガシィB4は大きくなっています。
レガシィB4は駐車場に収まるか?
次にレガシィB4の大きな車体で駐車場に収まるかどうかという点を見ていきましょう。
駐車場は最も基本的なものとして平置きの駐車場がありますが、こちらは自宅の駐車場や街中の有料駐車場、ショッピングセンターやコンビニなどさまざまなところで見られるものです。
この平置き駐車場のサイズは施設によってまちまちですが、おおよそ幅が2.5m・奥行き5.0mが標準的なサイズとなっています。
このサイズに対してレガシィB4の外観寸法であれば一応収まるのですが、全幅はともかく全長は結構駐車場ギリギリのサイズになっています。
もう一つ駐車場としてよく見るものに立体駐車場というものもあり、こちらは駅前などの狭い土地にビルを建て、そこにエレベーターで上下に駐車していくタイプのものとなります。
この立体駐車場では車の高さに対して制限がかかっており、昔からある立体駐車場では「高さ制限1.57m」という所が多いです。
ですがレガシィB4の全高は1,500mmなので、立体駐車場への駐車も問題ありません。
この全高についてもレガシィは代々大きくなってきており、かなり存在感を与えるものとなっています。
その他の外観のサイズ感
レガシィB4のそのほかのサイズ感としては、大きな車としてのホイールベースの長さや重量の重たさでしょう。
レガシィB4は車のサイズとくに全長が長くなるに連れて、車の前後のタイヤの距離であるホイールベースが長くなっています。
先代と現行モデルのホイールベースは2,750mmで一緒ですが、それ以前のモデルよりは大きくなっておりかなりどっしりした車になっています。
ホイールベースの長さは車の走行安定性につながるとともに車室の広さにもつながっており、北米という市場に合わせたサイズ変更が行われてきています。
しかしそれに伴い車の大型化で重量も増加しており、1,540kgという重量は昔の大型高級セダンに匹敵するものです。
現在ではこのぐらいの重量でも一般的になってきていますが、レガシィB4はそれでも特徴の一つであるAWD式の駆動方式で動力性能は高く、重量の重たさを感じさせない加速は持っています。
またAWD自体もさまざまな悪路走行でも走れる性能があり、雪道などでも他の車にない安定感があります。
レガシィB4の内装
次にレガシィB4の内装のサイズ感を見ていきます。
スペック | レガシィB4 | |
室内長 | 2,030mm | |
室内幅 | 1,545mm | |
室内高 | 1,220mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 500mm |
幅 | 900mm | |
奥行き | 1,070mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約1,300mm | |
奥行き | 約900mm |
レガシィB4の車内の広さ
レガシィB4の外観サイズの広さは車内の広さを拡大することがメインの目的であり、北米向けの車としてのアプローチになっています。
とはいえ国産車の大型セダンの車内のサイズからそこまで大きな違いがあるわけではなく、前席と後席のサイズを合わせた室内長は2,030mmとセダンとして必要十分なサイズとなっています。
一部のミニバンやトールワゴン系の軽自動車、コンパクトカーなどではこれより長い室内長の車もあるので、あくまでセダンとして狭すぎないサイズといえます。
しかしレガシィB4の室内幅は1,545mmもあり、車内の横幅としてはかなり広々としています。
大型セダンクラスの室内幅があるので後席にフル乗車した場合でもそんなに窮屈にならずに済み、比較的ゆとりのある車内となります。
室内高は車高が低いので圧倒的な頭上空間などはありませんが、セダンとしてならば十分なサイズといえるでしょう。
レガシィB4のラゲッジルームの広さ
次にレガシィB4のラゲッジルームの広さを見ていきますが、レガシィB4はセダンなのでトランクルームがラゲッジスペースとなります。
トランクルームは車室内とは別れたラゲッジスペースで、後部座席の後ろに張り出す形で付いています。
そのトランクルームのサイズは高さが500mmと少し低目ではありますが、幅は900mmあるので結構大きな荷物も載せることができます。
また奥行きが1,070mmも確保されているので、セダンでありがちな大きなゴルフバッグを複数載せるような場合でも十分なスペースがあります。
またレガシィB4のトランクルームは一応車室とは独立していますが、トランクスルーという装備が装着されていて、後部座席を前に倒すことでトランクルームと車室内をひとつなぎにすることができます。
そうすることでトランクルームの奥行きが一気に拡大できますので、より大きい荷物や長い荷物なども載せられる便利な装備です。
さらにトランクスルーは後部座席の左右どちらか、もしくは左右の真ん中にあるアームレスト部だけでも倒すことができるので、後部座席に乗る人数と荷物の量やサイズでフレキシブルに使い分けることができます。
近年はトランクスルーの機能がないセダンも多いのですが、レガシィB4は利便性の高い車であるといえます。
その他の内装のサイズ感
レガシィB4の車内のサイズは室内長がそれなりにあるのですが、前席と後席での割合はバランスが取れています。
前席と後席という2列シート構成はレガシィB4のようなセダンのみならず普通車では一般的なものですが、レガシィB4では前席と後席どちらもその奥行きのサイズが900mmとなっています。
このサイズは前側のコンソールや座席との間の足元空間が窮屈に感じない程度には確保されているサイズ感で、大型セダンとしては前席、後席ともにそれなりの快適性が確保されています。
近年の車では前席より後席のサイズが大きく取られていることも多く、運転席や助手席よりも後部座席の居住性を優先している車もあります。
しかしレガシィB4はそのバランスの取れたサイズ感でドライバーも助手席も、後席の同乗者もあまり不満を感じることなく乗車できるでしょう。
ミニバンのように圧倒的な広さではありませんが、スタイル重視のセダンとしては十分なサイズ感です。
レガシィB4の運転
次にレガシィB4の運転性について見ていきます。
スペック | レガシィB4 |
最小回転半径 | 5.6m |
ハンドルサイズ | 370mm |
レガシィB4の旋回性
まずはレガシィB4の小回りについて見ていきますが、これには車の最小回転半径のスペックが関係しています。
最小回転半径は車の旋回性を表すスペックで、車のハンドルを左右どちらかに最大まで回した状態で低速走行し、その後に車を360°旋回させるのに必要な半径を指します。
このスペックが小さければ小さいほど小回りが利くのですが、車のサイズで軽自動車では4.5m、コンパクトカークラスで5.0m前後、中型車で5.5m、大型車で6.0m前後が一般的なスペックとなります。
これに対してレガシィB4の最小回転半径は5.6mとなっているのですが、車のサイズが大きいレガシィB4としては中型車レベルまで最小回転半径が小さくなっているのはかなり良好なスペックといえます。
レガシィB4のクラスでこれだけ最小回転半径が小さければ小回りは十分であり、大型セダンにしては運転しやすい車といえるでしょう。
レガシィB4の走行感覚
次にレガシィB4の走行感覚を見ていきますが、大きなボディサイズから来る運転の大変さは国内でよく言われています。
レガシィは以前はそこまで運転が難しいということは言われませんでしたが、北米向けに車のサイズが大型化していく中で日本の狭い道では運転しづらいといわれています。
これには全長の長さももちろんあるのですが、それ以上に全幅が1,840mmと非常にワイドになっていることが関係しており、とくに住宅地など狭い道やそこでの他の車とのすれ違いには神経を使います。
一度車両感覚を掴んでしまえばそこまで大変ではありませんが、初めて乗るときなどは確かに運転が難しく感じるでしょう。
また全長の長さも狭い道では運転が難しくなる点なのですが、ボンネットのオーバーハングが長いので運転する上で前方の車両感覚をつかむことが重要となります。
ただリアに関してはトランクルームのオーバーハングがそこまで大きくないので、前側に対しては多少車両感覚はつかみやすいといえるでしょう。
レガシィB4の車内の運転感覚
次にレガシィB4の車内からの運転感覚を見ていきますが、前方のオーバーハングによってドライバーからの視界には多少制限があります。
ボンネットの長いレガシィB4ではドライバーからの視界では車の前方は完全に見通すことができず、慣れないうちはドライバーの車両感覚頼りとなります。
一度慣れれば運転できないほどではありませんが、狭い道ではやはり気になる点です。近年は角に接近センサーなどがありそれで障害物を検出はできますが、大型車としての運転が必要です。
リアに関してはフロントよりオーバーハング自体は短いですが、その代わりリアウインドウのサイズが少し狭めなので後方視界はそこまでよくありません。
トランクがあるセダンではある程度しかたない部分ではありますが、同じレガシィのレガシィツーリングワゴンはリアウインドウが広いので比較すると後方視界は悪くなります。
なおリアに関しても障害物センサーがあるので安全確保はやりやすくなっています。
レガシィB4のサイズの評判
レガシィB4のサイズについてはtwitterにもさまざまな評価があがっていますが、その中から2つほどご紹介します。
BL5レガシィB4
今乗ってる車。3ナンバーだけど視界が広くて運転しやすい。低速トルクの細さがややネックだけどパワフルなエンジンで流れに乗りやすいし、中も広いから家族で乗るにも便利。安いから入門用にもオススメ。#いいねの数だけ乗ったことのある車を紹介する pic.twitter.com/45tiFtfWbp— あずさわP@荒れ狂う支給品ヲタク (@Azusawa8) May 15, 2019
レガシィB4はこの方は実際に運転されているそうですが、その使い勝手は便利でファミリーカーとして良いそうです。
しかし動力性能については多少ネックもあるそうですが、落ち着いたセダンとしてはよいでしょう。
現行レガシィB4が伸び悩んだ原因って、単純に排気量もサイズもデカくて日本に合わなかったからだと思う。車そのものの快適性・走行安定性・安全性・収納力を含めた完成度自体は高かったんだけど、パワーで見れば少し燃費が落ちてもS4が居て、サイズを妥協してもG4で殆ど事足りる。
— 我が名はアテム (@Nameless_Pharao) June 20, 2020
こちらの方もレガシィB4を実際に運転された方ですが、やはりその大きなサイズが日本の道路事情には少しネックだったようですね。
しかし車自体の完成度は高いという評価であり、セダンとしては良い車だそうです。
レガシィB4を他の車と比較
次にレガシィB4のサイズをライバル社と比較してみましょう。
スペック | スバル レガシィB4 | MAZDA6 SEDAN/WAGON | トヨタ カムリ | スバル レガシィ アウトバック | |
価格 | 3,135,000円〜3,300,000円 | MAZDA6 SEDAN:2,893,000円〜4,317,500円 MAZDA6 WAGON:2,893,000円〜4,317,500円 | 3,456,000円〜4,648,000円 | 3,410,000円〜3,630,000円 | |
全長 | 4,800mm | MAZDA6 SEDAN:4,865mm MAZDA6 WAGON:4,805mm | WSグレード:4,910mm その他グレード:4,885mm | 4,820mm | |
全幅 | 1,840mm | MAZDA6 SEDAN:1,840mm MAZDA6 WAGON:1,840mm | 1,840mm | 1,840mm | |
全高 | 1,500mm | MAZDA6 SEDAN:1,450mm MAZDA6 WAGON:1,480mm | FF:1,445mm 4WD:1,455mm | B-SPORT、Limited:1,605mm X-BREAK:1,660mm | |
ホイールベース | 2,750mm | MAZDA6 SEDAN:2,830mm MAZDA6 WAGON:2,750mm | 2,825mm | 2,745mm | |
トレッド(前/後) | 1,580/1,590mm | MAZDA6 SEDAN:1,585/1,575mm 1,595/1,585mm MAZDA6 WAGON:1,585/1,575mm 1,595/1,585mm | 1,580/1,585mm(4WD:1,590mm) 1,590/1,595mm(4WD:1,600mm) 1,600/1,605mm(1,610mm) | 1,575/1,590mm | |
最低地上高 | 150mm | MAZDA6 SEDAN:160mm MAZDA6 WAGON:160mm | FF:145mm 4WD:155mm | 200mm | |
車両重量 | 1,540kg | MAZDA6 SEDAN:1,510kg〜1,670kg MAZDA6 WAGON:1,530kg〜1,690kg | 1,550kg〜1,600kg | 1,845kg〜1,855kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/50R18、225/55R17 | MAZDA6 SEDAN:225/45R19、225/45R19 MAZDA6 WAGON:225/55R17、225/45R19 | 205/65R16、215/55R17、235/45R18 | 225/60R18、225/65R17 |
リアタイヤ | 225/50R18、225/55R17 | MAZDA6 SEDAN:225/45R19、225/45R19 MAZDA6 WAGON:225/55R17、225/45R19 | 205/65R16、215/55R17、235/45R18 | 225/60R18、225/65R17 | |
室内長 | 2,030mm | MAZDA6 SEDAN:1,960mm MAZDA6 WAGON:1,930mm | 2,030mm | 2,030mm | |
室内幅 | 1,545mm | MAZDA6 SEDAN:1,550mm MAZDA6 WAGON:1,550mm | 1,535mm | 1,545mm | |
室内高 | 1,220mm | MAZDA6 SEDAN:1,170mm MAZDA6 WAGON:1,170mm | 1,185mm | 1,240mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 500mm | MAZDA6 SEDAN:490mm MAZDA6 WAGON:700mm | 530mm | 750mm |
幅 | 900mm | MAZDA6 SEDAN:1,020mm MAZDA6 WAGON:1,030mm | 1,080mm | 1,100mm | |
奥行き | 1,070mm | MAZDA6 SEDAN:1,170mm MAZDA6 WAGON:1,100mm | 990mm | 1,070mm | |
最小回転半径 | 5.6m | MAZDA6 SEDAN:5.6m MAZDA6 WAGON:5.5m | 5.7m〜5.9m | 5.5m |
レガシィB4とマツダ MAZDA6 SEDANのサイズ感の比較
マツダ MAZDA6 SEDANはマツダの最上級セダンでフラッグシップモデルですが、サイズ感や価格帯などが近い直接的なライバル車となっています。
MAZDA6は以前はアテンザと呼ばれていた車種ですがマツダの車名統合でMAZDA6となり、MAZDA6にはセダンとハッチバックタイプのWAGONがあります。
このあたりもレガシィB4とレガシィツーリングワゴンの関係と似ており、全長はレガシィB4よりMAZDA6 SEDANが多少長めとなっています。
全幅に関しては全く同サイズですが、全高はMAZDA6 SEDANのほうがより低くなっておりよりスポーティなスタイルとなります。
車内のサイズ感については全長の長いMAZDA6 SEDANよりレガシィB4のほうが多少長くなっており、車内の快適性は高いです。
室内幅や室内高もMAZDA6 SEDANが全体的に小さめとなっているので、車内の居住性についてはレガシィB4が上となります。
しかしトランクルームの広さについてはMAZDA6 SEDANも狭くはなく、トランクルームの幅や奥行きはレガシィB4より広くなっています。
MAZDA6 SEDANとレガシィB4はサイズ的なところは近しいものとなっていますが、価格の高いところはMAZDA6 SEDANが上です。
ですがこれはMAZDA6 SEDANの1つの仕様にはコストの高いディーゼルエンジンが搭載されているからであり、レガシィB4と同じガソリンエンジンモデルで比較すればほぼ同価格帯となります。
レガシィB4とトヨタ カムリのサイズ感の比較
トヨタ カムリはトヨタのセダンで、カムリもレガシィB4と同じく北米とつながりが強い車です。
トヨタ カムリは北米市場で高い人気が出た車種で、その後逆に日本に導入される形でラインナップに入りました。
その外観デザインは非常にスポーティなのが特徴で、それまでのおとなしい国内セダンとは違った魅力があります。
その外観サイズはレガシィB4より多少大きめのサイズで、全幅は変わらないものの全長が100mm程度長くなっています。
ホイールベースも長く安定感はありますが、その分カムリの最小回転半径はレガシィB4より大きくなっています。
室内のサイズはレガシィB4とカムリはほぼ同サイズとなっており、室内長は変わりませんし室内幅もわずかにレガシィB4が広い程度です。
ですがカムリは全高が低い分室内高も低くなっており、全体的な広さはレガシィB4が上となります。
またトランクルームのサイズもそこまで大きな差はなく、幅や奥行きで多少さはありますが全体的なサイズは同等といえるでしょう。
ただカムリはハイブリッドモデルが基本ということもあり価格帯がレガシィB4より多少上で、コストパフォーマンスはレガシィB4が上となります。
レガシィB4とスバル レガシィアウトバックのサイズ感の比較
現在のスバルにはレガシィB4のほかにもレガシィの車名が付いている車がありますが、それがレガシィアウトバックです。
レガシィアウトバックはクロスオーバーSUVというタイプの車で、都会風のデザインとSUVらしいスタイルが融合した人気車種です。
レガシィアウトバックは車の外観としてはステーションワゴン風のものとなっていますが、レガシィB4と共通コンポーネントも多く似ているところも多い車種です。
その外観サイズは全長や全幅がほとんど同じであるのに対し、車高だけはSUVらしく高くなっているのが特徴的です。
また室内のサイズについてもとても似ており、室内長、室内幅が全く一緒で室内高も多少レガシィアウトバックが高い程度です。
しかしラゲッジルームについては結構な差があり、レガシィアウトバックがハッチバックカータイプとなっていることで荷室の高さや幅が広くなっていて使いやすいサイズ感になっています。
また意外と最小回転半径も小さくまとまっており、レガシィB4より小回りが効く車です。
ただレガシィアウトバックはSUVというタイプなので車高の高さや重量の重たさなどレガシィB4とは違う特徴があり、価格帯も少し上です。
デザインの違いなどで選択肢が広くなっており、レガシィシリーズとして比較対象となります。
総評
レガシィB4はスバルの最上級車種として車格の高い車となっていますが、そのサイズや使い勝手などとてもバランスよくまとまっています。
また大型セダンとしてはコストパフォーマンスも高く手に入れやすい車で、スバルらしい走りの良さも持っている珍しいセダンです。