スバル フォレスターは同社の中型SUVで、スバル車の中ではフラッグシップモデルに近いものです。
今回はそんなフォレスターのオプション装備についてご説明します。
フォレスターのメーカーオプション
フォレスターは1997年からラインナップに入っているモデルで、現行車は2018年に登場した5代目となります。
スバル車としては最新の車種で、フォレスターとしては初めてハイブリッド車が設定されるなど環境対応もなされた車です。
フォレスターは都会的なデザインをもつクロスオーバーSUVですが、その走行性能は本格的でフルタイム4WDシステムが設定されるなどアウトドアににも強いSUVです。
またファミリーカーとしても便利な車で昔からスバル車では人気が高い車です。そんなフォレスターのオプション装備は次のものがあります。
メーカーオプション一覧と価格
フォレスターのオプション装備にはメーカーオプションとユーザーオプションがありますが、メーカーオプションは車のオーダー時に一緒に注文するオプションです。
フォレスターのメーカーオプションには次のようなものがあり、エクステリアおよびインテリアなどのアイテムがあります。
種類 | オプション |
エクステリア | パワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付) |
大型サンルーフ(電動スライド式) | |
ルーフレール | |
セキュリティ、セーフティ | アイサイトセイフティプラス(運転支援)[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/ 注3 アダプティブドライビングビーム] |
アイサイトセイフティプラス(視界拡張)[フロントビューモニター/スマートリヤビューミラー] | |
インテリア | キーレスアクセス&プッシュスタート(暗証コード式キーレスエントリー付) |
運転席&助手席8ウェイパワーシート+運転席シートポジションメモリー機能+リバース連動ドアミラー+ドアミラーメモリー&オート格納機能 | |
本革シート | |
インパネ加飾パネル | |
センタートレイ加飾 | |
フロアコンソールリッド |
他メーカーのメーカーオプションはアイテムそれぞれで価格が設定されているのですが、スバルの場合は「オプションコード」というメーカーオプションのパックでまとめてあります。
オプションコードの一覧が以下となりますが、それぞれ設定できるアイテムと価格に差があります。
オプションコード | BX | BE | BI | TI | LE | QE | LI | QI | 3l | 4l | OE | PE | OI | PI | OS | PS | FI | KI | FS | KS |
グレード | Touring | Premium | ||||||||||||||||||
価格 | 0円 | 108,000円 | 162,000円 | 216,000円 | 162,000円 | 226,800円 | 216,000円 | 280,800円 | 270,000円 | 334,800円 | 0円 | 64,800円 | 54,000円 | 118,800円 | 162,000円 | 226,800円 | 108,000円 | 172,800円 | 216,000円 | 280,800円 |
キーレスアクセス&プッシュスタート | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
運転席&助手席8ウェイパワーシート+運転席シートポジションメモリー機能+リバース連動ドアミラー+ドアミラーメモリー&オート格納機能 | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
パワーリヤゲート> | – | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
大型サンルーフ | – | – | – | ◯ | – | – | – | – | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
本革シート | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ |
アイサイトセイフティプラス(運転支援) | – | – | – | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
アイサイトセイフティプラス(視界拡張) | – | – | – | – | – | ◯ | – | ◯ | – | ◯ | – | ◯ | – | ◯ | – | ◯ | – | ◯ | – | ◯ |
ルーフレール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
フォレスターのオプションコードは大きく分けて車のグレードで2つに分かれており、ベースグレードのTouringではオプション装備なものが、上級グレードのPremiumでは標準装備化されているものもあります。
また特別仕様ではそれぞれ上記のオプションコードからいくつかが選択できます。なおルーフレールに関しては全てのオプションコードで選択できます。
オプション人気ランキング
フォレスターのオプション装備は数多くのものがありますが、その中から人気のものをご紹介します。
ランキング | 種類 | オプション | 価格 |
1 | セキュリティ、セーフティ | アイサイトセイフティプラス(運転支援)[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)アダプティブドライビングビーム] | 各オプションコードによる |
2 | セキュリティ、セーフティ | アイサイトセイフティプラス(視界拡張)[フロントビューモニター/スマートリヤビューミラー] | |
3 | エクステリア | 大型サンルーフ(電動スライド式) | |
4 | エクステリア | パワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付) | |
5 | インテリア | 本革シート |
1位:アイサイトセイフティプラス(運転支援)
1位と2位はどちらもアイサイトセイフティプラスという安全装備なのですが、メーカーオプションの中で装着を最初に検討するものがこれです。
メーカーオプションというと車の見た目や便利装備などが浮かぶのですが、ドライバーが欲しくなるのはやはり安全装備です。
アイサイトはスバルの最新の安全装備の総称で標準装備でもさまざまな機能が採用されていますが、それに加えて追加する機能ということでセイフティプラスとなっています。
運転支援システムの中には主に2つの機能が含まれていますが、そのうちの一つは後方側方警戒システムです。
走行時のレーンチェンジなどの際に、後方や側方から接近してくる車を検知してドライバーに通知するシステムです。
またもう一つの「アダプティブドライビングビーム」はヘッドライトのハイビームをコントロールするシステムで、手動で切り替えていたハイビームを対向車の有無などで自動で切り替えるものです。
これらの安全支援システムによって、よりほかの車に対する安全が確保できるので、多くの人が装着するものとなっています。なおグレードがPremiumの場合にはこの機能は標準装備となっています。
2位:アイサイトセイフティプラス(視界拡張)[フロントビューモニター/スマートリヤビューミラー]
もう一つのアイサイトセイフティプラスはカメラによって車の外部の視界を拡張するシステムとなっており、こちらも人気があります。
このメーカーオプションにも機能が2つ搭載されており、1つはフロントビューモニターという前方視界の補助システムです。
これはバンパー部分に設けられたカメラによって主にバンパー前方の映像を捉え、それを車内のモニターに映します。この機能によって車の前方視界の死角が減り、より安全確認が楽になります。
もう一つのスマートリアビューミラーは後方視界の補助機能で、リアに設けられたカメラの映像を車内のバックミラーに設けられたモニターに映し出します。
これにより後方の死角が減ると共に、後部座席に乗員がいたり荷物が多くて後方視界が悪い時にもカメラによってクリアな後方視界が得られるので、便利な機能です。
これらのメーカーオプションはこれまでドライバーの視界や感覚に頼っていた部分をカメラで補助できるので安全確保に役立ち、選ぶ人が多いです。なおこちらは上級グレードでも標準装備にはなっておらず、選択が必要です。
3位:大型サンルーフ(電動スライド式)
3位は大型サンルーフとなっていますが、フォレスターは以前からサンルーフを選ぶオーナーが多いことでも有名です。
サンルーフは車の天井に大型のガラスがはめ込まれたものですが、フォレスターのものは電動スライド式で開閉できるものとなっており、外気を取り込むことが出来ます。
フォレスターはレジャーやアウトドア用に購入する人も多く、大自然の中で快適なサンルーフはフォレスターにもってこいのメーカーオプションとなっています。
現行フォレスターもサンルーフは人気が高く、装着を検討する人も多いようです。
4位:パワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付)
パワーリアゲートは車の後方のリアゲートを電動で開閉できるアイテムで、リアゲートの開閉が楽になります。
リアゲートは手動でも開閉はできるのですが結構力がいるもので、それが電動化されるというのはとても楽なものです。
またリモコンなどでも開閉できるようになるので、荷物を沢山持っている時や雨天などの際にもすばやくリアゲートを開閉する為に使えます。
加えてこのメーカーオプションではリアゲートをロックするためのスイッチも装着されており、ワンタッチで簡単に開閉が可能です。いちいち鍵やリモコンを出す必要がなく、とても便利です。
5位:本革シート
本革シートは主に高級車向けの装備でインテリアに高級感をもたらすアイテムですが、フォレスターはファミリーカーとしてもニーズがあり本革シートはニーズがあります。
フォレスターのようなクロスオーバーSUVではスポーティなシートが似合うものですが、フォレスターは高級感のある内装を持っていますので本革シートもよく似合います。
またドライバーだけでなく同乗者の満足度も高い装備ですので、メーカーオプションの中ではそれなりに人気があるアイテムです。
また本革シートを選択すると、「インパネ加飾パネル」、「センタートレイ加飾」、「フロアコンソールリッド」も専用のものとなるので、より高級感が際立つのも人気の点です。
おすすめオプション
では次に人気メーカーオプションとは別におすすめのメーカーオプションをご紹介しましょう。フォレスターのメーカーオプションの中でおすすめなのは全てのオプションコードで選択できる「ルーフレール」です。
ルーフレールは屋根の上に荷物を載せるための基礎となるレールで、ルーフレールにキャリアなどの別のアイテムを取り付けることで屋根の上に様々なものが載せられます。
フォレスターでレジャーやキャンプなどに行く場合、多人数乗ると車内だけでは荷室が足りない場合があり、そういった際にルーフレールに荷物を載せることでよりさまざまなアイテムを持っていくことができます。
またルーフレールには社外品のさまざまな装備を装着することも出来、車の拡張性が一気に上がります。
ルーフにマウンテンバイクやサーフボードなども積めるので、さまざまなシーンで活用できる便利なものです。ですがルーフレール自体は後付が難しいので、メーカーオプションで設定しておく必要があります。
いらないオプション
フォレスターのメーカーオプションは便利で良いものが多いのですが、その中でそこまで必要性のないものとしてキーレスアクセス&プッシュスタートがあります。
このメーカーオプションは電子式のキーを所持しておけば鍵を開けなくても乗り込むことができ、その後プッシュスタート式で始動もできるキットです。
装備されていればそれなりに便利な装備なのですが、無くてもそんなに不便なこともありません。
そのため無理に取り付ける必要がないオプションなのですが、フォレスターの場合はオプションパック化されているのでほとんどの仕様にキーレスアクセス&プッシュスタートは付いてきます。
オプション総額
ここまででまとめてきたメーカーオプションに関して、車の支払総額を計算してみましょう。
人気メーカーオプションの総額
まずは人気のメーカーオプションをすべて設定した場合の総額ですが、フォレスターはメーカーオプションがパック化されているので全ての人気オプション5種類を設定できる仕様は限られます。
そのためこの条件に合致するのはグレード「Premium」、オプションコード「KS」となりますので、この条件で総額を計算します。
またカーナビについてはもっとも価格の安い「カロッツェリア 楽ナビ」を選択します。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
Premium | 車両価格 | 3,304,800円 | |
税金等諸費用 | 247,410円 | ||
カーナビ | カロッツェリア 楽ナビ | 155,520円 | |
オプションコード KS | アイサイトセイフティプラス(運転支援)[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)アダプティブドライビングビーム] ※標準装備 | 280,800円 | |
アイサイトセイフティプラス(視界拡張)[フロントビューモニター/スマートリヤビューミラー] | |||
大型サンルーフ(電動スライド式) | |||
パワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付) | |||
本革シート | |||
総額 | 3,707,730円 |
メーカーオプションの総額は300,000近くと結構高額となりますが、人気のメーカーオプション全てが設定できることに加えて「キーレスエントリー」や「運転席&助手席8ウェイパワーシート」も標準装備となっており、フル装備状態となります。
それでいて車両総額は4,000,000円に達しませんので、それなりにリーズナブルにまとまっているといえるでしょう。
おすすめメーカーオプションの総額
では次におすすめのメーカーオプションであるルーフレールを設定した場合の支払総額を見てみましょう。
ルーフレールだけの設定であればもっともベーシックな仕様でも設定できますので、今回はグレード「Touring」、オプションコードは「BX+ルーフレール」とします。
またカーナビはこちらも「カロッツェリア 楽ナビ」を選択します。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
Touring | 車両価格 | 2,808,000円 | |
税金等諸費用 | 236,310円 | ||
カーナビ | カロッツェリア 楽ナビ | 155,520円 | |
オプションコード BX | ルーフレールのみ選択 | 54,000円 | |
総額 | 3,253,830円 |
フォレスターの仕様としてはベースグレードとなる仕様になっており、オプションコードBXは基本的にメーカーオプションがない仕様となっています。
ですがルーフレールのみは選択できるのでそれを取り付けると54,000円プラスとなります。支払総額は3,200,000円程度となり、フォレスタークラスのクロスオーバーSUVとしては結構安価な価格といえます。
フォレスターのディーラーオプション(後付けオプション)
では次にフォレスターのディーラーオプションについてご紹介します。
ディーラーオプション一覧と価格
ディーラーオプションはメーカーオプションとは違って車のオーダー後にも後付けできるのが特徴で、またバリエーションも豊富です。
フォレスターのディーラーオプションも100アイテム以上が用意されており、ドレスアップパーツからチャイルドシートなどの便利装備まで様々なものがあります。
今回はその中から一部を厳選してご紹介します。
種類 | オプション | 価格 |
エクステリア | フロントグリル(メッキ/ブラック) | 41,580円 |
LEDアクセサリーライナー | 55,080円 Touring:68,040円 | |
ドアミラーセット(クロームメッキ/ブラックメッキ) | 29,160円 | |
リヤバンパーパネル | 43,740円 | |
ドアガーニッシュ | 69,120円 | |
サンルーフバイザー | 20,520円 | |
ホイールデカール レッドオレンジ | 20,520円 | |
スプラッシュボード | 24,840円 | |
ドアバイザー | 24,840円 光輝モール付:33,480円 | |
LEDフォグランプ(クリア/イエロー) | クリア:32,400円 イエロー:36,720円 | |
インテリア | コンソールパネルセット | 21,600円 |
コンソールリッド ウルトラスエード | 20,520円 | |
コンソールオーナメント ウルトラスエード | 18,360円 | |
インパネパネル ウルトラスエード | 20,520円 | |
ドリンクホルダーイルミネーション | 30,240円 | |
フットランプ | 30,240円 | |
ウエルカムライト | 17,280円 | |
フロアカーペット(ブラック/オレンジアクセント) | 27,540円 | |
トレーマット(グレーオーナメント/オレンジオーナメント) | 19,980円 | |
カーゴステップパネル(ステンレス/樹脂) | ステンレス:15,120円 樹脂:14,040円 | |
オールウェザーカーゴカバー | 17,280円 | |
ドライブアシスト | ドライブレコーダー | 54,648円 |
リヤビューカメラ | 39,960円 | |
リヤビューカメラブロワー | 20,520円 | |
ディスプレイコーナーセンサー(フロント2センサー) | 37,800円 | |
リヤエンターテイメント(10.1型ワイドVGA+LED) | 105,840円 | |
STIスポーツパーツ | STI アルミホイール ※SUBARU純正保証対象 | 17インチ:183,600円 18インチ:196,560円 |
STI シフトノブ CVT ※SUBARU純正保証対象 | 25,920円 | |
STI フレキシブルタワーバー ※SUBARU純正保証対象 | 35,640円 |
フォレスターのディーラーオプションの特徴としては「STIスポーツパーツ」というカテゴリーがある点で、スバルのチューニングメーカーであるSTIの名前が付いたディーラーオプションが用意されています。
通常の仕様よりよりスポーツ走行に向いたアイテムとなっています。なおディーラーオプションについてはメーカーオプションのようにパッケージにはなっていませんので、単独のアイテムで選択ができます。
オプション人気ランキング
では次に上記でまとめたディーラーオプションの中から人気のアイテムをご紹介しましょう。
ランキング | 種類 | オプション | 価格 |
1 | エクステリア | ドアバイザー | 24,840円 光輝モール付:33,480円 |
2 | インテリア | フロアカーペット(ブラック/オレンジアクセント) | 27,540円 |
3 | ドライブアシスト | ディスプレイコーナーセンサー(フロント2センサー) | 37,800円 |
1位:ドアバイザー
ディーラーオプションの中で人気が高く多くの人が装着している装備として、ドアバイザーがあげられます。
ドアバイザーはフロントドアおよびリアドアの上側に取り付ける樹脂製のバイザーで、その効果は雨の日などに窓を少し開けて空気の循環ができることです。
ドアバイザーがないと少しドアを開けただけでも雨水が入ってきますが、バイザーの分だけなら少し開けても雨水の侵入がなく、そこから空気だけは室内に取り込むことができます。
またほかには外観上の見た目の改善効果もあり、よりスポーティで高級感のある見た目となります。
フォレスターのドアバイザーには半透明のスモーク色のものに加えて、光輝モールというメッキパーツが一部に入っている仕様もあり、デザイン的にもメッキ仕様のほうが高級感が出ます。
値段的にはディーラーオプションとしてはそこまで高いものではなく、機能的にもデザイン的にも効果があるパーツなので選ぶ人が多いものとなっています。
2位:フロアカーペット(ブラック/オレンジアクセント)
フロアカーペットは室内に敷くマットのひとつで、より高級感のあるデザインのものとなっています。
フロアカーペットの効果はなにより車室内の汚れを防ぐという点にあり、またたとえ汚れたとしてもフロアカーペットだけを外して掃除ができるという点がメリットです。
フォレスターはレジャーやアウトドアにも使うことの多い車ですが、その時には土汚れや草などが靴に付着して車の中に持ち込まれるので、その汚れを防ぐために効果的なのです。
そのためフロアカーペットは選択する人が多いアイテムとなっており、デザインもブラックとフチにオレンジのアクセントが入った2種類が用意されており、フロアカーペットにも力が入っています。
なおフォレスターのフロアマットにはもう一種類「トレーマット(グレーオーナメント/オレンジオーナメント)」がありますが、こちらは素材がゴム製となっており、より泥汚れや水汚れなどに強いものとなっています。
もっと激しいアクティビティにフォレスターを使う場合には、こちらも選択肢となるでしょう。
3位:ディスプレイコーナーセンサー(フロント2センサー)
3位は安全装備のひとつであるコーナーセンサーですが、フォレスターのディーラーオプションはセンサーの検知の様子がディスプレイに投影されるものです。
コーナーセンサーは車のバンパーの周囲にある障害物を検知するためのセンサーで、接近するものがあると音などで知らせるシステムが多いです。
ですがフォレスターのシステムでは接近するものがあると近さが具体的にディスプレイで表示されるので、音よりもより把握しやすいものとなります。
この装備は住宅街など狭い道を走る時に有効で、特に対向車とのすれちがいの際などに威力を発揮します。
フォレスターは結構幅が大きな車で、車の角の視認性もあまりよくありませんので、コーナーセンサーはとても楽に運転できる装備でもあります。
おすすめオプション
では次に人気のディーラーオプションとは別におすすめのディーラーオプションをいくつかご紹介します。
リヤバンパーパネル
リアバンパーパネルはバンパーの下部に設定するドレスアップパーツの一つですが、SUVらしいアンダーガード風のデザインとなっておりより力強い印象となります。
SUVは悪路走行をする時に岩などを乗り越える場合があり、上り坂などでは特にリアバンパーの下部がぶつかることがあります。
そこをガードするためにアンダーガードという部品が付くことがあるのですが、フォレスターのリアバンパーパネルはこれを模したものとなります。
このディーラーオプションは樹脂製なので軽い干渉に対するガードぐらいにしかなりません。ですがメインはクロスカントリー風のデザインを取り込めることにあり、フォレスターの印象がレジャーやアウトドアにピッタリのものとなるでしょう。
カーゴステップパネル(ステンレス/樹脂)
カーゴステップパネルはリアのカーゴルームの縁に装着するステンレス製や樹脂製の細長いパネルで、その目的は傷つきの防止です。
フォレスターは荷物も結構乗るのでカーゴルームの縁に荷物が乗っかったり擦れたりすることがあるのですが、その際車のバンパーや車体などが傷つくことがあります。
フォレスターは車高も高いのでこういったことが比較的多いのですが、そこにカーゴステップパネルを設定することで車体本体の傷つきを減らすことができ、長い間綺麗な状態で車を使えます。
ステンレス製のほうが傷つきに対しては効果が高いのですが、樹脂製のほうはカラーがブラックで傷が目立ちにくいという点があります。
どちらも価格的には大きな差はなく好みで決めると良いですが、ディーラーオプションとしてあらかじめ設定しておいて損はないでしょう。
STI アルミホイール
このディーラーオプションはSTIスポーツパーツ専用のアルミホイールとなりますが、デザインがSTIとしてとてもシャープでカッコいいものとなっておりオススメです。
STIはスポーティなデザインに定評のあるスペシャリティな仕様ですが、フォレスターにもよりスポーティな外観を与えるものの1つとして専用のアルミホイールが設定されました。
ノーマルのホイールより複雑でシャープなデザインとなっており、またホイールカラーがシルバー、ガンメタリック、ブラックから選べる点もボディカラーとのマッチングを考慮する上でメリットになります。
またホイールサイズも17インチと18インチの2種類が用意されており、同一デザインでホイールサイズの違いだけあるのも選択肢が広いですね。
アルミホイールとしては結構高額なディーラーオプションにはなりますが、社外品のアルミホイールと違ってスバルのメーカー保証が付いているという点で安心感があります。
いらないオプション
フォレスターのディーラーオプションには便利で使い勝手の良いものが多いのですが、その中にはあまりメリットのないものもあります。
その中の一つが「ドリンクホルダーイルミネーション」で、このディーラーオプションで設定されるのは車内のセンターコンソールのドリンクホルダーに照明が追加されるものです。
ペットボトルなどをドリンクホルダーに指すと淡い青色がペットボトルを照らすようになります。
イルミネーションの一種なので好きな人には好きな装備なのですが、30,000円ほどのディーラーオプションでペットボトルホルダーを照らすだけになるのであまり選ぶ必要はなさそうです。
オプション総額
ではここまでのディーラーオプションについて車両総額としていくらになるかを計算してみましょう。
人気ディーラーオプションとおすすめのディーラーオプションに分けて計算しますが、どちらも車のグレードはベースグレードの「Touring」、カーナビはこちらも「カロッツェリア 楽ナビ」を選択します。
人気ディーラーオプションの総額
人気のディーラーオプション3種類を全て設定した場合の総額は次のとおりとなります。なおドアバイザーは光輝モール付きを選択します。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
Touring | 車両価格 | 2,808,000円 | |
税金等諸費用 | 236,310円 | ||
カーナビ | カロッツェリア 楽ナビ | 155,520円 | |
エクステリア | ドアバイザー | 光輝モール付:33,480円 | |
インテリア | フロアカーペット(ブラック/オレンジアクセント) | 27,540円 | |
ドライブアシスト | ディスプレイコーナーセンサー(フロント2センサー) | 37,800円 | |
総額 | 3,298,650円 |
この人気ディーラーオプションを設定した場合の総額は3,300,000円ほどになっていますが、オプション総額だけを見ると100,000円前後なのでオプション装備の金額としてはそこまで高くないでしょう。
フォレスターをもっともシンプルにまとめるとしたらこのぐらいの総額になるでしょう。
おすすめディーラーオプションの総額
次におすすめディーラーオプションの3種類を設定した場合の金額を計算します。
こちらもグレードやカーナビは同じとし、カーゴステップパネルはステンレスを、STIアルミホイールは18インチを選択します。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
Touring | 車両価格 | 2,808,000円 | |
税金等諸費用 | 236,310円 | ||
カーナビ | カロッツェリア 楽ナビ | 155,520円 | |
エクステリア | リヤバンパーパネル | 43,740円 | |
インテリア | カーゴステップパネル(ステンレス) | ステンレス:15,120円 | |
STIスポーツパーツ | STI アルミホイール ※SUBARU純正保証対象 | 18インチ:196,560円 | |
総額 | 3,455,250円 |
おすすめディーラーオプション3種類を設定した場合には3,500,000円近い支払総額となりますが、ディーラーオプションのリアバンパーパネルとカーゴステップパネルでは60,000円程度のオプション総額です。
ですがSTIアルミホイールは単体で200,000円とアルミホイールとしては高額で、これが支払総額を一気に上げています。
しかしこのアルミホイールでのドレスアップ効果は高く、非常に満足度の高い1台となるでしょう。
フォレスターのオプション総額と値引き
では最後にフォレスターのメーカーオプションとディーラーオプションを全て設定した場合の総額を計算します。全てといっても人気のオプションとおすすめオプションに分けて計算していきます。
人気オプション装備の総額
人気オプション装備はメーカーオプションを5種類、ディーラーオプションを3種類の設定となりますが、メーカーオプションの設定にはグレードを「Premium」にする必要があります。またカーナビはこちらも「カロッツェリア 楽ナビ」を選択します。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
Premium | 車両価格 | 3,304,800円 | |
税金等諸費用 | 247,410円 | ||
カーナビ | カロッツェリア 楽ナビ | 155,520円 | |
オプションコード KS | アイサイトセイフティプラス(運転支援)[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)アダプティブドライビングビーム] ※標準装備 | 280,800円 | |
アイサイトセイフティプラス(視界拡張)[フロントビューモニター/スマートリヤビューミラー] | |||
大型サンルーフ(電動スライド式) | |||
パワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付) | |||
本革シート | |||
エクステリア | ドアバイザー | 光輝モール付:33,480円 | |
インテリア | フロアカーペット(ブラック/オレンジアクセント) | 27,540円 | |
ドライブアシスト | ディスプレイコーナーセンサー(フロント2センサー) | 37,800円 | |
総額 | 3,806,550円 |
この仕様ではグレードがPremiumということもあって支払総額は4,000,000円近くとなっていますが、標準装備となっているメーカーオプションも多いのでかなり満足感の高い1台ではあります。
オプション総額はメーカーオプションとディーラーオプションを合わせて400,000円近くとなっており、オプション総額としては結構高額ですね。
おすすめオプションの総額
おすすめオプションに関してはメーカーオプションはルーフレールのみとなっていますが、ディーラーオプションに高額のアイテムが設定されています。
通常はSTIアルミホイールを設定する方はもっとオプション装備を付けている場合が多いですが、今回はこの条件で計算します。
なおグレードは「Touring」、カーナビはこちらも「カロッツェリア 楽ナビ」を選択します。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
Touring | 車両価格 | 2,808,000円 | |
税金等諸費用 | 236,310円 | ||
カーナビ | カロッツェリア 楽ナビ | 155,520円 | |
オプションコード BX | ルーフレールのみ選択 | 54,000円 | |
エクステリア | リヤバンパーパネル | 43,740円 | |
インテリア | カーゴステップパネル(ステンレス) | ステンレス:15,120円 | |
STIスポーツパーツ | STI アルミホイール ※SUBARU純正保証対象 | 18インチ:196,560円 | |
総額 | 3,509,250円 |
この状態での支払総額は3,500,000円となっていますが、実際にはもっとオプションが増えてやはり4,000,000円前後となるでしょう。
オプション総額は300,000円程度ですが、7割をアルミホイールが占めていますね。
フォレスターのオプション値引きについて
新車の購入時には車両価格などから値引きがあることがありますが、オプション装備についても値引きがあります。
オプションの値引き額に関しては車の発売時期や売れ行き、時期によっても差はありますが、フォレスターはまだ新車発売からそこまで時期が経っていないのでそこまで大きな値引き額とはなっていません。
値引率としては10%〜20%となりますので、前述の計算で300,000円〜400,000円ぐらいのオプション総額に対して30,000円〜80,000円ぐらいの値引きが期待できます。
またオプション値引きはディーラーによっても割引率が違いますので、いくつかのディーラーで比較してみるのも良いでしょう。