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買っても大丈夫?中古車で記録簿なしの車の抱えるリスク5つ!

「中古車を買おうと思ってるけど、記録簿なしの中古車ってなんかあぶないの?」

「欲しいと思ってる中古車が記録簿なしなんだけど、買うのやめたほうがいい?」

中古車についている記録簿、ないといわれると買うのがなんとなく不安ですよね。

記録簿はあるならあるでメリットはありますが、じゃあ記録簿なしの中古車はぜったいにダメかというと、そんなことはありません。

ただ、その中古車についての情報が少なくなるぶん、多少のリスクは出てきます。

記録簿なしの中古車には、どんなリスクがあるんでしょうか?

そもそも記録簿とはなにか? ということもふくめて、わかりやすく解説します。

中古車の記録簿とはなにか? 記録簿を見てわかることは?

記録簿とは、「定期点検整備記録簿」の略で、その車が過去に受けた点検・整備・修理の内容が記録されている書類のことです。

記録簿を見れば、たとえば以下のようなことがわかります。

  •  2年に1度の車検以外にも点検に出していたかどうか
  • 過去の点検のときに不調なところがあったかどうか(どこが不調だったか)
  • 修復歴にのこらないような修理をしたことがあるか(どこを修理したか)
  • エンジンオイルをいつ交換したか
これらを知ることで、前のオーナーがどんなふうにその車を扱っていたかを知ることができます。

過去にどう扱われていたかがわからない。記録簿なしの中古車が抱える5つのリスク

では、記録簿なしの中古車にはどんなリスクがあるんでしょうか? 1つずつ解説していきます。

記録簿が意図的に捨てられた可能性がある

捨てる

記録簿がないということは、きちんと整備して乗っていたのにたまたま記録簿だけなくしてしまったというより、意図的に捨てられた可能性があります。

車を点検に出したとき、不調があれば記録簿に書かれます。不調のある車は高く売れないので、それをわざわざ証明してしまう記録簿を邪魔だと思うオーナーは少なくありません。

また、オーナーが捨てていなくても、オーナーから買い取った買取業者や販売店が、客に高く売りたいがために処分した可能性があります。

記録簿なしの中古車は、記録簿が見られないこと自体もマイナス要素ですが、「なくなってしまった理由」にリスクを抱えています。

どれくらいの頻度で点検に出していたかわからない

記録簿がないと、前のオーナーがどれくらいの頻度で点検に出していたかが不明です。

どんな車でも2年に1度の車検にはぜったいに出さなければいけないので、2年以上ほったらかしにしていたということはまずありません。 

しかし、同じ年式・走行距離でも2年に1度の車検にしか出していない車と、半年に1度点検に出していた車とでは、状態がかなりちがってきます。

そのちがいは見た目だけではわからず、故障してはじめて気づくことも多いので、先に知りたければ記録簿を見て点検の頻度をチェックするしかありません。

記録簿なしの中古車は極端にいえば、だいじに乗られていたか雑に乗られていたかがわからない、というリスクがあります。

不調箇所に気づかないで購入してしまう可能性がある

記録簿には、エンジンルームや室内、足回りといった各パーツをこまかくチェックして、状態が良好かどうかが記入されます。

交換や清掃が必要なところがあれば記録にのこるので、記録簿を見れば過去にどんなところに不調があったかを知ることができます。

不調があってもなおさずに売られている中古車は少なくありません。

そんな車を買わないためには、記録簿を見ることで過去に不調があったパーツを知って、ちゃんとなおっているか確認することが必要です。

記録簿なしの中古車は、放置された不調箇所に気づかないまま購入してしまうリスクがあります。

もし車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方も合わせて覚えておくといいですよ。

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 過去にどこを修理したかわからない

記録簿には、車の骨組みと関係ない部分の修理(修復歴にのこらない修理)がされた場合にも、記録としてのこります。

たとえば以下のような部分の修理は修復歴にはのこりませんが、記録簿にはしっかり記載されます。

  •  エンジン
  • ハンドル
  • ブレーキペダル
  • ホイール
  • オイル漏れ
「過去にどこがこわれていようと、すでに修理されてなおっているならべつにいい」という考えであれば、気にする必要はありません。

ただ、やはり中古車を買うときは、過去になにがあったか少しでも情報が多いほうが安心です。

記録簿なしの中古車は、前のオーナーがどこをぶつけて修理したかわからないリスクがあります。 

エンジンオイルをいつ交換したかわからない

オイル交換

記録簿を見れば、エンジンオイルをいつ交換したかがわかります。

エンジンオイルはだいたい半年に1回、もしくは5,000km走行するごとに交換するのが目安で、交換せずに長期間、長距離走っているとエンジンの故障につながります。

もし2年に1度の車検のときしか交換していないなら、交換目安の4倍の期間ほったらかしにしていたということです。

前のオーナーがきちんと定期的に交換していたかどうかを知るためには、記録簿を確認するしかありません。

記録簿なしの中古車は、エンジンにかなりの負担がかかっているかもしれないリスクがあります。

欲しいと思ったら記録簿なしの中古車を買っても大丈夫

リスクをさんざん挙げておいて書くのもなんですが、記録簿なしの中古車は買っても大丈夫です。

たしかに過去の整備の状況は、わかるに越したことはありません。しかし、「わからない=ダメな中古車」というわけではないんです。

記録がのこっていなくても、定期点検に出してエンジンオイルも半年に1回交換している可能性があります。

逆に、記録簿がのこっているからぜったいに安心、というわけでもありません。記録簿をよく見たら車検にしか出しておらず、あちこち修理している場合だってあります。

記録簿があるかないかよりも、その中古車の状態をよく見て、異常や劣化がないかどうか確認することがたいせつだと思ってください。

ここまで書いてきましたが、私がはじめて中古車を購入したときも記録簿は気にしなかったというか、そんなものの存在も知りませんでした。

でも、その後こわれたことはありません。この記事を読んだことで、中古車購入の不安をとりのぞく手助けになれれば幸いです。