ホンダ ヴェゼルは中型のクロスオーバーSUVで、都会的な高級感のあるデザインです。
今回はこのヴェゼルの給油口についてご紹介します。
ヴェゼルの給油口の位置
ホンダ ヴェゼルは一般道路の走行がメインのクロスオーバーSUVで、比較的コンパクトなボディと力強いデザインが特徴となります。
ヴェゼルは2013年に初めて登場したホンダ車のラインナップとしては新しめの車種で、現行モデルは2021年に登場した2代目となります。
ヴェゼルはコンセプトとしてはコンパクトクロスオーバーSUVとなっており、コンパクトカーのプラットフォームなどを浸かって開発されたSUVとなります。
ただ2代目ではボディサイズが大型化するとともに非常に力強いデザインに変更され、より高級感のある車となっています。
またヴェゼルにはガソリンエンジンモデルとともにハイブリッドモデルが用意されており、ホンダの最新ハイブリッドシステムである「e:HEV」が搭載されており環境性能が非常に高いです。
そんなヴェゼルはガソリンエンジンモデルだけではなくハイブリッドモデルにも燃料供給は必要で、そのための給油口はヴェゼルの左後方にあります。
ヴェゼルの左サイドの写真を見ると後部座席の後ろであたりに四角いフタがあるのですが、この部分がヴェゼルの給油口となります。
この給油口から車の下部にある燃料タンクまで車内でパイプがつながっており、ヴェゼルのデザインが力強いものなのでスクエアデザインの給油口デザインもそれにマッチしてあります。
ヴェゼルの給油口の開け方
では次にヴェゼルの給油口の開け方と給油の方法をご紹介しましょう。
その前に給油を開始する前には車のウインドウやドアをしっかり閉めて密閉度を保つとともに、車のパーキングブレーキをしっかりかけてエンジンもしっかりカットしておきましょう。
ヴェゼルの給油口の開き方
ヴェゼルの給油口の開き方はレバー式と呼ばれるもので、車の車内から開くタイプとなっています。
昔の車の給油口の開き方は鍵穴式が一般的で、給油口の近くにある鍵穴に車のキーを差し込んで回すことでロックを解除する方式でした。
この方式は構造がシンプルではありましたが操作が少し面倒ということもあり、そのうちレバー式という開閉構造が登場し、車内に設けられたレバーやボタンを操作することで給油口のロックを解除するタイプです。
このタイプだとワンタッチで開けられてとても便利なのですが、この方式の初期では信頼性の問題などからフェールセーフとして鍵穴式も並行して採用されており、一時期はどちらからでも開閉ができました。
その後レバー式の信頼性があがったことで鍵穴は次第に廃止されていき、現在では防犯性も兼ねて車の外側に給油口の鍵穴などは設けないのが一般的です。
ヴェゼルの給油口の開閉方式もレバー式となっており、車外のデザインを見てもわかりますがエクステリアには開閉構造はありません。
ヴェゼルの給油口開閉レバーであるフューエルリッドオープナーは運転席の右側の下に配置されており、フロントドアの前側にあたるピラー部分に埋め込まれたような形で配置されています。
フューエルリッドオープナーの近くには同じようなサイズのスイッチを配置出来る箇所がありますが、フューエルリッドオープナーはその上側の方でガソリンスタンドの給油機のマークが入っています。
運転席に座ったままではフューエルリッドオープナーを直接視認するのはすこし奥まっているので難しいですが、車を降りて覗き込むようにすればすぐに見つかるので一度発見してしまえば問題はないでしょう。
ヴェゼルの給油方法
ヴェゼルの給油口が開いたらそのあとは中にある燃料口を操作します。燃料口は直接給油を行うためのパイプとなっていて床下のガソリンタンクまでつながっているのですが、その先端にはフタとなる燃料口キャップがはまっています。
この燃料口キャップはネジ式で固定されており、左に回していくことで外すことができます。
燃料口キャップを外すのはそこまで強い力がいるものではないので十分誰でも開けます。
なお外した燃料口キャップは給油口のフタの裏側にひっかけられるような構造が設けられており、燃料口キャップの紛失を防ぐとともに邪魔にならないようになっています。
燃料口が開いたらそこにガソリンスタンドの給油機のプロープを差し込んで給油を開始し、規定の量や指定した量を給油しましょう。
給油が完了したらプロープを外してから燃料口キャップを閉めるのですが、燃料口キャップはある程度回して締め付けていく途中で「カチッカチッ」というい音がします。
この音がしたら十分キャップがしまったという合図ですので、それ以上締め付ける必要はありません。
これで給油完了となりますので、最後に給油口のフタを手動で押し込むように閉めると自動的にロックがかかり、ボディと平らになっていたらしっかり閉まった証拠です。
なお燃料口キャップを給油口のフタの裏に引っ掛けておくと給油口を閉めるときにひっかかるのですが、これが燃料口の閉め忘れに気づくフェールセーフとなっているので安心です。
ヴェゼルの給油口が開かない場合の対処法
ヴェゼルの給油口はシンプルな構造で信頼性も高いのですが、もし万が一故障したりすると大変です。
ヴェゼルの給油口は運転席の周りにあるフューエルリッドオープナーから車後部の給油口までワイヤーやリンク機構などでつながっており、機械的にワイヤーを引っ張ることで給油口のロックを解除します。
この機構はほとんど故障することはなく長い期間問題なく使えるのですが、それでも長い間の経年劣化や錆などによってワイヤーやリンク機構が動かなくなってしまう可能性はあります。
こういったトラブルが発生するといくらフューエルリッドオープナーを引いても給油口が開くことはなく、ヴェゼルは車外に鍵穴もありませんので給油口を開く方法がありません。
こういったトラブルに気づくのはほとんどの場合ガソリンスタンドなどで給油を行うときなのですが、もしそういった場所で故障を見つけたとしてもすぐに対処することはできません。
この故障に対しては修理による対処がどうしても必要なのですが、ガソリンスタンドや自動車用品店などではこの修理をすぐにはできないので、基本的には普段整備をお願いしているディーラーや自動車修理工場などに依頼する形となります。
しかし修理をするにしてもディーラーや自動車修理工場まで車を移動させないといけないのですが、近距離であれば少なくなった燃料でも自走できるかもしれませんが、遠くにでかけているときなどは陸送などの方法を考えないといけません。
いずれにしても他の故障に比べて意外と給油口の故障は大変なものではありますが、実際には故障する確率は非常に低いほど信頼性は高いので遭遇することは稀です。
ヴェゼルの給油口レバーが壊れた場合の対処法
ヴェゼルの給油口レバーが故障してしまったときには個人での対処や修理は基本的に不可能で、専門家にお願いしないといけません。
ヴェゼルのフューエルリッドオープナーから給油口までは基本的に車内を這っている長いワイヤーでつながっているのですが、これが切れてしまったらワイヤーなどの部品交換をしないと直りません。
ですがこのワイヤーはヴェゼルの車内のシートの下や車内のパネルの下、カーペットの下など普段目につかないところに埋め込まれており、そのため簡単にワイヤーなどにアクセスして交換するということは難しいのです。
もちろんディーラーや自動車修理工場であればこれらの車内の部品を取り外す前提で修理できるので比較的簡単な修理にはなりますが、部品があるかどうかで修理完了までの期間はきまりますしその間は車は預けっぱなしとなるでしょう。
また一部の車種にはこういったトラブルが発生した際のフェールセーフとして、車内のパネルやフタなどを取り外すことで給油口のロックに直接アクセスできるのですが、ヴェゼルの場合にはこういった構造は設けられていません。
それだけ故障の確率が低くてフェールセーフを設ける必要性が少ないという証ではあるのですが、車が古くなってくるとこういったトラブルはゼロではないので仕方ない面もあります。
とはいえ現行のヴェゼルは2021年に登場したまだまだ新しい車種なので給油口のトラブルはまずほとんど見られないですが、先代の初代ヴェゼルは初期型などはそろそろ問題も出てくる時期です。
ヴェゼルの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にヴェゼルの給油口カバーをドレスアップするためのアフターパーツをご紹介します。
車の給油口のカスタマイズというのはさまざまな車種でアフターパーツが販売されるものなのですが、現行のヴェゼルに関してはまだまだ新しい車種ということで専用のパーツはあまり販売されていません。
ですがこちらの給油口ステッカーであれば汎用品であり、また車名であるヴェゼルがステッカーの中に記載されているので面白いデザインとなっています。
給油口のフタはシンプルでプレーンなデザインなのですが、そこにこのステッカーを貼り付けることでデザイン的なアクセントとなっています。
取り付けもシール式のステッカーなのでとても楽であり、個人でも施工は十分できます。
またこちらのパーツは給油口に貼り付けるカバー上のドレスアップパーツとなるのですが、こちらは現行ヴェゼルではなく先代ヴェゼルに合わせたアイテムとなります。
先代ヴェゼルは給油口のフタの形状が丸形なので現行ヴェゼルとの互換性はありませんが、このデザインもレトロで素敵なデザインなので先代ヴェゼルに乗っていらっしゃる方におすすめです。
先代ヴェゼルにこういったアイテムがあるということは、今後は現行ヴェゼルにもこういったデザインのステッカーなども出てくる可能性がありますので期待大ですね。