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中古車で「保証なし」の3つの理由!トラブル回避のために買わない方がいい?

中古車探しをしていると「保証なし」という表示のある車を見かけますが、保証なしってどういうことなのかよくわかりませんよね。

今回は中古車の「保証なし」についてご説明します。

中古車の「保証」とは?

エンジン警告灯

ディーラーで新車を買う場合、何もしなくても最初から「保証」がついており、多くのメーカーでは一般保証は「3年または60,000㎞」まで無料修理が受けられます。

しかし中古車の場合には同じ「保証」という名前でも、保証内容も期間も大きく異なっています。

実際にある保証内容を挙げてみると次の様なものがあり、新車の保証内容と比べるとずいぶん控えめな内容です。

これに加えて延長保証を付ければ1年延長するサービスもあります。

  • 購入後4カ月、または走行距離3,000km
  • 購入後3カ月、または走行距離3,000kmで。ただし10年経過、81,000km以上の場合には対象外
  • 保証対象部品はエンジン、ミッションのみ
また新車の保証が残っているのであれば、それを継承することもできます。

保証の期間中であれば、中古車を買った後に問題点が出てきても基本は無償修理が受けられます。(消耗品等、対象外の部品もある)

中古車で「保証なし」になってる車の理由

たとえ短い期間であるとはいえ、少しでも保証があるほうが購入者にとっては良いはずですが、なぜ「保証なし」の車があるのでしょうか?

なおここでいう保証なしは、「納車前整備あり、納車後保証なし」の場合です。

主なな理由は次の3つが考えられます。

走行距離が多い、年式が古い

まず考えられるのは、購入する車が中古車業者の保証対象外である場合です。具体的には走行距離が長かった年式が古かったりと、保証を付けるのに適当でない場合などです。

走行距離でいえば80,000km100,000kmを越えた車は保証対象外となっていることが多く、年式で言えば10年が一つの区切りです。

こういった車は定期交換部品の耐久度がギリギリの状態にあり、いろいろな部品が故障し始める時期です。

そのため保証を付けてしまうと、部品の無償修理で業者側が厳しくなるので、「保証なし」の状態になるのです。

なお一般の中古車業者だけではなく、ディーラー系の中古車店で購入したとしても、こういった古い車には保証が付きません。

業者側が一方的に不利になる保証内容ですので、仕方ないと言えるでしょう。

少しでも安くしたい

購入者も納得して「保証なし」の車を買う場合、購入する時にかかる費用を少しでも減らしたいという意図があります。

購入する私たちとしては、「ちゃんと整備してあるみたいだし、保証なしで買っても大丈夫だろう」と考えて、少しでも費用の押さえられる保証なしの車を選ぶのです。

また店側としてものちのちのリスクになる保証をつけなくてよいのであれば、願ったりでしょう。こういう思惑が組み合わさって、「保証なし」の車が売られているのです。

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故障する可能性がある

走行距離の多い車と理由は似ていますが、その車にトラブルがある、もしくはトラブルの可能性が多い場合に、中古車業者が保証を付けるのを拒否することがあります。

中古車業者も故障する車を売りたいわけではないでしょうが、トラブルの可能性が多い車に保証を付けるわけにはいかないのです。

もし保証がつけられないと言われたら、なぜなのかを聞いてみるようにしましょう。具体的な理由を教えてくれる業者さんであれば、やむをえず保証なしとしているのでしょう。

しかし具体的な理由もなく、ただ保証は付けられないという説明であれば、故意にトラブルを隠しているのかもしれません。

中古車で「保証なし」の車を買って壊れたら

車が故障して困る女性

保証なしの状態で中古車を購入して、その後故障が発生したらどうすればよいのでしょうか。

まず大前提として、「保証なし」で購入した車はいつ壊れても基本は自己責任です。保証なしを承知して契約したのですから、文句を言っても後の祭りであることが多いです。

保証なしでの購入では、契約書などにも購入後の修理は有償と記載があるでしょうし、こういった場合には店側に無償修理を要求することはできません。

その業者に持ち込むか、ほかの修理業者に持っていく手もありますが、いずれにしても自腹を切っての修理となるでしょう。

しかし一方で「瑕疵担保責任」という考え方があり、業者側が事前に説明していなかった不具合が見つかった場合に賠償を要求できる可能性があります。

瑕疵担保責任を問えるのは、経年劣化等の自然損耗によるトラブル以外についてで、店側に事前に説明する義務があるにも関わらずそれを怠った場合です。

ですのでどんなトラブルにも瑕疵担保責任が問えるわけではありませんが、トラブルの内容によっては追及してみるのも一つの手でしょう。

中古車で「保証なし」の車は買っても大丈夫か

中古車で「保証なし」の車を買うのは、やむを得ない場合を除いて避けた方が良いでしょう。

たしかに中古車店での保証は新車に比べて期間も短く、保証内容も多少劣りますが、それでも保証に入る価値はあります。

車のトラブルは購入した直後に発覚することが多く、中古車選びの時には気づかなかった問題点も乗り始めると分かってきます。

短い保障だとわずか1か月ということもありますが、それでも中古車を買う場合にはとても重要な保証です。

どうしても安く買いたい、走行距離や年式で保証に入れない場合にはやむをえませんが、可能な限り保証には入るようにしましょう。

また延長保証を付けられるのであれば、費用負担としてはそんなに大きく無いはずですので加入すると最良です。

なお注意点として、保証の内容については事前に把握しておかなくてはなりません。

対象が一部の部品では意味がないので、保証範囲の広いプランを提案している中古車店で購入するようにしましょう。