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サクシードはかっこいい?評判・人気が高い?値段まで解説!

トヨタ サクシードは商用車メインのライトバンで広々とした荷室の大きさと取り回しの良さが特徴です。

今回はそんなサクシードのデザインについてご説明します。

サクシードのデザイン

 

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トヨタ サクシードは2002年に発売された商用ライトバンの1車種で、2020年まで長期間に渡って販売された車種です。

バンというと乗用車のハッチバックカーなどを思い浮かべる方が多いでしょうが、バン系の車種はもともとは商用のバンから派生した車種です。

中型の商用ライトバンはビジネスの際の移動手段であったり商品や備品などを運送する貨物車として利用される車種で、乗用車とはまた違った必要要件や要求などがあります。

商用車では車の便利さや荷室の大きさなどが重要ではありますが、それよりなによりコストパフォーマンスが最重要な車種であり商用に使うには何より安価な車が求められています。

そんな商用ライトバンをトヨタは以前からさまざまな車種をベースとした車種で販売してきましたが、サクシードは商用バンの専用車として開発された車です。

車のベースはヴィッツやカローラなどトヨタ車の乗用車のプラットフォームを使いながら、ボディ形状やサイズ、デザインなどはサクシード専用のものとなっています。

またサクシードには姉妹車としてデザインの違う「プロボックス」という商用ライトバンもあったのですが、2014年のマイナーチェンジでサクシードとプロボックスはデザインが共通化され、さらに2020年にすべてがプロボックスに統合されてサクシードという車名は消滅しました。

ですがデザイン的にはむしろサクシードのほうがずっと継続されていることになっており、そのサクシードのデザインが次のようなものとなっています。

サクシードのエクステリアデザイン

サクシードは商用ライトバンとして求められた性能をしっかり盛り込んだ車であり、エクステリアデザインはまさに商用車然としたものです。

サクシード フロント参考:global.toyota

サクシードのボディはスペース効率考慮してスクエアボディの直線基調で構成されていますが、フロントマスクは意外と抑揚のあるデザインに仕上がっています。

ヘッドライトやフロントグリルが近代的な構成のデザインになっているのですが、一方でフロントバンパーには角に樹脂製の無塗装パネルが装着されており、万が一バンパーの角をこすったりしても目立ちにくいようになっています。

その他にもバンパー、ボンネット、サイドパネルなども単純な面構成ではなく、多少の凹凸を持たせた質感のあるデザインとなっています。

以前は商用ライトバンというと単純で平面的なラインで構成されていたのですが、サクシードは商用車としてはそこそこデザインを頑張っているといえるでしょう。

サクシード リア参考:global.toyota

一方でサクシードのリアのデザインはシンプルな構成となっており、直線基調でまっすぐ下がったテールゲートと左右に小さくまとまったコンビランプにで構成されています。

これは荷室の開口部を最大限広く確保するためのデザインで、商用ライト版であるサクシードに求められる性能をしっかり織り込んだデザインです。

またサクシードのリアバンパーは全体的にブラックの無塗装のバンパーで構成されており、運転中や荷降ろしの際にキズがついても目立ちにくいバンパーとなっています。

さらにラゲッジルームの床面とリアバンパーの下面がまっすぐつながるようなデザインになっており、地上からの高さも低いので荷物の乗せ降ろしが楽なデザインに仕上がっています。

サクシードのデザインはカッコよさよりは実用性を重視した質実剛健なものですが、その中でもフロントマスクなどはなかなかおしゃれに仕上がっているといえるでしょう。

サクシードのインテリアデザイン

サクシードは車内のインテリアとしても商用車としての性能が盛り込まれており、特にラゲッジスペースの大きさや容量が重視されています。

サクシード インテリア参考:global.toyota

サクシードの運転席や助手席のインパネ部分は非常にシンプルな構成となっており、単純なメーターと飾り気のないパネル、ダイヤル式のエアコンなど、装備的にはかなり簡素なものとなっています。

一方で商用車ということでインパネやセンターコンソールに大きめの荷物入れが設定されており、商用車として使い勝手の良い構成になっています。

さらにセンターコンソールにはオーディオやカーナビなども装着可能となっていますが、コスト優先した場合にはオーディオレスやカーナビレスもよく見かけます。

またサクシード特有の装備としてインパネに引き出し式のテーブルが設置されており、メモを取ったりさまざまな用途に利用できます。

サクシード シート参考:global.toyota

サクシード ラゲッジ参考:global.toyota

サクシードの商用車としてのデザインはリアシートなどにも表れており、商用モデルのサクシードではリアシートはとても単純なベンチシートです。

このシートは沢山の荷物を積み込むときには前側に折りたたんで収納することができ、薄いシートなので収納するとラゲッジスペースを最大に活用できるデザインとなっています。

その他のインテリアデザインも余計な装飾や凹凸などがない車内となっており、商用車としてスペースを最大限活用できるデザインになっています。

リアシートはその形状から補助シート的なものではありますが、乗用車ではないので最低限しっかり座れる仕様であれば商用ライトバンとしては十分です。

サクシードの乗用モデルのデザイン

サクシードは商用車として専用に設計された車種ですが、商用モデルだけでなく乗用車モデルというものもあります。

車の性能やデザインは基本的に変わりませんが、次のような点に多少の違いがあります。

サクシード フロント参考:global.toyota

サクシード リア参考:global.toyota

サクシードの乗用車モデルといっても基本的なエクステリアデザインは通常の商用モデルと同様で、商用モデル同様の仕様を乗用として使うこともできます。

しかし乗用車ということで商用車に求められるシンプルさとは違った要求があり、それがボディカラーなどに反映されています。

またこの仕様ではフロントやリアのバンパーが変わっており、無塗装の樹脂パーツだった部分がボディカラー同様のカラードバンパーに変わっています。

これだけでも車の印象としては商用車然としたものから乗用車風になり、フロントマスクのスタイリッシュさがとても商用ベースとは思えない雰囲気を出しています。

サクシード インテリア参考:global.toyota

サクシード シート参考:global.toyota

インテリアについても基本的には商用モデルとデザインはかわりませんが、オーディオなど乗用車に求められる装備は標準装備できます。

またハンドルのトヨタエンブレムやシフトレバー下部など各所にメッキパーツ装着されたり、左右のウインドウ開閉がスイッチ式のオートになっていたりと乗用車として必要なクオリティをもたせてあります。

またシートも乗り心地の良いものに変わっており、特に後席シートが商用モデルのシンプルなシートではなくクッション性のあるしっかりしたベンチシートへと変わっています。

サクシードの荷室の広さや経済性の高さは乗用車としてみても魅力的な部分が多く、そういったニーズに向けた仕様がこれらの乗用車モデルとなっています。

サクシードのボディカラー

サクシードは商用車が基本のモデルなのでボディカラーについては種類は多くありませんが、乗用モデルなどもあるので意外なボディカラーもあります。

サクシードホワイト
シルバーマイカメタリック
ブラックマイカ
ボルドーマイカメタリック
ライトグリーンメタリック
ダークブルーマイカメタリック

サクシードの商用モデルでは圧倒的にホワイトの割合が多く、最もオーソドックスであるとともに企業名や店名などを入れるときにもホワイトは都合が良いものです。

またその他にもシルバーマイカメタリックなども商用モデルではよく見るボディカラーなのですが、その他の4色については商用モデルとしてはあまり選択されるカラーではありません。

ポイント

ホワイトとシルバーマイカメタリック以外のボディカラーは商用車としてはちょっと派手なカラーで、特にボルドーマイカメタリックなどはワインレッドという高級感のあるものです。

またダークブルーマイカメタリックなども商用よりは乗用車向けのボディカラーで、ホワイトやシルバーマイカメタリックが地味なカラーなので乗用車としてサクシードに乗るときにはこれらのボディカラーを選ぶことになるでしょう。

なおこれらのカラーでもバンパーの角などにある無塗装樹脂パネルにすることは可能で実用性もあります。

サクシードは人気か?

サクシードは商用車メインの車種ということでその人気はいろいろある乗用車とは全く違うところにあるのですが、商用ライトバンとしてみると圧倒的な人気を誇る車種でもあります。

商用ライトバンという市場は乗用車ほどのボリュームはないものの毎年一定の需要が見込めるカテゴリーです。

商用ライトバンは他のメーカーの車種も含めるとおよそ年間60,000台〜80,000台ぐらいの販売台数があるのですが、その中でサクシードと姉妹車であるプロボックスを合わせるとシェアが6割にも及んでおり、国内の商用ライトバンはほとんどがサクシード、プロボックスシリーズということになります。

この傾向は以前からある程度はありましたが、2014年のマイナーチェンジでデザイン変更とともにハイブリッドモデルが追加されたことで魅力が高まり、他のメーカーの商用ライトバンを大きく引き離すシェアとなっています。

販売台数では年間40,000台〜50,000台程度なので乗用車の規模で見ると大人気車とは言えませんが、それでも国内の乗用車の年間販売台数でみても20位〜30位ぐらいにはつけています。

一定の乗り換え需要のない商用ライトバンでこの年間販売台数は驚くべきもので、そのカテゴリーではサクシード(とプロボックス)は大人気車種といっても良いでしょう。

もちろんその大半は商用モデルであり乗用車モデルとして購入する人はごくわずかですが、その値段の安さからカスタムカーのベースなどにする人もいるようです。

サクシードの評判

サクシードは商用車なのであまりそのデザインが語られることはない車種ですが、twitterにはさまざまな評判が投稿されておりご紹介します。

この方はサクシードに代車として乗られたそうなのですが、デザインが洗練されているという良い評価をされていますね。

商用車というと地味であまりデザインを見ることはないのですがサクシードはフロントマスクが垢抜けたデザインなのでこういう評価になっているのですね。

こちらの方はサクシードのデザインが好きとおっしゃっていますが、無骨でタフな質実剛健な部分を好まれていますね。

サクシードは実用重視の商用ライトバンに求められたデザインをしっかり盛り込まれているのですが、そういった部分が好きという方も意外といらっしゃいます。

こちらの方はサクシードをベースとして乗用車として様々なカスタムをされており、先ず目を引くのが蛍光グリーンに塗装し直されたボディカラーですね。

さらにレトロタイプのホイールやルーフレールなど特別な装備をいろいろと盛り込まれており、オンリーワンのサクシードとして魅力的な車に仕上がっていますね。

サクシードの欠点

サクシードは商用ライトバンとしては十分すぎるほどの性能やデザインを盛り込まれた車種になりますが、デザイン的に乗用車とするには地味すぎる点が欠点といえば欠点でしょう。

サクシードを商用車として運用するのであれば地味なデザインも重要なのですが、そのままで乗用車とするにはあまり抑揚のないボディラインやスクエアフォルムが商用車然としてしまいます。

ボディカラーやカラードバンパーなどである程度はその印象を払拭できるのですが、それでも現在の乗用車のステーションワゴンなどと比べるとあまりにもシンプルです。

またインテリアに関しても実用性重視でほとんど飾り気がなく、こちらもやはりシンプルすぎる点が多いです。

そのためサクシードを乗用車として乗っていらっしゃる方はさまざまなカスタムをしている方もいらっしゃって、前述でご紹介したようにボディカラーを特別なものにしたり車の各所に独特な装備を盛り込んだりしてカッコよくスタイリッシュな車にしていらっしゃいます。

サクシードは車の性能としてはベーシックながら良い点が多く、更に車自体の価格も安価で手に入れやすいということで、カスタムカーのベースにはもってこいの車なのです。

そういった点ではシンプルすぎるサクシードのデザインの残念な部分も逆に利点として見えてくるもので、カスタムのしがいのある車といえるでしょう。

サクシードの値段

サクシードは現在はプロボックスに統合され車名からはなくなってしまいましたが、今回はサクシード販売時の新車価格と現在の中古車価格についてご説明しましょう。

なお中古車価格については大手中古車情報サイトであるカーセンサーおよびgoo-netで調査しました。

サクシード新車価格中古車本体価格相場
サクシード1,351,000円〜2,000,200円カーセンサー180,000円〜1,730,000円
goo-net178,000円〜1,768,000円

まずサクシードの新車価格ですが、サクシードは中型のライトバンながら1,350,000円という安価な価格帯から新車購入できる車で、乗用車でいうと近年では軽自動車やコンパクトカーでもここまで安い車は珍しいほどです。

ポイント

また様々な装備を豪華にした最上級モデルでも2,000,000円ピッタリぐらいの値段までであり、十分な積載量と必要十分な走行性能を持つ車としてはかなりコストパフォーマンスに優れていると言えます。

もちろんその分はシンプルなデザインやインテリアによるコストダウンが図られた結果ではありますが、確かに乗用車のカスタムカーのベースとしてはお買い得な車といえるでしょう。

尚サクシード自体は2002年〜2020年までと非常に長い期間販売された車種ではありますが、中古車市場にはそこまでの期間がありながら台数は意外と少ないです。

というのもサクシードのような商用ライトバンは乗用車のように数年ごとに乗り換えるというようなニーズはなく、乗れなくなるまで乗り潰すのが一般的だからです。

それでも乗り換え時やさまざまなシーンでサクシードの中古車も市場には出てきており、新車価格を大幅に下回った価格で購入することも可能です。

中には既にカスタム済みのサクシードなども販売されており、他の人が乗っていない珍しい車がほしい方には面白い選択肢かもしれませんね。