ステップワゴンはホンダの中型ミニバンで、同社の主要車種の一つです。
今回はそんなステップワゴンの寸法やサイズに関してご紹介します。
ステップワゴンのサイズ・寸法と広さ・大きさ
ステップワゴンはホンダが1996年からラインナップしているトールサイズミニバンです。
トールサイズミニバンは車高が高く多人数乗りが可能な車を指す言葉で、現在の国内のファミリーカーの中で最も人気の車種です。
ステップワゴンは現行で5代目にもなっており、数あるトールサイズミニバンの中でも最初期から存在している車です。
ステップワゴンは背の高さから来る車内の広さと7人もしくは8人乗りが可能な多人数乗りがファミリーカーとして便利な点です。
また現行モデルからはステップワゴンにはハイブリッドモデルが追加され、燃費の良好さも合わせて大きな魅力となっています。
さらにテールゲートには「わくわくゲート」と呼ばれる左右分割ができる特徴的なドアが設置されており、さまざまな使い方ができるのもメリットとなっています。
加えてデザインも基本的なステップワゴンのほかにスポーティなデザインを持つステップワゴンスパーダも存在しており、選択肢の多い車となっています。
ではそんなステップワゴンの主要寸法をご紹介していきましょう。
ステップワゴンの外観
まずはステップワゴンの外観の寸法についてご紹介していきます。
スペック | ステップワゴン | |
全長 | ステップワゴン:4,690mm ステップワゴンスパーダ:4,760mm | |
全幅 | 1,695mm | |
全高 | 1,840mm〜1,855mm | |
ホイールベース | 2,890mm | |
トレッド(前/後) | 1,470/1,485 | |
最低地上高 | 150mm〜155mm | |
車両重量 | 1,660kg〜1,820kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 205/60R16 205/55R17 |
リアタイヤ | 205/60R16 205/55R17 | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約550mm✕1,400mm |
サイドウインドウ | 約550mm✕3,300mm | |
リアウインドウ | 約550mm✕1,400mm | |
ミラー幅 | 約2,000mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕約100mm |
ステップワゴンの寸法
最初はステップワゴンの外観寸法についてご紹介していきます。車の外観寸法については国内では大きく2つの区分が存在しており、5ナンバーサイズと3ナンバーサイズの2つがあります。
この区分は以下の基準によって決まっているのですが、そのサイズやエンジンスペックのどれか一つでも超えると5ナンバーサイズから3ナンバーサイズとなります。
以前は5ナンバーと3ナンバーで税金の違いなどがありましたが現在は差はなくなっており、あくまで車のサイズの区分となっています。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
ステップワゴンはこの区分で5ナンバーをとても意識して設計されている車で、基準車であるステップワゴンは全長と全幅が5ナンバーサイズギリギリに設定されています。
5ナンバーという区分は国内車の中では比較的コンパクトで扱いやすいというイメージが非常に強く、ファミリーカーとしてサイズ感が重要な車種でもありますので多分に意識した設計となっています。
全高に関しては5ナンバーサイズは結構余裕があるので、ステップワゴンの全高はしっかり収まっています。
ですがステップワゴンのデザイン違いであるステップワゴンスパーダに関しては、そのデザインの違いによって全長が長くなっており5ナンバーサイズを超えて3ナンバーサイズとなっています。
その長さの差は70mmほどですので実質的な差はほとんどありませんが、3ナンバーサイズという呼び方からは少し大きな車というイメージはあるでしょう。
ステップワゴンは駐車場に収まるか?
次にステップワゴンのサイズで駐車場に収まるかという点が気になるところで、背の高いミニバンなので大きなサイズは注目点です。
駐車場には主に2種類のサイズがあり、平置きの駐車場と立体駐車場があります。このうち平置きの駐車場は自宅や街中の駐車場、ショッピングセンターなどにある基本的な駐車場で、駐車する機会が多いものでしょう。
そんな平置き駐車場のサイズは場所によってまちまちですが、一般的には幅が2.5m・奥行き5.0mとなっており、ステップワゴンでもステップワゴンスパーダでも余裕で収まるサイズとなっています。
もうひとつの立体駐車場に関しては街中、とくに都会ではよく見かけるものです。立体駐車場では幅や長さ以前に高さ制限があり、以前からある古い立体駐車場では「高さ制限1.57m」というところがあります。
この高さ制限ではステップワゴンのサイズでは納まりきらず、立体駐車場には駐車不可能です。
ですが近年はミニバンの人気の高さから高さ制限が「2.0m〜2.5m」といった形で緩和されている施設が増えてきており、これであればステップワゴンはしっかり駐車できます。
ステップワゴンを立体駐車場に駐車するときには高さ制限にしっかり気をつけましょう。
その他の外観のサイズ感
ステップワゴンの外観のサイズでもう一つ特徴的なのはウインドウのサイズで、トールサイズミニバンとしての快適性を与えてくれる点です。
ステップワゴンは車高が普通の乗用車よりはかなり高く、ウインドウサイズもそれに合わせてかなり広々としています。
フロントウインドウからサイド、リアに至るまで上下方向のサイズは500mmを超えるほど大きいものとなっており、外から見てもとても広々としているのがわかります。
またウインドウの左右の幅も車のサイズギリギリにまで広げてあり、窮屈を感じることはないでしょう。
サイドウインドウに関しても横方向のピラーが薄く仕上げられており、2列目や3列目のシートでも車内が明るく開放感が高くなっています。
リアウインドウは全体的な広さはありますが、ステップワゴンの特徴でもある「わくわくゲート」で左右に分割されており、普通のテールゲートをもつミニバンなどと比べると狭い部分もあります。ですがウインドウの広さとしては十分でしょう。
ステップワゴンの内装
では次にステップワゴンの内装についてその寸法やサイズ感をご紹介します。
スペック | ステップワゴン | |
室内長 | 3,220mm | |
室内幅 | 1,500mm | |
室内高 | 1,405mm〜1,425mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 1,270mm |
幅 | 1,000mm | |
奥行き | ・490mm(3列シート使用時) ・1,180mm(3列シート収納時) | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,400mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,400mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
2列目寸法 | 高さ | 約1,400mm |
幅 | 7人乗り:約530mm✕2 8人乗り:約1,200 | |
奥行き | 約1,000mm | |
3列目寸法 | 高さ | 約1,400mm |
幅 | 約1,170mm | |
奥行き | 約800mm |
ステップワゴンの車内の広さ
ステップワゴンの車内の広さはトールサイズミニバンの最大の特徴であり、魅力の一つでもあります。
ステップワゴンには1列目から3列目までの3列シートがありますが、その全長は3,220mmと3mを超えており非常に広々としています。
室内幅は全幅に5ナンバーサイズの規制があってある程度に抑えられていますが、それでも同クラスのセダンなどと比較すれば広いです。
また何より特徴的なのはその室内高で、床面から天井まで1.4m近くあります。トールサイズミニバンという背の高い車種なので室内が広く、大人でも少し背をかがめれば車内を歩き回ることもできます。
その快適さこそトールサイズワゴンの魅力であり、5ナンバーサイズを意識した車ではありますがそのクラス以上に快適な車です。
ステップワゴンのラゲッジルームの広さ
もう一つステップワゴンの車内の広さはラゲッジルームの広さにもつながっており、沢山の荷物を載せることができます。
ステップワゴンのラゲッジルームはリアからテールゲート式で開いてアクセスできますが、その広さは車高の高さからラゲッジ高さが1.3m弱あってとても広々としています。
またラゲッジ幅もそれなりに広いのですが、一方で3列目シートを使っている状態では奥行きは500mm弱しかなく、ラゲッジルームとしては奥行きは広いとは言えないでしょう。
ですがステップワゴンのシートはシートアレンジによってラゲッジルームを広げることが可能で、3列目シートを折りたたむことで奥行きを1.2m近くまで広げることができます。
これだけあればかなり大きな荷物でも載せることができ、多人数乗車のときと荷物を運ぶときで車を使い分けることが可能となっています。
またシートアレンジは左右どちらかのシートだけでも折り畳めるので、3列目シートを半分使いながら荷物を載せるといった使い方もでき便利です。
その他の内装のサイズ感
ステップワゴンには1列目から3列目までシートがありますが、その中で最も快適なのは真ん中の2列目シートとなっています。
1列目の運転席と助手席は寸法的にが決して狭いわけではありませんが、フロント周りのコンソール類などがたくさんあって広々とした感覚はあまりありません。
ですが2列目シートは足元も頭上空間も広々とした寸法が確保されており、ステップワゴンの座席の中で最も豪華な仕様です。
またステップワゴンには7人乗りと8人乗りがありますが、7人乗りは2列目シートが左右分割式となっており、独立したソファーのような形になっています。
ですが3列目シートに関しては1列目や2列目などに比べると少し寸法が狭めとなっており、他に比べると補助的な役割のほうが強くなっています。
高さはほとんど変わりませんが座席の幅や奥行きが小さくなっていて、快適性という点では2列目よりは劣っていると言えるでしょう。
しかし実際問題3列目まで乗車するような機会は少ないといえ、普段は2列目シートまで使えていれば十分でもあります。
ステップワゴンの運転
では次にステップワゴンの運転性についてご紹介しましょう。
スペック | ステップワゴン |
最小回転半径 | 5.4m〜5.7m |
ハンドルサイズ | 370mm |
ステップワゴンの旋回性
車の寸法について運転性に関係する点で気になるのは最小回転半径です。最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切り、その後低速で走行したときに車が1周するのに必要な半径です。
このスペックが小さければ小さいほど小回りがきくといえ、軽自動車で4.5m前後、コンパクトカーで5.0m前後、5ナンバー車で5.3m〜5.5mぐらいが一般的なスペックとなっています。
それに対してステップワゴンの最小回転半径は、仕様によって違いますがおおよそ5.5m前後となっており5ナンバー車としてはそこそこ一般的な値と言えます。
決して小回りが効くといえるようなサイズではありませんが、運転しづらいほど最小回転半径が大きいということもありません。
そのため国内の狭めな道でも十分扱いやすい車といえ、見た目の大きさに比べれば運転が難しい車ではないでしょう。
ステップワゴンの走行感覚
ステップワゴンはミニバンらしく直線基調のデザインをしており、車の見切りとしても良好で扱いやすい車になっています。
ステップワゴンは車の全長は5ナンバーサイズギリギリぐらいとなっていますが、ドライバーシートから車の前方までの寸法は結構短くなっています。
そのため車の前方感覚がつかみやすく、垂直基調のフロントデザインで見切りも良いので、車の大きさとは裏腹に運転しやすい車両感覚です。
またサイドもまっすぐな直線基調でリアまでつながっているので、ドライバーが車の後方感覚もつかみやすく素直な運転ができるでしょう。
3列シート車なのでドライバーから車の後方までは結構な長さはありますが、一度車に慣れてしまえば狭い道でも運転が難しいということはないでしょう。
ステップワゴンの車内の運転感覚
ステップワゴンのウインドウサイズの広さは前述でご紹介しましたが、その広々としたウインドウは車内からの運転感覚もよくしています。
広々としたフロントウインドウは、左右以上に上下の幅が大きく取られれていることでドライバーからの前方視界が非常に広くとれ、走行時も停車時にも様々な面で安全性確保にメリットがあります。
フロントウインドウは車のデザイン的にすこし切り立っていてドライバーからの左右視界がピラーで遮られるようになりますが、その死角となるところには三角窓が設けられているので案外ドライバーからの左右視界も良好です。
またサイドウインドウも広々としていて車の周囲の状況を確認しやすく、運転時や駐車時にも有利です。
リアウインドウは「わくわくゲート」で左右に分かれているので少し死角はありますが、それでも全体的な広さが大きいので決して視界が悪いわけではありません。
「わくわくゲート」のウインドウは形状も工夫されていて、後ろから見て右側より左側の方が上下の幅が広く取られており、ドライバーが振り返って確認するときの視界を確保できるようになっています。
こういった点からステップワゴンの大きなボディでも死角を減らすことができ、ファミリーカーとして重要な安全運転性や駐車の難しさなどが少なくなるように設計されています。
ステップワゴンのサイズの評判
ステップワゴンのサイズ感に関してはTwitterにもさまざまな意見があり、その中から2つほどご紹介します。
ステップワゴンは仕事で何度か乗りました(初代と三代目)🙂
とてもサイズ感も良くて乗りやすいのに、荷室がもう少し・・・
と思ってましたが、これはなかなか良いキットですね😃✨— Kumott_250R(くもっと) (@Cuervo_C9216) February 9, 2020
この方は何種類かのステップワゴンに乗られているそうですが、サイズ感がちょうどよくて乗りやすいとおっしゃっていますね。
ラゲッジルームは少し狭いと言われていますが、そこはシートアレンジでうまく対応できるでしょう。
ぜひ安全運転で
8人乗りの車であればステップワゴンぐらいなら5ナンバーサイズなのでそれほど大きくないのですがさすがに8人乗ったら狭いです
— 無人駅の駅長。 (@E653_1100) January 8, 2020
こちらの方はフル乗車である8人乗りをしておられますが、さすがにフル乗車では座席は狭めに感じるようです。
ワンサイズ上の大型ミニバンに比べればステップワゴンは少し幅が狭めなので仕方ない点ではありますが、5ナンバーサイズ車で8人も乗れるのはすごい点です。
ステップワゴンを他の車と比較
では最後にステップワゴンとそのライバル車を比較してみましょう。
スペック | ステップワゴン | トヨタ ヴォクシー | 日産 セレナ | 三菱 デリカD:5 | |
価格 | 2,920,500円〜3,349,500円 | 2,556,400円〜3,306,600円 | 2,576,200円〜3,594,800円 | 2,494,800円〜4,601,300円 | |
全長 | ステップワゴン:4,690mm ステップワゴンスパーダ:4,760mm | ZSグレード:4,710mm その他のグレード:4,695mm | 4,685mm〜4,770mm | 4,800mm | |
全幅 | 1,695mm | ZSグレード:1,735mm その他のグレード:1,695mm | 1,695mm〜1,740mm | 1,795mm | |
全高 | 1,840mm〜1,855mm | 1,825mm〜1,870mm | 1,865mm | 1,875mm | |
ホイールベース | 2,890mm | 2,850mm | 2,860mm | 2,850mm | |
トレッド(前/後) | 1,470/1,485 | 1,500/1,480mm 1,480/1,475mm 1,480/1,480mm | 1,485/1,485mm 1,480/1,485mm | 1,540/1,535mm | |
最低地上高 | 150mm〜155mm | 155mm〜160mm | 140mm〜160mm | 185mm | |
車両重量 | 1,660kg〜1,820kg | 1,570kg〜1,730kg | 1,670kg〜1,780kg | 1,930kg〜1,980kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 205/60R16 205/55R17 | 195/65R15 205/55R16 205/60R16 | 195/65R15 195/60R16 | 225/55R18 215/70R16 |
リアタイヤ | 205/60R16 205/55R17 | 195/65R15 205/55R16 205/60R16 | 195/65R15 195/60R16 | 225/55R18 215/70R16 | |
室内長 | 3,220mm | 2,930mm | 3,170mm〜3,240mm | 2,980mm | |
室内幅 | 1,500mm | 1,540mm | 1,545mm | 1,505mm | |
室内高 | 1,405mm〜1,425mm | 1,400mm | 1,400mm | 1,310mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 1,270mm | 1,240mm | 1,220mm | 1,130mm |
幅 | 1,000mm | 985mm | 940mm | 1,090mm | |
奥行き | ・490mm(3列シート使用時) ・1,180mm(3列シート収納時) | ・315mm(3列シート使用時) ・1,000mm(3列シート収納時) | ・360mm(3列シート使用時) ・1,080mm(3列シート収納時) | ・430mm(3列シート使用時) ・1,200mm(3列シート収納時) | |
最小回転半径 | 5.4m〜5.7m | 5.5m | 5.5m〜5.7m | 5.6m |
ステップワゴンとトヨタ ヴォクシーのサイズ感の比較
ヴォクシーはステップワゴンの直接のライバル車の一つであり、トヨタの5ナンバーサイズのトールサイズミニバンとなっています。
その外観サイズはステップワゴンとヴォクシーで非常によく似ている点があり、全長、全幅はどちらも基本的に5ナンバーサイズギリギリとなっています。
またヴォクシーにもグレードによってデザインの違いがあり、それによってステップワゴン同様5ナンバーサイズを超える仕様もあります。
車高に関してもほぼ同等の寸法となっていますが、最も全高が高い仕様はヴォクシーのほうが少し高いです。
ですが前後のタイヤの距離であるホイールベースはステップワゴンのほうが広くなっており、その影響が室内長の長さにつながっています。
室内長はヴォクシーは3mに僅かに満たないものとなっておりステップワゴンのほうが広々としています。
また室内幅についてはほとんど変わりませんが室内高もヴォクシーのほうが僅かに高く、全体的にはステップワゴンが広々としているといってよいでしょう。
ラゲッジルームの広さについてもステップワゴンのほうが僅かに大きめで、使い勝手は比較的良好です。
ステップワゴンと日産 セレナのサイズ感の比較
日産セレナはステップワゴンやトヨタ ヴォクシーと直接的なライバルで、以前からの比較対象です。
セレナも同様のコンセプトを持つ5ナンバーサイズクラスのミニバンで、こちらもステップワゴンと同じく基本は5ナンバーサイズギリギリの設計、一部仕様は少し大きめとなっています。
それでも全体的に寸法の大きな仕様はセレナが一回り大きくなっており、サイズ感は少し大きめです。ですが基本的には同クラスといって良いサイズ感です。
室内寸法についても全体的にセレナのほうが大きめのサイズとなっており、室内幅が45mmほど広くなっているのは案外窮屈さを改善しています。
室内高に関してはステップワゴンのほうが少し高めではありますが、見た目の広々さではほぼ変わらないと見て良いでしょう。
ですがラゲッジルームの寸法に関してはステップワゴンのほうが広々としており、3列目シートのある状態であれば沢山の荷物を積み込むことができます。
また微妙な差ではありますが、最小回転半径のそれぞれの小さい仕様ではステップワゴンのほうが小さくなっており、わずかに小回りがきくと言えるでしょう。
ステップワゴンと三菱 デリカD:5のサイズ感の比較
三菱 デリカD:5は三菱の中型ミニバンで一応ステップワゴンと同クラスではありますが、その特徴は結構違います。
まずサイズ感についてはステップワゴンよりデリカD:5のほうが全体的に大きくなっており、デリカD:5は基本的には5ナンバーサイズに収めるように設計されていません。
全高に関してはステップワゴンとほぼ変わらないものの、全長や全幅は100mm近くデリカD:5のほうが大きくなっているので車の大きさは結構印象が違います。
さらにデリカD:5はその特徴としてSUVライクなスペックを持つミニバンとなっており、それが車高の高さにスペックとして現れています。
デリカD:5はミニバンでは唯一悪路走破性も兼ね備えた車であり、キャンプやアウトドアなどの用途に便利に活用できる車として設計されています。
そのため車高が高くタイヤサイズも大きく、エンジンにもトルクフルなディーゼルエンジンも用意されています。
一方で車高が高いことから室内の寸法についてはステップワゴンよりも狭い部分があり、特に室内高は100mm近くステップワゴンのほうが高いです。
全体的に室内幅なども狭くなっていて快適性の面ではステップワゴンのほうがメリットがあり、ラゲッジルームの寸法もデリカD:5はちょっと狭めです。
ステップワゴンとデリカD:5は同じミニバンではありますがそのコンセプトは大きく違っており、それが車のスペックやサイズ感にもしっかり現れています。
総評
ステップワゴンは国内市場の5ナンバーミニバンのスタンダードな車種の一つで、そのサイズ感や扱いやすさはバランスがよくファミリーカーに求められるスペックを兼ね備えています。
5ナンバーというサイズの大まかな制限があるので圧倒的に広いというわけではありませんが、この価格帯の車の中では広々としていると言っても良いでしょう。
トヨタや日産のライバル車と比較しても圧倒的に劣る部分などはなく、室内の寸法やデザインなどで比較して選ぶことになるでしょう。