日産 スカイラインは後輪駆動のスポーツセダンで、日産を代表する1台です。
今回はスカイラインのメーターについてご紹介します。
スカイラインのメーターのデザイン
日産 スカイラインは昔から日産車の代表的な車種で、スポーティなフォルムを持つセダンもしくはクーペとして展開されてきました。
スカイラインは現行モデルで13代目を数える長寿車種となっており、現行モデルは2014年から現在まで継続販売されている車種です。
以前のスカイラインはセダンと同時にクーペモデルも展開されていましたが、現行モデルはセダンのみとなっておりパワフルな走行性能を持つスポーツセダンに仕上がっています。
また現行スカイラインは初期にはガソリンエンジン車とハイブリッド車の2種類の展開となっていましたが、マイナーチェンジでハイブリッドモデルが廃止されたことでガソリンエンジン車のみとなっています。
ではこのスカイラインのメーターについて詳しくご紹介しましょう。
スカイラインのメーターのデザイン
スカイラインのメーターのデザインは現行車種としては結構シンプルな仕様となっており、デザインもオーソドックスです。
スカイラインのメーターは配置も基本的にオーソドックスなものであり、ドライバーの目の前のハンドルの奥に配置されています。
スカイラインは基本設計が2014年当時のものなので現在の最新のデザインや機能などは盛り込まれておらず、アナログメーターを基本としたスタンダードなメーターになっています。
メーターの左右には大型の円形メーターが1つずつ配置されており、それぞれの円形メーターの内側に水温計や燃料計などが配置されています。
こういったメーター配置は割と多くの車種で見かけるデザインであり、馴染みやすいデザインと言えるでしょう。
また円形メーター2つの間には縦長の液晶ディスプレイであるアドバンスドドライブアシストディスプレイが配置されており、アナログメーター以外の細かな表示はほぼ全てこちらに表示されています。
アドバンスドドライブアシストディスプレイの上下には固定表示となるさまざまな情報が表示されており、オドメーターやトリップメーターなどの走行に必要な情報が表示されています。
アドバンスドドライブアシストディスプレイのセンターエリアはドライブコンピューターやドライブインジケーターの表示エリアとなりますが、ここには切替式でさまざまな走行支援システムなどの情報が表示されます。
最近ではメーター全体を液晶ディスプレイにしたフルデジタルメーターが出てきていますが、スカイラインのメーターは以前の設計なのでそこまでの仕様ではありません。
また液晶ディスプレイのサイズも現在からすると小さめなので、多少時代を感じさせるデザインです。
スカイラインのメーターのデザインについての評判
スカイラインのメーターのデザインについてはX(twitter)にも投稿があり、その中からいくつかご紹介します。
クルマのメーターのデザインにもかなりウルサイたちで、父のV37スカイラインのメーターもあまり好かない。メーター内側が青になってなければ良いデザインなんだがなぁ…と思ってたら、何とマイナーチェンジで青くなくなった pic.twitter.com/2X8ez5G8nc
— MrHA23SMAN@Bトレ休止中 (@MrHA23SMAN) June 10, 2018
こちらの方はご家族ともどもメーターのデザインについて気にされているようで、スカイラインに関しても前期型はカラーなどであまり気に入らなかったそうです。
ですがマイナーチェンジによってカラーが変更されており、前期型、後期型でもメーターの好みは変わる場合があります。
v37の下取り入ったんだ。丸テールじゃ無いのは知ってたけど、水平指針メーターすら無くなったのか。R33から1年空けてR30乗った時に伝統すら感じたポイントだけにこれは悲しいね。これだよこれがスカイラインだよ!って思えるポイント1つもない pic.twitter.com/GlmgL0T1xG
— なかはらいん (@ecr335) March 26, 2021
こちらの方はスカイラインのメーターについて悲しいとおっしゃっており、スカイラインらしいポイントが無いことを嘆いていらっしゃいます。
スカイラインのメーターはオーソドックスで使いやすいデザインではありますが、スポーツカーらしい特徴的なデザインなどが盛り込まれていないので少しさみしい感じはありますね。
スカイラインのメーター表示の意味・見方
次にスカイラインのメーター表示をご紹介します。
メーター表示 | メーター機能 | |
メーター表示 | アナログスピードメーター | 走行時速度表示 |
タコメーター | エンジン回転数表示 | |
燃料計 | 燃料残量表示 | |
アドバンスドドライブアシストディスプレイ 固定表示 | ・オドメーター(積算距離計)/トリップメーター(区間距離計) ・ポジションインジケーター ・ドライブモードセレクター表示 ・時計 ・外気温計 ・ITS統合インジケーター ・インテリジェント クルーズコントロール表示 ・ドライブコンピューター ・ドライブインジケーター | |
ドライブコンピューター/ドライブインジケーター 切り替え表示 | ・航続可能距離 ・車速 ・ドライブ情報 (走行距離/走行時間) ・燃費情報 ・ナビゲーション ・オーディオ ・走行支援 ・タイヤ空気圧 ・シャシー制御 ・エンジンオイル | |
警告灯 | 充電警告灯 | 走行可能表示灯が点灯して いるときバッテリーの充電系統に異 常があると点灯 |
故障警告灯(MIL) | ・エンジン電子制御システムに異常があると点灯または点滅 | |
ABS警告灯 | ABSのシステムに異常があると点灯 | |
ブレーキ警告灯 | パワースイッチがONの時、次の場合に点灯 ・ブレーキ液が不足しているとき ・ブレーキシステムに異常があるとき ・パーキングブレーキをかけているとき | |
シートベルト警告灯 | ・パワースイッチがONの時に運転者がシート ベルトを着用していないと点灯 | |
燃料残量警告灯 | 燃料の残量が少ないときに点灯 | |
SRSエアバッグ警告灯 | SRSエアバッ グのシステム、プリテンショナー機能に 異常があると点灯 | |
VDC(ビークルダイナミクスコントロール)警告灯 | ・VDC作動時に点滅 ・VDCシステム異常時に点灯 | |
ポップアップエンジンフード警告灯 | ポップアップエンジンフードの電子制御システムに異常があると点灯 | |
パワーステアリング 警告灯 | パワーステアリングのシステムに異常があると点灯 | |
タイヤ空気圧警告灯 | ・タイヤ空気圧警報システムに異常があると、約1分 間点滅したあと点灯 ・タイヤ空気圧が低下すると点灯し、メーター内の ディスプレイに警告が表示 ・タイヤがパンクすると点灯し、メーター内のディス プレイに警告が表示され、タイヤ空気圧警報が約10秒間鳴る | |
インテリジェントエマージェンシーブレーキ警告灯 | 次の場合に点灯 ・インテリジェント エマージェンシーブ レーキまたは踏み間違い衝突防止アシストのシステムに異常が発生しているとき ・フロントガラスの汚れなどにより、マ ルチセンシングフロントカメラが前方 を認識できなくなったとき ・前方からの強い光により、カメラが前 方を認識できなくなったとき ・炎天下に駐車したときなど、カメラが 高温になったとき ・フロントガラスの結露やくもりなどに より、マルチセンシングフロントカメ ラが前方を認識できなくなったとき 周辺の電波源の影響を受けているとき ・レーダーセンサー周辺に雪や氷、泥など の付着により、レーダーセンサーが前方 を認識できなくなったとき ・インテリジェント エマージェンシーブ レーキ、または踏み間違い衝突防止アシ ストが作動したとき 点滅 | |
マスターウォーニング | メーターに警告メッセージが表示される と同時に点灯 | |
表示灯 | 方向指示表示灯 | 方向指示器、または非常点滅表示灯を作動さ せると点滅 |
ヘッドランプ上向き表示灯 | ヘッドランプのハイビーム(上向き)を 点灯させると点灯 | |
テールランプ表示灯 | 車幅灯、尾灯、番号灯を点灯させると点 灯 | |
フォグランプ表示灯 | フォグランプを点灯させると点灯 | |
リアフォグランプ表示灯 | リアフォグランプを点灯させると点灯 | |
ECOペダルインジケー ター | ドライブモードセレクターでドライブモードをECOにして走行中に点灯 | |
VDC(ビークルダイナミクスコントロール) OFF表示灯 | VDCをOFFにしていると点灯 | |
セキュリティーインジケーター | キースイッチ(電源ポジション)がON以外 のときに点滅 | |
ハイビームアシスト表示灯 | ハイビームアシストをONにすると点灯 |
スカイラインのメーター表示
スカイラインのメーターの基本的な表示はシンプルなアナログメーターになっており、扱いやすいメーターとなっています。
スカイラインのメーターは左右に配置された円形アナログメーターと、その内側の小型のアナログメーターが黄本となります。
アナログメーターは右側がスピードメーター、左側がタコメーターになっており、スポーツセダンらしく直感的にスピードやエンジン回転数が把握できる仕様です。
水温計や燃料計も見やすい位置に配置されているので走行中に必要な情報はアナログメーターでまとまっており、車のメーター配置としてオーソドックスなので他の車から乗り換えた場合でもすぐに慣れられるメーターです。
また円形メーターの間にあるアドバンスドドライブアシストディスプレイは細かな情報が多く表示され、オドメーター、トリップメーター、ポジションインジケーターなど走行の補助になる情報が表示されます。
時計や外気温表示の他にクルーズコントロールなどの走行支援システムの情報も表示されるため、固定表示なので必要な際には常に表示されます。
ディスプレイの中央部は切替式の情報表示エリアなのですが、航続距離や車速の他にカーナビの情報やオーディオの情報が表示できるのでメーターを見るだけでも多くの情報が把握できます。
さらに高級セダンらしくタイヤ空気圧の監視情報やシャーシ情報なども把握できるため、安全性を確認しながらの走行ができるでしょう。
スカイラインの警告灯
スカイラインのメーターには各種警告灯がそなわっており、メーターの各所に分散して配置されています。
警告灯は車の部品やシステムなどに問題が起こった際に表示される表示灯で、普段正常な状態では基本的に消灯されています。
最近の車種では安全システムや走行支援システムの増加によって警告灯の種類や数がかなり多くなっているのですが、現行スカイラインは黄本設計が少し前の車なので最新の車から見ると少なめの警告灯の数です。
基本的な警告灯としては充電警告灯や故障警告灯、ブレーキ警告灯など他の車種にもある警告灯がありますが、そのほかにABSやVDC、シートベルト警告灯など安全システムに関する警告灯がありますので、これらの点灯時には車を停車させて状態を確認しましょう。
走行支援システム関係の警告灯は少なめですが、インテリジェントエマージェンシーブレーキ警告灯などは1つの警告灯に多くの内容が含まれます。
その中にはシステムの異常以外にも各種センサー、カメラの作動状態や結露や汚れによる影響でも点灯するため、状態を確認して対処すれば警告灯が解消することがあります。
またスカイラインらしい警告灯してタイヤ空気圧警告灯とポップアップフード警告灯があり、タイヤ空気圧警告灯は空気圧の低下を通知するとともにタイヤ空気圧検知システムの問題によっても点灯します。
ポップアップフードは正面衝突の際に歩行者を保護する安全装置ですが、普段は消灯しているシステムなのでもし点灯していたら故障の可能性が高く、発見したらすぐに対処しましょう。
スカイラインの表示灯
スカイラインのメーターには各種表示灯もそなわっており、こちらは走行中に使用することの多いものでもあります。
表示灯は車の走行状態やシステムの作動状態にあわせて表示されるもので、スカイラインでは表示灯も最新の車と比べると少なめです。
表示灯の基本的な表示灯しては方向指示器表示灯や、ヘッドランプ上向き表示灯、テールランプ表示灯、各種フォグランプ表示灯などライト関係の表示灯があります。
これらの表示灯は車の走行中に必ず必要になる表示であり、スカイラインのメーターでは比較的見やすい位置に配置されています。
その他ハイビームアシスト表示灯という表示灯もあり、こちらは安全システムなので基本的にはONにして表示灯が点灯した状態にしておきましょう。
その他の表示灯はスカイラインではわずか3つしかそなわっておらず、安全システムや走行支援システムなどの表示灯は最小限です。
ECOペダルインジケーターはエコ走行の状態を表示するシステムであり、こちらは走行中に活用する表示等になります。
またセキュリティインジケーターは車のセキュリティがONになっていると表示されるため、停車時などには点灯した状態が良いでしょう。
最後にVDC OFF表示灯がありますが、こちらは特殊な走行条件でVDCを一時的にOFFにするときに表示されるだけなので、普段はほとんど使用することのない表示灯でしょう。
スカイラインのメーターの見やすさ
次にスカイラインのメーターの見やすさについてご紹介します。
スカイラインのメーターの見やすさについて
スカイラインのメーターは全体的には見やすいものですが、ディスプレイの情報量は結構多いです。
車のメーターの見やすさについてはいろいろな要素があり、メーター自体のレイアウトやメーターのサイズ、イルミネーションの明るさなどが関係します。
またドライバーのメーターへの好みや慣れも関係しますし、アナログメーターとデジタルメーターでも使いやすさが変わってきます。
最近の車ではデジタルメーターが基本となってきていて好みも結構影響するのですが、スカイラインのメーターは基本表示がアナログ式なので馴染みのあるメーターではあります。
そのためメーターの見やすさについてもオーソドックスな仕様となっており、アナログメーターは直感的に情報が把握できるのでおおよそのスピードや回転数がわかりやすいです。
メーター全体もイルミネーションで明るくなっているので使いやすくはありますが、一方でその他の細かい情報が中央のディスプレイにすべて表示されるので、ディスプレイの情報密度はかなり高いです。
ディスプレイ上下の固定式の情報は変更できませんが、中央の切替式表示はある程度ドライバーの好みで調整できますので、見やすい表示になるようにすこし調整をすると良いでしょう。
スカイラインのメーターの見やすさについての評判
スカイラインのメーターの見やすさについてはX(twitter)にもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。
V37、タイヤの空気圧がメーターで見れるの本当に凄いなって思った
— ュ ン ͗ ͗ (@GSE20_F_SPORT_) June 16, 2021
こちらの方は現行スカイラインに実際に乗っていらっしゃるようで、メーターの機能をしっかり活用されています。
その中でもタイヤの空気圧がメーターに表示される点を評価しておられ、安全性が高い表示となります。
スカイラインすごいな!
メーターにも流れてる曲の名前が出るんだぜ
メーターに「坂本真綾」と書いてあるのは緊張してしまうがな#坂本真綾 #スカイライン #nowplaying #V37 pic.twitter.com/VhybrTD4j1
— (@_x_agus_aguf_x_) December 19, 2021
こちらの方も現行スカイラインに乗っていらっしゃる方なのですが、メーターへのオーディオ表示が便利なようです。
アドバンスドドライブアシストディスプレイの中央エリアには切替式の表示ができるのですが、オーディオ情報が表示できるのはエンタメ的な使い方で便利なものです。
スカイラインのメーターの故障
最後にスカイラインのメーター故障についてご紹介します。
車のメーターは基本的には故障の少ない部品であり、主に年式が古くなったことでの経年劣化での故障がメインです。
スカイラインのメーターはアナログ式のメーターであり、故障はメーターの機械部分であったりデジタルディスプレイの部分だったりと多岐にわたります。
また現行スカイラインは新車販売から既に10年近く販売されており、初期型では経年劣化での故障は増えてきています。
スカイラインのアナログメーターの故障は警告灯や表示灯などの電球切れ程度であれば小さな修理で済みます。
ですが基本的にはメーター交換による修理となり、修理費用に関しては30,000円前後となるでしょう。
またスカイラインのメーターには前期型、後期型がありますので、前期型のメーターのほうが故障する確率は高くなってきているでしょう。