シャトルはホンダの中型のステーションワゴンで、使い勝手の良さが人気の車です。
今回はそんなシャトルのサイズや寸法を見ていきます。
シャトルのサイズ・寸法と広さ・大きさ
シャトルはホンダの中型車の一つで、5人乗りプラス荷室の広さが大きめのステーションワゴンです。
シャトルは以前は「フィットシャトル」という車名でラインナップされており、そのベースは車名にもあるとおりホンダのコンパクトカーであるフィットです。
フィットのプラットフォームやデザイン、エンジンなどを踏襲する一方で車の全長は延長されており、ステーションワゴンとして荷室が延長されていて利便性が高くなっています。
シャトルはフィットシャトルの2代目に当たる車ですが、そのベースとなっているのは2代目フィットハイブリッド(フィットとしては3代目)となっています。
フィット同様のガソリンエンジンモデルもありますが大きな目玉は燃費の良好なハイブリッドモデルであり、利便性とともに実用性も高い車となっています。
ではまずそんなシャトルの外観寸法について見ていきましょう。
シャトルの外観
シャトルは車のサイズは結構大きめな車となっており、ベースであるフィットとはかなりサイズ感が違います。
スペック | シャトル | |
全長 | 4,440mm | |
全幅 | 1,695mm | |
全高 | 2WD:1,545mm 4WD:1,570mm | |
ホイールベース | 2,530mm | |
トレッド(前/後) | 1,480/1,485mm 1,480/1,470mm 1,475/1,475mm 1,475/1,465mm | |
最低地上高 | 130mm〜145mm | |
車両重量 | 1,130kg〜1,300kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 185/60R15 84H 185/55R16 83V |
リアタイヤ | 185/60R15 84H 185/55R16 83V | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,200mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約2,500mm✕400mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕300mm | |
ミラー幅 | 約2,000mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
シャトルの寸法
国産の普通車の寸法は大きく分けて2種類のサイズ感があり、5ナンバーサイズと3ナンバーサイズという区分があります。
5ナンバーサイズと3ナンバーサイズはナンバープレートの区分となっている分け方ですが、以前は税金の差があったものの現在では廃止されています。
しかしサイズを見てもわかるとおり3ナンバーサイズより5ナンバーサイズは全体的に小さなサイズ感となっており、5ナンバーサイズというとコンパクトな車というイメージが根強くあります。
そのため国産車で5ナンバーサイズに収まるように設計される車も多く、特にコンパクトカーなどでは売りの一つになっています。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
この区分に対してフィットシャトルは5ナンバーサイズに収まるサイズ感となっており、コンパクトカーであるフィットと同じ区分です。
とはいえ全長はフィットより結構延長されているのですが、それでも5ナンバーサイズに対してはまだ余裕があります。
また全幅は1,695mmと5ナンバーサイズギリギリのサイズ感で設計されており、5ナンバーサイズに収まる限界で車内を最大限広くするためのレイアウトといえます。
また車高については1,550mm前後の車高になっているのですが、こちらは5ナンバーサイズがそれなりに大きめに取られているのでサイズ的に余裕があります。
ですがコンパクトカーとしては一般的な車高であり、ここもフィットと同等サイズとなっています。
フィットは駐車場に収まるか?
次にフィットの外観サイズで駐車場に収まるかどうかという点を見ていきますが、駐車場のサイズには大きく分けて2種類あります。
1つ目は一般的な駐車場である平置きの駐車場であり、これは自宅の駐車場や街中の有料駐車場、コンビニやショッピングセンターなどの駐車場です。
この駐車場は場所によってサイズはまちまちなのですが、おおよそ幅が2.5m・奥行き5.0mのサイズ感が一般的なサイズとなっています。
これに対してシャトルの外観サイズであればしっかり収まるサイズ感であり、5ナンバーサイズはこういった点でも駐車しやすいというメリットを持っています。
もう一つは立体駐車場という駐車場で、これはビルのような駐車場に上下に駐車するために車の高さに制限があります。
昔からある立体駐車場では「高さ制限1.57m」という所が多いのですが、シャトルの全高であればこのサイズでもギリギリおさまるので立体駐車場への駐車も可能です。
また近年は大きなミニバンが増えてきたことによって立体駐車場の高さ制限も緩和されてきており、高さ制限2.0m〜2.5mという所が増えているのでシャトルなら余裕で駐車できます。
その他の外観のサイズ感
シャトルのその他のサイズ感としてはやはり全長の長さが特徴的で、4,440mmはコンパクトカーでは収まらないサイズ感です。
ベースとなっている2代目フィットハイブリッド、もしくは3代目フィットの全長は4,000mm前後の全長となっており、シャトルになって400mm近く延長されていることになります。
そのためステーションワゴン特有のワゴン部分の長いスタイリングを作り上げており、ミニバンのように居住空間を広くするよりもラゲッジルームの延長を重要視しています。
フロントマスクのデザインはフィットとシャトルは非常に近いデザインとなっていますが、一方でリアのデザインはシャトル特有のものとなっており特徴的な形状となっています。
またリアの延長に伴ってサイドウインドウもリアまで延長されており、車内の明るさや快適性もより高まっている点が外観上のサイズ感の特徴となっています。
シャトルの内装
では次にシャトルの車内のサイズ感を見ていきましょう。
スペック | シャトル | |
室内長 | 1,925mm | |
室内幅 | 1,450mm | |
室内高 | 1,290mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 840mm |
幅 | 975mm | |
奥行き | 1,020mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,200mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,200mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,200mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約1,000mm |
シャトルの車内の広さ
シャトルはコンパクトカーをベースとして室内空間を拡大するために全長を伸ばした車ですが、乗員の居住空間自体は拡大はされていません。
シャトルのベースとなったフィットの室内のサイズ感は次の通りとなりますが、見てわかる通りシャトルの室内サイズが大きいことはありません。
スペック | フィット | |
室内長 | 1,935mm | |
室内幅 | 1,450mm | |
室内高 | 1,280mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 860mm |
幅 | 1,135mm | |
奥行き | 680mm |
むしろ室内長はフィットのほうが10mmほど長くなっているほどで、極端に狭くはないのですが広くはなっていません。
また室内幅は据え置き、室内高についてはシャトルが10mm程度大きくはなっていますが、全体的な室内寸法としてはほぼフィットと変わらないと言って良いでしょう。
つまりシャトルはフィットをベースとしてはいるものの、その全長拡大は乗員スペースには割かれていないことがわかります。
しかしフィットの室内寸法もコンパクトカーとしては広い部類のサイズ感ですので、シャトルも決して窮屈なサイズ感ではありません。
シャトルのラゲッジルームの広さ
ではシャトルの全長拡大がどこに影響しているかといえば、このラゲッジルームの広さです。
シャトルはフィットをベースとしてステーションワゴンとしての荷室の使い勝手を大幅に高めた車種といえ、大型の買物やキャンプなどのアウトドアに使いやすい車になっています。
そのラゲッジルームの高さに関してはフィットに対してシャトルのほうが多少狭めとはなっているのですが、ほぼ変わりはありません。
荷室幅についてはタイヤハウスの形状などもあってシャトルは狭い箇所では1,000mmを切っていますが、場所によっては1,500mm近くあるところもあるので、フィットより広い幅の箇所もあります。
そして何より広くなっているのがラゲッジルームの奥行きで、フィットの680mmに対してシャトルは1,020mmと大幅にラゲッジルームの奥行きが広くなっています。
また更にはリアシートをシートアレンジで倒すことによってよりラゲッジルームの奥行きを広げることができ、かなりの長尺物まで載せることができるようになります。
フィットはコンパクトカーとしては荷室もそこそこ広めの車ですが、圧倒的な使い勝手の良さを考えるとシャトルぐらいのサイズが欲しくなります。
その他の内装のサイズ感
シャトルの全長拡大であまり影響がなかった乗員の居住空間ですが、そのシートの足元空間などはそこまで狭くはありません。
シャトルのフロントシートは左右独立式の運転席と助手席ですが、その高さや奥行きはそれなりに余裕のあるものとなっておりコンパクトカークラスではなく普通車クラスの広さは確保されています。
高さなどは1,200mm程度は確保されていますが、ホンダは低床レイアウトという車内を広くする技術を得意としており、その効果で車内の高さがかなり広く確保されています。
また後席については3人掛けのベンチシートとなっていますが、高さなどは前席と変わりありません。
横幅はベンチシートということで横に長くなっていますが、3人で座ると丁度いいぐらいのサイズ感といえ、5ナンバーサイズギリギリに設計されているフィット同様の広さとなっています。
また奥行きも多少前席より大きめに取られているので、座ったときの前席シートとの足元空間も広くなっており、快適性は高くなっています。
シャトルの運転
では次にシャトルの運転性についてのスペックを見てみましょう。
スペック | シャトル |
最小回転半径 | HYBRID Z:5.2m その他仕様:4.9m |
ハンドルサイズ | 370mm |
シャトルの旋回性
シャトルの運転性についてまず気になる点といえば小回りが効くかという点ですが、これには車の最小回転半径が関係してきます。
最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切ったあとに低速走行し、車が360°旋回するときに必要な半径となっています。
このスペックが小さければ小さいほど車の小回りが効くのですが、軽自動車では4.5m前後、コンパクトカーでは5.0m程度のスペックが一般的になっています。また5ナンバーサイズの普通車であれば5.0m〜5.5mの間が一般的なスペックです。
シャトルのスペックでは最小回転半径は仕様によって少し変わりますが、通常の仕様で4.9m、HYBRID Zの仕様で5.2mとなっています。
5.0m以下の最小回転半径はステーションワゴンの中ではかなり小さな値であり、長めのステーションワゴンながら小回りがしっかり効く車となっています。
ベースのフィットは4.7m〜5.2mのスペックになっているのでシャトルで多少大きくはなっていますが、実用上はシャトルの最小回転半径でも十分と言えるでしょう。
シャトルの走行感覚
次にシャトルの走行感覚ですが、走行時の感覚についてはフィットとほとんど変わらないものとなっています。
シャトルのボンネットのオーバーハングや車の左右のサイズ、前方のデザインなどはフィットとほぼ同じで、とくにオーバーハングは短めなのでフロントの運転感覚がつかみやすい車となっています。
またフロントウインドウの大きさは一般的ですが、形状が寝ているのでそれなりに左右の視界もあり、狭い道でも運転しやすいでしょう。
リアに関しては全長が伸びている関係でコンパクトカー並とは言えませんが、走行中はほとんど変わらない感覚です。
バックの際や狭い道を縫っていくときなどは慣れないうちは大変な部分もありますが、ハッチバックタイプの車なのでその運転感覚はつかみやすく、慣れればそこまで大変ではないでしょう。
シャトルの車内の運転感覚
シャトルの車内からの運転感覚はそれなりに良好で、延長された後部についても視界は良好です。
シャトルのフロントウインドウはフィットとほぼ同サイズで、ミニバンなどよりは狭めですが乗用車としては十分な広さがあります。
また左右もAピラーのつけねに三角窓が設けられていることで視界の妨げとなる部分が減っており、ドライバーからしっかり見えるようになっています。
ですがそもそもAピラーの大きさがすこし幅があるため視界の妨げになることもあり、その点は気になる点です。
またシャトルで延長された後部に関しては、後部のサイド方向にもウインドウが設置されているため後部の左右の視界もしっかり確保されています
リアウインドウに関してはフィットと大きくデザインが違うことでサイズも変わっており、フィットに対しては少し面積が狭くなっています。とくに上下のサイズがデザイン上狭くなっているので、少し死角は多めになっています。
ただ近年はバックカメラなどの補助装備もつくようになってきているので、視界の狭さを補うことが重要となります。
シャトルのサイズの評判
シャトルのサイズ感についてはtwitterにもさまざまな情報が投稿されており、その中からいくつかご紹介します。
ちなみにHONDA車だと一番好きなのはシャトルですかね
性能は置いといて単純にツラとリアのデザインが好み実用性とサイズ感、価格も🙆🙆🙆
惚れるって感じではないけどすごく好感が持てるクルマ— Model りょなちう (@EQ_tronP45450D) March 18, 2020
この方は数あるホンダ車の中でもっとも好きなのがシャトルとおっしゃっており、そのサイズ感や実用性がかなり高い評価を得ています。
特別すごい性能などはないのですが、使い勝手の面などでバランスのとれた車といえるでしょう。
ホンダ シャトルハイブリット(GP7)
長所
燃費の良さ
7速DCTのダイレクト感
乗り心地がいい
ホンダセンシングが快適短所
Aピラーが太すぎて視界が悪い
EV走行だと静かすぎて歩行者とか動物に気づいてもらえない時がある pic.twitter.com/Ynlt0gJi57— たっつ⊿ (@ashren_shuttle) February 12, 2018
こちらの方もシャトルの燃費の良さなどには評価をされているのですが、一方で視界については気になる点があるようです。
前述で述べた通りAピラーの太さからくる視界の悪さは短所であり、運転時に気にしていなければならない点でしょう。
シャトルを他の車と比較
では最後にシャトルとそのライバル車種のサイズ感を比較してみましょう。
スペック | シャトル | トヨタ カローラフィールダー | スバル レヴォーグ | トヨタ シエンタ | |
価格 | 1,808,400円〜2,616,900円 | 1,698,400円〜1,962,400円 | 2,915,000円〜4,125,000円 | 1,809,500円〜2,357,300円 | |
全長 | 4,440mm | 4,440mm〜4,410mm | 4,690mm | 4,260mm | |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,780mm | 1,695mm | |
全高 | 2WD:1,545mm 4WD:1,570mm | 1,475mm〜1,535mm | 1.6GT EyeSight:1,495mm 2.0GT-S EyeSight:1,490mm その他グレード:1,500mm | 1,675mm〜1,695mm | |
ホイールベース | 2,530mm | 2,600mm | 2,650mm | 2,750mm | |
トレッド(前/後) | 1,480/1,485mm 1,480/1,470mm 1,475/1,475mm 1,475/1,465mm | 1,470/1,465mm 1,480/1,475mm | 1,525/1,535mm 1,530/1,540mm | 1,480/1,480mm | |
最低地上高 | 130mm〜145mm | 135mm〜155mm | 145mm | 130mm〜145mm | |
車両重量 | 1,130kg〜1,300kg | 1,110kg〜1,200kg | 1,540kg〜1,570kg | 1,320kg〜1,380kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 185/60R15 84H 185/55R16 83V | 175/65 R15 185/60 R15 185/60 R15 | 215/50R17、225/45R18 | 185/60R15 |
リアタイヤ | 185/60R15 84H 185/55R16 83V | 175/65 R15 185/60 R15 185/60 R15 | 215/50R17、225/45R18 | 185/60R15 | |
室内長 | 1,925mm | 1,945mm | 2,005mm | 2,535mm | |
室内幅 | 1,450mm | 1,430mm | 1,490mm | 1,470mm | |
室内高 | 1,290mm | 1,200mm | 1,205mm | 1,280mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 840mm | 735mm | 710mm | 1,085mm |
幅 | 975mm | 1,070mm | 1,060mm | 1,150mm | |
奥行き | 1,020mm | 970mm | 1,050mm | 370mm | |
最小回転半径 | HYBRID Z:5.2m その他仕様:4.9m | 4.9m〜5.5m | 5.4m〜5.5m | 5.2m |
シャトルとトヨタ カローラフィールダーのサイズ感の比較
シャトルは5ナンバーサイズのステーションワゴンですが、現在国産車のステーションワゴンはほとんど3ナンバーサイズであり5ナンバーサイズの車は非常に少ないです。
そんな中にあって直接的なシャトルのライバル車になるのが、トヨタのカローラフィールダーです。
カローラはトヨタのベストセラー車の一つであるセダンなのですが、そのカローラをベースにステーションワゴンにしたのがカローラフィールダーです。
カローラフィールダーにもシャトル同様ガソリンエンジン車とハイブリッドモデルがあり、燃費性能は高いものがあります。
そんなカローラフィールダーのサイズ感はシャトルととても似ており、全長、全幅はほぼ同一寸法で全高はカローラフィールダーのほうが少し低めとなっています。
また室内寸法についてもカローラフィールダーとシャトルはとても似ており、室内長はカローラフィールダーが、室内幅はシャトルが多少大きめです。
室内高については車高の高いシャトルのほうが広めであり、居住性は多少シャトルのほうが良いでしょう。
ラゲッジルームの広さに関してもほぼ同等のサイズ感となっており、利便性についてはどちらの車種も高い性能を持っています。
ただ一つ差があるとすると最小回転半径であり、カローラフィールダーのほうが全体的に少しスペックが大きいので小回りはシャトルのほうが良好です。
シャトルとスバル レヴォーグのサイズ感の比較
スバル レヴォーグは中型ステーションワゴンの人気車種ですが、シャトルに対しては少し大きめのサイズ感のステーションワゴンとなります。
ですがステーションワゴンという車種自体が少ない現在では、レヴォーグもシャトルのライバル車種といえます。
レヴォーグの外観のサイズ感は5ナンバーサイズではなく3ナンバーサイズとなっており、全幅が1,780mmとなるのでシャトルよりワイドな車となっています。
また全長もシャトルよりは少し長めとなっており、全体のサイズ感はシャトルより大型のステーションで、価格帯もワンランク上となります。
一方で全高に関しては シャトルのほうが少し高めで、レヴォーグはスポーティなサイズ感となっています。
室内サイズについては車の外観サイズが大きい分レヴォーグのほうが広めで、室内長と室内幅が数十mm程度大きくなっています。
室内高は車高が高い分シャトルのほうが広くなっており、全体的な居住性はそこまで大きな差はないでしょう。
ラゲッジスペースは車のサイズが大きい分レヴォーグのほうが容積が大きく、よりたくさんの荷物が載せられます。
シャトルとトヨタ シエンタのサイズ感の比較
トヨタ シエンタは5ナンバーサイズの車ですが、シャトルとはそのコンセプトが違っており、シエンタは3列シートの多人数乗りコンパクトミニバンです。
シエンタはステーションワゴンではなく、シャトルより200mm程度車高の高いミニバン系の車種です。
ですが大型ミニバンほど全長は長くなく、シャトルより短い寸法に3列シートが収まっています。
全幅は5ナンバーサイズのギリギリの寸法に収まっており、このサイズはシャトルと同じです。
シエンタはこのコンパクトなサイズで多人数乗りが可能で車内も広いので、とても任期の高い車種となっています。
そんなシエンタは車内も居住空間が優先されており、室内長は2,535mmとシャトルより大幅に広くなっています。
室内幅もシエンタが広く、室内高も同程度は確保されているので車内の広さはシエンタがかなり広々としています。
ですがシャトルも車高が低いにもかかわらずシエンタと同クラスの車高が確保されているので、ホンダの低床レイアウトが活きている証拠です。
なおラゲッジスペースに関してはシエンタの荷室の奥行きは非常に短く、室内長を優先してラゲッジスペースは必要最小限となっています。
そのためラゲッジルームの使い勝手はシャトルのほうが大幅に上回っており、このあたりの使い勝手がシャトルとシエンタの差別点といえるでしょう。
総評
シャトルはコンパクトカーをベースにして小型のサイズ感とラゲッジルームの使い勝手を重要視して設計された車で、その使い勝手の良さは高いバランスにあります。
居住性や動力性能など他の車種に一歩譲る部分も多くはありますが、普段の使い勝手としては十分なサイズ感は持っており便利な車です。なによりコストパフォーマンスが高いので手に入れやすいのがメリットです。