MINIはイギリス発の小型車シリーズで、現在でもコンセプトの受け継がれた車種が登場しています。
今回はMINIの現行ラインナップの車種についてチャイルドシートへの対応をご紹介します。
MINIのチャイルドシートの設置可能場所
参考:www.mini.jp
MINIはイギリスの国民車として始まった小型ハッチバックカーで、現在でもモデルチェンジを続けています。
MINIという名前は車自体の車名でもありまたメーカーの名前にもなっていて、MINIと付いている車はあるコンセプトに基づいた車種を指しています。
MINIの原型車は1959年にイギリスの国民車として開発されており、このモデルがなんと2000年までの41年間も大きなモデルチェンジを行うこと無く生産されていました。
そのためMINIは世界的にも有名な車として多くの方に愛されたのですが、一方で1990年代には販売の低迷や経済危機などの影響でMINIの生産、販売などが危機的な状況となりました。
その中でMINIを主に販売していたローバー社がドイツの大手メーカーであるBMWに買収され、イギリスの代表的な車ですがBMW傘下として続いていくことになります。
そして2001年に初めてBMWが設計開発を行なった新型MINIシリーズが登場することとなり、41年ぶりのフルモデルチェンジとなって一気に現代的な車に進化しました。
このモデルを現在のMINIシリーズの初代と数えることもあり、BMWの設計開発になったことで性能面や車のサイズなどがかなり大きくなっています。
その後MINIシリーズは第2世代、第3世代とフルモデルチェンジを続けているのですが、初代MINIのような小型ハッチバックモデルだけでなく派生モデルとしてステーションワゴンやクロスオーバーSUVなども追加され、MINIシリーズとしてバリエーション豊かな車種展開がなされています。
現在のMINIは生産販売はBMWが行っていますが、ブランドとしてはMINIとして独立したものを持っており日本での販売店なども別となっています。
今回はMINIシリーズをファミリーカーとして乗るときにチャイルドシートを搭載した場合の状況をご紹介しますが、現行のMINIシリーズのラインナップを元にチャイルドシートへの対応をご紹介します。
車種 | 車名 | 最大乗 車人数 | フロントシート | セカンドシート | サードシート | |||||||||||
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助手席 | 左側席 | センター席 | 右側席 | 左側席 | センター席 | 右側席 | ||||||||||
ISOFIX式 | シート ベルト式 | ISOFIX式 | シート ベルト式 | ISOFIX式 | シート ベルト式 | ISOFIX式 | シート ベルト式 | ISOFIX式 | シート ベルト式 | ISOFIX式 | シート ベルト式 | ISOFIX式 | シート ベルト式 | |||
通常 モデル | MINI 3 DOOR | 4名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – |
MINI 5 DOOR | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
MINI CONVERTIBLE | 4名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
MINI CLUBMAN | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
MINI CROSSOVER | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
JONH COOPER WORKS | THE MINI JCW | 4名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – |
THE MINI JCW CONVERTIBLE | 4名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
THE MINI JCW CLUBMAN | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
THE MINI JCW CROSSOVER | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
ELECTRIC | MINI CROSSOVER PHEV | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – |
MINI EDITIONS | MINI 3 DOOR Resolute Edition | 4名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – |
MINI CONVERTIBLE Resolute Edition | 4名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
MINI 5 DOOR Resolute Edition | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
MINI Untold Edition | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – | |
MINI Unta | 5名 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – | – | – | – | – |
MINIのチャイルドシート設置可能場所
参考:www.mini.jp
現行のMINIには通常のラインナップや特別仕様車などで上記の表ような車種展開がされており、それぞれの車種に対してチャイルドシートの設置場所をまとめています。
まずチャイルドシートは子供専用の小型のシートのことであり、子供の身体が大きくなる年齢まではチャイルドシートは必須となっています。
チャイルドシートは車のシートの上に乗せて活用する製品となっており、チャイルドシートをシートに固定して走行中の安定性や万が一の際の安全性を確保します。
チャイルドシートの固定には基本的には車のシートに備え付けのシートベルトを利用して固定するものとなっており、3点式シートベルトのそなわっている場所であれば基本的にチャイルドシートは固定できます。
また最近ではチャイルドシートの固定方式にもう1種類あり、ISOFIX式という方式もあります。
ISOFIX式はチャイルドシート専用の固定規格となっており、チャイルドシート側と車のシート側にそれぞれ金具を設けることでシートベルト固定式よりも頑丈で強固な固定が可能となっています。
ISOFIX式のチャイルドシートは対応した構造を持つシートにしか固定できませんので、シートベルト固定式より汎用性は少ないものの安定性や安全性の面でメリットを持っています。
今回はMINIの各車種に対してシートベルト固定式とISOFIX式それぞれでシートに固定できるかどうかを表にまとめており、[◯]はチャイルドシート設置可能、[✕]はチャイルドシート設置不可となります。
この表はチャイルドシートを販売している各メーカーが公表しているチャイルドシートの適応表を参照しており、主要なチャイルドシートはほぼこの内容となっています。
チャイルドシートによっては設置できない製品などもありますが、細かくは各メーカーの適応表をしっかり確認してください。
助手席へのチャイルドシート設置について
今回まとめたチャイルドシートの設置可能場所として全車種で助手席はNGとなっていますが、これは搭載性というよりは安全性を優先したものとなっています。
チャイルドシートは基本的に3点式シートベルトが装備されていれま装着できる製品が多く、最近の車ではほぼ全席が3点式シートベルトとなっているため運転席を除いてその他の座席にチャイルドシートは設置できます。
通常のシートのスペースであればチャイルドシートを載せるサイズとして十分であり、助手席についてもチャイルドシートの設置は物理的には可能です。
ですが助手席という場所は車の前にあることから正面衝突などの事故の際にはセカンドシートなどより影響が強くなっており、基本的に助手席へのチャイルドシート設置は推奨されていません。
ほとんどのチャイルドシートメーカーの適応表においても助手席は基本的にチャイルドシート設置不可となっており、MINIにおいてもこの状況は同様です。
緊急時にチャイルドシートを助手席に移設したり安全に気をつけながら運用することは不可能ではありませんが、基本的には自己責任での仕様となるため安全性の保証はされていません。
街中などでは助手席にチャイルドシートを設置している方を見かけることもあるのですが、特に保護が必要な子供のためのチャイルドシートですので安全のために助手席には設置しないようにしましょう。
MINIのチャイルドシートの可能台数
ではここからはMINIの各車種に対してチャイルドシートの設置時の状況などをご紹介しましょう。
MINI 3 DOORのチャイルドシート設置可能台数
参考:www.mini.jp
MINI 3 DOORはMINIシリーズの中で最もベーシックなモデルであり、原型となった初代MINIのコンセプトを強く受け継いでいる車です。
MINI 3 DOORはその車名のとおりに3ドアのハッチバックカーとなっており、小型の車体に左右のフロントドアのみでリアドアはありません。
車の全長もMINIの中では最も短くコンパクトに収まっており、車内にはフロント2名、リア2名の4名乗りレイアウトになっています。
この車内のシートのうちチャイルドシートが装着できるのはセカンドシートの2席となっており、シートベルト固定式でもISOFIX固定式のチャイルドシートでも設置が可能です。
ただしMINI 3 DOORはセカンドシートにアクセスするためにはフロントシートを倒して乗り込むスペースを作る必要があり、どちらのタイプのチャイルドシートでも積み込む手間は結構かかります。
またセカンドシートに子供さんを乗せおろしするときにも同様の手間がかかるので、最近の5ドアタイプの車と比べると利便性の面では少し気になる部分もあるでしょう。
MINI 5 DOORのチャイルドシート設置可能台数
参考:www.mini.jp
MINI 5 DOORは近年のコンパクトカーとしてオーソドックスなレイアウトの車であり、MINIシリーズの売れ筋モデルとなります。
MINI 5 DOORとMINI 3 DOORはフロントマスクデザインや各種コンポーネントなど共通点を持たせた車種になっているのですが、3ドアハッチバックカーと5ドアハッチバックカーの違いでボディサイズがMINI 5 DOORのほうが長くなっています。
5ドアモデルなのでセカンドシートの左右にもリアドアが設けられていますし、セカンドシートは2席ではなく3席のベンチシートに変更されているので、車への乗降性も良くなっていますし乗車人数も増加して他のコンパクトカーと遜色ない使い勝手の車になっています。
このMINI 5 DOORのチャイルドシート設置場所はセカンドシートの3席ですが、シートベルト固定式のチャイルドシートであれば3席のうちどの席にも装着できるチャイルドシートが多いです。
一方でISOFIX式のチャイルドシートについてはセカンドシートの左右席にそれぞれ1つずつ取り付けられるようになっており、搭載性もリアドアから行いやすくなっています。
MINI 3 DOORと比べるとISOFIX式のチャイルドシートを取り付けやすくなってもいますので、より実用的なモデルと言えるでしょう。
MINI CONVERTIBLEのチャイルドシート設置可能台数
参考:www.mini.jp
MINI CONVERTIBLEはMINI 3 DOORをベースとしたオープンカーモデルで、開放感のあるスポーツモデルとなっています。
MINIシリーズは伝統的にオープンカーの設定がある車種であり、最新のMINIにもオープンカーモデルが用意されています。
MINI CONVERTIBLEはMINI 3 ドアがベースなので座席のレイアウトはフロントシート2席、セカンドシート2席の4人乗りであり、ドアもフロントドアのみなのでセカンドシートにはフロントシート側から乗り込みます。
またオープンカーなのでルーフを折り畳んで収納することで屋根がなくなり、チャイルドシートの設置はかなり行いやすくなっています。
チャイルドシートについてはシートベルト固定式もしくはISOFIX式のチャイルドシートをセカンドシートに2つ搭載でき、場合によってはオープン状態で子供さんを乗せ降ろしが出来ますので天井が邪魔にならずに無理のない体勢で行えるのはMINI CONVERTIBLEならではのメリットと言えるでしょう。
MINI CLUBMANのチャイルドシート設置可能台数
参考:www.mini.jp
MINI CLUBMANはMINIシリーズ派生車であり、ステーションワゴンタイプの車です。
初代MINIでもステーションワゴンモデルというのが昔存在しており、MINI CLUBMANはそのコンセプトを受け継いだ車種と言えます。
エンジンなどのコンポーネントはMINIシリーズと共通点も多いですが、ステーションワゴンということで5ドアハッチバックカーのボディは全長が延長されておりラゲッジスペースが広い車になっています。
車内のシートレイアウトは5席のレイアウトでセカンドシートは3席のベンチシートであり、チャイルドシートの設置場所はこのセカンドシートになります。
シートベルト固定式のチャイルドシートであれば3つまで搭載可能であり、ISOFIX式であればセカンドシートの左右席に1つずつ取り付けとなります。
またMINI CLUBMANはラゲッジスペースの広さがほかのMINIシリーズよりも広いので、チャイルドシートに加えてベビーカーや子育て用品を積み込む際にも便利に活用できるファミリーカーになる車です。
MINI CROSSOVERのチャイルドシート設置可能台数
参考:www.mini.jp
MINI CROSSOVERはMINIシリーズの中では新しいコンセプトのモデルで、近年人気のクロスオーバーSUVモデルになります。
クロスオーバーSUVはここ10年で一気に人気に火の付いたジャンルで、オフロードカーに端を発するタイヤサイズの大きなSUVに都会的なデザインのボディを組み合わせ、力強くスタイリッシュな都会派のSUVです。
MINIにはもともとSUV系の車種はなかったのですが、現行世代でMINIをベースとしたクロスオーバーSUVとして登場したのがMINI CROSSOVERとなります。
車のレイアウトとしては5ドアハッチバックモデルではありますが、MINI CLUBMANに近いワゴンタイプのボディに大きめのタイヤが装備され特徴のあるデザインとなっています。
チャイルドシートの設置場所としてはセカンドシートの3席がこれに充てられており、左右の後部ドアがあるのでここからチャイルドシートの積み込みや乗車を行います。
シートベルト固定式のチャイルドシートであれば3つまでセカンドシートに設置でき、ISOFIX式のチャイルドシートについてはほかのMINIシリーズと同じくセカンドシートの左右席に1つずつ取り付けできます。
THE MINI JCWのチャイルドシート設置可能台数
THE MINI JCWはMINIシリーズのスポーツモデルであり、JONH COOPER WORKSの略称でJCWとなっています。
MINIには初代モデルでもスポーツモデルであるMINI COOPERという派生モデルがあり、小型の車ながら軽量軽快な走りでキビキビとした楽しい車に仕上がっていました。
BMWが開発した新型MINIシリーズにも伝統を受け継いでスポーツモデルが用意されており、現行の世代ではJONH COOPER WORKSモデルとしてカテゴリーになっています。
THE MINI JCWはMINI 3 DOORをベースとしたスポーツモデルで、エンジンスペックなどが強化されMINI COOPERを彷彿とさせるパワフルな走りを見せます。
THE MINI JCWはスポーツモデルではありますが車内レイアウトはMINI 3 DOORを踏襲しており、チャイルドシートの設置場所はセカンドシートの2席となります。
シートベルト固定式でもISOFIX式のチャイルドシートでも2つまで搭載となりますが、THE MINI JCWはフロントシートがホールド性の高いセミバケットシートになっていますので通常のMINI 3 DOORより乗降性の面でわずかに狭いスペースから乗り込むことになるでしょう。
THE MINI JCW CONVERTIBLEのチャイルドシート設置可能台数
THE MINI JCW CONVERTIBLEはMINI CONVERTIBLEをベースとしたスポーツエディションで、スポーツカーとオープンカーを併せ持ったモデルになっています。
THE MINI JCW CONVERTIBLEはTHE MINI JCWをオープンカーとした車でもありますが、オープンカーは何よりライトウェイトスポーツカーの象徴的なモデルであり楽しい走りの出来る車です。
エンジンなどのスペックはTHE MINI JCWと変わりませんが、走りの楽しさはクローズドボディでは味わえない楽しさがあります。
チャイルドシートの設置場所としてはセカンドシートの2席に取付可能となっており、シートベルト固定式のチャイルドシートでもISOFIX式のチャイルドシートでも取付可能になっています。
またTHE MINI JCW CONVERTIBLEのフロントシートはTHE MINI JCWと同じくセミバケットシートですが、オープンカー状態になっていれば高さ方向で制限が無くなるため乗り込みの行いやすくなりますので、JCWシリーズでチャイルドシートへの乗り込みは行いやすい車でしょう。
THE MINI JCW CLUBMANのチャイルドシート設置可能台数
THE MINI JCW CLUBMANはMINI CLUBMANベースのスポーツモデルで、現行のMINIシリーズの中では最もパワフルなモデルの一つです。
THE MINI JCW CLUBMANはステーションワゴンであるMINI CLUBMANにパワフルなエンジンなどを組み合わせたモデルとなりますが、搭載されるパワートレインの出力がTHE MINI JCWなどよりも向上されており重た目のボディながらパワフルな走りが出来る車に仕上がっています。
全長が長めでラゲッジスペースの広さなどはMINI CLUBMANを踏襲していますので、スポーティな車ながら普段使いの実用性もかなり高い車種となります。
チャイルドシートの設置に関してもセカンドシートの3席に取り付けが可能で、シートベルト固定式であれば3席に、ISOFIX式のチャイルドシートはセカンドシートの左右席への搭載となります。
またTHE MINI JCW CLUBMANはTHE MINI JCWと同じくフロントシートはセミバケットシートですが、THE MINI JCW CLUBMANには左右の後部ドアがありますので乗降性には影響がなく利便性は十分です。
THE MINI JCW CROSSOVERのチャイルドシート設置可能台数
THE MINI JCW CROSSOVERはMINI CROSSOVERをベースとしたスポーツモデルで、キビキビとした走りのクロスオーバーSUVとなります。
THE MINI JCW CROSSOVERはTHE MINI JCW CLUBMANと同じくMINIシリーズで最もパワフルなパワートレインを搭載しており、力強い走りが特徴の車です。
THE MINI JCW CROSSOVERはSUVではありますがオンロードでの走りが魅力的な車であり、峠道などにピッタリの車です。
THE MINI JCW CROSSOVERは5ドアハッチバックカーなのでセカンドシートは左右の後部ドアから乗り込みができ、チャイルドシートもセカンドシートに設置します。
シートベルト固定式のチャイルドシートはセカンドシートに3つ搭載できますし、搭載性も良好です。
ISOFIX式のチャイルドシートについてはセカンドシートの左右席に1つずつ搭載となりますが、こちらも後部ドアからの積み込みなので設置性も良いものとなっています。
MINI CROSSOVER PHEVのチャイルドシート設置可能台数
参考:www.mini.jp
MINI CROSSOVER PHEVはMINIシリーズの中でも最新の車であり、電気自動車の要素も併せ持つハイブリッドカーとなっています。
MINI CROSSOVER PHEVはプラグインハイブリッドカーという車種で、エンジン走行も可能ですがその他にモーターのみで電気自動車としても走行でこる環境対応車になります。
現在のMINIのラインナップの中ではハイブリッドカーやPHEVはこのMINI CROSSOVER PHEVのみとなっており、高い燃費性能を発揮する車に仕上がっています。
MINI CROSSOVERの派生モデルではありますがハイブリッドカーのコンポーネントで車内の広さは一部変わっている部分があります。
それでもチャイルドシートの搭載箇所や設置可能個数としてはMINI CROSSOVERと同一であり、シートベルト固定式はセカンドシートに3つまで、ISOFIX式のチャイルドシートは2つまで設置が可能です。
MINI 3 DOOR Resolute Editionのチャイルドシート設置可能台数
ここからはMINIの現在の特別仕様車についてチャイルドシートの設置可能台数をご紹介しますが、まず最初はMINI 3 DOOR Resolute Editionです。
MINI Resolute Editionはオリジナル性と伝統性を持たせたスタイリッシュなデザインの特別仕様車で、専用のスポーツモデルとしてグリルやボディカラーなどに特徴的な衣装を施しています。
ベースとなっているのはMINIシリーズの車で、MINI 3 DOOR Resolute EditionはMINI 3 DOORをベースとした特別仕様車になります。
MINI 3 DOOR Resolute Editionはインテリアのデザインやシートの仕様なども専用の装備となりますが、乗車人数や車内のレイアウトはベース車と同一です。
そのためチャイルドシートの設置に関してもセカンドシートの左右席にそれぞれ搭載できるようになっており、シートベルト固定式とISOFIX式どちらにも対応しています。
なおMINI 3 DOOR Resolute EditionはスポーツグレードであるCOOPER Sがベースとなっているためフロントシートがスポーツグレードのセミバケットシートであり、チャイルドシートの設置時や子供さんを乗せおろしするときには少し不便さはあるものでしょう。
MINI CONVERTIBLE Resolute Editionのチャイルドシート設置可能台数
Resolute Editionの次の車種はMINI CONVERTIBLE Resolute Editionで、オープンカーモデルとなります。
MINI CONVERTIBLE Resolute EditionはMINI CONVERTIBLEをベースとした特別仕様車で、MINI 3 DOOR Resolute Editionなどと同じ意匠のフロントグリルやボディカラー、インテリアデザインを持っています。
オープンカーモデルではありますが基本的にはMINI CONVERTIBLEと同一なため、チャイルドシートの設置場所についてはセカンドシートの左右席となります。
セカンドシートの左右席にそれぞれ1つずつシートベルト固定式かISOFIX式のチャイルドシートを設置でき、オープンカーなのでチャイルドシートの設置時などにはオープン状態にしてあれば作業もしやすくなるでしょう。
MINI 5 DOOR Resolute Editionのチャイルドシート設置可能台数
MINI 5 DOOR Resolute EditionはMINI 5 DOORをベースとした特別仕様車で、Resolute Editionの中では唯一のリアドアをもった車です。
MINI 5 DOOR Resolute EditionはMINI 3 DOOR Resolute Editionなどと共通のデザインコンセプトを盛り込まれたMINI 5 DOORであり、スポーツモデルをベースとしているので5ドア車ながら走りの良いモデルです。
車内レイアウトや乗車人数はMINI 5 DOORを踏襲していますので、セカンドシートの3席にシートベルト固定式のチャイルドシートを3つまで、ISOFIX式のチャイルドシートは2つまで搭載できます。
セカンドシートの左右にリアドアがありますのでチャイルドシートの設置や子供の乗せおろしを行いやすいモデルとなります。
MINI Untold Editionのチャイルドシート設置可能台数
MINI Untold Editionは上質感のあるデザインをまとったMINIシリーズで、MINI CLUBMANがベースとなっています。
MINI Untold EditionはMINI CLUBMANに単色のシンプルなボディカラーと意匠の異なる上質なホイールやグリルが組み合わされており、落ち着きのあるラグジュアリーな車となっています。
車内のインテリアデザインなどはMINI Untold Edition専用の仕様となっていますが、車内レイアウトはMINI CLUBMAN同様5人乗りの5ハッチバックカーとなります。
チャイルドシートの設置場所はセカンドシートの3席となり、シートベルト固定式は3つまで、ISOFIX式は2つまでの設置可能台数となります。
MINI Untamed Editionのチャイルドシート設置可能台数
MINI Untamed EditionはMINI CROSSOVERをベースとした特別仕様車で、力強い走りを目指したモデルになっています。
MINI Untamed Editionはスポーティな走りを楽しむドライブカーらしいスタイリッシュなデザインにSUVらしいブラックカラーのアクセントを加えており、シンプルながら上質感のあるモデルになっています。
MINI Untamed EditionにはエンジンモデルのMINI CROSSOVERとPHEVモデルのMINI CROSSOVER PHEVベースの2種類があり、エクステリアやインテリアデザインはMINI Untamed Editionの共通のデザインとなります。
チャイルドシートの設置についてはベースのMINI CROSSOVERと同様セカンドシートに設置可能となり、シートベルト固定式は3つまでISOFIX式は2つまで装着可能です。
MINIでのチャイルドシートの使用感
MINIへのチャイルドシート設置時の使用感についてはX(twitter)にいくつか投稿がありましたので、その中からご紹介します。
MINIコンバーチブルにチャイルドシートとベビーカーの乗せ方。
上開けちゃえば、簡単に乗せられるので、子育てにも支障ないです。 pic.twitter.com/A4Ub0ORwt9
— bigblue (@fourleavesO423) April 17, 2022
こちらの方はオープンカーモデルのMINI MINI CONVERTIBLEにチャイルドシートを設置して運用されていますが、実用上は問題なく便利に運用できているようです。
オープンカーということでチャイルドシートの乗せ方も楽なようで意外なメリットと言えるでしょう。
チャイルドシート弟から譲ってもらって家計助かったと思ってたら新生児には使えないものだったので結局購入したんだけど全体的に高すぎな。そしてチャイルドシートはMINIに載せるもんじゃないな。#RT子育て日記
— Vita Luchechko (@jeerersefeff) October 21, 2020
こちらの方はご家族から譲ってもらったチャイルドシートをMINIに搭載して使ってみていらっしゃるのですが、どうやら設置がうまく行かなくて結局購入されていますね。
MINIはどの車種も全体的に車高の低いシリーズであり車内の高さも控え目なので、あまり背の高いチャイルドシートは搭載しづらい車です。
このあたりは各チャイルドシートメーカーが公表している適用表などを確認すると確実ですね。
MINIのおすすめのチャイルドシート
では最後にMINIの各車種に適応するチャイルドシートをいくつかご紹介しましょう。
日本育児 ノセッテロング
国内のチャイルドシートメーカー大手の一つである日本育児製のチャイルドシートの中でMINIで使える便利な製品の一つにノセッテロングがあります。
ノセッテロングはISOFIX固定式のチャイルドシートであり、MINIの各車種にはISOFIX式の固定器具がそなわっているので搭載可能です。
チャイルドシートのサイズとしてもコンパクトな製品なので現行車種のMINIであれば対応しており、MINI通しで乗り換えをした際などもそのまま移設できるでしょう。ノセッテロングは横幅も控え目なチャイルドシートなので複数搭載でも有利です。
またノセッテロングは0歳から使えるチャイルドシートであり、新生児の間はチャイルドシートを後ろ向きに取り付けなければならないのですが、搭載向きの変更でこれに対応しています。
年齢が高くなってくればチャイルドシートを前向きに変更することができ、そのまま7歳頃まで使える製品なので長く活用できる1台です。
体の成長に合わせてチャイルドシートの形態をいくつか変更できますので、安全性も高い便利な製品となっています。
KATOJI Joie エレベートR129
KATOJIは海外のチャイルドシートを何社も扱うメーカーで、その中でMINIに適応出来る製品としてJoie製のエレベートR129をご紹介します。
このチャイルドシートはイギリス製のチャイルドシートであり、MINIとはつながりの感じられるメーカーです。
このチャイルドシートは1歳頃から12歳頃まで使える製品であり、体の成長に合わせてチャイルドシートの各所を変化させることで長い期間に渡って便利に使える1台となります。
またデザインも国産のチャイルドシートとは少し違う雰囲気を持っており、MINIの車内に搭載するにはピッタリのチャイルドシートでしょう。
エレベートR129はシートベルト固定式のチャイルドシートであり、MINIの各車種に搭載できるサイズとなっています。
上下の高さに加えて横幅も控え目なチャイルドシートなので複数個設置するのに向いており、天井の低めなMINIシリーズでも便利に活用できるチャイルドシートです。
ヘッドレストの調整なども出来ますので乗せる子供に合わせた細かい調整がすぐに出来るのも便利でしょう。