レヴォーグはスバルのステーションワゴンで、スバルの主力車種です。
今回はそんなレヴォーグの納期に関してご説明します。
レヴォーグの納車期間・納期状況
レヴォーグはいわゆるステーションワゴンと呼ばれるスポーティなワゴン系の車で、スバルで以前から熱狂的な人気を集めていたレガシィツーリングワゴンの実質的な後継車です。
レガシィは現在も販売されてるのですが、北米向けに大型化した結果、日本の狭い道では少し使いづらいサイズとなっていました。
その代わり中型のレヴォーグがその穴を埋める形で登場しており、車名は変わりますがスバルのラインナップ上は後継という形になります。
スバルのステーションワゴンは1990年代からさまざまな層に大人気のモデルでしたので、レヴォーグはまさに待望の1台です。そんなレヴォーグの現在の納期は次の通りです。
レヴォーグの納期
レヴォーグの現在の納期はおおよそ2ヶ月〜3ヶ月とされており、一般的な新車が1ヶ月程度で納車されることを考えると長い納期が必要になっています。
レヴォーグが登場したのは2014年で既に新車発売から5年が経過していますが、その人気は相変わらず高くオーダーに対して生産が追いついていない状態です。
レヴォーグはこれまでもずっとこういった状況が続いており、新車発売時や2016年のビッグマイナーチェンジの際などにも常に予定販売台数の何倍ものオーダーがあったことから納期の長い車として有名でした。
そしてレヴォーグはつい先日の2019年5月頭にもマイナーチェンジを行っており、その効果もあってオーダーが増加傾向にあります。こういったことからレヴォーグの納期は長期化するのですが、他にも理由がありますのでそれは後ほどご説明しましょう。
レヴォーグの納期についての口コミ
レヴォーグの納期についてはTwitterにさまざまな情報が挙がっているのですが、かなり情報が錯綜しており不安定な納期なのがわかります。
レヴォーグ発注しました!
V-SPORTSです
七月納車
待ち遠しいわ!#LEVORG #SUBARU— koh.376 (@376Koh) May 17, 2019
こちらの方はつい先日レヴォーグを契約されており、納車は約2ヶ月後となっています。現在の状況ではほぼこのぐらいの納期が通常となっていますが、まだまだ落ち着いたとはいえませんね。
はじめまして。
私は12月にレヴォーグを契約したのですが納車が2月から3月の間が納車予定みたいなのですが竜彦様のWRXS4はたまたま納期が短いのでしょうか?
竜彦様の納期を見たときにその違いはなんだと思いましたので…
突然失礼しました。— 221KeiRapid (@jyuntaka112) January 8, 2019
こちらの方は去年の12月にレヴォーグを契約されたのですが、納車は3ヶ月後ぐらいになったようで、現在よりも長いこともありました。
一方でスバルの他の車種はもっと短い納期であり、レヴォーグの人気の高さがわかります。
静岡スバルで弟の商談のときに、今のレヴォーグの納期を聞いた。
そしたら早ければ十月中には納車出来るかも?と言われた。
僕の時は早くて2カ月と言われてたのに、今は増産体制になってるから納期が早いのか?それとも売れてないから納期が早いのか?— ヒロシ (@purfia) September 15, 2018
こちらの方は去年の9月に納期を確認されたのですが、その時はわずか1ヶ月ほどで納車されたようです。
このようにレヴォーグの納期は時期によってまちまちであり、スバルの生産体制が不安定なことに起因します。
レヴォーグの納車期間・納期の理由
レヴォーグの納期が現在のように多少長期化している裏には、次のような理由があります。
レヴォーグの圧倒的な人気の高さ
レヴォーグは前述の通りレガシィツーリングワゴンの後継車なのですが、レガシィツーリングワゴンはスバル車の中で圧倒的な人気がある車種でしたので、その乗り換え需要や新規需要が一気にレヴォーグに集まった結果がオーダーの多さに繋がっています。
レガシィツーリングワゴンは1989年に登場しましたが、そのスタイルの良さ、走行性能の高さに加えてワゴンとしての使い勝手の良さも相まって幅広い層に受け入れられる車になりました。
その結果スバルのベストセラー車となりモデルが継続していったのですが、その間車は少しずつ大型化していき、最終的には日本向けには難しいサイズとなってしまいました。
そのためレガシィツーリングワゴンの販売は落ち込んでおり、それを打開するための車がレヴォーグだったのです。
レヴォーグのようなサイズ感のツーリングワゴンは国内ユーザーに待ち望まれていたものでもあり、またデザインがスポーティでカッコいいことから、発売前から話題になっていました。
そして発売後にオーダーが集中する結果となり、それ以降もレヴォーグ自体の素性の良さからオーダーは続いており、まさしくレガシィツーリングワゴンの後継車としての役割を果たしています。
安全装備の強化
レヴォーグは2014年の発売後に何度かマイナーチェンジを行ってきましたが、2016年のビッグマイナーチェンジ以降さまざまな安全装備が強化されたことから国産車でも随一の安全性能を持つことが人気の理由の一つでもあります。
スバルはメーカーとして車による死亡事故の撲滅を掲げており、そのための様々な安全装備の強化を行ってきました。
レヴォーグにもそういった装備がいち早く取り入れられ、車の魅力の一つである安全性能がどんどん高められてきました。
それと共に従来オプション装備だった装備が標準化されるなどの動きもあり、価格が据え置きなままに安全性があがるという形になってきました。
それもあってレヴォーグの人気は年々高くなり、オーダーが続く結果となっています。
スバルの生産戦略
レヴォーグの納期はもう何年も2ヶ月程度の納期が続いていますが、それはオーダーが続いているだけではなくスバルが増産を行わないからでもあります。
車のオーダーの集中から来る納期の長期化に対しては生産体制の強化による増産で対応するのが一般的な方法です。
工場の生産ラインに投資を行って生産台数を増やしバックオーダーの解消を行なうのですが、スバルはほとんどこの増産を行わないことで有名であり、レヴォーグでも同様の対応が取られています。
スバルは自動車メーカーの規模としてはそこまで大きいわけではないので投資が出来る範囲には限界があり、トヨタや日産などに比べて増産化には負担が大きいのです。
また一度増産化させた工場のラインは簡単に戻すことは出来ず、オーダーが落ち着いた後には過剰な生産能力を持つことになってしまいます。
こういった点を避けるためにスバルは可能な限り増産を行わない戦略を取っており、バックオーダーがあっても現在の生産能力のままで続けていく方策なので納期が常に長いのです。
完成車検査の不備の対応
もう一つ近年スバル車全体の納期に対して影響しているのが完成車検査の不正で、その結果生産ラインが一時的に止まったことがあります。
新車の生産ラインの最後には必ず車の検査を行なう必要があるのですが、スバルを含めて国内メーカー数社が不適切な検査を行っていることが発覚し、完成車のラインが一時停止することがありました。
またそれ以降には検査体制を強化するなどして生産ラインに対しての変更などが入り、結果的に生産期間が長くなるなどの影響が出ました。
このことからレヴォーグを始めとするスバル車の納期は長期化してしまい、またバックオーダーがある状態であることからその影響がまだ残っているのです。
レヴォーグのグレード・仕様・色ごとの納車期間・納期
レヴォーグにはいくつかのグレードとボディカラーの設定があり、このうち人気のものを選ぶことで多少なりとも納期を短く出来る可能性があります。
レヴォーグには2種類のエンジングレードがあり、1.6L水平対向エンジンと2.0L水平対向エンジンの設定があります。
両方ともハイブリッド仕様はありませんが、どちらも直噴ターボエンジンであり走行性能は高いです。
その中でも人気なのは1.6Lエンジンの上級グレードである「1.6GT-S アイサイト」で、安全装備アイサイトが標準装備されているグレードです。このグレードはコストと装備のバランスが取れていることから人気があります。
ボディカラーに関してはホワイト系やブラック系が定番となっていますが、レヴォーグに関しても同様でホワイト系は「クリスタルホワイト・パール」が最も人気があります。
ですが次に人気なのはレヴォーグのイメージカラーでもある「ストームグレー・メタリック」で、その次にブラック系の「クリスタルブラック・シリカ」がつけています。
これら人気グレードやカラーによる納期への影響はそんなに大きくはありませんが、多少なりとも短縮が可能な場合があります。
レヴォーグの納車期間・納期の今後
レヴォーグの納期に関しては、現状および今後も増産体制が敷かれることがない限りは長めの納期が続いていくと予想されます。
今後レヴォーグのオーダーが解消されてくれば少しずつ納期は短くなっていくのですが、レヴォーグの人気が継続している以上はすぐにバックオーダーがなくなることはないでしょう。
そのためレヴォーグの購入時にはあらかじめ納期が長いこと考慮に入れておいたほうが良いでしょう。
レヴォーグの納車期間・納期を早める方法
レヴォーグの納期を現在よりも大きく短縮するためには、「登録済み未使用車」を探すのが最善の方法です。
登録済み未使用車は各ディーラーが自社で購入、新車登録した車のことで、その新車の状態のままで中古車として販売している車となります。中古車なので2ヶ月も待つ必要はなく、場合によっては即納も可能な車です。
レヴォーグは2014年の発売以降登録済み未使用車は数多く中古車市場に供給されており、探すこと自体はそこまで難しくないでしょう。
しかし既に完成した車ですので、グレードの選択やボディカラーの選択、オプション装備などは選ぶことが出来ません。また価格も新車とほとんど代わりませんので、そういった面でのデメリットはあります。
あくまで納期が短いことがメリットなので、新車の納期が待ちきれないという人にはおすすめです。
他の車の納車期間・納期
レヴォーグのようなステーションワゴンはミニバン人気に押されて台数が少なくなる傾向にありますが、現在でもレヴォーグ以外に次のような選択肢はあります。
トヨタ カローラフィールダー
トヨタは既にステーションワゴンからミニバンへと軸を移していますが、現在でも数車種はステーションワゴンもラインナップしており、そのうちの一車種がカローラフィールダーです。
トヨタのベストセラー車であるカローラをベースにステーションワゴン化した車ですが、デザインなどはカローラフィールダー専用のものとなっておりよりスポーティな見た目になっています。
カローラフィールダーにはトヨタが得意とするハイブリッド技術が採用されており、その燃費性能はレヴォーグよりワンランク上の性能を持っています。
またハイブリッドモデル以外にもガソリンエンジンモデルもラインナップされています。そんなカローラフィールダーの納期はハイブリッドモデルもガソリンエンジンモデルも1ヶ月程度となっており新車の通常の納期です。
マツダ アテンザワゴン
アテンザはマツダの中型セダンですが、それをステーションワゴン化したモデルがアテンザワゴンです。
アテンザはそのシャープなデザインが欧州などで非常に高い評価を受けた車ですが、そのデザイン自体はアテンザワゴンにも引き継がれています。
ですがセダンの後部はしっかりしたワゴンタイプになっており、さまざまな用途に使える汎用性が魅力です。
アテンザワゴンの最大の特徴はエンジンラインナップの1つにクリーンディーゼルエンジンが設定されていることで、国産他社のステーションワゴンには見られないものです。
クリーンディーゼルエンジンは燃費性能と低速時のトルクが強いというメリットがあり、街乗りなどで便利な走行性能を持っています。
またCO2排出量も少ないので、ガソリンエンジンのみのレヴォーグに対して大きなアドバンテージとなります。アテンザワゴンの納期は1ヶ月程度であり、この点もレヴォーグに対するメリットです。
ホンダ ジェイド
ジェイドはステーションワゴン専用として開発された車種で、以前ホンダがラインナップしていたオデッセイとストリームを統合した形の車種となります。
ジェイドにはホンダ独自のハイブリッドシステムが搭載されており、当初はハイブリッド専用車として登場しました。
その燃費性能は高いものがあり、この点でレヴォーグよりメリットを持っています。またマイナーチェンジとして1.5Lターボエンジン搭載モデルも追加され、走行性能に対しても強化した仕様も登場しました。
レヴォーグに対してジェイドのデザインは丸みを帯びたホンダ特有のデザインとなっており、スポーティではなくまとまりのあるものとなっています。
ジェイドの納期も1ヶ月程度と新車の納期で納まっており、レヴォーグに対してアドバンテージを持ちます。
レヴォーグの納車後・納車式の口コミ・レビュー
では最後に長い納車期間を越えてレヴォーグが納車された方々のレビューをいくつかご紹介しましょう。
本日我が家にレヴォーグが
やっと
やっと納車されましたー😍😍
レヴォーグすごく喜んでました❤
写真はもう暗いので明日撮りますね(∩´∀`∩)💕
実は少し走ってきたので写真撮れなかったんですけどね😅#レヴォーグ
— おずちゃ🐔🦋レヴォーグGT-S❤ (@OzuJun1221) May 8, 2019
こちらの方はつい先日レヴォーグが納車されたそうで、非常に喜んでおられるのが文章からも伝わってきます。仕様はどうやら上級グレードのGT-Sのようですね。
心配してた渋滞もなく順調に帰宅!レヴォーグSTI納車されて初めての遠出だったけどアイサイトの自動運転がすごすぎて全然疲れなかった! pic.twitter.com/fUUKD3HZZb
— うっちゃん (@alphard3317770) August 10, 2019
こちらの方はレヴォーグの最上級のスポーツモデルであるSTIが納車されたそうで、非常に楽しい車を手にされました。
STIはスバルのモータースポーツ関連の特別仕様車で、デザインやサスペンションなどがスポーツ専用仕様となって高い走行性能を持つ仕様です。