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リーフの2ch(5ch)での評価まとめ!実際の意見をまとめて分析!

電気だけで走ることができる国産自動車といえば日産リーフ。

初代モデルの発売からはや9年と、国産電気自動車としての存在感もずいぶん定着しました。

電気自動車特有の回生ブレーキを使ったワンペダルドライブや自動運転のプロパイロットなど、先進装備が豊富で乗ってるでけでもワクワクしてきます。

現行モデルでは先代の癖が強く好き嫌いが別れてしまうデザインから、だれもが受け入れられる普通車らしいデザインになり、人気は高まっています。

国産EVとして確固たる地位を築いているリーフですが、実際の評判はどうなのでしょうか。

ここではリーフの良い評判や良くない話をまとめて検証していき、買うべきかどうかを検証していきます。

リーフの2ch(5ch)での良い評価

リーフ フロント

航続可能距離が大幅に伸び、実用性が高まってきた日産リーフですが、掲示板などではどういった意見がかわされているのでしょうか。まずは良い点を見ていきましょう。

外観

リーフこないだ街で見たけど良いデザインだよね
嫌味がなくスッキリしてる
なんか興味出てきた

現行型のリーフは先代モデルの独創的なスタイルとは違って、一般的な乗用車に近づけたデザインとなりました。

日産らしいVモーショングリルをフロントグリルに堂々と配置し、鋭い眼光のヘッドライトやホログラフ模様のグリルデザインなど、日産の先進性を表現したデザインとなっています。

いかにも電気自動車といった感じが薄れたことで、嫌味のないスッキリしたデザインとなったこともあり、多くのユーザーが受け入れやすくなりました。

この外装めっちゃかっこいいんだけど。
ルーフツートンがデフォみたいなデザインだよなリーフってよく見ると。

電気自動車ならではのワイド&ローなスタイリッシュなスタイルは、車らしくとてもかっこいいです。

現行型ではルーフを塗り分けるツートンカラーも採用されています。これも無理やり付け足したような配色ではなく、もともとツートンカラーありきで作られたかのような自然なスタイルです。

新型は赤がかっこいいな

エコな車といえばブルーというのが近年のトレンドでしたが、リーフは最近流行りとなっているワインレッドが非常によく似合います。

電気自動車といえばエコというイメージを、スポーティなスタイルとスタイリッシュなレッドカラーで塗り替え、ドライブの楽しみを表現しています。

内装

リーフ 助手席から見たコクピット

グリルと内装エクストレイルっぽくていいわ

リーフはインテリアデザインもしっかり作り込まれています。

先代のリーフといえばコンパクトカーを先進的に仕上げたようなイメージでしたが、現行型はミドルクラスSUVのエクストレイルを彷彿とさせるようなデザインで、車格の向上を感じさせるデザイです。

ベージューとブラックのフレックスカラーはさらに質感の良さを感じさせます。車内インテリアにこだわりのある方は、こちらの内装を選んだほうが良いでしょう。

内装は少しだけマシになってるか

内装は多少は良くなっているだけという厳しい意見もあります。先代に比べバッテリー容量等だけではなく、車両価格も向上していますから、これぐらいは当然という見方もあるようです。

走行性能

静粛性と加速パワーの進化にびっくりしてる
トルクが凄いから体が持たないのはあるな、長時間運転すると疲れる

リーフの最大の特徴はなんと言ってもモーターだけで走る独特の走行性能です。エンジン車やハイブリッドカーでは味わえない独特の加速感や走行性能を持っています。

モーターは初速から最大トルクを発生するという特性です。そのため大排気量のエンジン車にも負けずとも劣らない鋭い加速感を味わえます。

先代と比べると、トルクは多少落ちていますが最大馬力は150と約1.5倍になっており、その出力は日産の2.3Lエンジンイン相当するもので、コンパクトカーのつもりで運転していると体が追いついてこない感覚があるようですね。

親がこれ買ったから愛知行くのにどんなもんか借りてったけどいいな。
新東名使ったけど加速がいい。
自動運転115キロが上限みたいだけど遅く感じる。

電気自動車といえば高速域での加速が苦手というイメージを持つ人もいますが、高速道路でも十分なパワーで走ることができます。

さらにドライブアシスト機能のプロパイロットと組み合わせれば、非常に快適な移動が可能です。

120キロ位までの加速もエコモードオフにしたら十分過ぎる加速
エンジン唸らんからほんと快適

そしてこれだけのハイパワーを持ちつつも、ノイズの大元となるエンジンが搭載されていないため非常に静かです。出足からの余裕の加速と圧倒的な静粛性は、まるで高級車のような乗り心地をしています。

これは一般的な車では味わうことができない未知の領域ですから、一度乗って体感してみることをおすすめします。

安全性能

自動運転、快適すぎる。
急な割り込みや右左折は反応はするけど、ほんとに止まるか怖くてブレーキ踏んでしまう。
人が飛び出して来たときは、自動ブレーキ効いたよ。

リーフには単眼カメラによって周囲をセンシングするエマージェンシーブレーキ(EB)が搭載されています。

単眼カメラのみと他メーカーと比べるとセンサーが少ないため若干不安がありますが、しっかりと急な割り込みや人の飛び出しに反応してくれます。

もちろんフロントカメラの他にもソナーや四方を映し出すアラウンドビューモニター(AVM)などもセンサーとして活用されており、安全性はとても高いです。

プロパイロット渋滞追従快適
前の車がベントレーってのがちょっと嫌だけどw

プロパイロットは自動運転レベル1の単一車線自動運転の要項をしっかり抑えています。

ですから前車を追従するアダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線をキープするレーンキープアシスト(LKA)、そして渋滞のような低速においても前車を追従して走れる全車速自動追尾まで万全です。

ですから運転による疲労はかなり軽減されるでしょう。ただやはり機械に頼るというのは怖いもので、前の車が高級車だったりすると不安にもなります。

親父が魅力に感じてるのはEVというより
アラウンドビューなどの先進安全装備や
プロパイロットやプロパイロットパーキング
なんだよね

リーフは電気自動車という魅力も非常に大きいですが、日産の先進安全装備がほぼフルで採用されています。

上から見下ろして見えるAVMやハンドル制御だけではなくアクセル制御まで行ってくれるプロパイロットパーキングなどとても魅力的です。リーフに乗れば現在の自動運転の技術力が体感できます。

自動運転ワンペダルは便利過ぎて語るまでも無し

そして日産のハイブリッドモデルの特徴であるe-pedal。これはアクセルペダル一つで加速だけでなく減速から停止まで行ってくれる仕組みで、日産のハイブリッドモデルの知名度をここまで大きく上げた要因の一つです。

慣れるまでは難しい機能ですが、慣れてしまうととても便利で楽ちんです。

乗り心地

リーフ 運転席足元

EVはエンジンの振動なしでクラスを越えた高い走行性能、静粛性を持ち
暇な老人や金持ち、乗りつぶし前提なら経済性までセットで付いてくる

リーフは乗り心地もエンジン車とは一味違います。エンジンがありませんからエンジンノイズだけでなく振動もほぼありません。

一番重いバッテリーが車体の真ん中にあることで車体バランスが良いことからもあって走行性能も非常によく、乗り心地は最適です。

コンパクトカーといえば最近は3気筒エンジンも増えてきており、乗り心地に対する不満は大きくなってきていますが、リーフならその部分はほぼ解決します。

さらに乗り換え前提でなければランニングコストの安さから、経済性にも優れています。

コストだけで新型リーフ選ばんよ
静かで、気持ちいい加速も大事なポイント
ワンペタルで加速 ブレーキも可能
ブレーキホールドも便利な機能

その優れた加速性能ですが、アクセルのみのワンペダルで走れる楽しみやスムースで気持ちの良い加速性能、さらにはブレーキを自動で保持してくれるブレーキホールドもあるなどもはやいたれりつくせりです。

経済性に目が行きがちな電気自動車ですが、こういった魅力もあります。

燃費

今日200キロほど走ってきた
ほぼ高速、プロパイロット100~110キロセット
途中80キロくらいの先導車について行ったりもあって電費7.1

リーフは燃料を使わないので、燃費ではなく電費というのも新しいですね。こちらは高速道路を100km/h前後の速度で走って約7.1km/kWhという数値です。

先代リーフが6km/kWhという意見が多いので、電気自動車としては航続距離の大幅改善と言えるのではないでしょうか。

1泊2日の試乗では、高速道路中心で190㎞往復
往路 プロパイロット未使用 94%→36% 標高差200㍍↑
急速充電1回30分で プロパイロット使用 復路94%→59% 標高差200㍍↓
200㎞位は無充電で走れるんじゃないでしょうかね。

40kWのリーフは高速道路や標高差のある山道など、どんな条件であっても無充電で200kmは余裕で走れるようです。

280kmは走れるという情報もありますが、余裕を持って考えるなら200kmでの充電が良さそうですね。

月曜にe+G来て180km走って、60%表示で初めて30分急速充電しました。
日産で30分充電したところ、充電量60%→90%予想航続距離238km→380kmでした。
納車時100%480km表示が、実際に走って90%380kmでした。まっ、こんなもんかな。という感想
でも180km走って60%表示。まだ200km強走れるという安心感は24kの時、充電箇所を気にしてたことを思えばすごくラクです。個人的な感想でした。来週の平日に500km/日くらい走る予定です。

リーフe+はバッテリー容量が62kWに増量されたモデルです。90%の容量で380kmも走れるということですから、軽自動車にガソリンを満タンにして走れる距離よりちょっと少ないぐらいといった具合でしょう。

先代リーフが100km走るごとに充電スポットを探さなくてはいけなくてはならなかっとことを考えるととても大きな安心感です。

e+Gが来て早1ヶ月ちょい
1泊2日で560km走破。うち高速400km
総運転時間ほぼ10時間、平均速度56km/h
平均電費6.4km/kWh

ちなみにe+のほうは6.4km/kWhだそうです。40kWモデルとはそれほど電費に差はありませんね。

16インチが無難な気がする。
インチ数よりタイヤ幅195にしたら電費はかなり向上する

リーフは16インチと17インチのモデルがあります。それぞれタイヤサイズは205/55R16と215/50R17となっていますが、電費への影響を考えると16インチモデルのほうが良いでしょう。

さらに205/55R16より、195/60R16にすることでさらにタイヤの抵抗を減らすことができるので、電費最優先の人はこういった選択肢もありです。

ただブレーキの制動などに影響が出ますから、しっかり注意しましょう。

ヒーター使わなくても冬は航続距離が激減するぞ。
表示上の電費が7kmとなっていても280kmなんてとても無理。
電池から取り出せる容量が減るからだろうね。

容量の大きく増えたリーフですが、電気自動車の冬場は非常に電費が落ちます。

科学的な理由かどうかはわかりませんが、電池の冷えが大きい環境では航続可能距離がおち、バッテリーがある程度あたたまるといつもの容量に戻ります。

どんな車であっても冬場は燃費が悪くなったりしますが、電気自動車は航続可能距離がもともと大きくないこともあり、致命的な部分でもります。

価格

定額充電は楽だな
日産は急速充電ある店めちゃくちゃ多いから高速以外では大して困らん

日産リーフを選んだ人のほとんどが魅力を感じていたでしょうこの定額充電し放題サービス。

日産や高速のサービスエリアなど、ある一定の充電スポットはZESP2に加入していることで、急速充電がし放題でした。しかしこちらのサービスは現在終了しており、充電プランが変更されています。

ただ確かに先代までの航続可能距離が100km程度のモデルでは充電し放題ぐらいではないと実用は正直辛かったです。

しかし現行モデルの200km以上の走行が可能になったモデルであれば、それほど苦にならないでしょう。

とはいえリーフの魅力が消滅したとも言われるZESPサービスの改変。今後どのような影響が出るかは未知数です。

車の基本性能より細かい装備ってのはジジイ感性。
40kWhのバッテリー積んでてこの値段なら十分過ぎる

とはいえど40kWのバッテリー容量を持っている現行モデルであれば、現行の価格であっても十分な価値が見いだされています。

自動運転なども多く採用されていますから、予算に合わせていろいろな選択肢が取れます。

中古車の値段もこなれてきたね
現行型の値段が200万前後になってきたからそろそろ買い時かな

そしてリーフのもう一つの魅力は中古車価格です。新車では400万円近い車両も、中古車では現在では200万円前後とだいぶこなれてきています。

軽自動車の新車が200万円するご時世ですから、電気代や税金などランニングコストの安いリーフは、価格面でのメリットが大きいです。

圧倒的な静粛性とレスポンス良い走り、新型はプロパイロットも良いな。
そこに魅力を感じた人が買ってるんだよ。
Gで本体400万、補助金あってもまだ値引き渋いこの車をそこまでケチケチした人は買ってない。

車体価格だけで見るとどうしても割高に感じてしまうリーフ。しかし走行性能や自動運転など魅力が豊富ですし、国からの補助金などもありますから、人によっては価格以上の魅力を見出している人もいます。

リーフの2ch(5ch)での悪い評価

最新安全装備や高級車のような乗り心地で、非常に評判の良いリーフ。良いことばかりのようですが、悪い評判もあるのでしょうか。次に良くない評判を見ていきます。

外観

リーフ サイド

リーフのデザインや内装、足回りがスポーツのそれではない
これじゃあ走りを楽しみたいユーザーには響かない
せめて400万に相応しいデザインと内装の質感がないと

リーフの魅力であるスポーツカーのような走り。日産もそれを大々的に打ち出してはいますが、外装デザインからはそれほどスポーツ性が感じられないという意見もあります。

さらに400万円もの価格を出すからには、もっと魅力的な外観がほしいとも言われています。

車格はコンパクトカーでありつつも価格は国産車の高額車並ですから、やはりそれなりの質感を求める声が多いようです。

新型リーフはボルボに似てるってあるけど
こうやってみると狙いすぎだと思う

リーフのデザインはボルボを意識し過ぎではないかという意見もあります。リアのデザインなんかはまさにボルボのそれですね。

確かにかっこいいデザインではありますが、先代のようなリーフらしい個性は感じられません。

このデザインでフルモデルチェンジと言えるのか?
ビックマイナーじゃないか。

現行型のリーフはシャシーやボディの多くが先代からキャリーオーバーされています。フロントドアやルーフなど、よく見ると様々なところに先代と同じ部品が見られますね。

フルモデルチェンジで全く別物の車になってしまうのも面白くないですが、こういった中途半端な使い回しは購入者にとっても面白いものではありません。

外観も一目でリーフとわかる先代が好き。
良い所はバッテリー容量が大幅に増えたことぐらいかな。

なんと言っても先代のリーフのほうが未来的なデザインでリーフらしく、好みだという意見が多いです。

あのズングリしたデザインが苦手だという人が多く、販売のテコ入れのために大きく変わってしまったリーフのデザイン。もともとリーフが好きだった人にとっては残念なモデルチェンジです。

内装

リーフ メーター

あと、インテリアが初代リーフの方がカッコ良い。
これは本当に残念だ。

全体的に質感が向上して見えたリーフの内装ですが、先代モデルのほうがかっこよかったという意見もあります。

現行型はコックピットのような車らしいデザインになりましたが、先代のシンプルながらも要所を抑えたデザインは確かに秀逸でした。ただ無難に車らしいデザインが好みの人には、現行型のほうが良いかもしれませんね。

内装品も前記とノートからの使いまわしが多い
はっきり言って内装の質感はノート以下!

内装は先代の部品の使いまわしで新鮮さ無し。
メーター周りは先代の方が好き。

そして現行モデルは外装だけでなく、インテリアにおいても使いまわしと取れる部分が多いです。

先程の意見にもありましたが、これではビッグマイナーチェンジだと言われてしまっても仕方がないでしょう。

他社では三菱のデリカD5がビッグマイナーチェンジで別物のように変わったことを考えると、リーフはフルモデルチェンジなのですからもっと頑張って欲しいですね。

走行性能

EVは高速巡航が一番苦手だからさ
バッテリー電力消費が特に大きくなる

リーフの一番の魅力であるモーターによる走行。エンジン車では味わえない別物の走りですが、実は高速巡航は苦手です。

現行型ではモーターの出力の変更によって高速での加速の伸びは改善されましたが、もともとの消費電力の大きさはそれほど変わっていません。高速道路を飛ばして走る人にはリーフは不適です。

eペダルは渋滞や信号の多い市街地ならいいが
郊外や高速ではOFFだな。

アクセルペダルだけで走ることのできるe-pedal。とても楽しい走りですがアクセルオフによる減速幅が大きいこともあり、定速で走ることの多い郊外路や高速道路では使いにくいです。

走行シーンに合わせて、適切に設定する必要があります。

あとBモードっていうの?
回生ブレーキがきつめのモードにすると
普通のガソリン自動車のってる感覚からすると減速する距離、停止する地点が
つかみにくいというか、

エンジン車であれば峠道などではエンジンブレーキで減速するためにセカンドに入れたり、Sモードを選択します。

リーフの場合それと同等の機能がBモードです。回生ブレーキを強めることでエンジンブレーキのような動作をしますが、こちらも慣れるまでは感覚がつかみにくいという意見があります。

ただリーフの場合はBモードでもブレーキペダルでもどちらであっても、基本は回生ブレーキですから、慣れない方はそのままブレーキで減速しても良いでしょう。

安全性能

プロパイロットは、無駄な速度制御が多いから電費悪化するだろうね
クルコンで一定速度で手動車線変更が一番良い

単一車線を自動で走ってくれるプロパイロット。ただ前の車の車速に合わせての加減速が、車の制御ではどうしても無駄が多くなっています。

ですから本気で航続距離を考えた走りをしたいという方は、普通のクルーズコントロールを使ったほうが燃費は伸びやすいかもしれません。

電費を取るか快適性を取るか。リーフの場合はどちらも重要ですから難しい選択ですね。

プロパイパーキング便利だけど車止めに思い切り行くから使いこなすの難しい
狭い所で駐車するなら焦らず出来るから良い

リーフに搭載されている自動で駐車してくれるプロパイロットパーキング。

狭い場所などで駐車する場合はたしかに便利な機能ですが、車止めには反応しないため、止まるときは低速ながらも思いっきり突っ込みます。

どうしても人間の運転を超えられない部分はありますから、そういった部分は適時調整していくしかありませんね。

乗り心地

リーフ 足元

新型にはリア室内空間どうにかして欲しかった
旧型と変わらなかったから選択意欲沸かない

トランクはとても実用的で、気になるところは全く無い…と言いたいが、やっぱり
後席の床、もう少し足が入れば良かったのに。ここだけは改善なし。

静粛性や電子制御による快適な走りなど、乗り心地の評判は非常に良いリーフ。ただ後部座席の足元は狭く、居住性はよくありません。これは先代から同じで、全く改善されていない部分です。

真ん中にあるバッテリー用の大きなトンネルやフロントシートとフロアの間の隙間が小さく足が入らないなど後部座席は使い勝手が悪く、完全な補助用途考えて良いでしょう。

後部座席を頻繁に使うことを想定している人にとっては、リーフのウィークポイントですから必ず確認しておきましょう。

価格

リーフはグレードが3つしかなくてSグレードだとショボすぎるんだよね。
だからみんなXかGを買う。
でもそれだと(本体価格だけ見れば)すごく高い車に見える。大きくないのにSUV、セダン並みの値段。
まだまだ日産は分かってない。

多彩な機能や十分なバッテリー容量、さらに購入補助金など価格メリットの大きなリーフ。ただ実際の車両価格は大型SUVや上級セダンを彷彿とさせる価格設定で、価格メリットを感じにくいのが現状です。

お手頃なSグレードは機能面では最低限でリーフの魅力は少ないため、必然的にXやGグレードを選ぶことになることが多いですが、これでは普及が進まないのもうなずけます。

日産ディーラーに、62kWh 航続距離570kmに伸びたリーフe+の見積りに行ってきました。
今、乗ってるリーフ 4年37千キロの下取り金額が何と50万円。
おそらく、中古車買取に持っていったら、35万円くらいでしょう。
かつてのマツダ地獄ならぬ、リーフ地獄状態です。

リーフは現在でも航続可能距離や充電インフラ、内装の質感など多くの問題が定義されています。しかし現状の最大のデメリットと言えばリセールバリューです。

購入時には350万円から400万円ほどの価格で購入したリーフが、下取りでは50万円ほどにしかならないという意見があります。

リーフのバッテリーは消耗品ということもあるので、乗り換え前提で購入される方も多いです。しかしこれほどまでにリセールが低いというのはさすがに問題でしょう。

一度リーフを購入して、その後新型を購入しようにも乗り換えの資金にもならない。そのため乗り潰そうと思ってもバッテリーの劣化などで新車の頃と同様の使い方はできなくなってきますし、バッテリーを交換すると中古車が変えるほどの価格になります。

リーフが普及しない大きな要因は、一度購入するとほぼ確実にお先が真っ暗になるこのリセールバリューの悪さが一番の問題なのではないでしょうか。

リーフは買いなのか?

総評

ポイント

デザイン

リーフは先代までのひと目でリーフと分かるデザインを捨て、日産のアイデンティティであるVモーショングリルを採用した普通車らしいデザインとなりました。

そのため特別感はなくなりましたが、誰もが乗りやすいようなかっこいいデザインとなり、ツートンカラーも導入されるなどおしゃれに乗ることも可能です。

ただ先代からのきゃりーオーバーがところどころ感じられるなど、コストカットのような面々が所々見られ、非常に残念な部分もあります。

ポイント

内装は包まれ感のある車らしいデザインでベージュとブラックのフレックスカラーの採用など、先代に比べて質感は向上しています。初めて乗る人にとってもどこに何があるかわかりやすく、使いやすいないそうです。

しかしドアパネルやリアシートなど多くの部分で先代モデルの使い回しが見られます。これではせっかく乗り換えを考えていた人も萎えてしまうでしょう。

先代からあまり評判の良くなかった後部座席の居住性もほぼ改善されていませんから、リーフから乗り換えを考えている人は、事前に使い勝手を確認しておいたほうが良いでしょう。

走行性能

リーフの走行性能はエンジン車とは別次元の走りです。大排気量の車のような加速感と出力、そして優れた電子制御と相まってその走りはまるで高級車のようです。

街なかでの走りはもちろんのこと、高速道路でも余裕のパワーですから、ストレスはほとんどかかりません。

ただ高速道路では電力消費が大幅に増えますから充電などを考えると、移動距離が多い場合は速度を控えて走ったほうが、結果的に早く目的地に到着できます。

リーフの安全装備は単眼カメラによって作動しており、車や歩行者などしっかりと周囲を監視しています。その他にも四方を移すAVMやソナーなど様々なセンサーで周囲を監視しており、不測の事態に備えています。

さらにプロパイロットによる自動運転は非常に快適で、全車速において前の車に追従しての走行や、自動駐車機能など車の最先端技術を体感することができるとともに、ドライバーの疲労を軽減します。

乗り心地は非常に優れています。ノイズの大元となるエンジンがありませんから静音性だけでなく不快な振動もありません。余裕の大トルクはドライバーの負担も少ないですし、e-pedalを使えばいちいちペダルの踏み変えすら不要になります。

モーターはエンジンに比べ電子制御がしやすいという特性もあり、乗り心地改善に対する制御もしっかりしており、まるで高級車のような乗り心地です。

ただ後部座席は狭く、居住性は優れていません。後部座席に人を乗せるようなことが多い人にはおすすめできません。

その他

リーフの電費は40kWモデルも62kWモデルも大きく変わらず、6.5km/kWh前後となっています。

先代と比べると多少の向上が見られますし、バッテリー容量の増強もあってエンジン車から乗り換えても普段遣いにはほとんど影響はないでしょう。

ただ40kWモデルは250km、62kWモデルは350km程度を航続可能距離として捉えておいて、一日でそれ以上を走ることが多い人は、リーフの選択は考えたほうが良いです。

車両価格はコンパクトカーながらも約400万円と国産車の中では高額車並の価格設定です。しかしバッテリーの容量や先進安全装備、走行性能などを考慮するとそれほど高い価格設定ではなさそうです。

さらに中古車となると価格は更に下がりますから、リーフは非常にお得感になっています。ただ中古価格がこれだけ下がっているということもあり、リセールバリューは最悪です。

発展途上の車ということもあって次々と乗り換えていくことが望ましいリーフですが、現実的にはかなり苦しいでしょう。

買いかどうか

ここまで総評をしてきましたが、リーフは買いなのでしょうか。結論としてはコンパクトサイズで乗り心地優先の方や現在の車の最先端を体感したいという人は安心して購入して良いでしょう。

ポイント

リーフはエンジンのないモーターで走る車です。その走りは非常にパワフルで余裕があり、さらに静粛性も高いなど普通の車ではなかなか体感できない乗り心地と走行性能です。

さらに優れた電子制御やバランスの良い車体など、その乗り心地はまさに高級車のようです。これをコンパクトカーサイズで実現し、価格も抑えられているリーフはかなり魅力的でしょう。

さらにリーフに搭載されている先進装備は、日産が開発している最先端の自動運転技術をもとに一般車向けにチューニングされたものです。

これらの自動運転ならではの機能を、リーフに乗るだけでそれらを体感することができるので技術の進歩を体感したい人にはうってつけでしょう。

高速道路の単一車線をほぼ自動で走り抜けてくれるプロパイロットや、駐車をハンドル制御だけでなくアクセル操作までのすべてを使って自動でやってくれるなど、他社にもない非常に魅力的な機能です。

MEMO

逆におすすめできないのは充電の動作が嫌だという人や人を頻繁に乗せることが多い人です。リーフは後部座席がなかなか狭く、乗り心地はあまり良くありません。ですから二人の移動であれば快適ですが、後部座席に人を乗せる必要がある人は使い勝手が良くないでしょう。

そして一番問題なのはこの充電という動作です。リーフはガソリン車と違い自宅での充電や出先での急速充電などが必要となります。

充電時間は急速充電であれば一回に30分かかるなど、ガソリン車と比べるとかなりの時間です。現行モデルの航続距離であればある程度の遠出も可能ですが、出先では必ず充電が必要となるでしょう。

せっかちな人はこの時間を待つのが苦でしょうし、もしかしたら先客がいて待つ必要がある場合もあります。ある程度行動に余裕を持てる人でないとリーフは苦しいでしょう。

ですので人を頻繁に乗せることの多いユーザーや充電という動作を受け入れられない人にはおすすめできません。