1分で車を60万円値引きする裏技

ジュークは車中泊に不向きな理由5つ!フルフラット化は不可能?人数は1人~2人まで!

日産 ジュークは日産のコンパクトクロスオーバーSUVで、非常に特徴のある外観デザインが目を引く車です。

今回はそんなジュークでの車中泊についてご説明します。

ジュークの車中泊に向かない点

日産 ジューク参考:history.nissan.co.jp

日産ジュークはコンパクトクロスオーバーSUVの先駆け的な存在で、そのデザインは押し出し感が非常に強くて一度見たら忘れられないものです。

ジュークは2012年に登場した小型のサイズ感を持つSUVですが、ジュークのとくにフロントデザインがまるでコンセプトカーのような特徴的なデザインで一気に人気になりました。

ジュークはそのデザインもそうですがスポーティな外観を持っている車で、クロスオーバーSUVながら都会派のSUVとなっています。

またジュークの車内デザインはバイクを彷彿とさせるようなスポーティなものとなっており、ドライバビリティの高いSUVとなっています。

最近ではSUV系の車種で車中泊という使いかたが注目を集めているのですが、これは旅行の際の宿泊手段として車の車内を使う方法です。

車中泊では旅行の際にホテルや旅館などを予約する必要がなくその分の費用を浮かせることができるのですが、さらに車での移動先でそのまま寝ることができるという点も大きな魅力です。

また車中泊はキャンプでも利用することができるものであり、キャンプには必要なテントが不要なのでその分の荷物を減らすことができ、車中泊専用のオートキャンプ場というものもあります。

今回はジュークで車中泊が可能かどうかを見ていきますが、まずは車のサイズからみていきましょう。

スペックジューク
価格2,011,900円〜3,533,200円
乗車定員5人
全長4,135mm
全幅1,765mm
全高1,565mm〜1,570mm
室内長1,835mm
室内幅1,470mm
室内高1,215mm
ラゲッジルーム高さ680mm
880mm
奥行き660mm
運転席寸法高さ約1,100mm
490mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,100mm
490mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,000mm
1,260mm
奥行き約800mm
3列目寸法高さ3列目シート
奥行き

ジュークは車の大きさとしてはコンパクトカークラスの普通車で、クロスオーバーSUVの中でもとくに小型の車の1つです。

ジュークの全長は4,135mmとクロスオーバーSUVの中では短い車ですが、一方で全幅は1,765mmとワイドであり安定感のあるフォルムをしています。

また全高は1,570mm程度とコンパクトカーとしては標準的なサイズなのですが、SUVの多くは悪路走破性確保のために最低地上高が高く全高も高くなるのですが、ジュークは都会向けのクロスオーバーSUVなので最低地上高は低めとなっています。

ジュークの車内のスペースとしては結構引き締まったものとなっており、室内長は1,835mmと最近のコンパクトカーのしては短めとなっています。

この室内長の短さは車内のコクピット感を際立たせてスポーツカー的なスペースとなっているのですが、一方で室内幅は1,470mmと広々としていて横幅はゆとりがあります。

またジュークはハッチバックタイプの車なのでラゲッジスペースは後部座席の後ろのスペースになりますがその奥行きは660mmと少し短めであり、車のデザイン的に高さや幅も短いのであまり使い勝手はよくありません。

このようなサイズ感を持つジュークですが車中泊に対しては不便な部分が多く、次のような点がデメリットとなります。

車内でしっかり寝るだけの寝台サイズが確保できない

ジューク ラゲッジ参考:history.nissan.co.jp

ジュークの車内で車中泊をする時に何より不便なのは車内にしっかりした寝台のサイズが確保できないことで、車のサイズの小さなジュークではある程度しかたない点です。

車中泊を快適に行うためには車の車内のスペースなどが非常に重要で、とくに寝台として作れるスペースの前後サイズが優先されます。

車中泊には車の車内でフラットな空間を作る必要があるのですが、ジュークではシートアレンジによって後部座席とラゲッジスペースの間にフラットな空間を作り出せます。

車種によってはシートアレンジが出来てもフラットに出来ない車種もある中では、一応寝られそうなスペースが確保できるのは良いです。

ポイント

しかしその寝台のスペースは前後のサイズが車中泊にはちょっと不足気味で、ジュークの車内では前後サイズが1,500mmぐらいしか確保できません。

このサイズではほとんどの人が足を伸ばして寝るのが難しくなっており、小さな子供さんじゃなければ足を曲げたり身体を折り曲げたりしないと寝られないでしょう。

車中泊の寝台はなにより自宅の寝台と同じ用に足が伸ばせるかどうかがポイントとなるのですが、ジュークの車内ではちょっとそういった快適な過ごし方は難しいです。

室内高が低く窮屈感がある

ジュークでは車内の前後サイズも小さめですがそのほかに室内高が小さくなっており、車内で寝る時に窮屈感を感じます。

車中泊では車内のスペースとして前後サイズや左右の幅が重要になりますが、それに対して高さ方向は最重要ではありません。

車の車内ではシートに座るスペースが元々あるので、寝台を車内に作っても仰向けに寝るのはだいたい大丈夫ですが、それでも小さな車では寝台の上で起き上がったり横向きで寝たりする時に窮屈になることがあります。

大きな車でミニバンのように室内高の高い車ではそういった使いかたも可能な場合があり、車内の寝台に座れるスペースがあれば車内をテントのように使うことも出来るのです。

しかしジュークの車内では室内高はもともと1,215mmしかなく、コンパクトカーの中でもけっこう小さな室内サイズです。

車中泊のときはシートアレンジを行った上を寝台にするので実際にはもっとサイズは小さくなり、だいたい天井まで600mmぐらいしかないでしょう。

このサイズでも仰向けで寝るぶんには大丈夫ですが、前述したように起き上がったりするようなときには注意しないと頭がぶつかるほど窮屈な空間です。

またジュークはそのデザイン的に車の後ろに行くほど天井が低くなっていて、後側になればなるほど窮屈なので寝る時には頭は車の前側のほうが良いでしょう。

車中泊時の荷室が小さい

ジュークでは車中泊の時の車内の荷室が小さくなっており、荷物を載せ替える場所も困るでしょう。

車中泊で車内スペースを確保する時に一番重要なのは寝台のスペースで、車内という限られたスペースで寝台としてしっかり寝られる場所を確保するのは大変です。

実際にジュークでもこの点については前述したように問題の点であり、寝台のスペースが前後で不足気味となってしまいます。

ですが意外と見落としがちなのが車中泊を過ごしている間の荷物の置き場所で、ジュークではこのスペースもちょっと小さいです。

車中泊のときというのは旅行をしながら夜中に車の中で寝るという形になりますが、車での移動中はラゲッジスペースに旅行用の多めの荷物が載っています。

しかし車中泊の時にはジュークもそうですがラゲッジスペースを寝台として使ってしまい、そこに積んである荷物は車内の別の場所に置き換えなくてはなりません。

ジュークの車内ではほかのスペースとしては前席シート部分しか残りのスペースは無いのですが、ジュークは前席シートもゆとりがあるサイズではないのであまり沢山の荷物は置いておけません。

そのためジュークの車中泊では荷物の量をセーブしたり小分けにしておくなどしておいたほうがよく、あまりたくさんの荷物は持っていかないようにしましょう。

車内でコンセントポートが使えない

ジュークの車内では近年の車には装備されているコンセントポートが設定できず、ちょっと使い勝手が微妙です。

ジュークには標準装備としてシガーソケットが装備されており、他の車と同じように電気式ヒーターのシガーソケットです。

ですが近年はタバコの普及率が下がっていることに合わせてシガーソケットの需要は減ってきており、その代わりとしてオプション装備でコンセントポートに変更できる車が増えてきています。

コンセントポートにはAC100Vの家庭用コンセントやUSB式の充電ポートなどがありますが、どちらでも車中泊のときに車内でさまざまな電気製品を使うことが出来るようになり便利な車中泊ができます。

ポイント

ですがジュークにはオプション装備としてのコンセントポートの設定がなく、車内で電源を取りたい場合には昔ながらのシガーソケットを使わなければなりません。

シガーソケットでも専用の器具を使えば電源が取り出せるのですが、これではあまり使い勝手は良くなく使える電気製品もあまり多くありません。

ジュークは2012年に登場してから長い間販売された車ですが、基本設計の古さから最近のコンセントポートの装備などが盛り込まれていないのが不便な点になっています。

SUVながら悪路走破性は高くない

ジュークはクロスオーバーSUVなので一見悪路走破性があるような車に見えますが、実際のスペック的にはオフロード性能はあまり高くないのでキャンプなどであまり激しい使い方はできません。

SUVはもともとはクロスカントリーSUVが大本になっている車種であり、その大きな特徴はオフロード性能の高さでした。

大きなタイヤと最低地上高の高さ、頑丈な車体やサスペンション構造などを備えているのがSUVの特徴で、一般道路の走行はもちろんのこと森林地帯や渓流などでも走行できる車です。

しかし近年人気となっているのはクロスオーバーSUVというタイプであり、クロスオーバーSUVは大径タイヤなどの外観的な特徴はSUVらしいものの、走行性能はあくまで一般道路メインな車種です。

ジュークもクロスオーバーSUVの1車種なのですが、その中でもジュークにはオフロードの走行性能はあまり与えられておらず、あくまでSUVライクなコンパクトカーという感じの車種です。

タイヤサイズもコンパクトカークラスですし、最低地上高も低いのであまり大きなものの乗り越えは厳しくなっており、ちょっとした悪路ならともかく本格的なオフロード走行は厳しい車です。

ジュークでの車中泊の時にも山奥などでキャンプを過ごしたい人はいるかも知れませんが、そういった用途にはジュークは微妙な車種となります。

ジュークでの車中泊キャンプについては、あくまで一般的なキャンプ場までにしておくほうが良いでしょう。

ジュークで車中泊をする方法

次にジュークで車中泊を過ごす方法をご紹介しますが、車内が狭めでも一応寝るスペースは確保できます。

車内のフルフラット化

ジューク シート参考:history.nissan.co.jp

ジュークの車中泊でまず準備するのは車内のフルフラット化ですが、それには後部座席とラゲッジスペースを繋げる形になります。

ポイント

ジュークのシートアレンジでは後部座席を倒してラゲッジスペースとつなげるモードがありますが、これは元々ラゲッジスペースの容量を拡大するために前後にスペースを拡大するモードです。

そのモードでは上面がほぼフラットな形状になっているので車中泊には使いやすく、多少サイズ的な狭さはあるもののジュークの車内でこれ以上快適に寝られる部分はありません。

そのシートアレンジを行う時にはまず後部座席の収納をする必要があり、一番最初に後部座席のヘッドレストを一番低い位置まで収納しておきます。

その後に後部座席の背もたれを前側に倒すようにして収納しますが、このときの操作には後部座席の後ろにあるレバーを操作して倒します。

ジュークの後部座席は左右分割式で倒れるようになっているので、車中泊の寝台とする時には左右どちらも最大まで前に倒しておきましょう。

その操作をすればほぼ自動的にラゲッジスペースとつながる形になり、後部座席とラゲッジスペースの間にも隙間は開かないような構造になっています。

これでジュークのフルフラットモードは完成ですが、じっさいにそこで快適に寝るにはほかにも必要なものがあります。

車中泊アイテムの準備

車中泊には寝台のスペースの他に快適に寝るためのアイテムが必要で、その中で必須ともいえるものが2つあります。

1つめは車中泊用のマットなのですが、これは車中泊の寝台の上に敷き詰めて布団代わりとするものです。

ジュークもそうですが車内に車中泊用の寝台を作ってもその上面が樹脂製になっており、その感触は硬めでありそのままでは寝るのには適しません。

そこでクッション性のある車中泊マットを敷くことで快適に寝られるようになるので、車中泊には車内サイズにマッチした車中はマットが必須です。

車中泊マットにはさまざまな素材やサイズのものが販売されているのですが、ジュークは寝台のサイズが小さいこともありあまり大型の車中泊マットは使いづらいでしょう。

もう1つ必要なものとして車中泊時の遮光アイテムがあるのですが、これは車の外からウインドウ越しに光がはいってこないようにするものです。

車中泊の時にウインドウがそのままだと、外から駐車場の街灯の光や他の車のヘッドライトの光がはいってきてしまい、車内を照らして安眠を妨げてしまいます。

これを防ぐために遮光アイテムが必要で、これにも社外品アイテムとして遮光カーテンや遮光ボードを用意しましょう。

遮光ボードについては汎用品として大きなサイズのものがありますが、それを自分で加工してピッタリ合うサイズのものを用意すると便利です。

車中泊の注意点

車中泊にはいろいろな準備などが必要ですが、その他に注意点として車内の換気をしっかり行う必要があります。

注意

車中泊を行うときには車内の防犯を考えるとウインドウを閉め切った状態にして過ごしたいところですが、もしその状態で一晩を過ごしたりすると朝起きた時に息苦しさを感じたり汗をかいたりします。

これは密閉度の高い車内で空気を呼吸で消費して二酸化炭素濃度が増加したためで、一晩ぐらいなら健康的な問題はないものの快適に寝るための妨げになります。

そのため車中泊の最中には車内の換気をするのが重要で、一番簡単な方法としてはウインドウを少し空けておくことです。

しかしウインドウが開いていては外から虫が入ってきたり外の音が聞こえやすくなったりして、あまり快適に寝ることができません。

そのため車内で快適に寝ながら換気をする方法としてはエアコンを使うほうが便利で、エアコンを外気循環モードにして換気を行いながら温度管理も出来るという点が便利です。

車中泊時にエアコンを使う場合にはエンジンはアイドリング状態にしなければなりませんが、その際には燃料残量も気をつけましょう。

なおアイドリング時に急な積雪などで排気管が詰まったりすると排気ガスの逆流の危険があるので、そういったシーンが想定される時には車のウインドウは少し空けたほうが安心です。

ジュークの車中泊に適している点

ジュークは車中泊に不便な点が多い車なのですが、次のような点はメリットとなり得るところです。

車内のフルフラット化は可能

ジューク ラゲッジ参考:history.nissan.co.jp

ジュークの車内で車中泊に便利に使えるのは車内にフラットな空間が作れるところで、コンパクトカーでの車中泊で便利な点です。

コンパクトカーは元々の車のサイズの小ささから車内スペースが小さめであり、シートアレンジに関してもフルフラットに出来ない車種も珍しくありません。

もともとシートアレンジのフルフラットモードではラゲッジスペースの前後の拡大が目的なので必ずしもフラットである必要はなく、シートをただ収納しただけでも元の機能としては十分です。

ですがジュークでは近年のシートアレンジとしてフラットモードが備えられているので、サイズ的な不足はあるもののフラットモードに出来るのは便利な点です。

ポイント

ただジュークのフルフラットモードでは細かく見ていくとその上面は完全なフラットではなく、後部座席とラゲッジスペースの間に小さな段差があります。

この段差は後席シートの背もたれが多少飛び出して生まれていますが、その段差の大きさ自体はあまり大きくないので段差吸収ボードなどを使えば簡単にフラットに出来ます。

また前述した車中泊マットなどを利用してもこのぐらいの段差なら解消できるので、車中泊時の大きな障害にはならないでしょう。

室内幅が広いので斜めに寝台が使える

ジュークは車内の幅は広めのサイズが確保されているので、車内をフルに活用するならば寝台を斜めに使ったほうが良いです。

ジュークは全長に対して全幅がワイドになっている車で、これは安定感のあるフォルムを形作るとともに車内の室内幅を広く確保することに役立っています。

ジュークはコンパクトカーといっても5人乗りの車なので後部座席には3人座れますが、その際の左右の幅はそこまで窮屈すぎること無く座ることができるでしょう。

またこれだけの室内幅があれば本来であれば車中泊で横並びで2人でも寝ることが出来るのですが、ジュークの場合には寝台の前後サイズが小さいことで複数人での車中泊では窮屈さが生まれます。

ですがこの寝台のスペースを車の前後ではなく斜め方向に使うことで擬似的に奥行きを広げることができ、もともと1,500mm前後しか無い奥行きが1,700mm前後ぐらいにまでは拡大できます。

これだけのスペースがあればある程度身長のある人でも足を伸ばして寝ることができ、室内幅も広いので斜めに寝づらいということもないでしょう。

なおこの際には当然ながら寝台には1人でしか寝られないので、複数人での良好ではなく1人旅での宿泊手段として車中泊を利用することになります。

ジュークの車中泊の口コミ・評判

ジュークでの車中泊についてはtwitterにもいろいろな評判があるのですが、その中からいくつかご紹介します。

ジュークはそのデザイン的に押し出しが強くて好きな人は好きなのですが、車のサイズが全体的にコンパクトにまとめられているのでいろいろな点で不便なところはあります。

車中泊についても車内スペースの小ささからやはり向いてないという評価で、まだワゴンタイプの軽自動車のほうが便利そうですね。

こちらの方はジュークの車内でどのぐらいのスペースが確保できるかを見ていらっしゃいますが、思いっきり確保すればなんとか1名での車中泊が出来るスペースができたそうです。

その際には前席シートも前にスライドして最大まで寝台スペースを広げていらっしゃいますが、そのときには前席シートの荷室としてのスペースが小さくなるのでそれはそれで使いづらい点がありますね。

総評

日産 ジュークはコンパクトクロスオーバーSUVとして存在感のある車で、発売から結構な年数が経っていてもいまだ似たような車がないほどの特徴があります。

しかし車内スペースをフルに活用する車中泊のような使いかたについてはジュークでは厳しいことが多く、なんとか車内をフルで広げることで1名ぐらいは寝ることは出来ます。