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ジムニーシエラは車中泊が快適な理由7つ!フルフラット化のやり方も!人数は2人まで!

スズキ ジムニーシエラはコンパクトカークラスの小型SUVで、本格的な走破性を持つクロカンSUVでもあります。

今回はそんなジムニーシエラでの車中泊についてご説明します。

ジムニーシエラの車中泊が快適な理由

スズキ ジムニーシエラ参考:www.suzuki.co.jp

スズキ ジムニーはスズキが昔からラインナップしている有名な軽クロカンSUVですが、そのジムニーをベースにして普通車サイズにサイズアップしたのがジムニーシエラとなります。

ジムニーは軽自動車クラスの非常に小型な車ですが、その車体構造はオフロード向きのラダーフレームを採用し、さらに耐久性のあるリジッドサスペンションを装着することで、軽自動車ながら本格的なオフロード走行が可能な車です。

しかし軽自動車には外観サイズに制限があるのであまり全長や全幅を広く出来ず満足の行くスペックは出しにくくなっており、その制約をなくして普通車サイズにサイズアップした車がジムニーシエラです。

ジムニーシエラはボディやキャビンサイズはジムニーと全く同じですが、搭載されているエンジン排気量が大きくなったり、車の左右に大きなタイヤや前後のフェンダーを広げるなど、サイズ制限がない普通車としてSUVに必要なスペックを与えた車となっています。

近年SUV系の車種の使いかたの1つとして車中泊というものがあるのですが、これは旅行の際の宿泊手段として車の車内を利用する方法です。

車中泊では旅行の時にホテルや旅館などを予約する必要がないということで費用を抑えることができ、さらに車での移動先でそのまま寝ることが出来るのも便利です。

またSUV系の車種ではキャンプに行くことも多いのですが、その際に夜の宿泊をテント代わりに車の車内を利用する方法があり、車中泊キャンプ専用のオートキャンプ場も登場しています。

ジムニーシエラのようなコンパクトサイズのSUVでも車中泊に対する需要は高く、ジムニーシエラで車中泊が出来るかどうかを車のサイズから見ていきましょう。

スペックジムニーシエラ
価格1,793,000円〜2,057,000円
乗車定員4名
全長3,550mm
全幅1,645mm
全高1,730mm
室内長1,795mm
室内幅1,300mm
室内高1,200mm
ラゲッジルーム高さ850mm
1,300mm
奥行き240mm
運転席寸法高さ約1,100mm
約500mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,100mm
約500mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,000mm
約900mm
奥行き約700mm
3列目寸法高さ3列目シートなし
奥行き

ジムニーシエラは車の外観サイズは普通車ということで軽自動車枠にとらわれなくなっていますが、全長は3,550mmとジムニーより200mm程度と多少長くなった程度なので、普通車としてはかなりコンパクトです。

全幅についてはタイヤの大型化によるオーバーフェンダーが装着されており、全幅は1,645mmとなっているので軽自動車サイズよりはかなりワイドで安定感のあるフォルムになります。

また全高は1,730mmと結構高い車高の車となっていますが、ラダーフレーム構造や大型のタイヤなどのために最低地上高がしっかり確保されています。

一方で車体であるキャビンに関してはベースであるジムニーとほぼ同サイズのものとなっており、室内長や室内幅は軽自動車サイズのものとなります。

そのためジムニーシエラは普通車といっても乗車定員は軽自動車と同じ4名となっていて、あくまでジムニーのタイヤサイズや走行性能を強化した車という位置づけです。

ラゲッジスペースに関してはハッチバック式の車なので後部座席の後ろのスペースとなるのですが、高さや幅はしっかり確保されているものの奥行きが小さく、あまり大きな荷物は積み込むことができません。

このようなサイズ感を持つジムニーシエラですが、意外と車中泊に対しては対応できるスペックを持っており、次のような点がメリットとなります。

なおベースであるジムニーでも車中泊ができるので、現行のジムニーシリーズがかなり車中泊も視野に入れた設計になっているのです。

車内をフルフラットモードに出来る

ジムニーシエラ シート参考:www.suzuki.co.jp

まずジムニーシエラの車内で車中泊に適している点としてシートアレンジがあり、車内をフルフラットモードにすることで寝台として利用できるスペースが確保できます。

MEMO

車中泊では車内で快適に寝るために車のスペックにいくつか条件があるのですが、その中で最も重要となるのは車内にフルフラットなスペースを確保できるかどうかという点です。

車内にはさまざまな車体構造や設置されたシート、車内デザインによってフラットな空間というものはほとんど無く、通常状態では車中泊をまともに過ごせる部分はありません。

しかし最近の車種ではシートアレンジによって車内をフルフラットモードにできる車が増えてきており、例えば後部座席を収納してラゲッジスペースとつなげることで前後に長いスペースを作り出せます。

このスペースはもともとラゲッジスペースを拡大するための機能なのですが、形状によっては車中泊の寝台としても活用することができます。

ポイント

ジムニーシエラでも車内でシートアレンジをすることが出来るのですが、ジムニーシエラの場合には後部座席の収納はもちろんのこと全部座席もフラットになるまで倒すことができ、前席シートからラゲッジスペースの後端に至るまでの車内の殆どのスペースをフルフラットにすることができます。

シートアレンジでそこまでしっかりフルフラットにできる車というのは珍しいのですが、ジムニーシエラでは元々の設計的にフルフラットモードが折り込まれていることで車中泊でも非常に便利に使える車となっています。

車内の寝台の前後スペースを広々と確保できる

ジムニーシエラの車内では寝台のスペースとしてフルフラットモードが活用できますが、フルフラットモードはその前後サイズも車中泊にはちょうどよいものとなっています。

車中泊では車内のスペースとしてフルフラットな空間を作れないかが重要ですが、じっさいに寝る時にはその寝台のサイズも重要です。

寝台のサイズは自宅やホテルの寝台と同じく足をしっかり伸ばして寝られるサイズが必要ですが、スペースに制限のある車内空間ではせめて身長以上のスペースがあって足を曲げなくても良いかどうかが重要です。

しかし身長170cmぐらいの人を想定すると最低でも1,700mmは寝台の前後サイズが必要で、更に窮屈さを感じないようにするには1,800mm〜1,900mmぐらいは寝台サイズがほしいところです。

これに対してジムニーシエラでは前部座席から後部座席、ラゲッジスペースに至るまでの車内スペースのほぼ全てを寝台として利用でき、軽自動車ベースの車としてはかなり使い勝手が良いです。

しかしそれでも元々のジムニーのキャビンがそんなに大きくないことから、寝台の前後サイズとしては1,700mm〜1,800mmぐらいの確保でギリギリです。

これだけのサイズがあればなんとか殆どの人が足を曲げずに車内で寝ることができ、車中泊用の寝台としてはサイズが必要十分です。

ジムニーシエラはもともとのジムニーから室内長やラゲッジスペースが前後に短めな車なので、そういった車で車中泊用の寝台がしっかり作り出せるのは大きなメリットです。

室内幅的に2名はしっかり寝ることができる

ジムニーシエラは車内のスペースとしてほとんどの部分が寝台となるのですが、左右幅もしっかり利用できるので横並びで2名で寝ることも可能です。

車中泊では車の車内サイズとして寝台と鳴る前後サイズが必要なのですが、横幅に関してはもともとの車の室内幅が2名横並びで座るスペースがあるので車中泊のときも大きな問題にはなりません。

ですが軽自動車などではもともとが4名乗車ということで室内幅が狭目になっており、車中泊をするときには窮屈さがあって並んで寝られない場合もあります。

またこれも軽自動車で寝台の前後サイズがあまり大きくないときなどは寝台を斜めに使うことがあるのですが、そういった場合でも寝台には1人しか寝ることができなくなることがあります。

ジムニーシエラは車のキャビン自体は軽自動車であるジムニーと共通なので広々としているわけではありませんが、それでも室内幅が1,300mmは確保できているので横並びで2名で寝ることは可能です。

ラゲッジスペース部分に関しても最低地上高の高いSUVということでタイヤハウスの張り出しがほとんど無く、車内の前から後ろまで室内の幅をフル活用できます。

これだけのサイズがあれば2名で寝るのは余裕であり、その他に多少窮屈なのを許容するのであれば3人で並んで寝るのも不可能ではありません。

ジムニーシエラのベースは軽自動車ではあるのですが、ジムニーが直線基調のスクエアボディになっていることから室内幅も広々としていて使いやすい車です。

アンダーラゲッジが利用できる

ジムニーシエラ ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

ジムニーシエラでは車中泊の際に車内のアンダーラゲッジが活用でき、少し心もとない荷室容量を補ってくれます。

車中泊では何より車内に寝るためのスペース確保が最優先となりますが、じっさいにはその他に車内に荷室のスペースも必要です。

しかし後述するようにジムニーシエラでは車中泊時の荷室スペースというのはあまり大きくなく、旅行の荷物をおいておけるスペースが案外小さいのです。

これは車内のスペースのほぼすべてを寝台としているためなのですが、その代わりに多少の容量のあるアンダーラゲッジはあります。

ポイント

アンダーラゲッジとは通常のラゲッジルームの床下に位置する部分に設けられたスペースで、最近の車種では床下の余ったスペースを有効活用するために設けられています。

アンダーラゲッジはラゲッジスペースの上面を取り外すような形でアクセスするのですが、ジムニーシエラでもラゲッジスペースの下にボックス状のスペースが用意されています。

ジムニーシエラのラゲッジスペースがもともとあまり大きくないことでアンダーラゲッジも決して大きいものではありませんが、車中泊のときには貴重なスペースとなるので有効活用しましょう。

オフロードのキャンプでも対応ができる

ジムニーシエラでの車中泊で車を最大限活用できるのがキャンプであり、結構なオフロード路面への走行も対応できる車です。

車中泊はメインとしては一般道路での移動を伴った自動車旅行で、その夜中の宿泊手段として車を利用する方法です。

長距離移動で多くの荷物を積み込みながら高速道路で移動するような使いかたが多いのですが、その他にキャンプにおいて車中泊をテント代わりとして使う方法も浸透してきています。

その際には車中泊専用のオートキャンプ場などを使うことが多いのですが、ジムニーシエラを車中泊用の車に使うともっと山の中などにも立ち入ることができます。

ジムニーシエラはベースが軽自動車ではありますが、その走行性能は本格的なクロスカントリーSUVで、渓流や森林、山中などにも立ち入ることができます。

そのためキャンプ場以外でも様々な場所で車中泊が可能で、例えば渓流釣りで立ち入った山の中でそのまま夜も過ごすという使いかたができます。

キャンプ場で車中泊が出来る車はたくさんあるのですが、軽自動車サイズで悪路走破性も高く、さらに車中泊も過ごせる車というのはジムニーやジムニーシエラしか考えられないでしょう。

車内の電源ポートが便利

ジムニーシエラでは車内に電源ポートを設置することが出来るのですが、この装備は車中泊でも便利なのでおすすめです。

最近の車種では車に標準装備されているシガーソケットの代わりとして電源ポートを設置できる車種が増えてきているのですが、シガーソケットの需要が減ると共にもっと使いやすいオプションとして選ばれています。

シガーソケットでも専用の器具を使えば電源を取り出すことは出来るのですが、利便性に関してはあまり良くなく、それよりはAC100Vコンセントのポートなどのほうが使いやすいです。

また最近ではUSBポート式の電源ポートも設定できるようになっており、携帯電話の充電などにも使えます。

ポイント

ジムニーシエラにもオプション装備としてUSB式のポートとAC100Vコンセントポートが用意されているのですが、どちらの装備でも車中泊には便利なので装着をおすすめします。

AC100V電源ならさまざまな家電製品をそのまま使うことができ、容量自体はあまり大きくないので消費電力の小さなものだけですが、それでも照明や娯楽器具などは使えます。

またUSBポートであっても最近はUSB給電式の様々な器具が販売されているので、こちらでも楽しみを増やすことが出来るでしょう。

なお電源使用時にはバッテリーが上がるのを防ぐためにエンジンはアイドリングにしておくほうが良いでしょう。

車中泊用アクセサリーが豊富に用意してある

ジムニーシエラ アクセサリー参考:www.suzuki.co.jp

ジムニーシエラは最新車種の一つということで車中泊用のアクセサリーがいくつも用意されており、これを組み合わせることでかなり快適な車中泊が過ごせます。

以前はジムニーのような車であっても車中泊への対応はしていないことが多かったのですが、最近はシートアレンジ1つとってもしっかり設計段階で盛り込まれています。

そのため車のアクセサリーにも車中泊用のものが増えてきており、ジムニーシエラにも「ベッドクッション」という車中泊用のマットが用意されています。

このベッドクッションは車中泊の寝台の上に敷き詰める布団となるもので、これを設置すると非常に快適な車中泊が過ごせます。

その他にも「フロントプライバシーシェード」と「リアプライバシーシェード」というアクセサリーがあるのですが、これは車内からウインドウを遮光するためのもので車中泊には必須のアイテムです。

もし車中泊の際にウインドウが遮光されていないと外からの光が眩しくて安眠できないのですが、そこにこのプライバシーシェードを設置しておけばしっかり車高ができます。

ジムニーシエラの純正オプションなのでウインドウや車体形状にピッタリマッチする便利なもので、この装着感は社外品では出せないものです。

MEMO

また車中泊の時に荷物が多いときは「ベースキャリア」や「ルーフラックアタッチメント」が便利です。これはルーフキャリアーのオプション装備で、ジムニーシエラの屋根の上に荷物を載せることができます。

ベースキャリアがあればひとまず大きな荷物は屋根に乗せられますが、小さいものも乗せたいならばカーゴ場になっているルーフラックが便利です。

これを装着しておけば車中泊のときに車内に荷物がおいて置けなくても問題ないですし、キャンプ用品などを載せるためにも使えます。

こういった純正オプションは価格は多少高めではありますがその装着感が抜群なので、おすすめできます。

なおこれらアクセサリーはディーラーオプションなので新車購入後でも手に入れることができ、ルーフキャリアなどはディーラーにて注文すれば装着も出来るでしょう。

ジムニーシエラで車中泊をする方法

では次にジムニーシエラで車中泊をする方法をご紹介します。

車内のフルフラット化

まずジムニーシエラでの車中泊には車内のフルフラット化が必要で、シートアレンジをフルに活かす形になります。

ポイント

ジムニーシエラのシートアレンジでは前席シートも後席シートも収納する形でフルフラットモードにしますが、その操作の前に前席シートも後席シイともヘッドレストを取り外して邪魔にならない場所に収めておきます。

その次は前席シートから操作しますが、シート自体をまず一番前までスライドさせて、後部座席との距離を最大まで確保します。

その後前部座席の背もたれをリクライニング機能で後ろに倒すと前席シートの操作は完了しますが、こちらの操作はシートの標準的な機能で操作できるので難しいことはないでしょう。

後部座席に関しては背もたれを前に倒すような形で収納しますが、初めて操作するときなどはどこにレバーがあるかわかりにくいものです。

ジムニーシエラの後部座席の背もたれの後ろに専用のレバーが収納されており、これを動かすことで背もたれを前に倒せます。

MEMO

ジムニーシエラの後部座席は左右分割式で倒せるので、車中泊の際には左右どちらも倒しておくと良いでしょう。

この操作で前部座席と後部座席がちょうど収納できるはずなので、もし前部座席にぶつかるような時には前へのスライドが足りていないかも知れません。

これで車内のフルフラット化は完了しますが、前述したアンダーラゲッジは寝台を作ったあとにアクセスできないのでこの時点で荷物は入れておいたほうが便利です。

車中泊アイテムの準備

ジムニーシエラ シェード参考:www.suzuki.co.jp

次に車中泊を快適に過ごすためのアイテムを用意しますが、最低でも必要なものは2つあります。

その2つはどちらもジムニーシエラのアクセサリーとして用意されているのですが、1つめは車中泊用のマットです。

ジムニーシエラの車内はシートアレンジによってフルフラットには出来るのですが、その上面は樹脂製の部分が多くて感触が寝るにはちょっと硬いものです。

そのため快適に寝るために車中泊マットが必要となり、この車中泊マットで寝台上に出来る凹凸や段差などもかなりの部分が解消できます。

ジムニーシエラのアクセサリーにあるベッドクッションを使えば車内のサイズにしっかりフィットするので便利ですが、その他にも社外品としてさまざまな車中泊マットが販売されているのでその中から選んでも良いでしょう。

もう1つは車内の遮光用のアイテムで、これもプライバシーシェードとしてアクセサリーに用意されています。

MEMO

車中泊のときにウインドウがそのままだと車の外から光が入ってきてしまい、駐車場の街灯の光や他の車のヘッドライトの光が邪魔になります。

そのためウインドウはしっかりと遮光する必要があり、純正アクセサリーのプライバシーシェードならサイズ的には最適です。

しかしこれにも社外品の遮光カーテンや遮光ボードなども利用できるので、ちょうどよいサイズがない時には自分で加工するのも良いでしょう。

車中泊の注意点

車中泊には様々な準備が必要なのですが、その他にも注意点があります。

注意

その注意点とは車内の換気をしっかり行うことなのですが、 もし車中泊時に車のウインドウをしっかり閉め切って一晩を過ごすと、朝起きたときに息苦しさを感じたり汗をかいていたりします。

これは車中泊の際に車内の空気を呼吸で消費して二酸化炭素濃度が上がっているためで、一晩ぐらいなら健康的な問題はないものの快適に寝る妨げになります。

そのため車内の換気を行わなければなりませんが、ウインドウを少しでも空けているとそこから虫が入ってきたり外の音が聞こえやすくなってしまいます。

そのため車の換気をしながら車中泊をするにはエアコンを活用するとよく、エアコンを外気循環モードにすればしっかり空気の入れ替えができます。

さらにエアコンなので車内の温度管理も一緒にすることができ、車中泊を一晩快適に過ごすことができるでしょう。

MEMO

なおエアコンを稼働している間はエンジンはアイドリングにする必要があるので、燃料残量なども気をつけましょう。

ですが急な積雪などで排気管が詰まるようなシーンでは排気ガス逆流の可能性があるので、そういったときには安全を考えてウインドウを少しだけ空けておくと良いでしょう。

ジムニーシエラの車中泊に向かない点

ジムニーシエラはコンパクトSUVとしては車中泊を過ごしやすい車ではあるのですが、小さな車であることは間違いないので次のような点は不便なところです。

車内の荷室スペースが非常に小さい

ジムニーシエラ ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

まずこれは前述でも触れていますが、ジムニーシエラの車中泊では車内に荷物を置いておけるスペースがつくなく不便な点があります。

車中泊のときには何より車内で快適に寝るスペースの確保が必要で、そのためには車の車内のシートやラゲッジスペースを使います。

しかし車中泊はあくまで旅行の際の宿泊手段として使うことが多く、その際は普段よりたくさんの旅行の荷物が車には積み込まれています。

しかし車中泊で寝台としてラゲッジスペースを使ってしまうとそこに積み込まれていた荷物を別の場所に持っていかなくてはならず、車内にそれだけの荷室スペースが確保できるかが意外と重要です。

ポイント

ジムニーシエラでは車内に車中泊のスペースを確保する時に前部座席、後部座席、ラゲッジスペースとすべての空間を使ってしまっており、実際に寝るスペースとしてもこのぐらいの前後サイズが必要です。

そのためジムニーシエラのラゲッジスペースや後部座席に積み込まれた荷物は行き先があまりなくなっており、車内のダッシュボードの上やアンダーラゲッジ、前席と後席の間の下の空間など、あまり大きなスペースはありません。

そのため車中泊時の荷物はその量を減らしたり小分けにしたりする必要があり、ジムニーシエラの車中泊旅行ではあまりたくさん荷物は持っていけません。

それには前述したルーフキャリアを活用したほうがよく、とくに車中泊キャンプでは必須といっても良いでしょう。

室内高的にテントのような過ごし方は厳しい

ジムニーシエラは車内にしっかり複数人で寝るスペースは確保できるのですが、室内高がそこまで高くはないことから車内をテントのように使うのは厳しいです。

車中泊をする車で室内高の高いミニバン系の車種や大型SUVなどでは、車内に作った寝台の上面から天候までのゆとりがあるのでその空間で座って過ごすことができます。

その空間は車中泊をテント代わりとして使う車中泊キャンプにはかなりありがたいもので、寝台の上に座ることができれば飲食を行ったり車内でおしゃべりしたりするのにも使えます。

ジムニーも車の全高だけを見れば結構高い車ではあるのですが、室内高自体はそんなに高くないのであまり広々とした使いかたはできません。

ジムニーの室内高は1,200mmと言うサイズで乗用車クラスとしては標準的なものですが、車中泊用の寝台を作るとその上面から天井は800mmぐらいになります。

更にその上に車中泊マットなどが入りますが、ひとまず仰向けで寝たり横向きで寝たり寝返りをうつ分にはこのサイズでも大丈夫です。

しかし寝台の 上で体を起こすと天井に頭がぶつかってしまうサイズ感なので、車内でキャンプのような過ごし方は難しいでしょう。

とはいえ車中泊用の車内空間としては高さは十分なので、窮屈さなどは感じずに過ごすことができます。

ジムニーシエラの車中泊の口コミ・評判

ジムニーシエラでの車中泊についてはtwittter上にも様々な評判が上がっており、その中から2つご紹介します。

こちらの方は人気がありすぎて納車が遅れていたジムニーシエラをようやく手に入れられたそうですが、その利便性の高さにかなり満足されていますね。

車中泊についても快適に過ごせるようで、1台あればさまざまなシーンで活躍できる車は便利ですね。

こちらの方はジムニーシエラで林道を走行中のようですが、かなり路面の悪いオフロードでもしっかり走行できるのがジムニーシエラの大きなメリットです。

しかもそのまま車の車内で車中泊が過ごせるので、まるでテントをそのまま移動させているような感じになってとても便利です。

総評

スズキ ジムニーシエラはジムニーのサイズアップカーとして走行性能が高く利便性の高い車ですが、車内スペースとしてはジムニーと同じサイズなのでコンパクトSUVの中でもあまり車内は広くありません。

しかし最新モデルからは車内のシートアレンジで車中泊なども視野に入れた構造が取り入れられており、かなり小さな車ながらしっかり車中泊を快適に過ごせる便利な車です。

圧倒的な広さなどはなく荷室などのスペースも少し不安はありますが、それでも車中泊用の車としてはかなり便利な車です。