トヨタのラグジュアリーSUVハリアー。
高級SUVという新しいジャンルのパイオニアで、現在もその市場の中心を担う主力のSUVです。
エンジンにはトヨタお得意のハイブリッドシステムだけでなく、2.0Lターボのパワートレインまで対応しており、燃費性能の高さから余裕の大パワーまでまさに高級車らしい余裕があります。
車体は流行りのスタイリッシュなクロスオーバーSUVとなり、まるで高級サルーンのような豪華な内装を伴っており、ひと目で良い車であることを感じることができるでしょう。
ラグジュアリーSUVとして不動の地位を築いているハリアーですが、実際の評判はどうなのでしょうか。
ここではハリアーの良い評判や良くない話をまとめて検証していき、買うべきかどうかを検証していきます。
ハリアーの2ch(5ch)での良い評価
モデルチェンジから7年。ターボモデルの登場や豪華なデザインなど常に進化を続けているハリアーは、掲示板などではどういった意見がかわされているのでしょうか。まずは良い点を見ていきましょう。
外観
新型ハリアー、実車見たらビビりました。
何でこんなにカッコいいのかと。
若い人は飛びつきたくなるようなデザインですね。
現行型ハリアーはそれまでの高級感漂うラグジュアリーなSUVから、スタイリッシュSUVへとスタイルを変えました。
ですから先代までは落ち着きのあるデザインということもあり年齢層高めのユーザーがターゲットでしたが、現行型からは若い世代にも受け入れられるようなデザインです。
迫力のあるフロントマスクや流線型のスタイリッシュなデザインでユーザーの若返りを図っています。
SUV 好きの俺は、新型ハリアーがSUV らしさなくなって残念だったけど美しくてシャープなデザイン、しかも今発売されてる国産車で一番好きな外内装!
SUV好きな人にとってはSUVらしいテイストが少なくなってしまい残念な想いがあるようですが、それをカバーするようにシャープでスタイリッシュなデザインとなっています。
他のメーカーではあまり見られないような前衛的なデザインですね。
いまメガウェブきたんだが、ダークスチールマイカ半端なくかっこいいー!
ブラウンも思ったよりも暗くて好きだな。
白もかっこいいからぜひ実車見て欲しい
個人的には二代目のデザインよりも今回のデザインのが白が似合う
そしてボディカラーによっても大きく印象が変わるのも特徴です。
ラグジュアリー感を全面に出したいのであればブラウンやダークスチールマイカはとてもかっこよいですし、ホワイトはスッキリした印象で若々しさがあります。
ボディカラーの選択肢も広いですからとても迷いますね。
内装
参考:toyota.jp
ハリアーの内装素敵になったな。前モデルより高級感が増したね。レザー?ファブリック張りとか街乗りSUVでは上位のクラス感じゃないかな。
ハリアーはスタイリッシュな外観と同様に、内装もダイナミックな造形と高級感を感じさせるインテリアで好評です。
先代の落ち着いたデザインと比較すると先進的になったこともあり、一見高級感もまして見えます。
内装の質感はそれなりでしたが、パッと見の高級感は抜群で流石トヨタと思いました
この価格であれなら上出来です
なんだかんだ言ってハリアーは2.0Lクラスの大衆車です。
高級車ではありませんが、一見これほどまでの質感を感じさせるというのはとても優れていると言って過言ではないでしょう。トヨタの車作りの旨さを教えてくれる一代です。
ターボ、プログレス、メタル&レザーが見た目も内装も一番カッコ良いけどな
木目調のパネルなども高級感を演出するには優れた装備ですが、どうしてもフェイク感が出てしまいます。
ですからどちらかと言うとメタル調やレザー調の内装で作り込むとフェイク感が抑えられており、かっこよく見えます。
走行性能
NAはゆったり乗りたい人向けかな非力とか言われてますが街乗りはノーマルモードでも
十分です、パワーモードは上り坂と高速で使用するといいですねエンジン音が少し高く
なりますが慣れればいいモードです。
ハリアーには現在2.0LNAとターボエンジン、そして2.5Lハイブリッドシステムの3つのパワートレインを搭載しています。
なかでもベーシックなのがこの2.0LNAとエンジンです。1.6tもの車体を動かすには多少非力な印象がありますが、CVTの恩恵もあり街乗りであれば必要十分な走破性があるようです。
そして坂道や高速道路では高回転型に制御するパワーモードに切り替えることである程度は対応できます。
基本はこの2.0Lモデルを選べば十分と考えて良さそうです。
ターボですが予想よりもとても静かです、アクセルに足を置くだけで前に進む感じです
2000回転あたりからターボが効き始める感じです、スピードが50キロあたりでアクセルを軽く
踏み込むと3000回転~4000回転まで瞬間的に振れますこれだけで100キロ超えのスピードが出て
いました、踏み込めばずっと加速していく感じです。
そしてもう一つがこのターボエンジンです。ダウンサイジングターボのように低回転から加給のかかるエンジンに小気味よいステップで変速していく6速オートマチックの組み合わせでとてもスムーズに加速していきます。
さらにパワーには余裕があるようで、踏み込めばいつまでも加速していくような印象が有るとのことです。
乗り心地
エンジン音は思ってたより静かでビックリした!振動も少なかったね!
さすがはハリアーと言ったところでしょうか。高級車の後継モデルとして登場しているだけに静粛性や乗り心地はとても優れているようです。
トヨタの高級車ラインは遮音性や振動の押さえ方は他メーカーとは比較にならないほど優れていますね。
前のHVと同じと思ったらダメだね
まったり調整で乗り心地重視です。
前のHVの乗り味が好きならちゃんと試乗して確認する事を強く勧める
ハイブリッドモデルは先代とほぼ同じパワートレインを使っていますが、制御はおとなしくなっているようです。
パワー感の有る走りとはちょっと違うようですから、ハリアーからの乗り換えを考えている人は同じものだからと侮らず、試乗等で試してみたほうが良さそうです。
俺身長185あるけど、後部座席も含めてヘッドクリアランスは問題無いと感じた。マジェスタなんかよりずっとゆとりがある。頭上スカスカでないと落ち着かないなら1BOX買っとけだな。
実用的なSUVと比べると狭いと言われがちですが、車内空間も十分な広さを持っています。一般的なセダンなどの乗用車に乗り慣れている人にとっては十分な広さが有ると思って良いでしょう。
ただ普段からミニバンやワゴン車に乗っている人は圧迫感などがないか確認したほうが良さそうです。
全然乗り心地いいじゃん!乗り心地悪いって言ってるやつ何と比べて?
やはりハリアーはネームバリューもありますから乗り心地などでもとりあえず悪いという人がいます。
実際にレクサスやBMWなどの高級車と比べ始めると車体剛性などで不満が出てくる可能性がありますが、一般的な車の中で比較すれば十分すぎるほどの乗り心地です。
燃費
アクセルペダルの踏み込み量を意識して少なめにし、加速も乱暴にしないよう心がけて走ると、
高速区間なしで車載燃費計はリッター15kmほどを示した。1.6トンほどのボディのガソリン車としてはかなり良好な数値である。しかしスポーツモードでは6kmを割り込むほど。
2.0Lエンジンの採用などでより身近になったハリアーですが、その燃費性能もかなり向上しています。
タイヤが大きくボディも思いなど燃費に不利な条件が重なるハリアーでも、丁寧に走れば15km/l程は走るようです。
ただ燃費を度外視してスポーツモードで走り続けると燃費は6km/lを割り込むほど下がるようです。
瞬間燃費みたいなやつね、トータルでは15~16位だったよ。
そして燃費性能を期待されるハイブリッドモデルは平均的に15~16km/lほどの数値が出るようです。ガソリンモデルでも気をつけて走れば到達できそうな数値というのがちょっと悩ましいですね。
燃費だけ見ると
NA 13km
ターボ 10km
HV 13km
こういった結果を出している人もいます。ターボモデルだけがちょっと燃費が落ち、それ以外では13km/lという結果が出てきます。ターボモデルでも二桁台の燃費なのですから十分な性能と言えるかもしれませんね。
レギュラーとハイオクの違いは大きい
ただNAとターボでは燃料が違ってきます。ハイオクでは単価で10円ほど変わってきますから、燃費の差なども考慮して考えるとその差額は結構大きなものです。
価格
NAのエレガンスかプレミアムが圧倒的なコスパだよね。
あの内装に見栄も張れる外見に、ブレーキホールド、
電動パーキング、全車速クルコン、高性能自動ブレーキで
装備の不満も無くなったのにあの値段。
ハリアーをコストパフォーマンス優先で検討すると、2.0LNAエンジンのエレガンスやプレミアムが一番良いようです。
価格のお手頃感はもちろんのことですが、ハリアーブランドやあの豪華な内装。その他にも先進安全装備や全車速型のクルーズコントロールなど高級車と遜色ない機能がこれだけの価格で買えるのですからとてもお買い得でしょう。
ハリアーで買ってるのはリセールぐらいだよ
あとその車種の低グレードはいや
そしてハリアーはリセールバリューにおいても圧倒的なものがあります。日本国内の中古車市場であっても十分な下取り価格が期待出きますが、なんと一時期は海外輸出でほぼそのままの価格で乗れていたという時期もあります。
海外ではこういった豪勢な仕様のハリアーが好まれており、中古車輸出で利益を出していた人もいるほどです。
現代ではハリアーも多く走っており、モデル末期ということもあり利益も出にくくなっているので、おすすめで履きません。
ハリアーの2ch(5ch)での悪い評価
豪華さと最新安全装備をもちつつもコストパフォーマンスの優れたハリアー。良いことばかりのようですが、悪い評判もあるのでしょうか。次に良くない評判を見ていきます。
外観
参考:toyota.jp
ヘッドライトのデザインがすごくカッコ悪い。
なんでこんな細くて長いんだ?
最近の新幹線のロングノーズみたい。
バランス悪いよこの車。
デザインで評判のよいハリアーですが、やはり万人には受けないようです。
最近の車らしくボンネットを長く見せるロングノーズデザインや細めのヘッドライトのキーンルックなど、最新のデザインが導入されていますが気になるポイントが多くなっています。
ハリアーは海外専売だった先代のRAV4をベースとして作られていることもあり設計が古く、ホイールベースが短いです。
それなのに無理やりシティ派なデザインでロングノーズにした結果がこのようなバランスの悪さを作り上げたと言われています。
デザイナーは本当にこれで完成と思ってデザインしてるのか、それともどこぞのエアロを付けた状態を完成としてデザインしてるのか。
トヨタの事だから、エアロを付ける余地を残してデザインしてるとかありそうだなと。
その他にもエアロパーツを付けて初めて完成するデザインだという意見を持っている人もいます。
確かにTRDなどのフルスポイラーをつけると一気に迫力やボディバランスが優れてくることを見ると、こちらの方が言っていることもあながち間違いではないでしょう。
なんで無駄に光らすチープなデザインにしちゃったんだろうな
今ではデイライトとして車体を光らせるギミックが多くなってきていますが、ハリアーも多分にもれず光っています。
ギラギラしたやんちゃなデザインにピカピカしたものをつけると品がなくなって見えますから、できれば避けたいところですね。
内装
ハリアーの廊下のような安っぽい木目調パネルをドヤ顔で使うセンスはいかがなものとは思う
しかし、ソフトレザー多様の内装は新鮮だし評価したい
インテリアの本革調内張りや、本木目調パネルはいかにもフェイクだ。
ハリアーは高級感を売りにしたラグジュアリーSUVです。そのため質感やデザインで高級感を感じさせてくれるとても優れたないそうです。
ただあくまでも高級感を演出するものであり、レザー調や木目調などと言ったフェイク素材で作っていますから、本物の高級車に普段から乗っている人にとっては不満が出るかもしれません。
内装のボルドーはいやらしいうえに安っぽく、なしと感じました。
黒のほうがおしゃれ感があり、よく見えました。
パネルも、ウッドメタルのほうがかっこよかったです。
赤系のパネルはうーん、これも安っぽいです。
目をみはる質感を感じさせるボルドーの内装ですが、大胆に色を使いすぎていたりとちょっといやらしさを感じるほどです。
赤は明暗が出やすく、いかにもフェイクという質感が全面に出やすいですから、高級感でもしっかりした内装がほしいという人にはおすすめできませんね。
サドルタン内装色の実車見てきたがダメだわ
シミ汚れ目立つな
ブラックやボルドーの他にもサドルタンというブラウン調の内装もあります。
こちらは落ち着いた雰囲気で高級感がありますが、シミや汚れが目立ちやすいようです。普段から車の手入れをあまりできない人にはおすすめできませんね。
走行性能
内装はいいね。街中走行した範囲では静粛性も問題なし。
だけどやっぱりなんというか、物足りなさはあるね。
運転しているというよりも、操作しているというか、
ワクワク感がなく、トヨタ特有の平均的な乗りごごち。
特に加速時の体感が乏しい。
内外装が良くできているハリアーですが、走行性能と言うか加速感はやはりそれなりです。
特筆すべき点というものもありませんが必要十分な走りで、不満もそれほど出ないというのがトヨタの車作りのうまいところです。
今試乗して来た!ターボ
走り出しは意外と普通のガソリンと同じ、踏み込んでもすぐに反応しない
だが3000回転ぐらいからは別物、反応よく加速できる
山の坂道は踏み込まないとのガソリンと同じ
何、これガソリンのパワーモードでいいじゃんと思った
そしてマイナーチェンジ後に登場したターボエンジンですが、出だしからの加速感というのはあまりなく、NAエンジンとそれほど変わらないという印象も持たれるほどです。
ただある程度回転数を上げてくると別物のように加速が良くなってくるようですから、その走りの良さを体感するためには踏み込みが重要なようです。
ターボ試乗したけどやっぱり出足はネットで見たとおり重たいね、街乗りだと逆に安全かも知れんが
平坦な道路だと軽く踏み込むだけでも20km/h超えるくらいからグイグイ上がるけど静かだからあまり加速してる感覚はない
急な坂道でもどんどん加速していく苦しさは感じさせない
ただNAにくらべ回転数が低い状態でも十分なパワーが出るようですから静粛性が高く、気がついたら加速しているような感覚でスピード感があまりないようです。
坂道でも高速道路でも息継ぎすることなくスムーズに加速していくさまはまさしくターボエンジンです。
ハリハイ試乗しましたが正直がっかりでした。ガソハリと変わらない…
ガソハリエレガンスが1番かな?
良い評価の方でもありましたが現行のハイブリッドシステムは、ゆったりした加速感の制御となっています。走りの良さを期待してハイブリッドモデルを購入しようとしている人には注意が必要です。
安全性能
まぁ今時は付いて当たり前の安全装備なのにね
高級車ほど普通は、安全装備を重視して付くんだけどね
なんかハリアーは前期からだけど、一歩遅れてる感あるんだよな
ハリアーといえばトヨタの中では高級車という位置づけですが、安全装備の重点が低いのか最新の安全新ステムとは言い難いです。
アルファードやクラウンでは普通についているレーンキープアシスト(LKA)などはありませんし、マイナーチェンジで十分つくであろうものがつかないのは高級車という車格からするととても残念です。
ハリアーにはBSMも未だ設定すらなくて安全装備面の周回遅れ感はトヨタのお家芸
このクラスの車だとBSMは必須で欲しかったなぁ~
なかでも特に言われていたのがこの後側方を確認するブラインドスポットモニター(BSM)です。
最近では国産コンパクトカーにまで幅広く採用されているこの装置もハリアーにはオプション設定すらなく、トヨタの安全性意識の低さや社内での差別化など戦略的な部分が強く感じられます。
てかハリアーに新装備とか新安全装備とか求めてないわ
見た目重視
とはいえハリアーに対してはコスパがよく見た目が良ければいいという意見があるのも実情です。
顧客の需要と供給のバランスを考えると、多少周回遅れで価格を抑えて販売するほうがハリアーの購買層には合うのかもしれません。
乗り心地
参考:toyota.jp
ガソリン2WDの17インチを試乗したが、パワー不足より足回りの出来が気になった。
パワー不足はクルコンでゆったり流すとしても、路面をゴツゴツひらって車体の揺れの納まりの悪さが気になった。
走りはというと、かなりフワフワ。
厳しく言えば、芯の入ってない安楽仕様とでも申しましょうか。
直4エンジンは、低速ではトルクを生かして割と軽快に走るけど、本気モードは受け付けない。
ハリアーは静粛性の高さが非常に好評ですが、乗り心地はふわふわするようで好みは大きく別れます。
ベーシックグレードの17インチモデルであっても路面のゴツゴツした感じを拾ってしまったり、それでいて芯のないふわふわした乗り心地となっているようです。
トヨタらしい柔らかい乗り心地が好みの人にとっては問題ないかもしれませんが、背の高いRV車といえばもともとふらつきやすいのが特徴です。
しっかりとした走りを好む人にとっては不安になるような足回りとなっています。
今回のシートのサイドサポートが張り出しているので窮屈感が狭いと言うのは分かる。
そしてシートはサイドサポートが大きく出っ張っているようで、窮屈な感じがあるようです。
体格の大きな人は狭さを感じないか、乗り心地のフィッティングも含め試乗して確認しておいたほうが良いでしょう。
ある程度の広さを求めるユーザーやファミリーカーとして考えている方にはお勧めできない。
想像以上にパーソナルかつスポーティーに振ってきている。
SUVとしての広さや使い勝手を期待すると裏切られる。
そして居住性はそれなりのハリアーですが、ゆったり乗ることを考えると広さやラゲッジの使い勝手は意外に狭く、ファミリーカーユースには向いていないという意見もあります。
確かにミニバンや広い多目的SUVのような多目的な使い勝手を求めるとあいません。しかしセダンのような車に普段から乗りなれている人には十分な使い勝手でしょう。
その他
ここだとターボ推しが多いから世間的にもそうなのかと思ってたけど、ディーラーで聞いた話だと圧倒的にガソリン車購入層が多いという
ガソリンプログレス ルーフ付きで440万くらい
値引きも交渉次第でしそうな雰囲気
ハリアーの現行モデルは燃費重視のハイブリッドモデルでもなく、スポーティなターボエンジンでもなく普通のNAエンジンが一番売れているようです。
やはりラグジュアリーな外観とコストパフォーマンスが好まれる車ですから、自ずとベーシックなNAモデルに集約されていきます。
ハリアーは買いなのか?
総評
デザイン
現行ハリアーはそれまでの高級SUVなスタイルからスタイリッシュなSUVへとキャラクターが変わりました。
デザインもカローラスポーツなどを彷彿とさせる近年のトヨタらしいデザインをベースになり、流行りのテイストをふんだんに盛り込んだフレンドリーなデザインとなっています。
そのため外観から漂う高級感というのは薄れましたが、若年層に刺さる若々しいデザインになったと言えるでしょう。
内装はダイナミックなデザインとフェイクレザーなどでしっかりと質感を感じさせるインテリアとなっており、この価格帯の車としては十分満足できるないそうだという意見が多くありました。
木目調のパネルもふんだんに使われており、内装に関しては先代モデルよりも高級感が増したという意見さえあります。
ただ人によってはこのフェイクレザーや木目調のパネルが安っぽく感じられ納得行かないという意見もあります。
とはいえこの価格帯ですから、十分な質感の演出はなされていると考えて良いでしょう。ハリアーから乗り換えを考えている人は事前に気になる点は確認しておいたほうが良いでしょう。
走行性能
エンジン性能は意外にも2.0LNAエンジンが一番評価が高くなっています。ターボエンジンは出だしからの加速はそれほど良いわけではなく、加速感を味わうには物足りないようです。
そしてハイブリッドモデルも走りはあまり良くなく、先代までのイメージアクセルを踏むと拍子抜けするという意見もありました。
ただトータルで見るとNAエンジンが良いですが、必要十分な性能というだけで特別優れているというわけでもありませんから、NAモデルをベースに必要に応じてパワートレインは検討していくと良いでしょう。
安全装備にはミリ波レーダーと単眼カメラを用いたトヨタセーフティセンスが採用されています。これは中級クラス以上に採用されているタイプですが、アルファードなどと比べると周回遅れの印象があります。
最近の車に多い夜間歩行者検知やクルーズコントロール中のハンドル支援などといった最新装備は設定されておらず、高級車として売るトヨタの販売姿勢に対して疑問を持たれる結果となりました。
乗り心地は静粛性は非常に優れています。ただ足回りはトヨタらしいふわふわとした印象で、高速道路などで安定した走りを求めるユーザーには厳しい印象があります。
普段から街乗りをメインで考えている人には柔らかくて乗りやすいかもしれませんが、硬めが好きな人や高速道路を多用する人は乗り心地を確認したほうが良いでしょう。
その他
ハリアーの燃費性能はガソリンモデルとハイブリッドモデルではそれほど大きく変わらないようですから、燃費優先だからといって必ずしもハイブリッドにする理由はなさそうです。
ただターボモデルとなると多少落ちてきますし、燃料もハイオク指定になりますからコスト面で考えるとターボは一番不利になります。
価格という面ではハリアーはかなりのコストパフォーマンスの良さだと言われています。高級車のようなデザインとACCなども搭載した最新の安全装備などがついてこの価格ですし、さらにリセールバリューもかなり高めを狙えます。
走行性能やこだわりがなければ、ハリアーはミドルクラスSUVの中では一番コストパフォーマンスが良いと言って過言ではないでしょう。
買いかどうか
ここまで総評をしてきましたが、ハリアーは買いなのでしょうか。高級車のようなデザインとブランド力、そしてその手頃さに魅力を感じたのであればおすすめです。
ハリアーは高級SUVという歴史もあり、現在でもそのブランド力は計り知れません。ハリアーに乗ってるだけでも羨ましがられることもあるでしょうから、手軽に車のステータス性を実感したいのであればとてもおすすめなモデルです。
そして車自体もラグジュアリーよりですから、内外装ともにとても高級感があります。今まで高級外車などに乗ってきた人でない限り、十分な満足感を得ることができるでしょう。
それでいて価格は300万円からとこのクラスの車の中ではちょっと背伸びすれば手が届く価格帯からスタートしています。
さらにハリアー自体ブランドがしっかり確立されているモデルですから、市場の評価は安泰ですしリセールバリューはかなり高めを狙えます。コストパフォーマンスは最高と言えるでしょう。
逆におすすめできないのは走破性や走行性能にこだわりのある人やハリアーに過度な期待を持つ人です。
ハリアーは先代までのハリアーとは大きく異なります。レクサスと暖簾分けしたようなモデルだった時期は終わっていますから、高級車らしいスタイルではありません。ですから高級外車からの乗り換えなど過度な期待を持って見てみるとあらが多く感じられ、興ざめする部分も多いでしょう。
そして走行性能に関してもです。4WD性能はSUVというにはお粗末ですし、他社と比べると圧倒的に劣っています。
エンジン性能においても2週ほど遅れていますから、これらの部分を重視して購入するという場合は、まず選択肢にありえないモデルです。
ですので走破性・走行性能重視のユーザーやハリアーに高級車の風格を求める人にはおすすめできません。