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エスクードの後部座席(2列目)の広さは狭い?倒すこと(リクライニング)はできる?!

スズキ エスクードはコンパクトカークラスのクロスオーバーSUVで、スズキの世界戦略車の1つとなっています。

今回はこのエスクードの後部座席について詳しく見ていきましょう。

エスクードの後部座席の2列目・セカンドシート

スズキ エスクード参考:www.suzuki.co.jp

スズキ エスクードはスズキが1988年からラインナップしているコンパクトなSUVで、現行モデルで4代目となります。

今回はエスクードの後部座席について詳しく見ていきますが、まずは大まかな車のサイズをご紹介しましょう。

スペックエスクード
乗車定員5名
全長4,175mm
全幅1,775mm
全高1,610mm
室内長1,960mm
室内幅1,480mm
室内高1,265mm
ラゲッジルーム高さ871mm
1,423mm
奥行き785mm
運転席寸法高さ約1,000mm
約500mm
奥行き約900mm
助手席寸法高さ約1,000mm
約500mm
奥行き約900mm
後席寸法高さ約1,000mm
約1,300mm
奥行き約800mm

エスクードはコンパクトカークラスの短い全長を持つクロスオーバーSUVで、このサイズ感はエスクードの大きな特徴として昔から一貫してキープコンセプトになっている箇所です。

一方で世代を重ねるごとにデザインやサイズ感は近代的になっており、マイルドなテイストのフロントマスクやワイド&ハイトなボディサイズは近年人気のコンパクトクロスオーバーSUVにあわせたものとなっています。

エスクードは全長が短めではありますが車内スペースはそこそこ広めに確保されており、同クラスのコンパクトカーと比べて室内長や室内幅、ラゲッジスペースの広さは実用上十分なスペースを持っています。

ではこのエスクードの後部座席を詳しくみていきます。

エスクードの広さ・居住性

エスクード シート参考:www.suzuki.co.jp

エスクードはコンパクトカークラスの標準的な乗車人数である5名を確保しており、そのうち3名が後部座席に座るようになっています。

ポイント

エスクードの後部座席は3席の座席が横につながったベンチシート式の座席となっており、コンパクトカーながら質感の高さが見える後部座席です。

エスクードはベンチシート式ではありますが特に左右席に重きが置かれているデザインで、座面や背もたれに凹凸を設けてホールド性を高めているデザインです。

このベンチシートの左右幅は中型車として標準的なサイズはしっかり確保されており、2名乗車ならば楽々座ることができ、3名のフル乗車でもエスクードは意外と室内幅が広いので隣の人と肩が少し触れるぐらいで座れます。

またエスクードは後部ドアを持つ5ドアハッチバックカーなので後部座席への乗り込みは楽であり、ドアの開口部も広いので乗降性も良好な車になっています。

一方でエスクードの後部座席に座ったときの前席シートとの間のニースペースは圧倒的なゆとりはなく、なんとか拳1個が入るかどうかというサイズ感です。

MEMO

このサイズでも座るのには苦労しませんが、足を伸ばしたりするのには不便なので長時間の乗車では少し疲れやすさのあるシートになります。

普段使いには十分なサイズではありますが、シートの背もたれも少し立ったような角度となるのでどっしりくつろげるシートではありません。

ですが後部座席に座ったときの頭上空間については十分なサイズが確保されており、おおよそ拳1個〜2個分ぐらいのゆとりはあるので窮屈さは感じずに座ることができるでしょう。

エスクードの後部座席のチャイルドシート対応

エスクードはそのコンパクトさからファミリーカーとしても運用される車なのですが、子育て世代のファミリーカーとしてはチャイルドシートへの対応が必要になります。

チャイルドシートは子供専用の小型シート的な製品で、車のシートの上に載せる形で利用します。

車のシートはサイズが子供の体に対して大きすぎることがあり、安全に保護することが出来ないことからある程度の年齢まではチャイルドシートの利用が義務付けられています。

チャイルドシートには乳幼児用や幼児用、学童用などさまざまな年齢にあわせたサイズの製品がありますが、どのサイズでも搭載場所としては後部座席になることがほとんどです。

またチャイルドシートの固定にはシートベルトをそのまま利用することが多いのですが、近年では「ISOFIX」と呼ばれるチャイルドシート専用の固定規格がありますので、これに対応していればより確実な固定が可能となっています。

エスクードにも後部座席の左右座席にISOFIX式の固定器具が装備されており、後部座席に2つまでチャイルドシートを搭載できるスペースはあります。

2つ積み込むと流石にそのセンター部分に座るのは厳しくなりますが、子育て世代のファミリーカーとしては十分な乗車人数はあるでしょう。

また後部座席の背面には「トップテザーアンカー」と呼ばれるチャイルドシートの上側を支えるフックも設けられており、こちらも併用することでより確実な固定が可能です。

もちろんシートベルト式のチャイルドシートも装着は出来ますが、安全性を考えるのであればISOFIX式をおすすめします。

なお最終的にはチャイルドシート自体のサイズが後部座席のスペースに収まるかどうかも重要であり、エスクードは後部座席の前後スペースが大きいわけではないので各チャイルドシートメーカーの発行している適応表をしっかり確認すると良いでしょう。

またスズキのメーカー純正チャイルドシートも販売されており、こちらであればあらかじめ搭載性が確認されているので安心して装着できます。

エスクードの座り心地

エスクードの後部座席の座り心地についてはしっかりしたクッション性があり、良好な座席に仕上がっています。

エスクードの後部座席は背もたれや座面の厚みがコンパクトカーにしてはしっかり確保されており、気持ちよく座れるシートになっています。

後部座席周辺のスペースがそこまで広々とはしていないものの左右席はホールド性もあるデザインなので、走行中に身体が振られずに安定して座れます。

一方でセンター席については比較的フラットな形状でホールド性は薄いですが、シートの座面や背もたれの横幅が狭くならずに広く確保されているのでこちらもシートとして十分実用的な座席になっています。

シート表皮やステッチなどの質感も高いものに仕上がっているので、コンパクトSUVといってもかなり満足感のある後部座席でしょう。

またこの後部座席には3席全てに大型のヘッドレストが装備されており、安全性の面でも満足行く仕様となっています。

MEMO

ヘッドレストは走行中には頭を乗せるクッション部分ですが、万が一の事故の際には頭をしっかり支えることでむち打ちを防いでくれる安全装備にもなっています。

コンパクトカーではヘッドレストが小型で不満足な場合もある中で、エスクードには左右席だけでなくセンター席にも大型で厚みも十分にあるヘッドレストが装着されているので安心して身体を預けることが出来ます。

さらにこのヘッドレストは上下への調整機構がありますし天井までの高さも十分に広いので、頭の位置にあわせた適切な調整がしっかり出来るのも便利です。

エスクードの後部座席の装備

次にエスクードの後部座席の装備について見ていきます。

まず後部座席のシートベルトについてご紹介しますが、シートベルトは後部座席の3席全てに3点式シートベルトが装着されています。

ポイント

3点式シートベルトは事故の際の安全性が高いのも良いですが、走行中に体を支えてくれる効果もあるのでシートポジションを安定させてくれるメリットもあります。

後部座席の左右席については運転席や助手席と同様の3点式シートベルトになっており、後部座席の脇の車体部分からシートベルトが引き出だせて装着感も一般的なシートベルトと同じなので使い勝手は良いです。

一方でセンター席のシートベルトは変則的な構造となっており、シートベルトが後部座席後方の天井から引き出す形となっています。

そのためセンター席のシートベルトを初めて利用する方はなかなか操作が難しいので、ドライバーが補助してあげると良いでしょう。

また後部座席周りの装備については収納が各所に備わっており、左右のドアにはリアスピーカーの装着場所とその脇にペットボトルがちょうど1本入るサイズのドリンクホルダーがあります。

前席シート裏のシートバックポケットは助手席側のみとなりますが容量は結構大きく、こちらは使い勝手が良いです。

MEMO

ただドアポケットは深さがあるので小物入れとして使うには少し不便であり、ドリンクホルダーがメインとなるでしょう。

加えて少し手を伸ばさなければなりませんが後部座席の後方のラゲッジスペースの脇にポケットが2箇所設けられており、こちらはサイズが大きいのでたまに使うものなどを入れておくと良いでしょう。

ただその他の便利な装備はほとんど装着されておらず、リアセンターアームレストや充電ポート、リアエアコンダクトなどがありません。

また運転席や助手席にはシートヒーターも装着できるものの後部座席への設定はなく、少し残念な部分ではあります。

エスクードは現在は海外メインの車なので国産車にありがちな装備が求められていないこともあって、全体的にシンプルな装備のみとなっています。

エスクードのリクライニング・シートアレンジ

エスクードの後部座席ではシートアレンジを利用することができ、ラゲッジスペースの拡大機能が利用できます。

エスクードの後部座席では背もたれのリクライニング機能やシート全体のスライド機能は備わっておらず、固定式の後部座席となります。

後部座席の背もたれの角度は少し立ち気味のものとなっていますが、しっかり良い姿勢で座れるので意外と疲れを軽減してくれる効果もあります。

また前席シートについては前後スライド機能やリクライニング機能はありますので、前席シートがどうしても狭いときにはこちらを調整してバランスを取ると良いでしょう。

また後部座席の背もたれは前側に倒すことができ、後部座席の後ろにあるラゲッジスペースを後部座席のスペースまで広げるシートアレンジができます。

MEMO

エスクードの標準のラゲッジスペースは決して狭すぎるわけではないのですが、大きな荷物や長い荷物を載せるときにはシートアレンジを利用すればより利便性が増します。

エスクードはアウトドアや旅行などにも使えるSUVなので、シートアレンジを活用するシーンは多いでしょう。

さらに後部座席は左右の6:4分割式となっていますので、左右どちらかの座席を座席としたままシートアレンジも利用でき、フレキシブルに活用できます。

エスクードの後部座席の評価・口コミ

エスクードの後部座席についてはtwitterにいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。

こちらの方はエスクードを購入されて納車待ちのようですが、試乗されたときに色々良かったところがあったそうでワクワクして待っていらっしゃいます。

後部座席についても多少狭さはあるものの、天井までの高さがあるので圧迫感は少ないという点は悪くなさそうです。

こちらの方はエスクードの後部座席に座ってみられたようなのですが、深く座るには少しシートの形状的に難しいようです。

エスクードの後部座席は座面が割とフラットな角度になっているのですが、シートの前後スペースが狭めなのでどうしても体を伸ばすような体勢で座るのには向いていません。

総評

スズキ エスクードはスタイリッシュなコンパクトクロスオーバーSUVとして魅力的な1台であり、扱いやすいサイズと海外車種譲りの素性の良さがあります。

後部座席については圧倒的な広さや装備の充実さはそこまでではありませんが、普段使いには十分便利に使える後部座席に仕上がっています。

なお現行エスクードは欧州からの逆輸入車種であり国内では結構珍しい車種なので、意外と街中で目を引く車にもなっています。