1分で車を60万円値引きする裏技

エルグランドの荷室の良い点5つと悪い点2つ!荷物収納スペースが広くて充実?

日産 エルグランドは高級車の上級ミニバンで、豪華な内装が魅力的な車です。

今回はエルグランドのラゲッジスペースについてご紹介します。

エルグランドの荷室・トランクの容量・寸法

日産 エルグランド参考:www3.nissan.co.jp

日産 エルグランドは同社の最上級大型ミニバンで、高級さと豪華さを持つ車です。

エルグランドは現行モデルで3代目となりますが、2010年登場の車種ということでかなりの長寿車種となっています。

エルグランドは大型ミニバンの中では比較的低めのフォルムを持つ車になっており、質感の高さとスタイリッシュなボディデザインを持っています。

車内スペースも広々としており、3列シートによる大人情者が出来る車です。

ではまずエルグランドの大まかなサイズ感とラゲッジスペースのサイズや容量をご紹介します。

スペックエルグランド
乗車定員7名〜8名
全長4,965mm〜4,975mm
全幅1,850mm
全高1,815mm
室内長3,025mm
室内幅1,580mm
室内高1,270mm〜1,300mm
ラゲッジルーム高さ940mm
990mm(タイヤハウス間)〜1,200mm(ラゲッジスペース後部サイドトリム間)
奥行きサードシート展開時:310mm(サードシート後端)〜550mm(サードシート前端)
サードシート収納、セカンドシート展開時:1,210mm
セカンドシート収納時:1,700mm
ラゲッジ容量600L (サードシート前端時)
運転席寸法高さ約1,200mm
525mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,200mm
525mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,200mm
8人乗り:約1,300mm
7人乗り:525mm✕2
奥行き約1,000mm
3列目寸法高さ約1,000mm
1,180mm
奥行き約900mm

エルグランドは大型車のサイズになる車で全長が5,000mm、全幅も1,850mmと大柄なボディなので堂々としたサイズ感です。

一方で全高がミニバンにしては低めの1,815mmと低めであり、スクエアボディながら低いフォルムは以外とミニバンにはあまり見られないものです。

このボディデザインから室内高こそ控え目であるものの室内長や室内幅は十分な広さがあり、3列シートでゆとりのある足下空間をしっかり確保した快適な車に仕上がっています。

ポイント

エルグランドのラゲッジスペースは基本的にはサードシートからテールゲートまでの間のスペースとなり、エルグランドの場合にはサードシートの前後スライド位置によって奥行きが310mm〜550mmと変化します。

奥行き自体はそこまで広くないもののラゲッジスペースの高さや横幅が1,000mm〜1,200mmぐらいはありますので、容量が600Lぐらいと実用性十分なサイズ感です。

また後述するシートアレンジによってラゲッジスペースはより広々としたスペースを確保でき、シートとラゲッジスペースでさまざまなモードに切り替えることができます。

ではエルグランドのラゲッジスペースについて詳しくご紹介します。

エルグランドの荷室・トランク・荷物収納スペースの良い点

エルグランドのラゲッジスペースは全体的に扱いやすいサイズを持っており、次のような点がメリットとなります。

スライド可能で以外と広い標準ラゲッジスペース

エルグランドのラゲッジスペースは標準的なスペースでも十分な広さがあり、さまざまなものを積み込めます。

エルグランド ラゲッジ参考:www-asia.nissan-cdn.net

エルグランドは車内の広いスペースに3列シートを装備している車で、3列シートに7人〜8人が乗ることができます。

室内長の広さに対してサードシートの後ろのスペースにあたる標準ラゲッジスペースは比較的短いスペースなのですが、サードシートが最も後ろの位置にあっても奥行きが310mmはありますので、普段の買物の荷物を積み込むのには十分なサイズ感を持っています。

さらにサードシートは車の機能として前後へのスライドが200mm近く可能で、最大限サードシートが前に移動してあれば奥行きを550mmまで拡大してかなり広々としたスペースになります。

サードシートの足下空間は狭くなるので座る人の体格にもよりますが、サードシートは左右それぞれ6:4分割式で独立してスライドできるので、片方だけスライドさせてラゲッジスペースを広げるなどの使い方も出来ます。

エルグランド ラゲッジ参考:www-asia.nissan-cdn.net

エルグランド ラゲッジ参考:www-asia.nissan-cdn.net

この標準ラゲッジスペースでも最大限広げれば600Lの容量があり、大型のゴルフバッグなども横積みにすることで5個〜6個ぐらいは積み込めるだけの大きなスペースが使えます。

ベビーカーや大型のクーラーボックス、スーツケースなども横積みすることでそれぞれ2つずつぐらいは積み込めるようになっており、サードシートを十分活用しながらでもいろいろな荷物を積み込めます。

ミニバンの中にはサードシートが固定式で標準ラゲッジスペースの奥行きが狭い車もあるのですが、エルグランドではスライド機能によってかなり使いやすいものとなっています。

シートアレンジ後の広々としたラゲッジスペース

エルグランドのラゲッジスペースではシートアレンジによってさらに広いスペースが活用できるようになります。

エルグランド ラゲッジ参考:www-asia.nissan-cdn.net

エルグランドはサードシートまで展開すると多くの人数を一緒に運べますが、日常ではこれほどの人数を乗せる場合は意外と少ないです。

そのためシートを収納することでラゲッジスペースとして使える機能があり、まず最初はサードシートを収納できます。

エルグランドのサードシートは前側への収納タイプとなっており、背もたれと座面をそれぞれ床面に平たくするようなシートアレンジとなっており、比較的スペース効率に優れたシートアレンジです。

サードシートを収納した状態であれば奥行きが1,200mm近くまで確保できますので、標準ラゲッジスペースでは積み込めなかった大量の荷物を運ぶことが出来ます。

エルグランド ラゲッジ参考:www-asia.nissan-cdn.net

さらにエルグランドではセカンドシートについては折りたたむ形でのシートアレンジは出来ないものの、シート自体を前側にスライドさせればラゲッジスペースのさらなる拡大ができます。

エルグランドのセカンドシートは7人乗りモデルのセパレートシートと8人乗りモデルのベンチシートがあるのですが、どちらも前側へのスライド量はほぼ同じで、最大限セカンドシートをスライドさせれば1,700mmぐらいの奥行きが活用できます。

セカンドシートもサードシートも左右分割式で移動できるので、座席をキープしながら片側だけ広げることも出来、さまざまなシーンに対応できるようになります。

またシートアレンジの一つとしてセカンドシートやサードシートの背もたれを後ろにリクライニングすることでつなげることができ、上下方向の高さはシートの座面の分高くなるものの奥行きがとにかく広くなります。

セカンドシートとサードシートをつなげれば奥行きが2,000mm近い奥行きが使えますし、さらに助手席もつなげるようにすれば3,000mmぐらいの奥行きをしっかりラゲッジスペースとして利用できます。

シートの収納とリクライニングをうまく使い分けることでいろいろな対応が出来るでしょう。

キャンプやアウトドアにも便利な大容量スペース

エルグランドのラゲッジスペースはその広々とした容量でキャンプやアウトドアにしっかり活用できるサイズがあり、趣味の用途にもしっかり使えます。

エルグランドは質感の高い高級ミニバンなので普段使いに満足感の高い車ですが、積載性の高さを活かしてさまざまな用途に活用できます。

普段の買物で家具などの大きなものを積み込むことにも使えますし、普段乗車する人数が少ないときにはシートアレンジしたままでラゲッジスペースを広く利用出来ます。

特にサードシートは収納したままでも普段使いには底まで不便がありませんし、他のミニバンのように左右跳ね上げ式のシートアレンジではないので最大限横のスペースも活用できます。

この積載性があれば上下方向に積み上げるような荷物の載せ方が便利であり、キャンプやアウトドアのような大きな荷物を積み込める容積がしっかりあります。

分割式の座席を活用すればキャンプやアウトドアの乗車人数を調整しながら積載性も確保できるので便利です。

エルグランド1台あれば普段使いから週末の趣味まで色々な使い方がしっかり出来るので、不満なことがあまりない便利な1台となるでしょう。

なおエルグランドの車内はラゲッジスペースやシート背面などに防水性がある素材は使われていないので、濡れたものや泥で汚れたものを積み込むときには別の防水シートなどを敷くなどあらかじめ対策が必要でしょう。

深底の広めのアンダーラゲッジがある

エルグランドのラゲッジスペースの下には結構深底のアンダーラゲッジが装備されており、色々な使い方ができます。

エルグランド ラゲッジ参考:www-asia.nissan-cdn.net

アンダーラゲッジはラゲッジスペースの床下にある床下収納で、エルグランドはサードシート後部の標準ラゲッジスペースの床下にあります。

標準ラゲッジスペースの床下には150mm程度の深さでアンダーラゲッジのボックスがあり、ちょっとした小物や工具類であればこのスペースに収まります。

ポイント

アンダーラゲッジは防水性もあるスペースなので濡れたものや汚れたものを収めやすく、標準ラゲッジスペースの上下段に分けて収納できるのが便利です。

またアンダーラゲッジのフタは開きっぱなしにすることができ、その状態ではラゲッジの上下スペースを広げるために活用できます。

エルグランドの標準ラゲッジスペースの高さは結構な広さがあるのですが、さらに150mmの深さが追加されるので背の高いものを積込むことが出来ます。

ゴルフバッグや植木などを上下方向に建てるようにして積み込むのに便利に使える機能であり、シートアレンジと組み合わせても使えます。

なおアンダーラゲッジがあるのはサードシートの後ろ部分だけなので、サードシートが1番前にスライドしてあると大きな段差が生まれる点には注意です。

ラゲッジスペース脇にある便利装備

エルグランドのラゲッジスペースにはいろいろな装備もそなわっており、使い勝手の良いスペースとなっています。

まずエルグランドの標準ラゲッジスペースはサードシートの後ろのスペースですが、その横側にいくつか装備があります。

左側のトリム部分には照明がそなわっていて夜間には手元を照らしてくれますし、自動で点灯するのでとても使い勝手の良い装備です。

左側にはさらにオプションとして電源となるアクセサリーソケットがあり、ラゲッジスペース側からでも電源が取り出せるのはキャンプやアウトドアの際にも便利の使えるものです。

また標準ラゲッジスペースの床面には左右にフックが2箇所装備されており、色々なものを固定するために使えます。

このフックにロープやゴムネット、ワイヤーなどを引っ掛ければ荷物をしっかり固定することに使えますし、アンダーラゲッジを開いたときの固定にも便利な箇所にあります。

フックはトリムの上辺りにもありますので立体的に固定できるので、幅広い使い方が出来るでしょう。

エルグランドの荷室・トランク・荷物収納スペースの悪い点

エルグランドのラゲッジスペースは使い勝手の良い便利なスペースではありますが、次のような点は不便さがあります。

セカンドシートの収納は出来ない

まずエルグランドのラゲッジスペースではシートアレンジによってラゲッジスペースの拡大が出来るのですが、セカンドシートについては少し不便な点として収納できない面があります。

エルグランドのシートアレンジではサードシートについては収納が可能であり、床下に平たく折りたたむようなスペース効率に富んだレイアウトとなります。

またセカンドシートは前にスライドできるので最大限広くラゲッジスペースを広げることができ、容量的にも十分広いスペースがあります。

ですがセカンドシートが前後スライドのみで背もたれの前側収納などはないため、シートがある分どうしても奥行き方向には制限が出てきます。

シートのリクライニングを使ったモードならば奥行きはかなり広く使えるものの、その場合には高さ方向が狭くなりますので不便な点はやはりあります。

エルグランドは座席が多いのでシートアレンジでうまく使い分けることも出来ますが、ステーションワゴンなどシートアレンジがしっかりセカンドシートまで出来る車と比べると若干使い勝手が悪い部分があります。

エルグランドは基礎設計が結構古い車になっているためにシートアレンジも最近の車と比べると微妙なところがある点はしかたないでしょう。

シートアレンジでの段差が大きい

エルグランドのシートアレンジではサードシートは収納できるものの、そのシート分の段差が出ているので積み込みのときに不便な点があります。

ポイント

エルグランドのシートアレンジではサードシートを収納すれば高さが高く奥行きも広いラゲッジスペースが使えるのですが、サードシートを平べったく収納しても床下収納にならないのでシートの厚み分がそのまま残ります。

段差としてはそこまで高くないので普通に荷物を積み込むときには少し乗り越えるようにすればよいのですが、荷物を前後に移動させるような載せ方の場合には段差が邪魔になります。

ダンボールなどを奥に送り込むようなときにも段差に引っかかってしまうので、積み込みの際の労力が増します。

また段差がある分重量物の積み込みにも不利であり、荷物のサイズによっては車内に荷物を上げるときに一人では大変な場合もあるでしょう。

最近の車種ではラゲッジスペースのフルフラットなスペースを確保できるような設計が増えてきているのですが、エルグランドではそういった対応がなされていません。

MEMO

さらに近年はラゲッジスペースのフラットなスペースを活かしてキャンプの際に寝台にする車中泊が人気ですが、エルグランドのシートアレンジではサードシートの収納モードでは段差があるので車中泊にも不便です。

なおエルグランドで車中泊をするのであればシートをリクライニングしてつなげるモードのほうが使い勝手が良いです。

シートの凹凸がある分そのまま寝るのには少し不便ですが、上にマットなどを敷くことでなんとかフルフラットに出来たりもするので事前の準備が必要です。

エルグランドの荷室・トランク・荷物収納スペースの口コミ・評判

エルグランドのラゲッジスペースについてtwitterでもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介しましょう。

こちらの方はエルグランドの荷室スペースについて不便さをいくつか感じておられ、好きな車だけに思うところがありそうですね。

エルグランドの競合車ではロングスライドなどラゲッジスペースを広げる仕組みがそなわっている車が増えてきているのですが、エルグランドの基礎設計が古いことで新しい車と比較するとやはり気になる部分が出てきます。

こちらの方はエルグランドのラゲッジスペースについて、サードシートの段差が気になっていらっしゃいます。

自転車などを積み込むときにはこういった段差は特に邪魔になるもので、高さ方向のスペースも圧迫してしまうので結構不便なシーンが多いでしょう。

総評

日産 エルグランドは大柄なボディと質感の高いデザイン、車内スペースの広さによって堂々とした車に仕上がっており、ファミリーカーにはピッタリの1台です。

ラゲッジスペースについてもシートアレンジやスライド機能によって広さを確保しつつ利用できますが、如何せん基本設計が結構古い車になってきていますので最新の車と比較して微妙な面も見えてくるでしょう。

価格帯も新車価格はかなり高い車ですが、モデル発売から長い期間が立っているので中古車での選択肢が多いのは悪くありません。