三菱ekワゴンは三菱自動車の軽自動車のトールワゴンタイプの車で、利便性の高さが特徴です。
今回はekワゴンの給油口についてご紹介します。
ekワゴンの給油口の位置
参考:www.mitsubishi-motors.co.jp
ekワゴンは三菱の独自開発の軽自動車で、車高が高めで便利な人気車種となります。
三菱は以前から軽自動車も何車種か展開しているメーカーで、その中でekワゴンは2001年から継続してラインナップしている車となります。
ekワゴンは現行モデルで4代目になるのですが、先代となる3代目ekワゴンからは日産自動車との共同開発車となっており、日産ではデイズという車が登場しています。
ekワゴンは現在のトレンドであるスーパーハイトワゴンよりも低い車高で圧倒的な広さまではありませんが、軽自動車としてはそこそこのゆとりを持っています。
エンジンも比較的シンプルでハイブリッドなどはありませんが、その分軽量で扱いやすく燃費などの性能も良好な車となっています。
参考:www.mitsubishi-motors.co.jp
そんなekワゴンの給油口は車の左側面にあり、左のリアドアのすぐ後ろでリアタイヤの上辺りにある丸いフタが給油口となります。
ekワゴンは車のボディのタイヤハウスが張り出すようなデザインをしていますが、給油口のフタはその複雑なデザインの箇所に配置されており丸形といっても複雑な形状となります。
この給油口はシンプルなフタになっているのですが、これを開くとその内側に床下の燃料タンクにつながる燃料口が出てきます。
なおekワゴンと日産デイズは基本設計が共通の車であり、車のエクステリアデザインも多くの箇所が共通になっているのでekワゴンとデイズは給油口もほぼ同一です。
ekワゴンの給油口の開け方
次のekワゴンの給油口の開け方と燃料給油の方法をご紹介します。
なお給油の前にはekワゴンのウインドウやドアをしっかり閉めておき、さらにパーキングブレーキを掛けてエンジンも切っておきましょう。
ekワゴンの給油口の開き方
ekワゴンの給油口は開閉方式がレバー式となっており、現在の車の給油口の開閉方式としては標準です。
昔の車種では給油口のロック方式は鍵穴式が一般的だったのですが、この方式は給油口の近くに設けた鍵穴にキーを差し込んで回すことでロックを解除する方式です。
この方式はシンプルな構造ではあるのですが、車の外に出てキーを回して解除するという手順が多少面倒な点があり、そのうちもっと簡単な方式としてレバー式が投稿しました。
レバー式では車内に設けたレバーやボタンを操作することで給油口のロックを解除する方式で、車内から楽に給油口が解除できるので一気に採用が進み現在の標準的な仕様となっています。
初期にはフェールセーフとしてレバー式に鍵穴式が両方とも採用されている時期もありましたが、現在は信頼性向上により鍵穴はほとんど廃止されています。
ekワゴンの給油口の開閉機構もレバー式となっており、運転席の脇に設けたレバーのフューエルリッドオープナーを引くことで給油口のロックが解除されます。
フューエルリッドオープナーはekワゴンの運転席のシートの右脇にあり、シートのレールと並ぶような位置関係で配置されています。
フューエルリッドオープナーはガソリンスタンドの給油機のマークが入っているのでわかりやすくなっており、運転席のシートに座った状態でも手を伸ばせば操作することができるでしょう。
フューエルリッドオープナーを引くと給油口のロックが遠隔で解除されますが、その状態では給油口のフタが少し浮き上がります。
その後は車の外に出て手動で給油口のフタを最大まで開いて給油の下準備を行いましょう。
ekワゴンの給油の方法
ekワゴンの給油口が開いたら次は燃料口を開いて給油を実施します。
給油口のフタを開くとその内側には燃料タンクにつながる燃料口があるのですが、燃料口の上部にはフタとなる燃料口キャップがかぶさっており、これをまず取り外します。
燃料口キャップはねじ込み式で取り付けられているのですが、左回しに回していけば簡単に取り外すことができます。
取り外した燃料口キャップは車体とひもで繋がっていて紛失防止になっているのですが、さらに給油口の蓋の裏に引っ掛けて固定できますので燃料口キャップがブラブラしないようにこの機能を活用しましょう。
燃料口キャップが取り外せたら給油が開始できるので、ガソリンスタンドの給油機のプロープを差し込んで給油を実施します。
給油が完了したらプロープを抜き出してから燃料口キャップや給油口を閉める作業に移ります。
燃料口キャップは燃料口に右回しでねじ込んでいくと固定できるのですが、ねじ込んでいくと途中で「カチッカチッ」という音がしますのでこの音がしたらしっかり閉まった合図です。
燃料口キャップが閉まったらあとは給油口を閉めれば給油作業は完了しますが、給油口は手動で押し込んでいけばロックが自動でかかるようになっており、車体に沈み込むあたりまで押し込めば完了となります。
なお給油口のふたの裏に燃料口キャップを取り付けておくと給油口を閉めるときにぶつかって邪魔になるのですが、これが燃料口キャップの閉め忘れ防止に繋がっていますのでこの機能をちゃんと使うとメリットがあります。
ekワゴンの給油口が開かない場合の対処法
ekワゴンの給油口は信頼性が高くて故障も少ない構造なのですが、万が一故障してしまうとかなり対処が難しくなります。
ekワゴンの給油口はレバー式の給油口となっており、フューエルリッドオープナーから車の後部にある給油口のロックまではワイヤーやリンク機構などの機械的な要素で繋がっています。
この構造はシンプルな構造で故障の可能性は低いのですが、それでも経年劣化によってワイヤーが切れてしまったりすると給油口が開かなくなってしまい、結果的に給油ができなくなってしまいます。
給油口の故障に気づくのは多くはガソリンスタンドに行った時などですが、もしそのときに給油口の故障に気づいたとしてもその場での対処は難しいでしょう。
ekワゴンの給油口のロック機構が故障しているときには、対処としては戦モカによる修理が必要であり、普段整備をお願いしているディーラーや自動車修理工場へ連絡して対処を相談しましょう。
故障した近所にディーラーや自動車修理工場があれば車に残った燃料でも自走して入庫して修理できるかもしれませんが、遠くにあったり旅行先や遠出をしていて距離的に移動が不可能な場合も出てきます。
そういったときには陸送など別の手段で車を移動することも考えなくてはならず、かなり対処が大変なものとなるでしょう。
なお故障した箇所の近くに自動車修理工場などがあれば、ひとまず緊急対応として給油口を開けるぐらいは可能かもしれませんので一度連絡してみても良いでしょう。
ekワゴンの給油口レバーが壊れた場合の対処法
ekワゴンの給油口レバーが故障してしまったときには専門家による対処が必要ですが、個人での修理やガソリンスタンドのスタッフによる対処は基本的に不可能です。
ekワゴンのフューエルリッドオープナーから給油口のロックまで繋がっているワイヤーは機械的なものであり、故障してしまった状態を改善するには部品交換を行う必要があります。
ですがそのワイヤーは車の車内のシートの下側や室内パネルの奥、カーペットの下など見えないところを這って繋がっており、故障箇所を確認しようにも修理しようにも簡単にアクセスすることができないのです。
ディーラーや自動車修理工場ならば車内の部品を取り外した上で修理を行うので問題ないのですが、個人で緊急的な対応をしたりガソリンスタンドでの応急修理でも給油口を開けるのは難しいでしょう。
なお一部の車種にはこういった給油口の故障の際にでも給油口のロックを解除できるよう、別のアクセスホールを設けてフェールセーフを確保している車もあります。
ですがekワゴンにはこういった構造は設けられていないので緊急的な対応はできず、一度故障すると大変な問題となります。
しかしそもそも給油口の開閉機構はめったに故障するような部分ではないので、普段車を運転しているときに給油口が開かなくなることを心配することもないでしょう。
ekワゴンの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にekワゴンの給油口をドレスアップするアフターパーツをご紹介しましょう。
まずこちらのドレスアップパーツはekワゴンの給油口のフタをドレスアップするパーツで、鏡面仕上げのピカピカしたパネルを給油口に取り付けることができます。
このパネルを取り付けることで比較的シンプルなekワゴンのデザインに派手なアクセントをあたえることができ、一味違ったエクステリアデザインにできます。
またこのステッカーは金属製ですがシール式で取り付けられるので簡単であり、個人でも十分取り付けは可能でしょう。
こちらのドレスアップパーツは車内にあるフューエルリッドオープナーに貼り付けるタイプのステッカーですが、こちらはドレスアップよりも視認性向上に役立つものです。
さまざまなカラーのステッカーがあるのですが、ekワゴンではシートの脇という多少奥まったような位置にフューエルリッドオープナーがありますので、そこにイエローなどの明るいカラーのステッカーを貼り付けることで一気に見やすくなります。
このステッカーもシール式なので取り付けは非常に簡単です。