自動車ディーラーにいくとその時の新車が試乗車として準備されていますが、新車発売から数年経つと試乗車は中古車として市場に出てきます。

状態が良くお買い得な中古車なのですが、逆にデメリットについてあまり詳しくご存知ありませんよね。

今回は試乗車落ちの中古車を買うデメリットについてご説明します。

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試乗車落ち中古車を購入する6つのリスク・デメリット

試乗車落ちの中古車は一般的には走行距離が少なく、外観もキレイというメリットがありますが、試乗車であるが故のデメリットがあります。

試乗車には初期型が多い

試乗車はその車の発売当初にディーラーに配備されることが多いので、新車の一番初期型が回されることが多く、その車に初期不良があった場合には高確率で当てはまります。

新車の初期型にはまだ大小の初期不良が残っていることがあり、主にコンピューターのプログラム不良などがあります。

これらの初期不良は発見後にすぐ対処され、その後の生産車とともに販売後の車に対しても修理による対応が取られます。

これは当然試乗車にも適用され修理されますが、そうであっても気持ちの良いものではありませんよね。

また初期型特有の壊れやすい箇所なども存在しますので、車としての信頼性は当然後期型の方があるといえます。

すべての試乗車落ち中古車が故障しやすいわけではないですが、リスクの一つとして認識しておきましょう。

ある程度激しく使われている可能性がある

回転数の上がっているメーター

試乗車は不特定多数の人が乗っている車ですので、車の乗り方は人それぞれで、車にかける負荷もさまざまです。

特に試乗車では車の性能を試してみたい人も多いので、エンジンの回転数が高めであったり、頻繁なギアチェンジなどの操作をする人が少なくありません。

また新車の場合は1,000㎞程度までは慣らし運転といってあまりエンジン回転数を上げないようにするのですが、試乗車の場合それを気にした使い方はできませんので、慣らし運転をしないまま使われている可能性もあります。

どんな使われ方をしてきたのかは買う時には分かりませんが、普通の新車に比べて負荷の高い使われ方をしてきた可能性は多いです。

中古車にしては値段が高い

試乗車落ち中古車はたしかに新車に比べると安く買えるのですが、中古車としてみると決して安いわけではありません。

通常中古車の価格は新車乗り換え時の下取り価格で決まり、1年で新車価格の40%程度は価値が下がります。

しかし試乗車であった車は下取り車ではないため、ディーラーでの減価償却費として経過年数に応じて値段が下がっていきます。

減価償却費の一例として次のような状態で車の価値が下がっていきます。

経過日数 新車価格
2,000,000円
での値下がり値
値下がり率
1か月 27,833円 1.3%
3カ月 83,500円 4.1%
6か月 167,000円 8.3%
1年 334,000円 16.7%
2年 668,000円 33.4%

その為、1年経過後でも値下がり率は16%程度と、通常の中古車よりも価格の下落が少ないことが分かります。

2年経過後以降の車なら、比較的安い値段で買えるでしょう。車としての状態は良い試乗車落ち中古車ですが、中古車としての価格は割と高止まりになります。

なお、正しいやり方で値引き交渉をすればもう少し安い価格で購入できます。

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装備が過剰である

試乗車は概ね上級グレードの車がつかわれており、オプション装備も多くついています。Sのため試乗車落ち中古車でのフルオプション車はめずらしくありません。

しかし車の値段は高くなりますので、多少なりとも安く買いたくても不要な装備分は価格が高くなっています。

逆にいえば新車よりは安くフルオプション車が買えるわけですが、自分にとって不用な装備までついてきてしまうので、お得かどうかは考え方次第です。

人気のカラーが選べない(白、黒など)

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試乗車ではお客さんや道行く人にアピールするため派手な車体色がつかわれることが多く、新車時に人気となる白や黒などのカラーはあまりありません。

それでも派手な色でも構わないという人はおられるでしょうが、そういったボディカラーの車は買い取り価格が低い傾向にあります。

白や黒などの人気カラーは中古車市場でもひっぱりだこなので、車の買い取り時にも有利な値段が付きますが、なかなか売れない派手なカラーでは中古車販売値段を安くせざるを得ないので、必然艇に買い取り価格も安くなるわけです。

試乗車落ち中古車は、購入後の買い取り価格を気にする人にはあまりお勧めできません。

車検や保証期間の残りが短い

試乗車の段階で当然車検は通っており、試乗車落ち中古車となった状態でも車検は残っていることが多いです。

しかし試乗車として1年~2年使われた車だと、残りの車検は1年未満ということも多く、すぐに車検が来てしまいます。

また車の保証期間としても試乗車になっていた期間を差し引きますので、残りの保証期間が短めということもあります。

車検がたっぷり残っている中古車と値段的にどちらが有利かは車次第ですが、次の車検がいつなのかは事前に確認しておきましょう。

試乗車落ち中古車は買いかどうか?

さてここまで試乗車落ち中古車のデメリットをご説明してきましたが、それでもやはり試乗車落ち中古車は魅力的な車です。

見栄えが最重要ですので外装、内装の状態はディーラーで管理が行き届いていますし、走行距離自体は短めなので、同じ年数の中古車より状態が良い場合も多いでしょう。

前述の通り中古車としては高めですが、その分良い状態で長く乗れるのが試乗車落ち中古車の大きなメリットです。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。