日産デイズは日産のベーシックな軽自動車のハッチバックカーで、スタイリッシュなデザインが特徴です。
今回はこのデイズの給油口についてご紹介します。
デイズの給油口の位置
デイズは日産の車のラインナップの中では最も小型の車種で、軽自動車シリーズの1番基本の車種です。
デイズシリーズは日産が独自の軽自動車シリーズとして立ち上げたラインナップで、三菱自動車との共同開発車種でもあります。
デイズシリーズにはいくつかの車種があるのですが、その中でデイズはトールワゴンタイプの軽自動車に分類される車となっており、そこそこの車高の高さから車内が広々としていて快適な車です。
現行のデイズは2019年に登場した2代目となりますが、日産が得意とする最新技術や安全装備などが豊富に盛り込まれており、軽自動車としてはかなり贅沢な装備を持った車といえるでしょう。
またエンジンには一部の上級グレードにハイブリッドモデルもあり、環境性能も高い車です。
そんなデイズの給油口は車の左側側面にあり、リアドアのすぐ後ろでリアタイヤの上辺りにある丸形のフタが給油口となっています。
日産車では給油口は車の右側後方にあることが多いのですが、デイズに関しては三菱との共同開発ということもあって右側になっているのでしょう。
デイズは全体的なデザインが比較的シャープなフォルムとなっていますが、給油口は複雑な凹凸のあるパネル部分にあってあまり目立たないようになっています。
この給油口を開くとその中には燃料タンクまでつながるパイプである燃料口があり、燃料口から車の床下にある燃料タンクに給油を行います。
なおデイズシリーズには他にデイズルークス(現行モデルはルークス)という車もあるのですが、こちらはデイズとは違う設計の車となりますので今回は割愛します。
デイズの給油口の開け方
次にデイズの給油口の開け方と給油の方法をご紹介します。
なお給油の前にはデイズのウインドウやドアはしっかりと閉めて密閉度を保っておき、さらにパーキングブレーキをしっかり掛けてからエンジンも切っておきましょう。
デイズの給油口の開き方
デイズの給油口は開閉方式がレバー式となっており、現在の車の開閉方式としては一般的なものです。
昔の車では給油口の開閉方式は鍵穴式が一般的であり、これは給油口の近くに設けた鍵穴にキーを差し込んで回すことで旧ユコウのロックを解除する方式です。
この方式はシンプルな構造ではあるのですが、一方で車の外に出てからキーを回して開くという作業が多少面倒に感じることがあり、そのうちもっと簡単な開閉方式としてレバー式が登場しました。
レバー式では車内に設けたレバーやボタンを操作することで給油口のロックを解除する方式で、操作が簡単で運転席に座っていても給油口が開けます。
初期にはフェールセーフのためにレバー式でも鍵穴式も一緒に採用されていることがあったのですが、現在では信頼性の向上ともに鍵穴は廃止されることがほとんどです。
デイズの給油口もこのレバー式であり、給油口の周りのエクステリアには鍵穴などはなくシンプルな丸いフタがあるだけです。
この給油口を開くためのレバーであるフューエルリッドオープナーは車内の運転席の右脇にあり、ダッシュボードの下辺りに配置されています。
ハンドルの右脇あたりにありますので、運転席に座った状態で覗き込めば給油機のマークが入ったレバーが見つかります。
このフューエルリッドオープナーを手前に引くことで給油口のロックが解除され、給油口のフタが少しだけ浮き上がるように開きます。
その後は車の外に出て給油口のフタを手動で全開まで開けば燃料口を露出させることができます。
デイズの給油の方法
デイズの給油口が開いたら次は燃料口を開放してから給油を実施します。
給油口の内側には燃料タンクまでつながる燃料口があるのですが、燃料口のパイプにはフタとなる燃料口キャップが固定されておりこれを解除するところから始まります。
燃料口キャップはねじ込み式で取り付けられていますので、左回しで回していくと取り外すことができます。
取り外した燃料口キャップは車体とひもで繋がっていて紛失防止ができているのですが、さらにそのひもは給油口のフタの裏にひっかけて固定できるようになっているのでしっかり活用して固定しましょう。
燃料口が開いたらそこにガソリンスタンドの給油機のプロープを差し込んで給油を実施しましょう。
給油が完了したら給油機のプロープを抜き出して、そのあとは燃料校や給油口を閉める作業に移ります。
まず燃料口に燃料口キャップを閉めるのですが、燃料口キャップは外したのとは逆の右回りで締め付けていくことで固定できます。
燃料口キャップを締めていくと途中で「カチッカチッ」という音がするのですが、この音がしたらしっかり燃料口キャップが閉まった合図です。
燃料口が閉まったらあとは給油口を閉めるだけですが、給油口はフタを手動で押し込んでいくことで閉めることができ、車体に沈むあたりで自動的にロックがかかるようになっています。
なお燃料口キャップが給油口のフタの裏に引っ掛けてあると給油口を閉めるときに邪魔になるのですが、この構造が燃料口キャップの閉め忘れを気づくふためのフェールセーフとなっているので積極的に活用しましょう。
デイズの給油口が開かない場合の対処法
デイズの給油口は故障が少なく信頼性の高い構造ですが、万が一故障してしまうと対処が結構大変なものとなります。
デイズの給油口の開閉機構では運転席の脇にあるフューエルリッドオープナーから車の後部にある給油口まで、ワイヤーやリンク機構などの機械要素で繋がっています。
この構造は比較的シンプルな構造でありめったに故障はしないのですが、それでも車の年式が古くなってきて経年劣化などが進むとワイヤーが切れてしまったり錆で動かなくなってしまうことはあります。
もし給油口の開閉機構にこういった故障が起こるととたんに給油口が開かなくなってしまうのですが、これは結果的に車に給油ができないということになります。
給油口の故障に気づくのは多くはガソリンスタンドに給油に行ったときなのですが、車の燃料が少なくなった状態にもかかわらず給油ができないので車を長距離走らせられなくなるのです。
この故障に対してはディーラーや自動車修理工場での修理対応が必要な場合が多く、故障したワイヤーなどを部品交換することでしか基本的には対処できません。
緊急時であっても個人やガソリンスタンドでは給油口を開くことは難しく、故障に気づいたらまずはディーラーや自動車修理工場に電話などで連絡して対処を相談しましょう。
しかし修理のためにもまずはディーラーや自動車修理工場まで車を移動させなくてはならないのですが、近距離であれば車を自走して移動すれば済みます。
ですが遠出していたりディーラーや自動車修理工場まで距離が遠くて自走できない場合も出てきますが、そういったときには陸送など別の方法も考えなくてはならないでしょう。
なお緊急対応であれば、故障した場所の近所の自動車修理工場などで給油口のロックをとりあえず外して給油口を開けられる可能性はあります。
そういった対応ができないかも電話などで連絡して確認してみましょう。
デイズの給油口レバーが壊れた場合の対処法
デイズの給油口の開閉機構が故障してしまったときには緊急対応でなんとか個人でも修理したいところですが、個人のレベルでは対処が難しいでしょう。
デイズもそうですがレバー式の開閉機構を持つ車ではフューエルリッドオープナーから給油口のロックまでがワイヤーなどで繋がっており、そのワイヤーは車内を這って繋がっています。
ですがそのワイヤーは車内のシートやパネル、カーペットの下など見えないところに隠すように配置されており、故障した箇所を見つけたり修理するにもこれら邪魔な部品を取り外さなければアクセスできません。
そのため個人やガソリンスタンドのスタッフではどうにも手が出せない部位であり、ディーラーや自動車修理工場で部品を取り外した上での修理が必要なのです。
他の車種では稀にこういった給油口のトラブルに対応するために、フェールセーフのためのアクセスホールを設けて給油口のロックを直接操作できる構造を持つ車もあります。
そういった構造があれば個人でもなんとか緊急対応をすることが出来るのですが、デイズにはこういった構造は設けられておらず給油口のロックを解除することはできません。
とはいってもそもそも故障する可能性というのはとても低いものでもあり、普段車に乗っているときには心配するほどのことはないでしょう。
デイズの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にデイズの給油口カバーをドレスアップするためのアフターパーツをご紹介しましょう。
まずこちらのドレスアップパーツは給油口のフタに貼り付けるステッカータイプのものですが、そのデザインはデイズの車名が素敵なフォントで入っているものでありオシャレなものです。
デイズのボディにこれを貼り付ければ強いアクセントをあたえることができ、特徴的なデザインのデイズのエクステリアに違った面白さが出るでしょう。
なおこのステッカーはシール式の取り付け方法となっているので個人でも簡単に施工ができるものであり、向きを気をつけながら取り付けてみると良いでしょう。
もう一つこちらのパーツもステッカータイプのドレスアップパーツですが、こちらは金属製のアルミパネルで作られているのでメッキ調パーツとして存在感のあるデザインとなっています。
カラーも何色か用意されているのでデイズのボディカラーと組み合わせて使うことができ、シャープな印象を与えてくれます。
このドレスアップパーツは金属とはいっても非常に薄いパネルで作られているので、ステッカー同様両面テープなどで固定するもので個人での取り付けが可能です。