1分で車を60万円値引きする裏技

クラウンのサイズ/広さ/大きさは狭い?寸法(車高/長さ/車幅/最低地上高/重さ)まとめ!

クラウンはトヨタの高級セダンとして非常に有名な車で、日本の高級車として存在感を発揮してきました。

今回はそんなクラウンのサイズや寸法について見ていきましょう。

クラウンのサイズ・寸法と広さ・大きさ

クラウン サイド

トヨタ クラウンは初代モデルが1955年に登場したとても歴史の長い車種で、現行モデルでなんと15代目を数えます。

「いつかはクラウン」という有名なキャッチコピーのように、高級セダンであるクラウンは世のファミリー世代の夢の一台です。

日本の高級セダンの中では最も有名と言ってよく、その上質感や車内の高級感、動力性能、燃費など様々な面でバランスの取れた高級セダンになっています。

また近年のモデルは世界のトレンドに合わせてスポーツセダンになってきており、若者世代にも人気があります。

そんなクラウンの最大の特徴は日本の道路事情にマッチした大型セダンという点にあり、日本の狭い道や上り下りの多い道路に合わせた設計がされています。

そのためクラウンは近年の車としては珍しく日本専用車となっており、海外では基本的に販売されていません。

世界向けに大型化する日本車が多い中で、クラウンは日本向けの車としてとても信頼感のある車になっています。まずそんなクラウンの外観寸法について見ていきましょう。

クラウンの外観

クラウン フロントから

クラウンの外観サイズは15代目になるまでに様々な変遷を経てきており、現行クラウンのサイズ感は次のとおりとなっています。

スペッククラウン
全長4,910mm
全幅1,800mm
全高1,455mm〜1,465mm
ホイールベース2,920mm
トレッド(前/後)1,550/1,550 1,560/1,560
最低地上高ハイブリッドモデル:130mm ターボガソリンエンジンモデル:135mm
車両重量1,690kg〜1,890kg
タイヤサイズフロントタイヤ215/60R16
リアタイヤ215/60R16
ウインドウサイズフロントウインドウ約1,400mm✕350mm
サイドウインドウ約1,600mm✕350mm
リアウインドウ約1,200mm✕300mm
ミラー幅約2,100mm
エンブレム・ロゴサイズ約100mm✕100mm

クラウンの寸法

日本車の外観サイズには主に2種類のサイズの区分があり、5ナンバーサイズと3ナンバーサイズに分かれています。

この区分は昔は税金の差などがありましたが現在では別の基準で税金が別れており、5ナンバーと3ナンバーはナンバープレートの区分の違いとなりました。

ですが5ナンバーサイズとなると結構コンパクトな車というイメージが強く、3ナンバーとなると大型車となります。

そのためセールス上でもこの区分は結構考慮されるもので、車のサイズにも関係してきます。

スペック5ナンバー3ナンバー
エンジン排気量2,000cc以下2,001cc以上
全長4,700mm以下4,701mm以上
全幅1,700mm以下1,701mm以上
全高2,000mm以下2,001mm以上

クラウンに関してはこの区分では3ナンバーサイズに収まる車となっており、全長が4,910mm、全幅が1,800mmと大型セダンのサイズ感です。

ですが全高は1,460mm前後となっており、スポーティな外観を持つセダンとしてデザインの上でも重要です。

なおクラウンの外観寸法は世代を重ねるごとに大型化していっており、特に全長は現行モデルが歴代で最も長いサイズ感となっています。

クラウンは駐車場に収まるか?

次に注目する点としてはクラウンのサイズ感で駐車場に収まるかどうかという面で、駐車場のサイズには大きく分けて2種類存在しています。

1つ目は一般的な駐車場である平置きの駐車場で、こちらは自宅の駐車場や街中の有料駐車場、ショッピングセンターやコンビニなどさまざまなところで見られるものです。

この平置き駐車場のサイズは場所によってまちまちなのですが、一般的なサイズとしては幅が2.5m・奥行き5.0mぐらいが標準的なものとなっています。

このサイズに対してクラウンの外観のサイズでは全幅はゆとりがあり、全長についてもちょうど駐車場に収まるサイズ感となっています。

ポイント

もう一つは立体駐車場という施設で、こちらは駅前の狭い土地を有効活用するためにビルのような施設の駐車場となっています。

この立体駐車場では車を上下に駐車する関係で車の高さに制限があり、昔からある立体駐車場では「高さ制限1.57m」という所が多いです。

この高さ制限に対してもクラウンのサイズ感であれば制限にひっかかることなく、立体駐車場も問題はないでしょう。

さらに近年は立体駐車場もミニバンのような高さのある車の増加によって高さ制限が緩和されてきており、よりクラウンなら問題なく駐車できるでしょう。

その他の外観のサイズ感

クラウンの外観のサイズ感で最も大きな特徴としてはその全幅があるのですが、クラウンの全幅は長年に渡って1,800mmというサイズ感を守ってデザインが決められています。

クラウンの外観サイズの大きさは区分としては前述で述べた3ナンバーサイズになっており、5ナンバーサイズのようなコンパクトさはもとより持ち合わせていません。

ですがクラウンは日本の道路事情にマッチしたサイズとして計画された車で、とくに日本の住宅地の狭い道でも走りやすいようにその全幅を大きくしない方針が貫かれてきました。

その1つのしきい値として全幅1,800mmというものがあり、クラウンがちょうどいいサイズとして日本で選ばれる魅力の一つにもなっています。

クラウンは世代を重ねるごとに少しずつ全長も全幅も大きくなってきたのですが、2008年登場の13代目クラウンで全幅が1,795mmにまで達し、その後14代目、現行の15代目は1,800mmちょうどのサイズで守られています。

その間もトヨタに限らず他のメーカーもどんどん車がワイドになって大型化してきていますが、その中でクラウンのサイズというのは貴重な存在であり日本専売車としてこの全幅が好まれています。

クラウンの内装

クラウン 運転席から見た前席

では次にクラウンの内装のサイズ感について見ていきましょう。

スペッククラウン
室内長1,980mm
室内幅1,500mm
室内高1,185mm
ラゲッジルーム高さ約500mm
約1,000mm
奥行き1,110mm
運転席寸法高さ約1,100mm
約500mm
奥行き約900mm
助手席寸法高さ約1,100mm
約500mm
奥行き約900mm
後席寸法高さ約1,100mm
約1,400mm
奥行き約1,000mm

クラウンの車内の広さ

クラウンの車内は高級感としての質感の高さや座り心地の良さなどで評判が良いのですが、そのサイズ感としては乗用車の一般的なサイズとなっています。

ポイント

クラウンは全長が結構長めの車ですが、車内の室内長に関しては乗用車、とくにセダン系の車種としては標準的なサイズです。

2,000mm弱の室内長の中にフロントシートとリアシートが収まっており、ミニバン系の車種などに比べればそのサイズ感は少し短めです。

ですがセダンとしてみれば十分な足元空間が確保されていますし、使い勝手の面でも窮屈なことはありません。

またクラウンの場合は車の全幅が1,800mmで実質的に制限されていることもあり、室内の幅もそれに合わせてある程度制限がかかっています。

それでも1,500mmの室内幅があれば後席に3人で座った際もそこまで狭苦しいことはなく、もちろん2人で座るならかなり快適な車内となります。

室内高については全高が低いことで天井の位置も低めにはなっていますが、座席に座ったときに十分な頭上空間は確保されています。

クラウンのラゲッジルームの広さ

次にクラウンのラゲッジルームについて見ていきますが、クラウンはセダンとして車室とは独立したトランクルームを持っています。

そのトランクルームのサイズは高さこそ500mmとそこまで大きくありませんが、ラゲッジ幅も奥行きも1,000mmを超えておりその容積はかなりのものがあります。

クラウンの使用されるシーンとしてよく挙げられるのがゴルフですが、そのゴルフバッグをこのトランクルームに4つも積み込むことができ、十分すぎるほどの広さがあることがわかります。

なお一部のセダン系の車種にはトランクルームと車室をつなげて奥行きを広げるトランクスルーという機能がある場合がありますが、クラウンの場合にはこのトランクスルーは設けられておらずより長めの荷物は載せられません。

ですがもともとのラゲッジ長が1,110mmもあれば大抵の買物では不便はしませんし、かなり大きなものまで積み込むことが可能です。

その他の内装のサイズ感

クラウンの室内のサイズとして特徴があるのが前席と後席の振り分けで、前席より後席のほうが多少その奥行きが広く確保されています。

クラウンの室内長1,980mmに対してその中に収まる前席と後席の割合では多少後席のほうが多めです。

そのため後席に座ったときの前席との足元空間が広く取られており、後席がより快適でラグジュアリーな乗り心地となるようになっています。

こういった点は高級セダンでは定番のものであり、ドライブするだけでなく高級車はショーファードリブンカーとしても使えなくてはなりません。

ですがクラウンの場合にはファミリーカーとしての需要が高いので運転することも多く、近年のクラウンは運転性を高める方向に向かっています。

しかし後席の快適性もファミリーカーとしても好まれる面ですので、家族には好評でしょう。

クラウンの運転

クラウン 運転

次にクラウンの運転性について見ていきましょう。

スペッククラウン
最小回転半径5.3m〜5.7m
ハンドルサイズ370mm

クラウンの旋回性

クラウンの運転性についてまず気になる点が小回りですが、これには車の最小回転半径が関係しています。

最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切った状態で低速走行し、その状態で車を360°旋回させるのに必要な半径を指します。

ポイント

この数値が小さいほど車の小回りがきくことになり、おおよそ軽自動車で4.5m、コンパクトカーで5.0m、普通車で5.5mぐらいが一般的なスペックとなっています。

これに対してクラウンのスペックは5.3m〜5.7mとなっており、車のサイズに対しては標準的な最小回転半径の数値となります。

これはクラウンのいくつかのグレードで最小回転半径が違うためで、もっともスペックの小さいグレードと大きなグレードを比較すると結構運転性は違って感じるでしょう。

クラウンの走行感覚

次にクラウンの走行感覚について見ていきますが、現行クラウンはスポーティなデザインとなりその走行性も高い車になっています。

クラウンのようなセダンはエンジンが収まっているボンネットが前側に飛び出ていることで前方の運転感覚をつかみにくい部分がありますが、クラウンもしっかりボンネットのオーバーハングはあります。

ですが車のデザイン的にフロントが直線的なデザインとなったことで運転感覚はつかみやすく、角の見切りも案外いいので思ったより運転が難しいことはないでしょう。

ボンネットの高さなども前型モデルに対して低くなったりしており、より運転しやすいでしょう。

リアに関しては車の全長が長かったりトランクがあるなどで運転感覚はつかみにくいですが、車の全長としては案外大型ミニバンなどと同じなので、大幅に難しいということはないでしょう。

サイドウインドウの視界は前から後ろまで広く取られているので、そちらと組み合わせることでしっかりした後方確認は可能です。

クラウンの車内の運転感覚

クラウンの車内からの運転感覚としては結構広めの前方視界で走りやすい車となっています。

クラウンのフロントウインドウはセダンとしては標準的な上下幅をしていますが、横幅は広く取られてまたデザイン的に寝ている形状となっています。

そのためドライバーからの視界は広々と取られており、スポーティなデザインにあわせて良好な運転性能となっています。

フロントウインドウとサイドウインドウを合わせても再度の視界を妨げる箇所は非常に少なくなっており、左右の目視確認も行いやすい車です。

ただリアウインドウについては上下幅がそこまで大きくないのですが、これはセダンとしてトランクルームがあるためで、ミニバンではないクラウンのような車ではある程度仕方ない面でもあります。

上下幅が300mm程度しかないので後方視界は良くはありませんが、近年はカメラなどの補助装置もあるので死角はかなりのところまで減らせるでしょう。

クラウンのサイズの評判

クラウンのサイズ感についてはtwitterにもさまざまな評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介します。

こちらの方はトヨタやレクサスの上級セダンに憧れがあるそうですが、実際にはクラウンを選択されたようです。

高級感や車格ではもっと上級の車はありますが、クラウンはサイズ感などそのバランスの良さからとても魅力的な車なのです。

こちらの方はクラウンに試乗されたそうですが、そのしっかりした足回りにびっくりされています。

しかしやはり1,800mmという小さめの車幅は扱いやすかったようで、日本に最適とおっしゃっています。

クラウンを他の車と比較

では最後にクラウンとそのライバル車を比較してみます。

スペッククラウン日産フーガトヨタ カムリホンダ アコード
価格5,059,000円〜7,321,000円5,027,000円〜6,394,981円3,456,000円〜4,648,000円4,650,000円
全長4,910mm4,980mmWSグレード:4,910mm その他グレード:4,885mm4,900mm
全幅1,800mm1,845mm1,840mm1,860mm
全高1,455mm〜1,465mm1,500mm〜1,515mmFF:1,445mm 4WD:1,455mm1,450mm
ホイールベース2,920mm2,900mm2,825mm2,830mm
トレッド(前/後)1,550/1,550 1,560/1,5601,575/1,570mm 1,575/1,565mm1,580/1,585mm(4WD:1,590mm) 1,590/1,595mm(4WD:1,600mm) 1,600/1,605mm(1,610mm)1,590/1,605mm
最低地上高ハイブリッドモデル:130mm ターボガソリンエンジンモデル:135mm145mm〜155mmFF:145mm 4WD:155mm130mm
車両重量1,690kg〜1,890kg1,700kg〜1,820kg1,550kg〜1,600kg1,560kg
タイヤサイズフロントタイヤ215/60R16245/40R20 245/50R18205/65R16、215/55R17、235/45R18235/45R18 94W
リアタイヤ215/60R16245/40R20 245/50R18205/65R16、215/55R17、235/45R18235/45R18 94W
室内長1,980mm2,090mm2,030mm2,070mm
室内幅1,500mm1,535mm1,535mm1,585mm
室内高1,185mm1,215mm(サンルーフ装着車1,185mm)1,185mm1,155mm
ラゲッジルーム高さ約500mm約500mm530mm約400mm
約1,000mm約1,000mm1,080mm1,370mm
奥行き1,110mm670mm990mm730mm
最小回転半径5.3m〜5.7m5.6m〜5.7m5.7m〜5.9m5.7m

クラウンと日産 フーガのサイズ感の比較

日産 フーガは日産の最上級の高級セダンとして存在感のある車となっており、以前からクラウンの直接的なライバルです。

トヨタと日産は日本の高級車市場でその人気を昔から争っており、クラウンとフーガは互いに競い合って進化してきました。

そんなフーガのサイズ感としては全長はクラウンより多少大きな程度ですが、フーガの場合はクラウンのような1,800mm以下にするというコンセプトがないため、全幅は1,845mmとなっています。

また全高に関してはフーガのほうが高めとなっており、車のサイズ感としては大型の印象です。

ポイント

車内のサイズに関してもクラウンよりはフーガのほうが少し大きめで、外観のサイズ感が大きくなっている分車内も広めです。

室内長や室内幅が眺めになっていて居住性はありますし、室内高も高めなので頭上空間のゆとりも広めとなっています。

一方でラゲッジルームに関してはどちらもトランク式ですが、その中の奥行きはクラウンのほうが大きくなっており、ラゲッジの使い勝手はクラウンが高くなっています。

なお最小回転半径に関してはクラウンのほうがより小さめとなっており、小回りについてはフーガはあまり良くないのがわかります。

クラウンとトヨタ カムリのサイズ感の比較

トヨタ カムリはクラウンと同じトヨタのセダンラインナップの1車種ですが、車格としてはクラウンのひとつ下となっています。

そんなカムリですが、実はその外観サイズはむしろクラウンより大型となっており、特に全幅はクラウンを超えて1,840mmとなっています。

もともとカムリは北米向けの車として計画された車が日本に導入されたため、車のサイズで全幅1,800mmという制限がなかったためにこのサイズ感となっています。

ですが車の高級感やエンジンのレイアウト、排気量などからすると、クラウンよりは1つ下のラインナップの車です。

ですが外観サイズがクラウンより大きめとなっているために室内長、室内幅ともカムリのほうが大きくなっており、室内の居住性についてはクラウンにも負けない車になっています。

室内高は同寸法ですが、その他の室内寸法が大きいので広々としているように感じるでしょう。

またトランクルームのスペースについてもカムリとクラウンは大きな差はなく、車の使い勝手はほとんど変わらないと言って良いでしょう。

しかしカムリは北米譲りの大きなサイズから最小回転半径が大きく、小回りについてはクラウンのほうがかなり良好な運転性となっています。

価格帯はカムリのほうが流石に安価ですが、室内の質感などはクラウンには及びません。

クラウンとホンダ アコードのサイズ感の比較

ホンダ アコードは以前はそこまで高級な車ではありませんでしたが、北米向けの大型セダンとなってからはかなり質感の高い車になっています。

アコードもカムリと同じような経緯を持っているセダンで、その外観サイズは北米向けの車として大きめのサイズ感です。

全長や全高はクラウンとほぼ同等のサイズではありますが、全幅が1,860mmとかなりワイドになっており、並べてみるとクラウンはスリムな車という印象です。

デザイン的にもスポーティな車になっているので、いまやアコードはクラウンのライバル車にもなっています。

そんなアコードの車内寸法は室内長が2,070mm、室内幅が1,585mmといずれもクラウンより結構大きめとなっており、車内の居住性はかなり快適です。

一方で室内高についてはむしろアコードのほうが短めとなっており、頭上空間のゆとりなどはクラウンが良好です。

なおアコードはハイブリッドシステムの搭載などでトランクルームのサイズに制限がされており、特に奥行きが730mmとちょっと狭めです。

最小回転半径もアコードは大きくなって小回りはそこまで良くなく、価格帯も同じぐらいですので、クラウンとは違った魅力がある高級セダンといえるでしょう。

総評

クラウンはすでにその歴史が70年以上経っている珍しい車で、世代を重ねるごとに確実な進化を果たして常に高級セダンのスタンダードの1車種として存在感を発揮しています。

現行クラウンもライバル車と比較してサイズが小さい面もあるものの、その日本市場を最も考慮した車というサイズ感は特別なものであり、クラウン以外には真似できないものとなっています。