ホンダCR-Vはホンダの中型SUVで、マッシブなデザインが魅力の車です。
今回はそんなCR-Vのサイズや寸法について見ていきましょう。
CR-Vのサイズ・寸法と広さ・大きさ
CR-VはホンダのクロスオーバーSUVで、北米市場譲りの力強いデザインが魅力です。
CR-Vはホンダが昔からラインナップしているSUVで、初代は1995年に登場した車です。当時からSUVでありながら都会的なデザインを持つ車であり、オフロードだけでなくオンロードもオールマイティに扱える車として人気でした。
現在は世界的に同様のコンセプトを持つクロスオーバーSUVが人気であり、現行モデルとなる5代目CR-Vも人気があります。
現行CR-Vは北米市場を強く意識したモデルとなっており、日本販売より先に北米販売が開始されました。
日本に導入されたのは2016年で、北米向けのマッシブなデザインが日本でも人気となっています。またエンジンにはガソリンエンジンとともにハイブリッドモデルも用意されており、オンロードの燃費も考慮した仕様となっています。
さらにはガソリン車のみですが現行モデルから3列シート7人乗りの仕様も追加され、2列シート5人乗りの仕様とは別にミニバンのような使い方もできる車になっています。
ではそんなCR-Vの外観サイズについてまずは見ていきましょう。
CR-Vの外観
CR-Vの外観デザインはマッシブで押し出し感の強いものとなっており、見た目のサイズ感はかなり大きめとなっています。
スペック | CR-V | |
全長 | 4,605mm | |
全幅 | 1,855mm | |
全高 | 1,680mm | |
ホイールベース | 2,660mm | |
トレッド(前/後) | 1,600/1,615mm | |
最低地上高 | 190mm〜210mm | |
車両重量 | 1,520kg〜1,700kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 235/60R18 103H |
リアタイヤ | 235/60R18 103H | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,400mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約2,300mm✕350mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕300mm | |
ミラー幅 | 約2,100mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
CR-Vの寸法
CR-Vの外観寸法についてまずは見ていきますが、日本の普通車のサイズは大きく分けて2種類の区分があります。
ナンバープレートの区分として5ナンバーサイズと3ナンバーサイズの2種類があるのですが、この2つは昔は税金の差がありましたが現在は廃止されています。
しかし車の大まかなサイズ感の指標となっており、5ナンバーサイズとなると比較的扱いやすいサイズで、3ナンバーサイズは大きい車というイメージとなります。
この区分はエンジンの排気量のほかに外観サイズの3寸法で決められており、どれか1つでも5ナンバーサイズを超えると3ナンバー車となります。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
CR-Vの外観サイズについては全長が4,605mmと5ナンバーサイズ以下とはなっていますが、全幅が1,855mmと5ナンバーサイズを超えているので、この車は3ナンバーサイズとなります。
また全高は1,680mmと5ナンバーサイズに収まってはいますが、車のサイズとしてはそれなりに車高の高い車となっています。
CR-Vはワイドなサイズ感ではありますが、全長は5ナンバーサイズに収まっていることから日本の道でも扱いやすいサイズではあります。
CR-Vは 駐車場に収まるか?
次にCR-Vのサイズ感で駐車場に収まるかどうかを見ていきますが、駐車場のサイズには大きく分けて2種類あります。
まず一般的な駐車場として平置きの駐車場があり、こちらは自宅の駐車場や有料駐車場、ショッピングセンターやコンビニなどの駐車場などさまざまなところで見られるものです。
そんな平置きの駐車場のサイズは施設によって違うのですが、おおよそ幅が2.5m・奥行き5.0mぐらいが一般的なサイズとなっています。
これに対してはCR-Vの外観サイズであれば問題なく駐車することができ、全長に対して余裕があるので駐車も難しくないでしょう。
もう一つの駐車場は立体駐車場で、立体駐車場は駅前などの狭い土地のところでビルのような施設に駐車するものです。
こちらはサイズの制限として高さの制限があり、昔からある立体駐車場では「高さ制限1.57m」となっています。
これに対してはCR-Vの全高が1,680mmとなっているため駐車することができず、立体駐車場への駐車は難しいです。
しかし近年は大型ミニバンやSUVの任期の増加によって立体駐車場の高さ制限が緩和された所が増えてきており、高さ制限が2.0m〜2.5mというところも増えています。
そのためCR-Vの全高でも駐車可能な立体駐車場がありますので、駐車する前に高さ制限をしっかり確認するようにしましょう。
その他の外観のサイズ感
CR-Vの外観サイズの特徴としてはやはりSUVらしい最低地上高の高さがあります。
SUVはもともとはオフロード走行のために設計された車で、クロスカントリーSUVなどと呼ばれます。
クロスカントリーSUVは悪路で岩や倒木などを乗り越えるために大きなタイヤと最低地上高を高くする傾向にあり、外観上の大きな特徴となっています。
現在人気なクロスオーバーSUVはクロスカントリーSUV風のデザインを取り入れる車ですが、メインは一般道路の走行であり最低地上高が低い車も中にはあります。
しかしCR-Vの最低地上高は190mm〜210mmと仕様によって差はありますが、クロスオーバーSUVとしてはしっかり最低地上高を確保されている車になっています。
そのためある程度のオフロード走行であれば可能であり、クロスオーバーSUVながら本来の悪路走行も視野に入れることが出来ます。
とはいえオンロード走行がメインなのは変わらないので、本格的なオフロード走行までは避けていおいたほうが良いでしょう。
CR-Vの内装
では次にCR-Vの内装のサイズを見てみましょう。
スペック | CR-V | |
室内長 | 1,970(7人乗りは2,520) | |
室内幅 | 1,550(7人乗りは1,520) | |
室内高 | 1,230(電動パノラミックサンルーフ装備車は1,185) | |
ラゲッジルーム | 高さ | 840mm |
幅 | 1,050mm | |
奥行き | 5人乗り:960mm 7人乗り:350mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法(7人乗りでは2列目座席) | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約1,500mm | |
奥行き | 約900mm | |
3列目座席 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約1,000mm | |
奥行き | 約600mm |
CR-Vの車内の広さ
CR-Vには5人乗りの2列シート車と7人乗りの3列シート車があり、3列シート車は前席2人、2列目に3人、3列目に2人乗りの構成です。
CR-Vの車内のサイズ感では5人乗り仕様が室内長1,970mmとなっており、このサイズ感は普通車としては標準的な広さです。
これに加えて3列目がある7人乗りでは座席分増えて2,520mmとなっており、後述するラゲッジスペースを減らすことで3列目のシートが設置されます。3列目シートは2人座りなので2列目シートより左右の幅が小さくなっています。
また室内幅は5人乗りで1,550mm、7人乗りで1,520mmとなっており、車幅の広さが室内幅の広さにもつながっています。SUVとしても結構室内幅が広いサイズ感で、居住性は結構高いです。
室内高については1,230mmとなっていますが、車高の高いCR-Vに対してはそこまで広くはなく、このあたりは最低地上高の高さが影響しています。
しかし1,230mmの室内高があれば頭上空間は結構余裕がありますので、こちらも居住性は悪くないでしょう。このあたりは北米向けの車ということで車内も広く作ってあります。
CR-Vのラゲッジルームの広さ
次にCR-Vのラゲッジルームの広さを見ていきますが、こちらも2列シート車と3列シート車で差があります。
CR-Vは車の形式としてはハッチバックカーなのでラゲッジルームと車室がつながっている形状となっています。
そのため2列シート車と3列シート車ではラゲッジルームの広さが違っており、3列シート車はシートを増やしたことでラゲッジルームの奥行きが狭くなっています。
2列シート車では奥行きが960mm近くあって結構広々としていますが、3列シート車では350mm程度と大きな荷物は載らない程度です。
またラゲッジルームの左右の幅は1,050mmとそれなりに広くなっており、大きめの荷物も載せることが可能です。
ラゲッジルームの高さも大幅に広くはありませんが必要十分な広さはあるといえるでしょう。
なおCR-Vの2列目シート、3列目シートはそれぞれシートアレンジによって格納することが可能で、格納することでラゲッジルームの奥行きを一気に増加させることができます。
そのため3列シート車であってもシートアレンジを工夫することで大きな荷物を載せるように使い分けることが可能です。
その他の内装のサイズ感
CR-Vの内装の特徴はなにより現行モデルから追加された3列目シートでしょう。
CR-Vの3列目シートはSUVながら7人乗りができる便利な装備ですが、そのシートサイズは1列目や2列目に対しては少し小さめのサイズとなっています。
3列目シートの前後の奥行きが7割程度となっているので座ったときの足元空間が狭めになっていますが、それでも座るのには十分なサイズ感となっています。
また幅は1,000mm程度ですがこちらは2人乗りなので十分な広さがあるといえるでしょう。
またCR-Vの3列目シートはシート自体の材質や乗り心地などもなかなか良好であり、こういった車種が補助シート的な3列目が多い中でしっかりしたシートが装着されているといえるでしょう。
なおハイブリッドモデルには3列目シートの7人乗り仕様はないのですが、これはハイブリッド用のコンポーネントを収めるスペースが必要なためにシートが装着できないためとなっています。
CR-Vの運転
次にCR-Vの運転性について見ていきましょう。
スペック | CR-V |
最小回転半径 | 5.5mm |
ハンドルサイズ | 370mm |
CR-Vの旋回性
まず車の運転性についてのスペックとして小回りがきくかという点があり、これは最小回転半径というスペックが関係しています。
最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切った状態で低速走行し、その状態で車を360°旋回させたときに必要となる半径です。
このスペックが小さいほど小回りがきくのですが、軽自動車で4.5m、コンパクトカーで5.0m、普通車で5.5m程度が標準的なスペックです。
ただSUVはオフロード走行に特化するために最小回転半径が大きくなる傾向があり、小回りが効きにくいことがあります。
しかしCR-Vの最小回転半径は5.5mとSUVにしてはそこまで大きくなく、CR-Vクラスの普通車の一般的なスペックとなっています。
そのためCR-Vは狭い道でも扱いやすい車となっており、運転中もバックの際なども便利な仕様となっています。
CR-Vの走行感覚
CR-Vの走行感覚としてはFF式のエンジン搭載方式なのでボンネットのオーバーハングは少なく、フロントの走行感覚は良好です。
CR-Vはエンジンを横置きにした車でなおかつ車高もあるので、ボンネットはあまり長くなく走行感覚がつかみやすくなっています。
またフロントのデザインは丸みを帯びたものとなっているので狭い道でも切り返しがしやすく、大きなボディながら案外使いやすい車です。
一方でサイド方向に関してはCR-VはSUVらしいデザインを作るためにフェンダー部の膨らみやマッシブなデザインとなっており、慣れないうちは運転感覚は微妙にわかりにくい点です。
しかしそんなに派手なデザインではないので一度慣れれば問題なく扱えるでしょう。リアに関しても少し複雑なデザインなので、バックの際などは少し気をつけたほうがいいですね。
CR-Vの車内の運転感覚
CR-Vの車内からの運転感覚については、前方の視界が良好で運転しやすい車です。
CR-Vのフロントウインドウは面積が広めに確保されており、前方視界はもともと良好です。
SUVのため車高が高くてドライバーの視点も高いのですが、そのために車の遠くまで見通しが効くようになっており、走行中は運転が結構楽です。
また左右方向も比較的視界が開けているので前側の視界は全体的に安定しているといえるでしょう。
サイドウインドウはそんなに広くはなっていませんので、停車時などは車高の高さで隠れている点は気をつけておいたほうが良いです。
一方で後方視界についてはあまり良好ではなく、リアウインドウのサイズが狭めなのでドライバーからの後方視界は少ないです。
これはCR-Vのデザインや車高の高さなどが合わさった結果ではありますが、走行中の後方視界やバックの際の視界があまりよくありません。カメラもありますが死角が大きいことも気をつけておいたほうが良い車です。
CR-Vのサイズの評判
CR-Vのサイズ感についてはtwitterにも様々な情報が投稿されており、その中からいくつかご紹介していきます。
とそこに救世主が現る。そう、CR-V。
後席は座り込み深く脚元もびっくりするほどゆったりしてラウンジのよう。
サンルーフは開口部こそ狭いがガラス二枚構造で開放感は大きい。視界も良好でAピラーの傾斜に頭を打ちつける事もない。素敵。
CX-5とは違ったアプローチでの静音性も◎
まるで死角がない?— あじ@向日葵 (@aji_hima) July 19, 2019
こちらの方はCR-Vになにかの理由で乗り換えられたようですが、そのサイズ感やゆとりのある車内空間など魅力の多い車という評価です。
また視界の良好さやAピラーの位置感など運転しやすい要素も多いそうですね。
CR-V、機能はヴェゼルより上で、ナビ込みの値段だから言うほど高くは感じなかった。
ただ、もう慣れたとはいえ、CR-Vでかいんよな。。
しかも、新CR-Vアメリカから逆輸入してサイズがでかなったらしいw— curo (@curo) November 5, 2018
こちらの方はCR-Vを購入されてその価格には結構満足されているようなのですが、やはり車のサイズは大きいと感じるようですね。
CR-Vは北米がメインの市場となっているので日本車とくらべると少し大きいサイズ感となっています。
CR-Vを他の車と比較
では次にCR-Vのサイズ感をライバル車と比較してみましょう。
スペック | ホンダ CR-V | 日産 エクストレイル | トヨタ ハリアー | マツダ CX-5 | |
価格 | 3,290,100円〜4,441,800円 | 2,272,600円〜3,546,400円 | 3,004,100円〜4,659,600円 | 2,618,000円〜3,976,501円 | |
全長 | 4,605mm | 4,690mm | 4,725mm | 4,545mm | |
全幅 | 1,855mm | 1,820mm | 1,835mm | 1,840mm | |
全高 | 1,680mm | 1,740mm | 1,690mm | 1,690mm | |
ホイールベース | 2,660mm | 2,705mm | 2,660mm | 2,700mm | |
トレッド(前/後) | 1,600/1,615mm | 1,575/1,575mm | 1,560/1,560mm | 1,595/1,595mm | |
最低地上高 | 190mm〜210mm | 205mm | 160mm〜175mm | 210mm | |
車両重量 | 1,520kg〜1,700kg | 1,510kg〜1,660kg | 1,660kg〜1,810kg | 1,520kg〜1,610kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 235/60R18 103H | 225/65R17(20S、20Xi HYBRID レザーエディション、20Xi HYBRID、20S HYBRID) 225/60R18(20Xi レザーエディション、20Xi) | 225/65R17 235/55R18 235/50R19 | 225/65R17 225/55R19 |
リアタイヤ | 235/60R18 103H | 225/65R17(20S、20Xi HYBRID レザーエディション、20Xi HYBRID、20S HYBRID) 225/60R18(20Xi レザーエディション、20Xi) | 225/65R17 235/55R18 235/50R19 | 225/65R17 225/55R19 | |
室内長 | 1,970(7人乗りは2,520) | 2列シート車:2,005mm 3列シート車:2,555mm | 1,965mm | 1,890mm | |
室内幅 | 1,550(7人乗りは1,520) | 1,535mm | 1,480mm | 1,540mm | |
室内高 | 1,230(電動パノラミックサンルーフ装備車は1,185) | 1,270mm(サンルーフ付き車は1,220mm) | 1,220mm | 1,265mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 840mm | 845mm | 740mm | 795mm |
幅 | 1,050mm | 1,050mm | 1,125mm | 1,050mm | |
奥行き | 5人乗り:960mm 7人乗り:350mm | ・300mm(3列シート使用時) ・950mm(3列シート収納時) | 1,010mm | 950mm | |
最小回転半径 | 5.5mm | 5.6m | 5.4m〜5.7m | 5.5m |
CR-Vと日産エクストレイルのサイズ感の比較
日産 エクストレイルは国産中型SUVの中でオフロード性の高いモデルとして有名な車で、現行モデルはCR-Vと同じく5人乗りもしくは7人乗りの可能なクロスオーバーSUVとなっています。
エクストレイルの外観サイズは5人乗りと7人乗りで外観サイズは変わりませんが、CR-Vと比較するとエクストレイルの全長のほうがより長くなっています。
一方で全幅はCR-Vのほうが大きくなっており、このサイズ感からCR-Vの見た目のほうが大きめの感じとなっています。
しかし全高はエクストレイルのほうが大きく最低地上高もほぼ変わらないので、上下に大きいのはエクストレイルです。
車内サイズに関しては2列シート車、3列シート車ともエクストレイルのほうが室内長が僅かに長くまた室内高も高いので、足元空間の広さや頭上空間などでアドバンテージがあります。
しかし室内幅に関してはワイドなCR-Vのほうがひろくなっており、フル乗車したときの左右の寸法はCR-Vのほうがゆとりがあります。
ラゲッジルームのスペースに関してはほとんど同じ寸法となっており使い勝手は変わらず、どちらの車もシートアレンジが可能なことからシートを倒してのスペース拡張もできます。
価格帯はCR-Vのほうが高めとなっていますが、機能面や利便性などはほとんど変わらないこの2車なので、価格以外はデザインで決めることになるでしょう。
CR-Vとトヨタ ハリアーのサイズ感の比較
トヨタ ハリアーはトヨタのクロスオーバーSUVで、スポーティなデザインと高級感のある車内が特徴の車です。
現行ハリアーにはCR-Vのような3列シート仕様は設定されておらず、2列シート5人乗りのSUVとなっています。
ですが外観寸法はCR-Vよりも結構長い全長となっており、車のデザインがシャープなことからスポーティさを際立たせています。
一方で車幅についてはCR-Vのほうがワイドになっており、車高についてはほとんど変わらないサイズ感です。
なおハリアーは最低地上高がそこまで高く設定されていないので、よりオンロードよりのクロスオーバーSUVという設計です。
車内のサイズについては同じ2列シート車としてはCR-Vと室内長がほぼ一緒ですが、室内幅については結構CR-Vのほうが大きくなっており車内のゆとりは大きいでしょう。
室内高はほとんど変わりませんが、ハリアーでフル乗車した場合とCR-Vフル乗車した場合ではCR-Vのほうが快適です。
一方でラゲッジルームに関しては3列目シートがないことから奥行きがしっかり確保され、幅もあるので大きな荷物も載せやすくなっています。
ハリアーとCR-Vの価格帯はほぼ同じところにありますが、デザインコンセプトが大きく違うのでそのあたりが選択の要となるでしょう。
CR-Vとマツダ CX-5のサイズ感の比較
CX-5はマツダの中型SUVとして絶大な人気を誇る車で、日本のみならず欧州で高い評価を受けています。
CX-5の特徴はなんと行ってもそのシャープでかっこいいデザインにあり、SUVとは思えないスタイリッシュさが世界で受け入れられています。
CX-5は2列シートのみの車ですが、その全長はCR-Vよりも短くなっており全体のサイズ感は少し小さめです。
ですが車幅や車高はCR-Vよりわずかに小さい程度なので、 CX-5もワイドで存在感のある車となっています。
CX-5の車内の寸法は全長が短い分車内長もCR-Vよりは短くなっており、足元空間などは少し狭くなっています。
一方で室内幅はCR-Vに匹敵するほど広く取られており、室内高も高いので案外窮屈なことはないでしょう。
ラゲッジルームに関してはCX-5の全長が短くてもラゲッジ長さはほぼ変わっておらず、幅や高さも同じぐらいなので使い勝手は良好です。
なおCX-5には他社の国産クロスオーバーSUVにない特徴としてクリーンディーゼルエンジンの搭載という点があり、高コストのエンジンであることから価格帯の上限がCR-Vと同じぐらいとなっています。
ですが基本のガソリンエンジンモデルであれば価格も安く、購入しやすいSUVです。
総評
CR-Vは北米譲りのゆとりのある車内空間と7人乗りまで可能というミニバンのような使い方ができる車で、その使い勝手の良さはSUVとしては高い水準にあります。
ですが車幅が大きいことなどからサイズ感が大きく見られる車でもあり、日本では狭い道などでその点がネックにもなっています。
CR-Vは以前は中型SUVでしたが、現行モデルは高級SUVに近い車といえるでしょう。