大学生と言えども免許を取ったら安くても車を持ちたいものです。
しかし車は高額でローンが必要なものですが、大学生でもローンを組むことができるのかってよくわかりませんよね。
今回は大学生でローンを使った車の買い方をご説明します。
大学生は車のローンに通るのか
大学生は収入が安定しないので基本的に高額のローンは組みにくい立場にありますが、いくつかの方法を使えば車のローンを組むことができます。
車のローンは一般的には車のディーラーや中古車店で車を買う時に一緒に組むのですが、未成年の大学生が社会人と同じようにローンを申請しても、まず審査には通りません。
それは大学生の収入が不安定なためで、大学生単独ではいくらアルバイトなどで収入があったとしてもローンを組めるほどの信用情報が得られないのが普通です。
しかし次の様な方法を使うことで、未成年の大学生であってもローンを組める可能性が出てきます。
方法1:連帯保証人を付ける
大学生で自動車ローンの審査に通るための最低条件は、信用のある連帯保証人が付いているかどうかです。
連帯保証人とは、ローンを組んだ本人(この場合は大学生)が何らかの理由で支払いができなくなった場合に、代わりに返済責任を負う人のことです。
一応連帯保証人は誰でもよいことになっていますが、大学生の場合には両親のどちらかに連帯保証人になってもらうのが普通です。
その他の親族や友人でも保証人にはなれますが、車の様な高額商品ですので、よほどの理由がなければ引き受けてはくれないでしょう。
連帯保証人が付くと、ローンの審査にはつぎの3つを主に審査されます。
審査1:大学生本人の支払能力
まず当然のことながら、ローンを組む本人の支払能力が重要です。
連帯保証人が付かなければいくら支払の可能な収入があったとしてもローンには通りません。
しかし連帯保証人がついていれば、毎月の返済がきちんとできる収入があれば審査には通りやすくなります。
審査2:他のローンや支払いの滞納の有無
大学生本人が自動車ローン以外のローンを組んでいる場合、その支払い能力とあわせて審査が行われますので、その場合には審査に通りにくくなります。
またローンではなくても、例えば携帯電話の毎月の支払が滞納していたり、過去に滞納した履歴があったりすると、信用情報が悪くなりますので、審査に通りにくくなります。
車と携帯電話で関係ないようにも思えますが、こういった支払の情報は金融業者間でしっかり共有されているのです。
上記2つのような場合には、いくら連帯保証人がついていても審査に通りにくくなるので、できるだけこのような状況はないようにしましょう
審査3:連帯保証人の支払能力
連帯保証人にも審査はあり、もし大学生本人の支払いが滞納しても、変わって返済できる支払い能力があるかどうかを審査されます。
連帯保証人の場合も、毎月の収入やほかのローンの状況、過去の支払滞納の状況などを診査され、不適格とされた場合には連帯保証人として認められません。
方法2:学生ローンを活用する
ディーラーや中古車屋で組むローンに通らなくても、18歳以上の学生であれば使える学生ローンを活用する方法があります。
学生ローンとは、学生が学費やその他資金が必要なときに借り入れをできる制度で、普通のローンや銀行でお金を借りるよりも審査が通りやすいという特徴があります。
しかも借りるお金の用途は基本的になんでもOKで、安い中古車を買う程度の借り入れなら問題なく行えます。
しかし学生ローンにも問題があり、他のローンに比べて金利が非常に高く、消費者金融並みなのが難点です。
ディーラーなどで組むローンは年金利が5%~8%程度なのですが、学生ローンでは15%~18%と非常に高く、金利分を含めた支払総額は学生ローンのほうが非常に高くなります。
この金利の高さははまさに消費者金融などと同じで、審査が簡単な分金利が高いので注意が必要です。
学生ローンは連帯保証人も不要なので借り入れはしやすいですが、その分支払は厳しいですので、借入をする際には支払能力に見合った借り入れを行いましょう。
20歳以上の大学生の場合
同じ大学生とはいっても、20歳以上の成人の場合には多少状況が違います。20歳以上の場合、大学生で単独であっても自動車ローンや銀行ローンの審査に受かる可能性があります。
未成年の場合のように連帯保証人は必ずしも必要ではありません。
審査される内容は未成年の場合とほぼ同じで、アルバイトなどでの定期的な収入の状況と、他のローンや滞納があるかを審査されます。
そこで不適格となればしかたありませんが、少なくとも年齢だけで審査に落ちることはありません。
一度、ダメ元で審査を受けてみる価値は十分にあるわけです。
なお銀行のローンは自動車ローンなどよりも金利が低いことが多く、多くても5%ぐらいです。自動車ローンの5%~8%よりも安いので、審査に通れば非常に支払が楽になるでしょう。
またこの場合にも連帯保証人は付けることができますので、付けた方が審査には通りやすくなります。
また購入時に正しい値引き交渉をすることで車体価格を数十万円安くできるので、審査に通りやすくなります。詳しく知りたい方は下記のたった1分で車を60万円値引きできる裏技のページをご覧ください。
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大学卒業が近い場合
もう一つ審査に通りやすい場合があり、それは大学卒業真近で既に内定が決まっているときです。
大学生としての収入はあまり多くなくても、就職の内定が決まっていれば話が変わります。
将来的に安定した収入が見込めることになりますので、その分審査に有利になります。
ただしこの場合には就職先の信用情報なども審査の対象に入ってきます。
普通の会社であれば給与水準がしっかりあれば問題ないのですが、もしその会社の信用情報が実は悪かったりすると審査に不利になります。
とはいえ学生の段階でそこまで考慮できないので、審査を受けてみてダメだった場合にはそういった可能性もあるということです。
また卒業後に実家の家業を手伝うなどして自営業扱いになる場合、企業に就職するよりは審査が厳しくなることもあります。
企業より自営業のほうが運営資金が少ないなどの理由で、ローンの審査には不利となるのです。
とはいえ一般的な水準の企業に就職するのであれば、よほどのことが無ければ審査に落ちることはないでしょう。
リースだったら普通に可能か
車を手に入れる方法は、何も購入するだけではありません。他の方法としてリースで車を一定期間借りるという方法があります。
カーリースとは、カーリース専門の業者から車を一定期間借りる方法で、車種にもよりますが月10,000円~30,000円程度で軽自動車や普通車に乗ることができます。
値段だけを見ると、車を購入して月々払うのとそう変わらないと思うかもしれませんが、リースの最大のメリットは燃料代以外の維持費が不要ということです。
車の維持費は、月々の燃料代以外にも税金や整備費用、保険代などいろいろな費用がかかるもので、年間100,000円~200,000円ぐらいはかかるものです。
リースで車を借りるだけであれば、そういった諸費用を払う必要がなく毎月一定の金額を払うだけなのでお得なのです。
車のリースは学生向けに展開している業者さんも数多くあり、一定の支払い能力があるかどうかの審査はありますが、購入する場合よりもかなり楽な審査です。
なにせ、もし支払いが滞ったとしても、その場合はリースした車を回収すればよいのです。
ただしリース車両は借り物ですので、乗っている間は車を壊さないように、または汚さないように注意しなければいけません。
もし壊したり汚したりした場合には、それなりの支払いが必要となるでしょう。
しかしカーリースは次の様なメリットもあり、車を購入するよりも良いことがあります。
大学生で車に乗りたい場合には。有効な手段の一つです。
新しい車に乗れる
カーリースのメリットの一つとしては、比較的新しい車種にも乗ることができることです。
車を購入する場合、大学生ではほとんどの場合資金的な問題で中古車しか選択肢にできません。
しかしリースで車を借りる場合には、月々一定額支払うだけでさまざまな車種の中から選ぶことができ、新しい車でも対象に入ってきます。
うまくいけば新車に乗ることだって可能ですし、もし違う車種に乗り換えたいと思ったときにも、費用はたいして変わらず乗り換えることができます。
自分の車にはできない分、金額的な制約をあまり受けずにさまざまな車種を選んだり、乗り換えたりできるのがリースのメリットです。
契約期間後に買い取りもできる
リース契約はある一定期間を過ぎれば車を業者に返却するのですが、その際その車を気に入ったのであれば買い取りをすることもできます。
当然リースで借りる以上に費用は必要になりますが、リース終了後に買い取りの場合には、それまでのリースで支払った金額をある程度差し引いた形で買い取りすることができるでしょう。