大学生ともなるとアルバイトなどである程度の収入ができ、また普通自動車の運転免許が取れることから車が欲しくなってきますよね
でも車を持つのは維持費がかかるものですが、どのぐらい毎月お金が必要なのか不安になってきますよね。
今回は大学生で車を持つのにかかる維持費についてご説明します。
車の維持費
まずは大学生に限らず車を所有するためにかかる維持費をご説明しましょう。
主な車の維持費とは
車の維持費と一口に言ってもその内訳はさまざまで、毎月かかる維持費から年単位でかかるものまであります。
次の表が車を維持するうえで最低限必要な費用の一覧で、これに加えて車のローンの支払いが毎月あります。
一例として小型車~普通車クラスの維持費をまとめてみました。金額は1年間の費用に換算してあります。
維持費内訳 | 軽自動車維持費 | 普通車維持費 |
月々の維持費(1年分) ・ガソリン代 ・駐車場代 | 84,000円 | 110,000円 |
自動車税 | 7,200円 | 35,000円 |
任意保険料 | 40,000円 | 50,000円 |
点検費用 | 10,000円 | 15,000円 |
消耗品代 | 5,000円 | 10,000円 |
車検費用(1年分換算) | 40,000円 | 50,000円 |
合計 | 186,200円 | 270,000円 |
これらの維持費は車を所有している以上は必ずかかる費用で、軽自動車でも年平均で200,000円弱、普通車では250,000円以上かかることになります。
なおこれには2年ごとにかかる車検の費用も入っているので、実際に1年にかかる費用はもう少し少ないですが、アルバイトなどで必要な収入を考えるのには適しています。
1か月で考えると月平均20,000円ぐらいは必要となるので、まず維持費としては最低限これぐらいかかると覚えてきましょう。
どれくらいお金が必要か
車を持つには維持費のほかにも、当然車本体の支払いを進めなくてはいけません。大学生であっても車の購入には基本的にローンを使います。
ローン自体の解説は今回は省略しますが、毎月数万円の支払いが発生しています。
例えば支払総額500,000円の車を買ったとすると、24回払いでローンを組んだ場合月々の支払金額は20,000円ほどになります。
支払回数を増やせば増やすほど毎月の支払は少なくなりますが、その場合金利の支払い分が増えていきますので、見えないところで多く支払しているのです。
前述した維持費とあわせて考えると、500,000円の24回払いでは、合計で毎月40,000円ぐらいの収入が必要となるのです。
なお、正しいやり方で値引き交渉をすればもう少し安い価格で購入できます。
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大学生の収入はいくらぐらい?
大学生は一般的に親からの仕送りやアルバイトなどで収入がありますが、金額的には平均月84,000円程度です。
※参考URL:大学生の1ヵ月の収入
しかしそのすべてを車の支払に回すわけにはいかず、家賃や生活費などで半分以上は使われてしまうでしょう。
そうすると車に使える毎月の収入はギリギリ40,000円ぐらいだと思いますが、前述した支払金額だと収入のほぼすべてを使うことになります。
しかし実際には車検費用などは2年ごとの費用ですので、毎月支出するものではありません。
毎月支出する維持費はガソリン代と駐車場代を合わせて10,000円~15,000円程度になるので、それと車のローンを合わせて実際に毎月支出されるのは30,000円程度でしょう。
しかし収入に対する支出がギリギリなのは変わりませんので、車検代を積み立てるなら平均84,000円の収入はほぼほぼ使い切ることになるでしょう。
これを少しでも改善するのであれば、アルバイトを増やすか、次でご説明するような対策をしなければなりません。
ここまでの説明では車両価格が500,000円ぐらいの車をベースに解説しましたが、大学生の収入に対しては少々ギリギリすぎる結果になりました。
そのためもう少し余裕をもって車を維持するためには、次のようないくつかのポイントを修正しなければなりません。
もっと車両価格の安い車を探す
車両価格500,000円だと、10年近く経過した軽自動車や普通車がターゲットになりますが、もっと安い車だと300,000円ぐらいの軽自動車も市場に出回っています。
中古車としては500,000円でもそこそこ安いのですが、300,000円ともなると少々各部がくたびれてきたり、内装が少し傷んだりしているかもしれません。
しかし人生で初めて乗る車ですので、ぶつけたり、こすったりは当然するでしょう。
そう考えると最初からわざわざ高い車に乗らなくても、多少クオリティは低くても安い車のほうが良い場合もあります。
300,000円であれば24回払いで月々12,500円ですので、維持費を考えても多少余裕のある支払いになるでしょう。
支払回数を増やす
月々の支払金額を減らすには、支払い回数を24回ではなく36回などに延長するのも一つの手です。
支払での金利分は増えてしまいますが、なにより毎月の支払いを抑えなければ数年間にわたって厳しい生活になってしまいます。
支払回数を増やすことで無理なく継続した支払ができますので、心にもゆとりがうまれてくるでしょう。
また支払い期間中に大学を卒業して就職するのであれば、将来的には支払は楽になりますし、社会人になった段階で繰り上げ返済もできるかもしれません。
くれぐれも無理のあるローンを組まないように気を付けましょう。
燃費の良い車を選ぶ
車の維持費の中で結構な割合を占めるのが、ガソリンや軽油などの燃料代です。
燃料代を抑えるためには少しでも燃費の良い車を選ぶのがよく、軽自動車やコンパクトカーなどが視野に入ります。
大学生で若い時分だと、どうしてもスポーツカーなどのカッコイイクルマにあこがれてしまいますが、そういった車はおおよそ燃費が良いとは思えません。
燃費がよいとなるとやはり軽自動車ですが、コンパクトカーなども十分視野に入ります。
とはいえ燃費が最高に良い車は新しい車が多いので、中古である程度の燃費を発揮する車を探しましょう。
具体的には、燃費が20km/l程度あれば、古い中古車にしては十分に燃費の良い車といえます。