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結局は自分次第?新車と中古車はどちらがローンに通りやすい?

「新車と中古車はどっちがローンの審査に通りやすいの?」と悩んでいるあなた!

「新車のローンは通りやすい」

「いや、ローンに通りやすいのは中古車だ」

なんて、さまざまな噂も飛び交っていますが真実はどうなのかよくわからないですよね。

そこで、新車と中古車のローン審査にはどのような違いがあるのか。そもそも、自動車ローンはなにを基準に審査をしているのかについてご紹介したいと思います。

新車と中古車はどちらがローンに通りやすいのか?

ローン

いきなり結論を言いますが、実は新車と中古車を比較しても審査の難易度は変わりません。

なぜなら、審査の内容はほぼ同じだからです。しかしながら、銀行系以外の自動車ローンでは一般的に新車の方がローンに通りやすいと言われています。

新車がローンに通りやすいと言われている理由

ではなぜ新車がローンに通りやすいのでしょうか?理由は3つあります。

新車の担保価値が高いから

クルマの価値は年式・走行距離を基準に決められています。

例外を除いては5年前に製造され5万キロ走行しているクルマより、今年製造された走行距離10キロ未満のクルマの方が価値は高いとされています。

ということは、当然といえば当然ですが、新車の方が中古車より価値が高くなります。

クルマを買った1年後を考えても、新車で買った方が中古車より走行距離が少なく年式は新しいので、基本的に新車の方が価値は高いです。

価値が高ければ、もしローンが払えなくても、クルマをより高い金額で売却し返済にあてられます。そうすれば、業者も「お金を返せるのだから、貸しても大丈夫だ」となりますよね。

つまり、新車の方が担保としての価値が高いのです。そのような理由で新車がローンに通りやすいと言われています。

新車ディーラーは販売台数を増やしたい

自動車ディーラーのメイン商品は新車です。中古車ではなく新車を1台でも多く販売したいという思惑があります。なぜなら、メーカーからの仕入れ値(ランク)が変わるからです。

メーカーから決められた台数を販売しなければランクが下がり、仕入れ値が高くなります。つまり、台当たりの利益が減るということです。

そういった理由があり、新車であればローンの面でも融通を利かせてくれます。

営業担当者が信販会社に交渉してくれることがある

新車を買う際は、営業担当者が信販会社にローンが通るよう直接交渉してくれることもあります。

ですので、たとえ収入等の条件があまりよくない場合でも、ある程度はなんとかなり、審査が通りやすいと言えます。

自動車ローンの審査基準

ここまでで、新車の方がローンに通りやすいことがおわかりになったかと思います。

「じゃあ新車を買うか!」と思われたかもしれませんが、実は新車であってもローンに通らないこともあるんです。

ローンを組むなら、そもそも一定の基準に達してなくてはなりません。次はその基準について解説します。

審査される項目と基準

審査基準の基本は「信用」です。あなたも知人から「お金を貸して!」と言われても貸せる人と貸せない人がいると思います。

銀行を含むローン会社も同じです。返済されない可能性が高ければリスクも高くなります。そのため、まずは過去にそのような経歴がないかを審査されます。

その経歴に関わるものが、審査項目となっています。一つ一つ見ていきましょう。

債務事故の有無

債務事故とは自己破産や債務整理、踏み倒しのことです。このような経験があると、信用情報機関のブラックリストに掲載されてしまいます。

ブラックリストに掲載されているということは、理由はなんであれ過去に借りたお金を返済できなかったということですので、「信用がない危険人物」と判断されます。

そのため、ブラックリストに掲載されている場合は、一定期間が過ぎるまで、いかなるローンも通ることはありません。

現在の借入れと年収

ローンを組む際は利用限度額が定められています。これを総量規制といい、個人の借入可能額を年収の3分の1までに制限するという制度です。

自動車ローンは総量規制の対象外となっていますが、一般的にはすべての借入を合算した年間返済額が年収の25%〜40%までと言われています。

そのため、数社から多額の借入があるようであれば、審査は通りにくくなります。

また申し込み可能な年収は150万円以上とされていますが、実際は200万円以上が多いです。

勤務先

職業が理由でローンに通らないということはありませんが、やはり規模の大きな企業に勤めていると審査は有利になります。

勤続年数

勤続年数1年未満は厳しいといわざるおえません。しかし、たまたま転職して間もないということもあるでしょう。その場合は前の勤続先での年数も対象になることもあります。

中には勤続年数3年以上としているところもあるので注意が必要です。

雇用形態

パートやアルバイトのいわゆる非正規雇用の人は、自動車ローンが通りにくいといわています。しかし、他の条件が揃っていれば通ることもあります。

実際、私の妻はアルバイトとして銀行からマイカーローンの融資(200万円)を受けているので雇用形態はあくまで補助的な審査といえます。

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ローンの種類ごとの審査基準

契約の説明を受ける

ローンの審査基準については理解できましたでしょうか?

基本は先ほど書いた項目をクリアすればローンは組めます。ただ、ローンの審査は複雑で、ローンの種類ごとに審査の厳しさは変わるんです。

ですので、次はローンの種類ごとに審査がどれほど難しいのか、解説していきましょう。

銀行系ローンの審査基準

銀行系ローンとは銀行や信用金庫、JAなどの組合ローンが該当します。自動車ローンの中で最も審査が厳しく、ブラックリストの掲載はもちろんのこと、過去に携帯電話料金の遅延があっただけで通らない場合もあります。

また、これまで一度も取引がない銀行であれば、審査はより厳しくなります。

一方、何年も給与振込などで利用している場合や住宅ローンを組んでいる場合は審査に通りやすくなります。理由はその銀行に対して一定の信用がすでにあるからです。

ディーラー系ローンの審査基準

ディーラーローンとはトヨタやホンダ、日産などの自動車メーカーが独自で扱っている自動車ローンです。

個々のディーラーがお金を貸してくれていると思われがちですが、お金を貸してくれるのはあくまでグループファイナンスです。

ディーラー系ローンは銀行系よりも審査が甘くなっています。理由は「新車がローンに通りやすいと言われている理由」で解説した通りです。

他にも、購入するクルマを担保に貸付をしてくれるというのも審査が甘い理由です。「購入するクルマを担保に」という意味が少しわかりにくいかもしれませんが、要は購入するクルマの所有権をディーラー、もしくは信販会社が得られるということです。

クルマは民法上、財産として扱われるので、所有権の名義人だけがそのクルマの売買権利を得られます。

ディーラー系ローンではローンが完済するまで所有権の名義を変えることはできません。

ということは、最悪のケース(支払いの滞り)があってもクルマを差し押さえる権利があるのでリスクも最小限に抑えられるというわけです。

このような理由もあり、銀行系ローンより審査が甘いとされています。

その他信販系ローンの審査基準

ディーラー系以外の信販系クレジットローンで、該当するのはオリコやジャックスなどです。規模の大きさは関係なく、個人経営の自動車販売店で扱っている自動車ローンのほとんどはその他信販系ローンです。

その他信販系ローンは自動車ローンの中で最も審査が甘くなっています。実際、ディーラーによっては自社提携ファイナンスの審査に通らなかったユーザーに勧めることもあります。

審査が甘くなっている理由はディーラー系ローンと同じく、所有権を信販会社が得られるからです。

他にも、ディーラー系ローンのように自動車販売店が直接交渉してくれるからでもあります。ただし、直接交渉を受けてもらえるのは信販会社と自動車販売店で深い付き合いがある場合だけです。

つまり、同じ人が同じローン会社を利用するといったときでも、どこで購入するかによって審査に通る、通らないが変わる場合もあるということです。3つの自動車ローンの審査の難易度はこのようになっています。

ローンを通すために購入前にできる対策

チェック

ローンを通すには信用がすべてというお話はこれまでにしてきた通りですが、銀行や信販会社に良い印象を持ってもらうことができれば審査には通りやすくなります。

勤続期間3年以上であれば、ローン審査が終わるまで転職しない

勤続期間だけで判断されるわけではありませんが、同一勤務先で3年以上勤務しているようであれば、ローンが通るまで転職・退職はしないようにしましょう。

職を転々としていると良い印象は与えません。実際に、私の知人は職を転々としていることを理由に銀行から自動車ローンの融資を断られました。

最悪保証人になってくれる人を用意しておく

保証人ですので支払い能力がないと意味がないため、誰でも良いというわけではありません。

通常、自動車ローンでは保証人を用意することはありませんが、稀に保証人を立ててくれればOKということもあります。

銀行系の場合はローンを組む最低半年前から定期預金をしておく

これは銀行に勤務する私の親戚が言っていたことですが、銀行によって違いがあるのですべてがそうとは限りません。

他の条件(年収や現在の借入額、雇用形態等)が重要なのは当然として、定期預金をしているユーザーに対しては審査を甘くしているようです。

期間についてですが、1年していればかなり印象は良いそうです。しかしながら、ローンを組む予定の半年前からでも印象は違うそうです。

現在複数社から借入をしている場合は1社でも完済しておく

最も重要とも言える項目です。例えば、他社からの借入が1社と2社では受ける側の印象は違います。もちろん、借入金額も重要ですよ。

ただ、1社で50万円の借入と2社で50万の借入では1社の方が聞こえはいいですよね。なので、完済できるようであれば1社でも多く完済しておくようにしましょう。

ローンに通る、通らないは結局のところ自分次第

ここまで見てきてわかると思いますが、ローンが通る、通らないは結局のところ自分次第ということです。

確かに、中古車に比べると新車の方が審査も通りやすくはなります。しかし、債務事故があっては中古車、新車問わずローンそのものに通りません。

債務事故までいかなくても、支払い遅延の履歴が続いている場合も審査では不利になります。

支払い遅延があっても通ることはある

大きな声では言えませんが、私は支払い遅延の常習犯です。しかし、ディーラーローンと銀行ローンはすんなり通りました。(運が良かっただけかもしれません)

絶対通らないと思っていただけに驚きましたが、支払い遅延の常習犯でも自動車ローンには通るという見本にはなるかと思います。

そのため、ローンを組んでクルマを購入予定であれば、最初から諦めるのではなく、まずは金利の低い銀行系ローンから申し込むようにしましょう。