ダイハツ キャストスタイルはダイハツのトールワゴン系の軽自動車で、SUVライクなポップなデザインが特徴です。
今回はそんなキャストスタイルのサイズや寸法を見ていきましょう。
キャストスタイルのサイズ・寸法と広さ・大きさ
ダイハツ キャストは2015年に登場した新しいタイプの軽自動車で、ダイハツが他社のライバル車に対抗して登場させたモデルです。今回ご紹介するのはその中でキャストスタイルというタイプのモデルです。
キャストはその外観デザインが丸みを帯びてポップなものとなっているのですが、これは近年人気の高いクロスオーバーSUVを意識したものとなっています。
クロスオーバーSUVはそれまでオフロード性の強かったSUVという車種を都会的な乗用車にした車種で、世界的な人気となっています。
日本でも軽自動車でもクロスオーバーSUVというモデルが増えてきており人気も高まっているのですが、キャストはそんな需要に対するダイハツの一つの回答です。
キャストはおなじダイハツのムーヴをベースとした車ですが、そのデザインや車高などのサイズ感はキャスト専用となっており特徴のある車です。
SUV風とはいってもキャストは乗用車に近いデザインで受け入れやすい車となっており、さまざまな世代に合わせた車となります。
なおキャストは登場した当初は基本である「スタイル」に加えて「スポーツ」「アクティバ」という3タイプ構成でしたが、2020年のマイナーチェンジでこれらは廃止されており現在ではキャストスタイルのみの展開となっています。
ではそんなキャストスタイルのサイズや寸法を見ていきましょう。
キャストスタイルの外観
まずキャストスタイルの外観サイズを見ていきましょう。
スペック | キャストスタイル | |
全長 | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | |
全高 | 1,600mm | |
ホイールベース | 2,455mm | |
トレッド(前/後) | 2WD:1,305/1,295mm 4WD:1,305/1,265mm | |
最低地上高 | 150mm | |
車両重量 | 2WD:840kg 4WD:890kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 165/55R15 75V |
リアタイヤ | 165/55R15 75V | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,200mm✕450mm |
サイドウインドウ | 約1,800mm✕400mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕300mm | |
ミラー幅 | 約1,900mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
キャストスタイルの寸法
キャストスタイルはクロスオーバーSUV風の車ですがそのサイズは軽自動車枠に収まるもので、見た目ほど大きな車ではありません。
軽自動車の枠は日本の狭い道にマッチした自動車として計画された規格で、その規格ではエンジンの排気量の他に車体のサイズに規制があります。
軽自動車のサイズ規制は「車両寸法が長さ3.40 m (3,400 mm) 以内、幅1.48 m (1,480 mm) 以内、高さ2.0 m (2,000 mm) 以内」となっており、この枠をどれか一つでも超えた場合には軽自動車にはなりません。
これに対してキャストスタイルの外観サイズは全長が3,395mm、全幅が1,475mmとなっており、軽自動車の規制の枠をギリギリ使うサイズ感となります。
このサイズ感はキャストスタイルだけのものではなく軽自動車全般に見られるもので、ファミリー向けの自動車としては小型なサイズをギリギリまで活用するサイズ感です。
一方で全高は1,600mmとなっていて軽自動車枠に対しては余裕がありますが、それでも1,600mm台の軽自動車は結構車高の高い軽ハイトワゴンになります。
軽ハイトワゴンは現在の軽自動車の主流と言ってもよく、車高の高さで車内を広くすることを目的とした便利な車となります。
キャストスタイルは駐車場に収まるか?
では次にキャストスタイルの外観サイズで駐車場に収まるかどうかを見ていきましょう。
車の駐車場は基本的には平置き駐車場がメインであり、これは自宅の駐車場はもちろんのこと有料駐車場やショッピングセンター、コンビニなどさまざまな施設で設置されているものです。
この平置きの駐車場はサイズが場所によってまちまちではありますが、一般的なサイズとしては幅が2.5m・奥行き5.0mとなっています。
これに対してキャストスタイルの外観サイズであれば駐車場枠には問題なく収まるサイズで、余裕もかなりあるので駐車がとても楽な点が軽自動車のメリットです。
なお駐車場にはもう一つ立体駐車場というタイプがあり、駅前などの狭い土地にビルのような施設を建てて、そこにエレベーターで上下に車を駐車していく形の駐車場になります。
立体駐車場はその構造から車の全高に対しての規制があり、昔からある立体駐車場では「高さ制限1.57m」という所が多いです。
これに対してキャストスタイルは全高が1,600mmなので立体駐車場の高さ制限に引っかかっており、すべての立体駐車場に駐車できるわけではありません。
しかし近年はSUVやミニバンの増加によって立体駐車場の高さ制限が緩和されたところも増えてきており、高さ制限が2.0m以上となっているところなどはキャストスタイルでも問題なく駐車できるでしょう。
キャストスタイルで立体駐車場に駐車したい場合には高さ制限をしっかり確認するようにしましょう。
その他の外観のサイズ感
キャストスタイルのその他のサイズ感としては最低地上高が季になる点で、SUVの車種は最低地上高は高めになる傾向があります。
SUV系の車種は悪路走破のために最低地上高は高くなるのですが、オフロードでは岩場や倒木の乗り越えのために車の底面から地上までの距離が多く必要です。
最低地上高が小さいと障害物に車が乗り上げてしまい、スタックや故障の原因となります。
そのためオフロード走行を考慮したSUVは最低地上高が200mm以上であることが多く、一般道走行がメインのクロスオーバーSUVであってもある程度の悪路走破性を持たせるために最低地上高を高くする車種は多いです。
ですがキャストスタイルの最低地上高は150mmとなっており、実際には最低地上高は普通車と変わりません。
キャストスタイルは軽自動車のクロスオーバーSUV風の車ですが、実際にはSUVのような走破性の高さはなく、一般道路走行の乗用車です。
軽自動車には後ほどご紹介するスズキ ジムニーのように悪路走破性の高い軽自動車もあるのですが、キャストスタイルはデザインのみSUV風の車となっています。
キャストスタイルの内装
次にキャストスタイルの内装のサイズ感を見ていきましょう。
スペック | キャストスタイル | |
室内長 | 2,005mm | |
室内幅 | 1,320mm | |
室内高 | 1,245mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 約800mm |
幅 | 約880mm | |
奥行き | 約400mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約600mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約1,200mm | |
奥行き | 約1,100mm |
キャストスタイルの車内の広さ
キャストスタイルは軽自動車として前席と後席の2列シートとなっていますが、その座席の広さは軽自動車としてそこそこ広めのものです。
キャストスタイルの室内長は2,005mmとなっていますが、このサイズ感は普通車のセダンやコンパクトカークラスと同じぐらいのサイズがあり、軽自動車としてはなかなか広々としたサイズ感です。
室内幅は1,320mmと軽自動車としてはそこそこ広めなのですが、キャストスタイルは軽自動車の枠で全幅がギリギリなので横幅は広くはありません。
ですがキャストスタイルは4人乗りなので後席には2名のみで、普通車のように3名乗りではないのでゆとりはあります。
室内高についてはキャストスタイルは1,245mmとなっており、軽自動車としてはなかなか広めの頭上空間が確保できています。
近年は全高が1,800mm以上の軽スーパーハイトワゴンというタイプの軽自動車も増えてきて室内高はより広くなる傾向にありますが、キャストスタイルのサイズは車内の広さと車のデザイン、走行性能などでバランスの取れたものとなっています。
キャストスタイルのラゲッジルームの広さ
次にキャストスタイルのラゲッジルームの広さを見ていきましょう。
キャストスタイルは車のタイプとしてはハッチバックカーにあたり、ラゲッジルームは後部座席の後ろから車の後部までの間のスペースとなります。
このスペースは全長に規制のある軽自動車では室内長とのスペースの取り合いとなるところで、軽自動車ではラゲッジルームが狭くなることもよくあります。
キャストスタイルのラゲッジルームの奥行きは400mm程度となっていますが、これは軽自動車のラゲッジルームとしてはそこそこの広さがあるといってよいでしょう。
またラゲッジルームの幅や高さもそれなりの広さがあり、大きな荷物は厳しいですが普段の買物の荷物であればしっかり載せられるサイズ感です。
さらにキャストスタイルの後部座席を前側に折りたたむシートアレンジを駆使するとラゲッジルームの奥行きを一気に広げることができ、大きな荷物を載せられるようになります。
キャストスタイルの車高の高さから来るラゲッジルームの高さがあるので、軽自動車にしてはなかなか容量のあるラゲッジルームとなります。
その他の内装のサイズ感
キャストスタイルのその他の内装のサイズ感としては、前席と後席のシートの奥行きがあります。
キャストスタイルの室内長は前述で述べた通り2,005mmとなっていますが、その中で前席の奥行きは約900mmとなっています。
このサイズ感は軽自動車の座席としては一般的な寸法で、大幅に広いわけではありませんが狭くもなくバランスの取れたサイズ感といえます。
なお運転席と助手席は奥行きは同サイズですが、ベンチシート式になっているので左右の幅は運転席側が少し広めとなっています。
これに対してキャストスタイルの後席は奥行きが約1,100mmとなっており、前席よりサイズの大きな寸法となっています。
1,100mmあると座ったときの足元空間は結構広々としており、軽自動車とは思えないほどゆとりがある後席になっています。
ですがキャストスタイルは前席もそこそこの広さですしラゲッジルームも悪くないサイズがあるので、車内のサイズがバランスが取れて割り当てられているといえるでしょう。
キャストスタイルの運転
次にキャストスタイルの運転性についてのスペックを見ていきましょう。
スペック | キャストスタイル |
最小回転半径 | 4.7m |
ハンドルサイズ | 370mm |
キャストスタイルの旋回性
キャストスタイルの運転性についてまず見ていくのはその旋回性で、車の小回りの効きともいわれます。
キャストスタイルの旋回性を決めている主なスペックは最小回転半径と呼ばれるもので、車のハンドルを最大に切った状態で低速走行し、その状態で車が360°旋回するのに必要な半径を指します。
このスペックが小さければ小さいほど旋回性は良くなるのですが、一般的に軽自動車の最小回転半径は4.5m前後が一般的なスペックとなっています。
これに対してキャストスタイルの最小回転半径は4.7mとなっており、一般的な軽自動車のスペックに対しては少し大きめの最小回転半径となります。
そのためキャストスタイルの小回りは少し大きめとなるのですが、小型車としての最小回転半径としては十分に小さくなっており、実用上はそんなに運転が難しいということはありません。
キャストスタイルはSUV風の車でもあるので、最小回転半径が多少大きくてもあまり差はないでしょう。
キャストスタイルの走行感覚
次にキャストスタイルの走行感覚について見ていきましょう。
キャストスタイルは軽自動車としては車高の高い車ですが、その走行感覚は普通の軽自動車と大差はありません。
そもそも軽自動車なので全長や全幅が短いですし、前述の通り小回りも十分に効くので運転に際して車両感覚がつかみにくいことはないでしょう。
またボンネットのオーバーハングも小さいので車の前方の走行感覚はつかみやすく、狭い道での取り回しも楽でしょう。
後方に関してもキャストスタイルのデザインは比較的シンプルであり、余計な張出しなどがない分車両感覚はつかみやすい車です。
SUVはマッシブなデザインで走行感覚はがつかみにくい車もありますが、キャストスタイルに関してはそういった大変な部分はないでしょう。
キャストスタイルの車内の運転感覚
キャストスタイルの車内からの運転感覚も軽自動車らしく良好なものです。
キャストスタイルはサイズの小さな軽自動車ですが、そのウインドウサイズは比較的大きくなっており前方視界は開けています。
車の全幅は軽自動車規格の規制があるのでそこまで大きくはなりませんが、上下方向の高さに関しては車高が高い分大きなウインドウサイズが確保できています。
そのため走行中の前方視界や交差点で停車中の信号の視界なども良く、運転しやすい車です。
一方でリアウインドウについてはフロントウインドウよりも高さが短めとなっており、多少後方視界は狭くなります。
しかしそれでも視界の確保には十分なほどのウインドウサイズが確保されていますので、走行中の後方視界やバックの際などもしっかり後方確認ができます。
クロスオーバーSUVは全般的にリアウインドウは狭くなる傾向にあり、スポーティさを際立たせるデザイン重視で後方視界が悪い車も少なくありません。
ですがキャストスタイルに関してはそこまでスポーティなデザインではないので、実用重視で使いやすい視界が確保されているのは大きなメリットと言えます。
キャストスタイルのサイズの評判
キャストスタイルのサイズについてはtwitterにもさまざまな情報があがっていますが、その中から2つご紹介していきます。
キャストスタイルは後部座席前にすれば灯油ポリ4つ積めるから便利だわ。
ただブレーキがクソすぎるのが残念。
高速は走行車線走るだけなら問題ない。一般道なら不満無し。
ブレーキクソだけど。— ムニャ助 (@munyasuke194) September 29, 2019
この方は実際にキャストスタイルに乗っていらっしゃる方のようですが、ラゲッジルームの積載性はなかなか便利で満足されているようです。
キャストスタイルはシートアレンジで後席を倒さなくても、前にスライドするだけでもしっかりしたラゲッジルームを確保できるようですね。
キャストスタイル4WD
長所
・かわいい
・高級そうに見える
・ナビがでかい
・ターボでも燃費いい
・純正でも意外と脚が硬い
短所
・4駆だとリアトレッドが狭い
・後方視界が狭い
・パーツが無い
・サイドステップとトランクにめっちゃ溜まる水垢— まっつ-🍹 (@RedBobo260) February 16, 2018
こちらの方はキャストスタイルの長所と短所をまとめていらっしゃいますが、やはり後方視界に関してはすこし狭い部分もあるようです。
SUV系の車としては十分なサイズではあるのですが、トールワゴンタイプの軽自動車としては他の車よりも少し狭くなっています。
キャストスタイルを他の車と比較
では最後にキャストスタイルのサイズ感をライバル車と比較してみましょう。
スペック | ダイハツ キャスト | スズキ ハスラー | スズキ ジムニー | ダイハツ ウェイク | |
価格 | 1,248,500円〜1,738,000円 | 1,365,100円〜1,746,800円 | 1,485,000円〜1,875,000円 | 1,375,000円〜1,875,500円 | |
全長 | 3,395mm | 3,395mm | 3,395mm | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm | 1,475mm | 1,475mm | |
全高 | 1,600mm | 1,680mm | 1,725mm | 1,835mm | |
ホイールベース | 2,455mm | 2,460mm | 2,250mm | 2,455mm | |
トレッド(前/後) | 2WD:1,305/1,295mm 4WD:1,305/1,265mm | 2WD:1,285/1,300mm 4WD:1,285/1,290mm | 1,265/1,275mm | 1,305/1,295mm 1,305/1,265mm | |
最低地上高 | 150mm | 180mm | 205mm | 140mm | |
車両重量 | 2WD:840kg 4WD:890kg | 810kg〜880kg | 1,030kg〜 | 990kg〜1,060kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 165/55R15 75V | 165/60 R15 77H | 175/80R16 91S | 165/55R15 75V 155/65R14 75S |
リアタイヤ | 165/55R15 75V | 165/60 R15 77H | 175/80R16 91S | 165/55R15 75V 155/65R14 75S | |
室内長 | 2,005mm | 2,215mm | 1,770mm | 2,215mm | |
室内幅 | 1,320mm | 1,330mm | 1,300mm | 1,345mm | |
室内高 | 1,245mm | 1,270mm | 1,200mm | 1,455mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 約800mm | 900mm | 850mm | 1,140mm |
幅 | 約880mm | 1,010mm | 1,300mm | 875mm | |
奥行き | 約400mm | 290mm | 240mm | 330mm | |
最小回転半径 | 4.7m | 4.6m | 4.8m | 4.4m〜4.7mm |
キャストスタイルとスズキ ハスラーのサイズ感の比較
スズキ ハスラーは軽自動車のクロスオーバーSUVとして初期に登場した車種で、現在でも高い人気を誇っています。
キャストはダイハツがハスラーに対抗して発売した車といってもよく、直接的なライバル車といえるでしょう。
ハスラーは軽のクロスオーバーSUVの先駆け的存在で、SUVらしいポップなデザインが何よりの特徴の車です。
ハスラーの外観サイズは軽自動車の枠で決まっている全長と全幅はキャストスタイルと変わりませんが、前項に関してはキャストスタイルよりハスラーのほうが高くなっています。
これはハスラーの最低地上高が高いことも関係しており、キャストスタイルより走破性は多少上です。
車内のサイズについては室内長はキャストスタイルよりハスラーが200mm程度長くなっており、室内の広さはゆとりがあります。
室内幅に関してはほぼ同サイズの車ですが、室内高は全高の高いハスラーのほうがゆとりがあり車内の広さは余裕があります。
ですがラゲッジルームについてはキャストスタイルのほうが奥行きにゆとりがありますが、高さや幅はハスラーが有利であり、全体的なゆとりはハスラーが上でしょう。
ハスラーは軽自動車でありながらSUVライクなスタイルを取り入れていますが、キャストはデザイン的な面で多少SUV風となっているのが違いであり、車内のスペースなどにもそれがつながっています。
ですが価格面についてはキャストスタイルが安価でありコストパフォーマンスは高いです。
キャストスタイルとスズキ ジムニーのサイズ感の比較
スズキ ジムニーはスズキの軽SUVのパイオニアであり、軽自動車で唯一本格的なオフロード走行性能を持っている車です。
ジムニーは何十年もの間軽自動車のSUVとして代表的な存在であり、耐久性の高いフレーム構造やリジッドサスペンションなど本格的なクロスカントリーSUVです。
キャストスタイルとはその性能が大きく違う面はありますが、車のサイズとしては全長や全幅はどちらも軽自動車の枠ギリギリのサイズとなります。
しかしジムニーは車高が1,725mmと高くなっているとともに最低地上高も205mmあるので、車のサイズ感はかなり違います。
一方で車内のサイズについてはジムニーは室内長がキャストスタイルより短く、室内幅、室内高も多少小さいので車内の快適性はキャストスタイルが上です。
ラゲッジルームのサイズもキャストスタイルのほうが広いので乗用車としての使い勝手は上で、最小回転半径もジムニーが大きめとなっています。
ジムニーはオフロード性能を獲得するために車内のサイズなどの面で多少劣る部分もあるので、どちらの性能を優先するかで比較することになるでしょう。
また価格面でもジムニーは特別な構造などもあり価格が高くなっており、コストパフォーマンスはキャストスタイルのほうが良好です。
キャストスタイルとダイハツ ウェイクのサイズ感の比較
ダイハツ ウェイクはキャストスタイルと並んでダイハツの軽SUV系の車ですが、そのサイズ感は大きく違うものとなっています。
ウェイクはその外観デザインがアウトドア向けのポップなものとなっていますが、車のカテゴリーとしては車高の高い系スーパーハイトワゴンという車です。
キャストはそれより車高の低い軽トールワゴンですが、全長と全幅は一緒のサイズで全高は1,835mmとキャストスタイルより200mm以上高くなっています。
キャストスタイルより車の構造は軽自動車のトレンドに近いものであり、最小回転半径も小さめで扱いやすい車です。
車内のサイズについてはウェイクは広々とした室内長とキャストスタイルより広い室内幅を持ち、広々とした車内です。
さらにウェイクの車高の高さを活かして室内高は1,455mmもあり、かなり頭上空間にはゆとりがあります。
ラゲッジルームに関しても高さや幅はウェイクがかなり広いですが、奥行きに関してはキャストスタイルのほうが広くなっています。
ウェイクは軽SUV風のデザインを持つとともにアウトドアやキャンプで便利な積載性を持っている車で、キャストスタイルよりより利便性を高めた車と言えます。
その分価格帯はウェイクのほうが上で、大きな車体がコストアップにつながっています。
総評
キャストスタイルは軽自動車にSUVテイストのデザインを盛り込んだ車ですが、その性能的にはSUVではなく普通の乗用車タイプの車です。
大きな特徴はなく、またオフロード走行などは出来ないものの性能とサイズ、室内の広さ、ラゲッジルームなどバランスの取れたスペックをしており、価格も相まって便利な車です。