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エブリィワゴンは車中泊が快適な理由8つ!フルフラット化のやり方も!人数は4人まで!

スズキ エブリィワゴンはスズキの軽自動車のワゴンで、商用車ベースで乗用車モデルとなっている車です。

今回はそんなエブリィワゴンでの車中泊についてご説明します。

エブリィワゴンの車中泊が快適な理由

スズキ エブリィワゴン参考:www.suzuki.co.jp

スズキ エブリィは車高の高いワゴンタイプの商用車ですが、そのエブリィをベースに乗用車風に仕立て上げたのがエブリィワゴンとなります。

エブリィはスズキのトールワゴンタイプの軽自動車としては長い歴史を持っており、現行モデルは6代目となります。

エブリィは商用車モデルなので車内のラゲッジスペースが非常に広々としている一方で座席などは簡易的になっており、外装のカラーや内装デザインなども目立たないシンプルなものとなっています。

これに対してエブリィワゴンではエンジンや基本的なボディ形状、コンポーネントはエブリィと共通であるものの、カラーバリエーションの豊富さや座り心地の良いシートの装着、乗用車として便利なインテリアの機能の追加などが行われ、クオリティアップがなされています。

近年ワゴンタイプの車の使いかたとして車中泊というものが注目されているのですが、これは旅行の際に車の車内で一晩を過ごす使いかたです。

車中泊を伴った旅行ではホテルや旅館などを予約する必要がないので費用を抑えることができるほか、車での移動先でそのまま寝ることができる機動性の高さもメリットです。

また車中泊ではキャンプでのテント代わりとして使うことも出来、車中泊を伴ったオートキャンプも一般的になってきています。

今回はエブリィワゴンのサイズで車中泊が可能かどうかを見ていきますが、まず車の大まかなサイズを見ていきます。

スペックエブリィワゴン
価格1,507,000円〜1,870,000円
乗車定員4名
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高通常ルーフ:1,815mm ハイルーフ:1,910mm
室内長2,240mm
室内幅1,355mm
室内高通常ルーフ:1,315mm ハイルーフ:1,420mm
ラゲッジルーム高さ通常ルーフ:1,160mm ハイルーフ:1,260mm
1,385mm
奥行き770mm(4名乗車時) 1,910mm(後席折りたたみ2名乗車) 2,640mm(助手席、後席折りたたみ1名乗車)
運転席寸法高さ通常ルーフ:約1,100mm ハイルーフ:約1,300mm
620mm
奥行き約900mm
助手席寸法高さ通常ルーフ:約1,100mm ハイルーフ:約1,300mm
490mm
奥行き約900mm
後席寸法高さ通常ルーフ:約1,100mm ハイルーフ:約1,300mm
1,170mm
奥行き約1,000mm
3列目寸法高さ3列目シートなし
奥行き

エブリィワゴンは軽自動車のワゴンということで車のサイズが軽自動車枠で決まっており、全長は3,395mmと軽自動車枠ギリギリのサイズです。

また全幅も1,475mmでこちらもギリギリのサイズですが、この全長と全幅に関してはほかの軽自動車でも同じサイズ感となります。

一方で全高は通常モデルでも1,800mmオーバーと非常に広々とした高さを持っていますが、さらに派生モデルとして天井の高くなったハイルーフ仕様も設定されていて、車内の高さ方向で大きな荷物も載せられるようになります。

車内スペースについてはベースであるエブリィがラゲッジスペースを優先しているため、エブリィワゴンでも座席がある状態でも広々としたラゲッジスペースが確保されています。

またエブリィワゴンは乗用車モデルということで座席のクッション性が高いものが設定されており、乗り心地は商用車モデルより大幅に向上しています。室内高も高いので頭上空間が非常に広々としており、車内の居住性はかなり良好です。

このような車内スペースを持つエブリィワゴンですが、軽自動車ながら車中泊も過ごしやすい車で次のようなメリットを持っています。

車内がフルフラットモードにできる

エブリィワゴン シート参考:www.suzuki.co.jp

エブリィワゴンは車としてはコンパクトな軽自動車ですが、車内のシートアレンジが優秀で車中泊を過ごしやすい車です。

MEMO

車中泊を車内で快適に過ごすためにはいくつか車の構造的に必要な要素がありますが、その中で重要な点として車内にフルフラットな寝台が作れるかどうかという点があります。

車の車内というのは自宅で寝る時のようにフラットな空間はなく、車体構造やシートの存在、車内のデザインなどでかなり複雑な形状をしています。

しかし最近の車種は車内でシートアレンジをいろいろな形にすることができ、その中でラゲッジスペースを拡大するために後部座席と繋げるフルフラットモードも一般的になってきています。

この機能を使って車内にフラットな空間を作り出し、その上を寝台として車中泊を過ごすのが一般的な方法です。

軽自動車では車内スペースが限られていることで車中泊に満足なフルフラット化を出来ない車が多いのですが、エブリィワゴンに関してはそういったこともなくかなり快適な寝台を作り出せます。

ポイント

エブリィワゴンは商用車ベースということで車内のラゲッジスペースを優先して設計されているため、後部座席の背もたれを前に倒してさらにシート自体を収納する機能があります。

この機能を使うと後部座席の前からラゲッジスペースの後部までがほぼ完全なフルフラットな空間となっており、乗用車モデルであるエブリイワゴンでも非常に広々とした前後空間を作ることができます。

エブリイワゴンでの車中泊はこの空間を寝台として過ごすことになりますが、軽自動車としてはかなり快適な寝台を作れるといえるでしょう。

車内の寝台の前後スペースがそこそこ確保できる

エブリイワゴンの車内ではフルフラットな寝台を作れるのが便利ですが、そのサイズも軽自動車にしては悪くありません。

車中泊で重要な要素としては車内にフルフラットな寝台を作れるという点もありますが、そのサイズがしっかり足を伸ばして寝られるかという点もあります。

車中泊で寝台のサイズが少ないと足を伸ばして寝られないので、寝る方の身長が最低でも収まるような前後のサイズが車内に確保できるかがポイントです。

そのサイズは身長によって変わるのですが、170cmぐらいの人までを想定すると最低でも1,700mm、窮屈さがないサイズだと1,800mm〜1,900mmぐらいは必要です。

軽自動車では車のサイズが制限されていることで寝台の前後サイズを確保しづらいのですが、エブリイワゴンの場合はフルフラットモードにしたときに前後に1,700mmぐらいは確保でき、なんとかそこそこのサイズは確保できています。

これだけの寝台サイズがあれば身長が低い人はもちろん170cmぐらいの人までならなんとか寝ることができ、軽自動車にしてはこれだけあれば及第点でしょう。

また更に前後サイズが欲しい時には前席シートを前にスライドすることで多少ならば伸ばすことができますが、その際には前席と後席の間に出来る隙間を何かで塞がなければなりません。

室内幅的に2名でも寝ることができる

エブリイワゴンの車内では横並び式で2名までならしっかり寝ることができ、複数人での車中泊旅行も可能です。

車中泊ではまず必要なのが寝台として利用できるスペースで、特に足を伸ばして寝られる前後スペースが十分にあるかが重要です。

それに対して横幅については車のもともとの構造的に横並びで2人ぐらいなら寝られるもので、よほど狭い車でなければ2人まではなんとか寝られます。

ですが軽自動車のようなサイズの小さな車で車中泊スペースが前後に不足しているときには寝台を斜めに使ってサイズを増やすような使いかたをしなくてはならず、その場合は車内で1名詞化寝ることができません。

ですがエブリイワゴンの車内であれば前後にそこそこの寝台スペースを確保でき、寝台を斜めに使うようなことはありません。

またエブリイワゴンの車内はラゲッジスペースを優先することで横幅もしっかりサイズが確保されており、軽自動車ながら広々とした室内幅があります。

これだけのサイズがあれば横並びにしっかり2名で寝ることは可能であり、軽自動車にしては快適な車中泊が可能です。

また結構窮屈ではあるものの、子供さんぐらいなら間に挟む形で3名で寝ることも不可能ではないでしょう。

2段ベッドキットを使うと4名でも車中泊可能

エブリィワゴン 2段ベッド参考:www.suzuki.co.jp

エブリイワゴンではそのままの状態でも2名ではねることができるのですが、オプション装備を使うことでなんと4名での車中泊が可能となります。

ポイント

エブリィワゴンにはさまざまなメーカーオプションやディーラーオプションが用意されているのですが、その中の1つに「2段ベッドキット」というものがあります。

このオプション装備はほかの軽自動車や普通車まで見てもあまりないものなのですが、これは後部座席を収納した車内のフルフラット部分に取り付ける装備で、いわゆる2段ベッドのような形を車内に作ることができます。

エブリィワゴンは室内高が高いことも大きな特徴の車ですが、この2段ベッドキットはその車内の高さをちょうど二分するような背の高いテーブルのようになっており、上下方向にも寝台を増やすことが可能です。

この2段ベッドキットを装着しておけばベッドの下段で2名、上段で2名が寝ることができるようになり、1代の車でなんと4名までの車中泊ができる車になります。

エブリィワゴンは軽自動車なので乗車定員が4名となっており、2段ベッドキットがあればフル乗車での車中泊旅行までも対応できるという非常に便利な装備になっており、純正オプションとして上面に2名の使い方が想定されているため耐荷重量もしっかりしていて安心です。

2段ベッドキットはその価格が結構高めなオプション装備とはなっていますが、車中泊旅行をたくさんの友達や家族と過ごす場合には非常に優秀な装備です。

室内高が高くキャンプのような過ごし方ができる

エブリィワゴンではその室内高の高さは2段ベッドキットのようなものにも活用できますが、2段ベッドにしない場合には広々とした車内空間を活用できます。

車中泊では車内スペースとして重要なのは前後の寝台のサイズで、その次に横幅のサイズの確保が必要です。

これに対して上下のサイズはそこまで重要ではなく、仰向けで寝るだけであれば車高の低い車でも寝るだけは十分に出来ます。

しかしエブリィワゴンのように車高が高い車であれば室内高がとても広々としており、仰向けで寝るのをメインにするなら2段ベッドのような使いかたが出来るのは非常に快適です。

ただ2段ベッドでない通常の状態であれば寝台の上から天井までがかなり広々としたスペースが広がっており、これだけのサイズがあれば仰向けで寝るだけではなく横向きで寝たり寝台の上で体を起こしたりすることにも不便はありません。

また寝台の上でしっかり座るような頭上空間も確保できており、車内でキャンプのテントのような過ごし方ができるようになります。

これだけのサイズがあれば車内で飲食をしたり娯楽を楽しんだりすることも出来るので、非常に楽しい旅行になるでしょう。

車中泊用にはハイルーフ仕様が最適

エブリィワゴンには通常の車高の仕様に加えてハイルーフ仕様があるのですが、車中泊にはより車内スペースが確保できるハイルーフ仕様が便利です。

エブリィワゴンにはベースであるエブリィと同じ仕様としてハイルーフ仕様が設定されているのですが、ハイルーフ仕様は室内高を確保することで大きな荷物を載せられる仕様です。

通常仕様とハイルーフ仕様の室内高の差は約100mmあるのですが、このサイズは数字以上に見た目で広々としたものとなっており、ゆとりが広い車になります。

乗用車仕様であるエブリィワゴンではそこまで室内高が必要なシーンというのはあまりないのですが、車中泊という使いかたをするのであれば室内高が広いほうがよいでしょう。

エブリィワゴンの通常仕様とハイルーフ仕様の価格差は多少あるのですが、ハイルーフ仕様でも車内のフルフラットモードの使い勝手や2段ベッドセットの装着などは変わらず可能であり、より広い車内空間を活用できるという点でハイルーフ仕様がとても便利です。

普段使いとしては多少過剰なスペックであるハイルーフ仕様ですが、車中泊を想定しているのであればこちらの仕様のほうが後々便利でしょう。

車中泊時の荷室もそこそこ確保できる

車中泊時には車内の寝台の確保が優先されますがその他に荷室のスペースも必要であり、エブリィワゴンの車内ならそこそこのサイズが確保できます。

車中泊では車内に寝台のスペースを確保するために後部座席やラゲッジスペースを使うのですが、エブリィワゴンでも同様の仕様で寝台を作ることになります。

ですが車中泊というのは旅行時の宿泊手段であり、その際には旅行用の沢山の荷物を積み込んだ状態で移動することになるでしょう。

しかし車中泊の寝台を作ったときにはこの荷物が乗っているラゲッジスペースを寝台として使ってしまっているので、ラゲッジスペースに積み込まれている荷物を車内の別の場所に置かなければならなくなります。

ポイント

普通の旅行であれば荷物は車にある程度積み込んだ状態でホテルや旅館に宿泊すればよいのですが、車中泊では防犯を考えるとどうしても車内に荷物は置いて置かなければなりません。

その際エブリィワゴンでは後席とラゲッジスペースは寝台に使ってしまっていますが前席が残っており、そのスペースはそのまま荷室として使うことができます。

ただ2人乗車での車中泊ぐらいなら十分前席でも収まるものの、2段ベッドキットを使った4名乗車の車中泊ではさすがに荷室はちょっと不足しがちであり、荷物自体の量や大きさを調整しておいたほうが良いでしょう。

車中泊に利用できるオプションが豊富

エブリィワゴン マット参考:www.suzuki.co.jp

エブリィワゴンには車中泊に使えるオプション装備として2段ベッドキットというものがありますが、その他にも車中泊に便利に使えるアイテムもあります。

まず最初にご紹介するのが「ベッドクッション」というオプション装備なのですが、これは車内で使える車中泊用のマットでクッション性の高い柔らかな素材のものとなっています。

車中泊の寝台は固い感触の部分が多くてそのままでは快適に寝られないので、それを解消するためには車中泊マットは必須です。

純正オプション装備であるベッドクッションであればエブリィワゴンの車内スペースにマッチするサイズのものとなっており、これを導入しておけばかなり使い勝手の良い寝台になります。

なお2段ベッドキットを使っている時には下段だけでなく上段にもこのベッドキットは使用でき、コスト面で大丈夫であれば寝台全面に敷き詰められるように用意しておくと良いでしょう。

その他には車内の各所に荷物を載せることができる装備がエブリィワゴンには用意してあり、車内の左右の壁に荷物をかけておけるオプション装備であるユーティリティフックがあります。

MEMO

また天井付近には左右にバーを渡せるような構造にもなっており、オプション装備マルチルーフバーを装着すれば天井近くに前後方向に長い荷物を積み込むことができます。

またマルチルーフバーに装着するような形でルーフパッキングネットを装着すれば、ネットなのでさまざまな荷物をここに置いておけるようになります。

エブリィワゴンの広々とした車内を活用すると各所に荷物を置いておけるので、こういったものを活用すれば前述した4名乗車時の車中泊でも荷室を増やすことができるでしょう。

エブリィワゴンで車中泊をする方法

次にエブリィワゴンで車中泊をする方法をご紹介していきます。

車内のフルフラットモード化

エブリィワゴン シート参考:www.suzuki.co.jp

エブリィワゴンの車内で車中泊をしっかり行うためには車内をフラットにするのですが、その操作自体はそんなに難しいことはありません。

ポイント

エブリィワゴンでは商用モデルであるエブリィから搭載されているフルフラットモードで車中泊の寝台を作ることができますが、その操作は後部座席の収納を行うことで完了します。

普通の乗用車ではシートアレンジといっても後席シートの背もたれを倒すだけという車が多いのですが、エブリィワゴンではシートの背もたれだけでなくシート自体を前側に押し出す機能もあります。

まず最初にエブリィワゴンの背もたれを収納しますが、これには後部座席の背面にあるレバーを操作することで簡単に倒すことができます。

その後倒した背もたれの後ろにあるシートを持ち上げるためのヒモがあり、これを持ち上げながらシート全体を前にスライドするような形にします。

そのまま前に送りながら下側にアームで移動していくのですが、ちょうどシートの足元空間にシート全体が収まるような構造になっているので、左右のシートをそれぞれ収納すればラゲッジスペースとほぼ完全なフルフラットとなります。

シートの操作には初めて行うときなどはちょっと戸惑うこともあるかも知れませんが、一度操作をしておけば覚えるので自宅などで触ってみておくと良いでしょう。

車中泊のアイテムの準備

車中泊には快適に寝られる寝台の他に車中泊用のアイテムが必要となりますが、その中で必須なものとして2つをご紹介します。

まず1つ目は車中泊用の布団代わりとなる車中泊マットですが、エブリィワゴンもそうですが車内のシートアレンジをしたときの寝台の上面は樹脂製で固い感触となっており、それを解消するために車中泊マットは必須です。

エブリィワゴンの場合には車中泊マットがオプション装備として用意されており、これを人数分用意しておけばエブリィワゴンの車内スペースにフィットしますので便利です。

また車中泊マットは社外品としても様々なものが販売されており、無理に純正オプションにこだわらなくても選択肢は広いでしょう。

もう1つ必要なものとして車内の遮光アイテムがあるのですが、これは車中泊を過ごしている時に車内を暗く保つためのもので、車の外から光がはいってこないようにするものです。

車中泊のときに車のウインドウが開いたままになっていると車の外の街灯の光や、他の車のヘッドライトの光が車内にはいってきてしまい、安眠を妨げるものとなってしまいます。

そのため車中泊のときにはウインドウはしっかり遮光しておく必要があり、遮光アイテムとして市販品の遮光カーテンや遮光ボードを装着して対応しましょう。

なお遮光ボードに関しては汎用品の大きなサイズのものがありますので、これを自分で加工してフィットするようにしてもよいでしょう。

車中泊の注意点

車中泊では事前の準備やシートアレンジなど気をつけないといけないことは多いですが、その他の注意点として車内の換気を行う点があります。

注意

車中泊を初めて行う時などには防犯性を考えると車のウインドウは閉め切ったまま過ごしたくなるものですが、閉め切った状態で一晩を過ごすと朝起きた時に息苦しさを感じたり汗をかいていたりします。

これは密閉度の高い車内の空気を呼吸で消費して二酸化炭素濃度が増えたためで、一晩ぐらいであればそんなに健康に問題があるほどではないものの、安眠を妨げるものではあります。

そのため車中泊のときには車内をしっかり換気することが重要で、 一番簡単な方法としてはウインドウを少しだけでも空けておくことです。

ですがウインドウが空いているとそこから虫がはいってきたり外の音が聞こえやすくなってしまい、あまり快適ではありません。

そこで車のエアコンを活用することが便利であり、エアコンを外気循環モードにして空気の循環を行いながら、エアコンで温度管理もできる利便性の高い方法です。

エアコンを稼働している間はバッテリーが上がるのを防ぐためにもエンジンはアイドリング状態にする必要があり、燃料の残量なども気をつけておきましょう。

なおエンジンがアイドリング時に急な積雪などで排気管が詰まったりすると排気ガスの逆流の問題があり、もしそういったシーンが考えられる時はウインドウを少し空けておいたほうが安全です。

エブリィワゴンの車中泊に向かない点

エブリィワゴンは車中泊に適した点が非常に多い車ですが、一方で次のような点は車中泊旅行として考えると不便な点です。

移動時の長距離乗車が厳しい

エブリィワゴンで車中泊を行う時は当然ながら旅行時が多いわけですが、エブリィワゴンでは車での長距離旅行はちょっと不便な部分があります。

車中泊旅行では旅行での移動を列車や飛行機の代わりに車で行うので、移動には高速道路などを使った長距離移動となることがほとんどでしょう。

ポイント

エブリィワゴンは軽自動車ということでエンジン排気量が小さく規制されており、そのスペック自体も控えめなのですが、商用車ベースであるエブリィワゴンでの長距離移動ではどうしても快適性がさがります。

通常の乗用車メインの軽自動車に比べるとどうしても静粛性は下がりますし、車高が高いことで風邪に煽られることやロールが大きいなど気になる点も多く、乗り心地自体があまりよくありません。

ですがそれ以上に気になるのがシートの快適性が悪いことで、エブリィワゴンのシートは構造的にも、また折りたたみ式となっている後部座席などでもシートの座面や背もたれが硬めとなっています。

商用モデルであるエブリィよりはまだ快適なシートが装着はされていますが、短時間しか乗らない普段使いならともかく長距離移動ではなかなか厳しいものがあります。

エブリィワゴンでの長距離移動では腰や背中が痛くなってしまうと思いますので、そういったときにはせっかくなので車中泊機能をうまく使って休憩しながら移動すると良いでしょう。

車内にコンセントポートが設定できない

エブリィワゴンでは車中泊での車内の使い勝手はなかなか良いのですが、コンセントポートが設定できないという点が残念です。

近年の車種では車の車内にあるシガーソケットを電源ポートに変更できるオプション装備が増えてきているのですが、昔よりタバコを吸う人が少なくなったことでシガーソケットが不要になってきたことが理由です。

車内に設定できる電源ポートはAC100VコンセントやUSBポートなど車種によって違うのですが、これが装着されていると車中泊でも便利です。

車中泊時に車内の電源ポートを使うと様々な電気製品を使うことができ、照明やちょっとした調理器具、娯楽製品など車中泊の楽しみが一気に向上します。

しかしエブリィワゴンでは商用車ベースということもありシガーソケットをコンセントポートに変更するようなオプション装備はなく、一般的なシガーソケットのみとなっています。

シガーソケットでも専用の器具を使えばそこから電源を取り出せるのですが、使用できる電化製品がカー製品に限られてしまうのであまり利便性が高くありません。

車の装備としては一般的で問題はそこまでないのですが、近年の車で車中泊をする上で便利なコンセントポートがないというのはやはり残念なことでしょう。

エブリィワゴンの車中泊の口コミ・評判

エブリィワゴンでの車中泊についてはtwitterにもさまざまな評判が投稿されており、その中から2つご紹介します。

こちらの方はエブリィワゴンをついこないだ購入されたそうですが、その目的はまさに車中泊であり車中泊用の軽自動車としての需要が高い車です。

実際の車中泊はまだということですが、いろいろな準備をしている間も楽しいのでぜひいろいろなアイテムの組み合わせを考えると良いでしょう。

こちらの方はエブリィワゴンでしっかり車中泊を過ごしていらっしゃいますが、写真を見てもとても軽自動車の車内とは思えないほど立派な車中泊空間となっていますね。

これだけしっかり準備してあれば快適性の高い車中泊旅行が過ごせるので、とても楽しい車の使いかたです。

総評

エブリィワゴンは商用車ベースの軽自動車のバンとしてその積載量が大きな特徴ではありますが、乗用車としての装備もしっかり用意されており使い勝手の良い車です。

またその広々とした車内スペースは車中泊にもピッタリであり、経済性の高い軽自動車という車でもこれだけのスペースが確保できるということをしっかり見せてくれる車です。

しかも最大で4名で車中泊ができる車というのは普通車でも少ないので、純正オプションの組み合わせだけでこれが出来るのは大きなメリットですね。