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アルテッツァはかっこいい?評判・人気が高い?値段まで解説!

トヨタ アルテッツァはトヨタの中型セダンで、流線型が特徴なスポーツセダンです。

今回はそんなアルテッツァのデザインについて見ていきます。

アルテッツァのデザイン

 

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トヨタ アルテッツァは1998年〜2005年まで発売されていたセダンおよび派生モデルのステーションワゴンで、そのスタイルから今でも根強い人気があります。

アルテッツァは当時世界的に人気が高くなっていた中型FRスポーツセダンとして設計された車種で、それまで何車種かあったトヨタのセダンを統合するような役割も果たす車です。

またアルテッツァにはトヨタの高級車ブランドであるレクサスとしての戦略車という役割があり、レクサスでは現在でも車名が残るレクサスISの初代モデルにもなりました。

海外ではセダンであっても高速道路などでの走行性能も求められるため、それまでの日本車にはあまり見られなかったスポーティなフォルムで評判を集め、発売直後に日本カーオブザイヤーを獲得するなど一世を風靡した車種となっています。

アルテッツァは日本での販売名ですが、日本では中〜大型のボディサイズに4気筒エンジンもしくは6気筒エンジンが搭載され、走行性能はかなり高いものがあります。

更に欧州譲りの高い剛性を持つボディは高級車としての質感も高く、静粛性なども十分にある質感の高い車種として評価されました。

またアルテッツァには派生モデルとしてステーションワゴンの「アルテッツァジータ」も同時に設定されており、積載量の面でメリットの大きな車種となっています。

そんなアルテッツァはその評価とは逆に初代モデルのみで車名は廃止されましたが、そのコンセプトや質感の高さはレクサスのレクサスISの2代目以降に引き継がれています。

今回はそんなアルテッツァのデザインおよびアルテッツァジータのデザインを見ていきましょう。

アルテッツァのエクステリアデザイン

アルテッツァは1998年〜2005年まで発売されたモデルですが、基本的なエクステリアデザインは一貫して変わらずです。

アルテッツァ フロント参考:gazoo.com

アルテッツァのフロントデザインは当時の国内のセダン系車種としては結構異質なもので、フロントが最も高さで低く構えられている流線型のボディラインを持っています。

アルテッツァは4ドアセダンではあるのですが、まるで2ドアクーペのようなロングノーズも持っており、その伸びやかなフォルムは実にスポーティでカッコいいものです。

ヘッドライトのデザインやグリルのデザインなどもシャープな直線基調でまとめられており、車が全体的に同じフォルムで車のサイズを感じさせないまとまりの良さもあります。

アルテッツァ リア参考:gazoo.com

アルテッツァのリアに関してはフロントとは対象的で、トランクの後部はフロントよりも高い位置にあります。キャビン部分を除けばフロントからリアにまっすぐ斜めにラインがつながるデザインになっており、空力性能に優れたスポーツセダンのお手本のような車です。

またリアコンビランプは日本車にありがちなレッドやオレンジのものではなく、いわゆるユーロランプという全体がクリアな中にストップランプやコーナーランプが配されるタイプで、欧州車のような上質感がしっかり表現されています。

ストップランプは丸型にデザインされていてその隣に配された同色のリフレクターと統一感のあるデザインにまとまっています。

このようにアルテッツァのデザインは海外戦略に向けたスポーティなフォルムや質感の高さがひと目でわかるものとなっており、発売当初から長期間に渡って人気があることがわかりますね。

アルテッツァのインテリア

次にアルテッツァのインテリアについてご紹介していきましょう。

アルテッツァ インテリア参考:gazoo.com

まずご紹介するのがアルテッツァのインパネ周りですが、この当時としては標準的なエアコンとオーディオ類が標準装備で、現在のようにカーナビの大きな画面ではなく小型のカーナビがその上に装備可能となっています。

センターパネルにはさまざまな操作ボタンが並ぶとともに特徴的な楕円形のシフトレバーがあり、オートマ車とマニュアル車でこの楕円形部分は共通デザインとなっています。

また全体的なデザインはシンプルかつスパルタンな印象を持つスポーツカー風のインテリアですが、モデルによってはインテリアカラーでベージュ系も選べ、インパネやダッシュボードの上側がブラック、下側がベージュとなるので高級車としての質感の高いものにもなります。

アルテッツァ シート参考:gazoo.com

アルテッツァは内装のシート類に関してもスポーティな仕様のものとなっており、前席および後席にはホールド感の高い体を取り囲むようなシートはスポーツ走行をしてもしっかり体を支えてくれるでしょう。

車内にメッキパーツなどはほとんど無くインテリアも全体的にスパルタンな印象ですが、本革シートなど質感は高く仕上げられています。

またシート生地やインテリアにベージュカラーを選択すると全体的が高級感のある仕様となり、一気に高級セダンとしての存在感があります。

アルテッツァはエクステリア的にスポーツカーのイメージが強いセダンですが、インテリアの質感についてはスポーツ感と高級感をうまく両立しているデザインですね。

アルテッツァジータのデザイン

アルテッツァジータはアルテッツァをベースとしたステーションワゴンモデルで、派生車種ではありますが全く同期間販売された姉妹車でもあります。

アルテッツァジータ フロント参考:gazoo.com

アルテッツァジータ リア参考:gazoo.com

アルテッツァジータのデザインはフロント周りおよびサイドはアルテッツァとほぼ共通のデザインとなっており、ステーションワゴンといってもアルテッツァの持つスポーティなカッコよさをキープしています。

一方でリアに関してはワゴン化で大きくフォルムが変わって落ち着きのあるデザインになっていますが、その中でもリアコンビランプやリフレクターなどのデザインをアルテッツァと共通化しています。

また車の全長もアルテッツァよりも100mm程度延長されており、ステーションワゴンということで全体的に大きな印象になっています。

アルテッツァジータ インテリア参考:gazoo.com

アルテッツァジータ シート参考:gazoo.com

アルテッツァジータのインパネやインテリアに関しては基本的にはアルテッツァと共通で、デザイン的には変更点はとくにありません。

ただしステーションワゴン化されたことでリアシートの後部が開放的になっており、車内の特に後席周りは居住性が高くなっています。

ラゲッジスペースの容量についてもアルテッツァでは少し小さめなトランクであったのが、大きくワイドに拡大されて実用性がかなり向上しています。

アルテッツァのボディカラー

次にアルテッツァのボディカラーについてご紹介しますが、これらはモデル期間中に設定されたカラーとなっており、同じ時期ではこの中から10色〜12色程度が設定されました。

アルテッツァボディカラー(モデル期間中)シルバーメタリック
スーパーホワイトパールマイカ
スーパーホワイトII
ダークグリーンマイカ
ダークグレーマイカメタリック
ダークブルーマイカ
スーパーレッドV
スーパーブライトイエロー
ダークブルーマイカメタリック
ブラック
ブルーマイカ
ベージュメタリック
レッドマイカメタリック
アルテッツァジータ ボディカラー(モデル期間中)ゴールドメタリック
シルバーメタリック
スーパーブライトイエロー
スーパーホワイトⅡ
ホワイトパールクリスタルシャイン
スーパーレッドV
ダークグリーンマイカ
ダークグレーマイカメタリック
ダークブルーマイカ
ダークブルーマイカメタリック
ブラック
ベージュメタリック

アルテッツァはモデル期間が7年と当時の車種にしては少し長いのですが、その間マイナーチェンジや特別仕様車などを含めるとかなりの数のボディカラーが設定されています。

セダン系の車種なので定番カラーであるホワイト、ブラック、シルバー系が非常に強いですが、その他にも原色系のカラーやメタリック系のグリーン、ブルーなども設定されておりセダンだけでなくスポーツカーとしての存在感もあるカラー設定になっています。

またアルテッツァジータについては基本的なボディカラーの設定はアルテッツァとほとんど同じですが、唯一ゴールドメタリックがアルテッツァジータ専用カラーとなっています。

アルテッツァにもベージュメタリックという軽いゴールド系のカラーがありますが、ゴールドメタリックはこれより明るいカラーで存在感のあるボディカラーになっています。

アルテッツァは人気か?

アルテッツァは発売当初から非常に車のデザインや性能が高い評価を得ていた車で、日本では特に貴重なFRのスポーツセダンとして根強い人気はありました。

ですが車の販売台数としてみればそこまで人気があったとはいえず、同時期のセダン系車種で見ても高い順位にはありません。

ポイント

アルテッツァは1998年に発売され翌年にはカーオブザイヤーを受賞するなど華々しいデビューを飾りましたが、販売台数はモデル期間を通じて低調でした。

発売直後の1999年には新車効果でぎりぎり年間販売台数で30位に入っていましたが、2000年以降は30位以下と低迷し2005年の販売終了までそれが続きました。

年間販売台数でも1,000台〜2,000台ぐらいが続き、日本ではあまり馴染みのなかったスポーツセダンという車種だったためどうしても苦戦した経緯があります。

それに対してこの時期トヨタには同じFR中大型セダンとして昔から有名な「クラウン」や「マークⅡ」がありました、アルテッツァが登場した1999年にはクラウンは年間販売台数で4位、マークⅡで7位となっており、決してこの当時はセダンの売れ行きが悪かったわけではありません。

その後セダン系の車種はミニバンやハイブリッドカーに押されて少しずつ順位は落としていますが、その時期でもクラウンやマークⅡが10位〜20位に入っていることを考えるとアルテッツァはあまり売れなかったことがわかります。

そういった事情がアルテッツァに2代目が誕生しなかった理由でもあり、車のデザイン評価が必ずしも人気につながらないということでしょう。

アルテッツァの評判

アルテッツァのデザインの評価についてはtwitterにもいろいろなものが投稿されており、その中からいくつかご紹介します。

この方は現在もアルテッツァに乗り続けていらっしゃるようで、販売終了から15年近く経過していてもこの車を愛する方は数多くいらっしゃいます。

今見てもアルテッツァのデザインというのはシンプルな中にシャープなカッコよさがあり、好きな人にはたまらないものですね。

こちらの方は4ドアセダンでスポーティな車を探していらっしゃいますが、その中でアルテッツァは最もお気に入りだそうです。

アルテッツァは既に販売終了から15年が経過して中古車価格などが下がっていると思いきや、そのスタイルの良さからまだまだ意外と中古車価格が上昇傾向にあるそうです。

こちらの方はアルテッツァの販売当時にいろいろ比較してみていらっしゃったようですが、アルテッツァのデザインではメーターがとってもカッコよかったそうです。

アルテッツァのメーターは近未来的なデザインで当時としてはかなり独特なものであり、スポーツセダンとしてずっと見るメーターなのでデザインのカッコよさは重要なのです。

アルテッツァの欠点

アルテッツァのデザインは現在でもカッコいいと評価されることが多い車で世代を超えて通用する車になっているのですが、一方でそのデザインコンセプトがアルテッツァの欠点でもあります。

アルテッツァという車のデザインコンセプトはまさに「スポーツセダン」という車種をトヨタなりに突き詰めたものであり、流線型の空力の良いデザインに高い剛性を持つボディ設計、エンジンや足回りにも走行性能を突き詰めたものが搭載されました。

そしてあくまでセダンですので4ドアとトランクを持ち、車内の居住性を確保しつつホールド性のあるシートデザインを採用し、スポーツ走行にも対応できるインテリアデザインです。

しかしこれらの要素はスポーツカーとして見てもセダンとして見ても非常に中途半端な存在になってしまっており、その結果他のセダン系車種と比較しても販売台数が伸びませんでした。

アルテッツァでは大型のエンジンの搭載やボディ剛性確保のためにどうしても車体が大型にならざるを得ず、またそれまであった他の中型セダンの代替や海外戦略などさまざまな要素を盛り込んだ結果、あまりに微妙なバランスとなってしまいました。

確かにデザインはカッコいいものの走行性能ではほかのスポーツカーには遠く及ばず、またセダンとしても車内やトランクがそこまで広くはなかったので快適性でも見劣りしていました。

また内装がスパルタンでシンプルなので高級感には乏しく、他の高級セダンから乗り換える魅力が少なくなったのです。

スポーツセダンというカテゴリーはアルテッツァが販売された当時よりはむしろ現在こそ盛り上がっており、トヨタを始めとして様々なメーカーのセダンはスポーツセダンへと変革してきています。

それらの車種ではアルテッツァに見られた中途半端さというものがなくなってきていて、価格が上昇するとともに様々な要素が非常に高いバランスで両立しており、不満点はかなり解消されています。

むしろアルテッツァのようなコンセプトの車が登場したのが国内では早すぎたきらいがあり、それが現在でもアルテッツァが一部の層で人気である理由でもあるでしょう。

アルテッツァの値段

最後にアルテッツァの当時の新車価格と現在の中古車価格をご紹介しますが、面白いことにアルテッツァとアルテッツァジータでは大きく状況が違います。

なお中古車価格については大手中古車情報サイトであるカーセンサーとgoo-netで調べました。

アルテッツァ新車価格中古車本体価格相場
アルテッツァ2,180,000円〜3,340,000円カーセンサー158,000円〜2,540,000円
goo-net199,000円〜2,500,000円
アルテッツァジータ2,280,000円〜4,020,000円カーセンサー180,000円〜1,290,000円
goo-net180,000円〜1,290,000円

まず当時の新車価格ですがアルテッツァは中〜大型カテゴリーのセダン系車種で、当時の新車価格の価格帯としてはほぼ標準的です。

アルテッツァジータのみはボディが大型化されたなどの要素でアルテッツァよりは高くなっており、最上級グレードは4,000,000円に到達するなど国産ステーションワゴン車種としてはほぼ最高級車となります。

この2車種はどちらも2005年に販売が終了しており、中古車としては既に年式15年以上とかなり古い車種という形になります。

中古車価格は基本的に車の走行距離や年式でその相場が決まっており、特に年式は10年以上経過すると車の価格が3割以下になることがほとんどです。

アルテッツァもアルテッツァジータも中古車の最低価格はかなり低くて新車価格の1割以下ですが、一方で最高価格はアルテッツァではまだ2,500,000円近い車が残っています。

これはアルテッツァのスポーツセダンとしてのデザインの評価が年々高くなっていることにつれて中古車の価格も上昇しているためで、状態の良いアルテッツァの中古車はむしろ新車価格並で取引されています。

一方でアルテッツァジータに関してはセダンではなくステーションワゴンということでそこまで人気が高まってきたことがなく、順当に中古車価格の下落を受けて最も高くても1,300,000円止まりとなっています。

むしろこのぐらいの価格帯が15年落ちの中古車としては当然であり、セダンであるアルテッツァの人気の高まりがいかに珍しいのかがわかるでしょう。

同じフロントマスクやインテリアのデザインを持つアルテッツァとアルテッツァジータですが、スポーツセダンが年々人気を高めているのとは対象的にステーションワゴンはミニバンなどの押されてかなり下火なため、このような大きな差が生まれています。