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エアロパーツの塗装・取り付けを持ち込みでやる方法!料金はいくらかかる?

車の楽しみ方の1つにカスタマイズというものがあり、外装パーツや内装、走行性能に関係するパーツを交換する楽しみ方です。

カスタマイズパーツの中にはエアロパーツというドレスアップパーツがあるのですが、エアロパーツには塗装は欠かせないものとなっています。

今回はそんなエアロパーツの塗装についてご説明します。

エアロパーツの塗装・取り付けの一般的な方法

 

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車のカスタマイズパーツであるエアロパーツは車のバンパーなどに取り付けるドレスアップパーツで、その取り付けには専門的な技術が必要となります。

エアロパーツはレーシングカーが装着しているエアロパーツが元で開発されたパーツですが、現在では乗用車用のドレスアップパーツとして世間一般でよく装着されるようになったカスタマイズパーツとなります。

エアロパーツには主に次のような種類があり、これらのエアロパーツは一般的な乗用車でも結構装着されています。

エアロパーツ部位別名称
フロントスポイラーフロントバンパー下部の延長フロントスカート、フロントハーフ、フロントアンダースポイラー
サイドスカートサイド下部の延長サイドステップ、サイドスポイラー
リアアンダースポイラーリアバンパー下部の延長リアハーフスポイラー、リアスカート、リアバンパースポイラー
リアスポイラー車後部の小さな斜めのウイング状パーツトランクスポイラー、テールゲートスポイラー
※リアウイング車後部の大型ウイング ※フルエアロに含めない場合も多い

これらのエアロパーツは主にカスタマイズパーツのメーカーが独自にデザイン、開発、製造販売を行っているもので、自動車メーカーとはまた別のラインで生まれたものです。

最近はメーカー純正のエアロパーツなども増えてきてはいますが、いまだ社外品のエアロパーツのほうが一般的であり、現在ではほとんどの車種で各種エアロパーツが販売されるようになっています。

しかしエアロパーツはただ購入するだけでは装着することは出来ず、次のような形での取り付け作業が必要となります。

なおこの手順は既にエアロパーツが届いている前提でご説明します。

エアロパーツ装着のための準備

エアロパーツは主に樹脂製で作られているパーツでそれぞれの車種専用のパーツになっているのですが、その装着は簡単にパチっと取り付けられるものではありません。

エアロパーツは車種ごとに専用のカスタムパーツで、それぞれのボディ形状やデザインにマッチするものとして設計されています。

車の車種は車種ごとに車体のラインが大幅に違うので共通で装着出来る部品ではなく、また同じ車種でも前期型、後期型でもパーツの差異によって装着できない場合もあります。

しかしエアロパーツと車の車種やバージョンが適していてもそのまま装着できるわけではなく、装着するための加工や部品の取り外しが必要な場合があります。

ポイント

エアロパーツは車の車体側ではフロント、リアバンパーやサイドスカート、トランクフードやテールゲートに取り付けるのですが、その装着箇所には元々別の部品が取り付けてある場合があり、それをまずは取り外さなければなりません。

また既存のボディやバンパーなどに取り付けようとしたときにも、エアロパーツ用の固定箇所やボルト、ブラケットなどが用意されていないことも多く、その際にはボディやバンパー側への加工も必要となります。

特にリアスポイラーやリアウイングなどでは車体に穴あけ加工をしないといけない車種もあります。

エアロパーツの装着箇所はズレないように車全体のデザインを見ながら適切な位置に空けなくてはならないので、事前準備としても重要な工程です。

エアロパーツの塗装の下作業

エアロパーツは購入時点では未塗装の場合がほとんどであり、これをボディカラーに合わせて塗装する必要があります。

エアロパーツは主に樹脂製のパーツがメインなのですが、車は1つの車種にさまざまなカラーバリエーションが設定されておりエアロパーツはこのボディカラーと同じカラーにしなければなりません。

しかし色分けして塗装済みのエアロパーツを用意するのはメーカーの負担が大きいため、ほとんどのエアロパーツは未塗装のホワイトやブラックの成型色そのままで販売されています。

これを装着前に塗装しなければならないのですが、エアロパーツを購入してそのまま塗装できるわけではなく塗装にも事前準備が必要となります。

エアロパーツは樹脂で整形されたそのままの状態で届きますので、エアロパーツには成形時のバリや凹凸、気泡などがあることがあり、これを加工したりパテで埋めたり、サンドペーパーで仕上げたりして下地をしっかり作ります。

また樹脂の材質によっては塗装がしっかり乗るように表面の下準備も必要であり、専用の薬品や下塗り材が必要となります。

エアロパーツは一見するとプラモデルのパーツ取り付けのように見えるかも知れませんが、塗装や取り付けだけでなくしっかり事前準備が必要なのです。

エアロパーツの塗装

次に行うのがエアロパーツの塗装で、その工程は大きく分けて2つに別れています。

MEMO

エアロパーツの塗装にはその車のボディカラーと同じ塗料が必要ですが、ボディカラーは非常に複雑な構成の配色なので専用の塗料が必要になります。

しかしそれを塗装する前にエアロパーツに下塗りが必要であり、サーフェイサーと呼ばれる下塗り塗料を最初に吹き付けます。

サーフェイサーによって表面に塗料が乗りやすくなるとともに、ベースの樹脂の成型色を隠して色が透けるのを防ぐ効果があります。

サーフェイサーが乾いたところで本番のボディカラーを塗装するのですが、その塗装も技術が必要で辺にムラになったりしないようにするのは難しい技術です。

ポイント

実際ボディカラーと同色の塗料を使っていても塗り方の悪さによって色がボディとずれてしまうこともあり、塗装には高度な技術が必要です。

そしてカラーの塗装をしっかり行った後にはトップコートと呼ばれる上塗り塗料を塗装して仕上げるのですが、このトップコートを光沢があるものにするかツヤ消しで仕上げたりもできます。

ここまで下処理から下塗り、本塗装、トップコートの塗装を経てようやくエアロパーツの塗装が完了するのですが、エアロパーツの塗装を綺麗に仕上げるのはかなり技術と経験が必要です。

なおエアロパーツの一部には塗装済みエアロパーツというものも販売されているので、これを使えば手間を減らすことができます。

エアロパーツの取り付け

塗装が完了したエアロパーツはようやく車側に取り付けることができますが、取り付けには車の下側からのアクセスが必要な場合が多く、ジャッキなどの専用器具が必要です。

エアロパーツはバンパーやサイドスカートに取り付けるエアロパーツが多いのですが、これらは車のボディの下側に装着するため取り付けには車下部から手を入れて作業できなくてはなりません。

そのためには車自体を持ち上げる大型のジャッキや床下から入り込めるピットなどが必要で、これらは自動車修理工場などに備え付けのものです。

これらで車の下側からアクセスして部品の取り外しを行い、塗装済みのエアロパーツを固定するなどの作業を行います。

なおジャッキについては家庭用の小型のジャッキでもある程度作業が出来るようにはなるのですが、作業自体は窮屈で大変なので個人で装着するのはなかなか大変です。

またウイングなどはボディに空けた穴を使ってボルトなどで固定する必要もあり、しっかり固定できていないと走行中に外れる可能性があるので重要な作業です。

このようにエアロパーツの取り付けは専用の設備なども必要となるため、基本的には専門の業者で施工してもらうものです。

エアロパーツの塗装・取り付けは持ち込みでできる?

エアロパーツはその取り付けは民間の自動車工場や自動車用品店にお願いすることが多いのですが、エアロパーツ自体の入手についてはいろいろな経路があります。

エアロパーツのようなカスタマイズパーツは様々なところで販売されており、以前はカスタマイズを行っている自動車工場などでカタログを見るなどして注文を行うものでした。

また昔は車のカスタマイズに関する雑誌などに掲載されている商品広告なども重要な情報源であり、電話などで注文することも出来ました。

しかし昔はやはり自動車工場経由で入手するのがほとんどであり、信頼できる自動車工場に購入から取り付けまでトータルで施工してもらうのがほとんどでした。

ポイント

しかし近年ではインターネットの発達と共にネット経由でエアロパーツを注文できるようになってきており、非常に手軽にエアロパーツを探したり選んだりできるようになりました。

またネット通販などでもエアロパーツはさまざまなメーカー、さまざまな車種のパーツが販売されるようになってきており、個人でエアロパーツを購入することも出来ます。

そこで購入したエアロパーツは装着のためには自動車工場などに持ち込む必要はありますが、現在ではそういった持ち込みという形でのエアロパーツ取り付けは多くの業者で可能となっています。

ただ基本的にはそれぞれの業者で対応が違いますので、持ち込みでのエアロパーツ取り付けが可能かどうかは問い合わせを行って確認しましょう。

エアロパーツの塗装・取り付けの持ち込みのやり方

エアロパーツを持ち込みという形で装着する場合には自動車工場や自動車用品店への確認が必要ですが、OKが出れば次のような形となります。

エアロパーツを持ち込みで装着するにはエアロパーツ自体はユーザーが自分で確保する必要がありますが、その他の塗装や取り付けについては基本的に持ち込んだ自動車工場におまかせとなります。

エアロパーツを持ち込みといっても、その文字通りエアロパーツ自体を自分で運んで自動車工場に届けてもよいのですが、エアロパーツはかなり大きな部品で普通の乗用車ではなかなか運ぶのも難しいので、注文したエアロパーツの配送先を施工する自動車工場にしておくほうが便利です。

またエアロパーツ自体は自動車工場で注文したり自動車用品店で購入してもよいのですが、最近ではインターネット通販で購入するのも一般的となります。

その際は自分の車への適応確認やメーカー、デザインなどを決定してネットで注文するのは簡単なのですが、その注文したエアロパーツが実際に届くには結構な期間がかかります。

というのもエアロパーツは基本的に受注生産品となっているのでネットで注文してから製作されるので、その納期は短くても1ヶ月、長ければ2ヶ月〜3ヶ月はかかるものです。

MEMO

実際の納期は注文後にメーカーから連絡があるはずなので、それを受けて施工する自動車工場と協議してエアロパーツ取り付けの日程も決定しましょう。

そしてエアロパーツが実際に届いてから塗装、取り付けを行うまでもそれなりの期間が必要であり、特に塗装に時間がかかるので装着完了までは数週間はかかることもあります。

エアロパーツの取り付け箇所が増えれば増えるほど期間も増えますので、そのあたりは自動車工場と相談しましょう。

エアロパーツの塗装・取り付けの持ち込みでかかる料金

エアロパーツを持ち込みで塗装、取り付けまでを行うにはそれなりの費用も必要であり、塗装と取り付けそれぞれに金額がかかります。

エアロパーツの塗装費用や取り付け費用はエアロパーツ自体の大きさや複雑さによって多少変動はありますが、一般的な相場観のようなものはあります。

塗装費用についてはエアロパーツの塗装工程が複雑ということもあって結構費用がかかるもので、アンダースポイラー程度の小さめのエアロパーツであれば1個たあたり15,000円程度が相場となります。

しかしエアロパーツのサイズが大きな部分については塗装費用だけで1個あたり25,000円〜30,000円ぐらいはかかるものであり、車全体の4箇所にフルエアロを装着しようとすると塗装費用だけで60,000円〜100,000円ぐらいは必要となります。

塗装が完了したらエアロパーツの取り付けを行いますが、取り付けに関してはそこまで費用のばらつきは少なく、おおよそエアロパーツ1個あたり8,000円〜15,000円ぐらいとなります。

そのためこちらもフルエアロ化で4点取り付けるとなると30,000円〜60,000円ぐらいは必要となり、塗装費用と合計すると塗装、取り付け費用だけで100,000円〜160,000円ぐらいはかかると考えておきましょう。

エアロパーツ自体は商品によって価格はまちまちなのですが、塗装費用や取り付け費用についてはどのエアロパーツでもほぼ同じ対応となるので費用が大幅に変動することはないでしょう。

エアロパーツの塗装・取り付けの持ち込みの店の選び方

エアロパーツを持ち込みで塗装や取り付けを行うときにはそれを施工してくれる自動車工場や自動車用品店を見つけなくてはなりませんが、なにより施工実績のあるところにお願いしましょう。

昔は馴染みの自動車修理工場などにいろいろまとめてお願いすることが多かったのですが、現在であればネットでさまざまな業者を探せるようになっておりうまく活用すると信頼できる業者が見つかるでしょう。

ポイント

エアロパーツの持ち込みによる塗装や取り付けはすべての自動車修理工場で行っているわけではないので、自宅のあるエリアでそういった施工が可能な業者をまずは見つけましょう。

またネットの情報だけでは完全にわかるわけではありませんので、電話なども利用して問い合わせをすればよくわかるでしょう。

また近年ではオートバックスなどの自動車用品店がエアロパーツの販売、取り付けサービスを行っており、専門のネットのサイトから注文、近所のオートバックスで施工や取り付けなどを行うことができます。

費用面では民間自動車工場に依頼するより多少割高な可能性もありますが、その代わり全国チェーン的な自動車用品店でトータルでエアロパーツを装着まで出来るので利便性は高いです。

また民間自動車工場では経験の少ないところにお願いすると不安な面もあるのですが、自動車用品店ならある程度平均的なレベルの施工は期待できるでしょう。

なにより民間自動車工場に依頼するときには板金程度しか行っていないところにはお願いしないほうがよく、少なくともエアロパーツの施工実績があるところを探しましょう。

前述で触れたようにエアロパーツの塗装や装着には事前準備や修正など専門的な知識が必要なので、経験の少ないところにお願いするのは不安が残るのでおすすめできません。