ランドローバー レンジローバーは英国発の大型SUVで、高級SUVに位置する車です。
今回はレンジローバーの後部座席について詳しく見ていきます。
レンジローバーの後部座席の2列目・セカンドシート
ランドローバーは英国が誇る高級オフロード車メーカーで、同社はSUVを始めとするオフロード性の強い車種が特徴です。
その中でレンジローバーはフラッグシップモデルの一つで、ランドローバー最上級の高級車の一つになっています。
現行レンジローバーは2021年にフルモデルチェンジされた非常に新しい車になっており、日本にも正規輸入されています。
今回はこのレンジローバーの後部座席について詳しく見ていきますが、まずは車の大まかなサイズ感をご紹介します。
スペック | レンジローバー | |
乗車定員 | 5名〜7名 | |
全長 | 5,052mm | |
全幅 | 2,005mm | |
全高 | 1,870mm | |
室内長 | 5名乗り:約2,000mm 7名乗り:約2,900mm | |
室内幅 | 約1,400mm | |
室内高 | 約1,200mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約1,000mm | |
奥行き | 5人乗り:約1,100mm 7人乗り:約100mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法(7人乗りでは2列目座席) | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約1,300mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
3列目座席 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約1,200mm | |
奥行き | 約800mm |
レンジローバーは国産車のサイズ感からすると最大級の大きさの車で、全長5,000mm超え、全高1,900mm弱のスクエアボディの車なので存在感がある車です。
全幅に至っては2,000mm超えの非常にワイドなボディにもなっており、SUVらしい力強いデザインと高級車としての質感の高さや存在感を併せ持つ車に仕上がっています。
車内スペースも車のサイズにあわせて広々としており、車のレイアウトとして5人乗り2列シートモデルと、7人乗り3列シートモデルが存在しています。
5人乗りモデルでは後部座席の後ろがラゲッジスペースとなりますが、7人乗りモデルではその場所にシートが設置されますので元々のラゲッジスペースは狭くなり、座席が実質的な荷物置きになります。
ではレンジローバーの後部座席について詳しく見ていきますが、初めは2列目シートについて詳しくご紹介します。
レンジローバーの2列目シートの広さ・居住性
レンジローバーは2列シート5人乗りの仕様が基本モデルとなっており、2列目シートには3人が座ることが出来ます。
レンジローバーの2列目シートはこの車の最も快適性の高いシートになっており、シート自体は3人掛けのベンチシートですが質感が非常に高いものに仕上がっています。
シートの表皮やシートデザインが実に豪華なものになっており、まるで高級ソファーのような存在感と座り心地の良さを持っています。
3席の座席は横に繋がっているものの、特に左右席がソファーのように沈み込むような柔らかい座席になっていて居住性も高いです。
後部座席のセンター席については多少シンプルでフラットなデザインではありますが、横幅がしっかり確保されているので十分シートとして利用できます。
またレンジローバーは室内幅が広々としていますので3名のフル乗車でも隣の人と肩が触れるか触れないかぐらいのゆとりのある車内であり快適に座れます。
またレンジローバーの2列目シートは足下空間が広々と確保されており、前席シートのシートバックとの間の足下空間は拳2個〜3個分ぐらいは確保できますので、足を半分伸ばすぐらいの楽な体勢で座ることができます。
レンジローバーはSUVではありますが高級車としての価値が高い車であり、2列目シートはラグジュアリーカーとしての快適さが特に考慮された設計になっています。
さらにレンジローバーは室内高が広々としていますので後部座席に座ったときの頭上空間も拳何個分も確保できており、解放感のある車内スペースで高い快適性もあります。
レンジローバーはボディの大きな扱いづらい車ではありますが、その分車内スペースが広いので快適性では国産車の大型ミニバン以上のものがあるでしょう。
なおレンジローバーの後部座席への乗り込みは左右の後部ドアから行いますが、レンジローバーは最低地上高が高いSUVなので乗り込みには少し足を上げるようにして乗り込みます。
しかし全高が高いので頭がぶつかることはなく乗り込みはしやすい車です。
レンジローバーの2列目シートのチャイルドシート対応
レンジローバーはその広さからファミリーカーとしてもとても便利な車ですが、そんなレンジローバーでのチャイルドシート対応を見ていきましょう。
チャイルドシートは子供のための小型のシートで車のシートの上に乗せて利用するのですが、車の通常のシートは子供の体には大きすぎて安全に保護できないので、ある程度の年齢までチャイルドシートが必要となります。
チャイルドシートには乳幼児用や幼児用、学童用など様々な年齢や体の大きさにあわせた製品がありますが、その搭載場所としては後部座席がメインとなります。
またチャイルドシートの固定にはシートに備え付けのシートベルトを利用するのが一般的ですが、近年は「ISOFIX」と呼ばれるチャイルドシート専用の固定規格が制定されており、これに対応した車であればチャイルドシートをより確実に固定できます。
レンジローバーでは後部座席の左右席にそれぞれ1組ずつのISOFIX式固定器具が設定されており、これを利用できるチャイルドシートであれば確実な固定が期待できます。
また後部座席の背面にはチャイルドシートの上側を固定するトップテザーアンカーも備わっており、両方を利用することで確実で安全な固定ができます。
レンジローバーの後部座席には2つまでチャイルドシートを搭載できますが、後部座席の左右幅が広いのでその間のセンター席にもなんとか座れるでしょう。
後部座席の周辺スペースも広いので大型のチャイルドシートを搭載することもでき、国産のチャイルドシートであれば特に問題なく搭載できるでしょう。
なおランドローバーにはメーカー純正チャイルドシートというものもあるので、こちらを利用してもよいでしょう。
レンジローバーの2列目シートの座り心地
レンジローバーの2列目シートは高級ソファーのような快適な座り心地をしており、長時間座っていても快適です。
レンジローバーの2列目シートは3席あるうちの左右席が特に快適で、体を包み込むようなホールド性のあるシートに仕上がっています。
シート表皮は何種類もの設定があるのですがどの仕様も豪華であり、高級車としての質感の高さは満足感が高いです。
2列目シート周辺のスペースや天井も広いので足を伸ばすようにして座ることもでき、解放感の高い座席では普段使いでも長時間の乗車であっても疲れにくく快適です。
左右席に比べると2列目シートのセンター席は多少フラットなデザインなのでホールド性は薄いですが、座面や背もたれの厚みがしっかりあるクッション性の高いセンター席なので十分実用的な座席になっています。
またレンジローバーの2列目シートにはヘッドレストが3席全てにしっかり装備されているのもメリットで、安全性もしっかり備わっています。
ヘッドレストは車の走行時には頭を預けるクッションですが、万が一の事故の際には頭をしっかり支えることでむち打ちを防いでくれる安全装備となっています。
レンジローバーの2列目シートの左右席にはかなり大きな面積を持つヘッドレストが装着されており、どっしり座るときの安定感も高いですが万が一の際の保護性能も高いです。
一方でセンター席については比較的コンパクトなヘッドレストではありますが、保護性能は十分にありますので不安はありません。
またヘッドレストは上下への調整機能も備わっているので乗員それぞれが自分に合わせて調整することが出来て便利です。
レンジローバーの3列目シートの後部座席の装備
では次にレンジローバーの2列目シートのシートベルトについて見ていきます。
まずレンジローバーの2列目シートのシートベルトについて見ていきますが、シートベルトについては3席全てに3点式シートベルトが装備されています。
3点式シートベルトは体と腰を支えるシートベルトになっており、事故の際にも安全性が高いものでありまた走行中も体も支えるのでシートポジションをキープする役割があります。
2列目シートの左右席のシートベルトは座席のすぐ脇のピラー部分から出てきており、使い勝手は運転席や助手席と同じです。
さらにセンター席に関しても座席の左脇から出てきていますのでこちらも使い勝手は同じであり、シートベルトのカラーもシート表皮にあわせたものとなっているので質感もしっかりあります。
またその他にも2列目シート周りには装備が充実しており、まず何よりも2列目シートまわりは豪華な木目調パーツやメッキパーツなどで実に満足感の高いシートになっています。
2列目シートの左右のドアには高級感のあるリアスピーカーが上下にあったりその後ろに大型のドアポケットが備わっており、デザインにしっかり溶け込むように装備されています。
ドアハンドル周りにはリクライニングやスライド用のスイッチがあったり、ライトやサンルーフの操作、ウインドウディフレクターなどがあり、2列目シートまわりだけで十分に操作できます。
また収納としては前席シートの背面のシートバックポケットがありますが、それ以上に目立つ装備として左右の前席の背面にそれぞれ1つずつリアモニターまで装着できます。
前席シート後方のセンターコンソールには後部座席用のエアコンダクトやエアコンコントロールパネル、小物入れなどが備わっており、2列目シートを独立して空調を調整できるので快適です。
さらに後部座席自体にもシートヒーターが備わっているので冬期も実に快適であり、シートヒーターの調整は2列目シートのセンター席部分から引き出して使うリアセンターアームレストにコントロールパネルが備わっています。
このリアセンターアームレストはシートの前後サイズほどもある非常に大型の装備であり、アームレストには開閉式のボックス式収納や小型テーブルなどもあるのでとても便利です。
なおリアセンターアームレストにはグレードや装備によっていくつか仕様があります。
さらには2列目シートの足下には展開式のオットマンも装備が可能であり、左右席のみとはありますがふくらはぎも支えて足を伸ばせばくつろいで移動できます。
2列目シートは5人乗りモデルの場合大きく後方にスライドできるので、そうすれば足下空間を大きく広げてオットマンやリアセンターアームレストを利用して最高級のシートに仕上がっています。
またレンジローバーには最上級モデルとして2列目シートのセンター席を廃してセンターコンソールのみとした「シグネチャースイート」というグレードもあり、オットマンなどを組み合わせて最高のおもてなしが出来ます。
加えてオプション装備として左右のドア側のアームレストにもヒーターが装備できたり、リアセンターアームレストに冷蔵庫を装備したりも出来、素晴らしいラグジュアリーカーとなっています。
レンジローバーの2列目シートのリクライニング・シートアレンジ
レンジローバーの2列目シートではスライド機能やリクライニング機能はしっかり備わっていますが、シートアレンジとしては一般的な乗用車のようなモードにはなりません。
レンジローバーの2列目シートではシート自体の前後スライド機能があり、前後に大きく移動させることで足下空間を大きく広げたり、逆に2列目シート後ろのラゲッジスペースを拡大したり出来ます。
特にレンジローバーの5人乗りモデルでは3列目シートがないのでそこまで大きくスライドさせたりも出来、足下空間が足を伸ばせるほど広がるので最高の乗り心地が実現できます。
また2列目シートの背もたれの前後リクライニングも可能ですので快適な角度に調整することができ、2列目シートは左右とセンターそれぞれで調整できるので乗員それぞれで調整できて利便性も高いです。
一方で一般的な乗用車では2列目シートを前側などに折りたたんでラゲッジスペースを拡大するシートアレンジが備わっていることが多いのですが、レンジローバーの2列目シートは豪華な高級シートであるにもかかわらずこの機能が備わっています。
一部上級グレードでは流石に出来ないものの、標準仕様の5人乗りや7人乗り仕様ではシートアレンジの実用性が高いです。
2列目シートの収納は電動式で自動に行えるので手間は少ないですし、5人乗りモデルの場合には2列目シートを倒すだけでその後部のラゲッジスペースを大きく拡大できます。
7人乗りモデルでは3列目シートがあるので2列目シートだけを倒しても意味はあまりないのですが、3列目シートにも後述するようにシートアレンジがありますので、最大限シートアレンジを駆使すれば積載性は十分に確保できるでしょう。
なお2列目シートは左右席およびセンター席がそれぞれ独立して稼働してシートアレンジでも同様ですので、座席のレイアウトをフレキシブルに調整しながらラゲッジスペースの拡大が可能です。
レンジローバーの後部座席の3列目・サードシート
レンジローバーでは5人乗りに+2席を追加した7人乗りモデルがあり、こちらのモデルが3列シートになっています。
3列目シートは2列シート車でラゲッジスペースであった箇所に座席が取り付けられるので、3列シート車のラゲッジスペースは基本的に非常に狭いものとなっています。
レンジローバーの3列目シートの広さ・居住性
レンジローバーの3列目シートは2席が横につながったベンチシート式の座席で、2列目シートと遜色ないぐらいの質の良さがあります。
3列目シートというと一般的な乗用車では補助シートとしての役割が強く座席としての座り心地が悪い場合がありますが、レンジローバーの3列目シートはスペースをしっかりと活かして快適な座席となっています。
レンジローバーの場合には5人乗りモデルのラゲッジスペースをほぼ全て利用する形で3列目シートが装備されているので、3列目シートに座ったときの2列目シートとの間の足下空間は拳2個分ぐらいは確保でき、十分に快適に座れる座席に仕上がっています。
そして天井の高さが広いのも2列目シート同様であり、頭上空間が広々としていて前側の視認性も良いので、解放感がしっかりと感じられる3列目シートになっています。
さらにレンジローバーの3列目シートは横幅がかなり広く取られており、シートの脇にコンソールボックスはあるものの2人座りのベンチシートにしては広々とした横幅です。
これだけのサイズがあると2人乗車であっても隣の人と身体がぶつかることがない広さがあり、横方向の広さでいえばほかの座席よりも多少広々としているほどです。
なお3列目シートへの乗り込みは2列目シート横の後部ドアから行うことになりますが、その際には2列目シートの背もたれを前側に倒したりスライドしたりして乗り込むスペースを確保します。
レンジローバーでは2列目シートがかなりしっかりスペースを取っているのですが、2列目シートは電動式で前側にスライドしながら背もたれを前に倒すことができ、ほぼワンタッチで大きく重たいシートであっても楽に操作できます。
2列目シートよりも3列目シートの乗降性は多少狭くはありますが十分乗り込みやすいスペースは確保できるでしょう。
レンジローバーの3列目シートのチャイルドシート対応
レンジローバーでは3列目シートでもチャイルドシートへの対応がしっかりしており、この点はほかの3列目シートを保つ車種にはあまり見られないものです。
レンジローバーの3列目シートには左右席にそれぞれ1組ずつのISOFIX式固定器具が設置されており、3列目シートでも2列目シート同様しっかりしたチャイルドシートの固定が出来ます。
また3列目シートの背面にも2列目シート同様トップテザーアンカーもあり、ISOFIX式チャイルドシートをフルに固定することができます。
国産のミニバンやSUVなどにも3列目シートを持つ車は数多くあるのですが、その殆どがISOFIX式の固定器具は設置されておらずシートベルトで固定するタイプのチャイルドシートしか利用できません。
レンジローバーはその豪華な装備を3列目シートにも数多く投入しており、そのうちの一つがこのISOFIX式チャイルドシートとなるでしょう。
なお3列目シートでのチャイルドシートの運用時は2列目シートよりは少し不便な部分もあり、チャイルドシートに子供を乗せるときに2列目シートを倒したスペースから乗り込むことになるので手間は増えます。
3列目シート周辺のスペースは十分なので一度乗り込めばチャイルドシートに座らせるのは大変ではありませんが、作業の大変さだけを考えれば2列目シートにチャイルドシートを載せたほうが便利でしょう。
しかし2列目シートはレンジローバーのシートの中で最も快適な座席ですし、2列目シートを座席として残したいときには3列目シートを利用するほうが良いでしょう。
いずれにしてもISOFIX式でのチャイルドシートの固定を2列目シート、3列目シートどちらでも出来るのは大きなメリットであり、ファミリーカーとして非常に便利な車に仕上がっています。
レンジローバーの3列目シートの座り心地
レンジローバーの3列目シートの座り心地はかなり良好なものがあり、補助座席という役割ではなくしっかりした乗用車の座席です。
レンジローバーの3列目シートは2列目シートに比べれば座面や背もたれの厚みは少し薄めにはなっていますが、それでも一般的な乗用車の高級車並みのクッション性は十分にあり長時間座っていても快適な座席です。
シートのデザインは多少フラット気味でホールド性は少し減っていますが、ある程度は背中や腰を支えてくれる凹凸は備わっています。
なによりシートの周辺スペースや横幅が十分すぎるほどに確保されているため、3列目シートでも窮屈さを感じずに座っていられるのが快適さをしっかり確保しています。
シートの質感も前席や2列目シート同様の高級感のある仕様なので、非常に満足感のある3列目シートです。
また3列目シートであっても大型のヘッドレストが装備されているのは2列目シート同様であり、ヘッドレストでのむちうちを防ぐ安全性は高いものが確保されています。
むしろヘッドレスト自体のサイズは2列目シートよりも大きなサイズになっているので保護性能は十分ですし、上下への調整機能もしっかり備わっていますので使い勝手も良好です。
3列目シートであっても保護性能がしっかりしているのも高級車として安心感がある点でしょう。
さらにこの3列目シートのヘッドレストは乗員がいないときに前側に折りたたんで収納することが可能で、この機能を使えばドライバーの後方視界を妨げる要素を減らせるので機能的にも素晴らしいものとなっています。
レンジローバーの3列目シートの後部座席の装備
次にレンジローバーの3列目シートの装備についてご紹介します。
まずはレンジローバーの3列目シートのシートベルトを見ていきますが、シートベルトは3列目シートにも3点式シートベルトが備わっています。
3列目シートは2列目シートに比べるとホールド性が多少弱くなっていますが、3点式シートベルトによってシートポジションはしっかり保たれるでしょう。
また3列目シートのシートベルトは座席のすぐ脇の見える部分から引き出せているので、初めて乗る人でもすぐにシートベルトを見つけて装着できるので操作性も良好です。
3列目シートのシートベルトもシートの質感やカラーにあわせたものとなっているので統一感も十分です。
また3列目シート周りであってもかなりさまざまな便利装備が備わっており、まず3列目シート用のエアコンダクトが座席の左右の脇に1つずつ備わっています。
空調のコントロール自体は前席などで行うのですが、3列目シートにも涼しい風や暖かい風が送られてくるのは非常に快適です。
そのエアコンダクトの脇や下側には少し小さめですが小物入れやドリンクホルダーがあり、ドリンクホルダーを照らすような照明までありますのでとても操作しやすい装備となっています。
さらにドリンクホルダーの下側にいくつかのコントロールパネルが備わっており、3列目シートにもシートヒーターが装備できる車なのでそのコントロールはここで行います。
加えて2列目シートの前後スライドを行うスイッチがあって乗降時に活用できたり、USB式の充電ポートなども備わっていますので3列目シートであってもかなり快適に過ごせるでしょう。
レンジローバーの3列目シートのリクライニング・シートアレンジ
レンジローバーの3列目シートではスライドやリクライニング機能こそ無いものの、シートアレンジ機能はかなり高機能です。
レンジローバーの3列目シートは5人乗りモデルのラゲッジスペースに装着する形になっているのですが、シートの背もたれがリアウインドウのすぐ前側まで迫るように配置されていますので、そもそも後ろにリクライニングするスペースがありません。
ですが元々のレイアウト的に背もたれの角度は快適ですし、足下空間も広々としていますので、リクライニングやスライドが出来なくてもそこまでの不便さはないでしょう。
また3列目シートは2列目シート同様の電動格納式シートになっており、ラゲッジスペースを拡大したいときにシートを収納することで大幅に積載量を向上できます。
特に3列目シートは収納するとラゲッジスペースとの間がフルフラットになるように設計されていますので、シートを収納すると5人乗りモデルとほぼ遜色ない容積のラゲッジスペースが確保でき、荷物の載せ下ろしも楽です。
さらに高機能なのが2列目シートと連動してシート収納をする点であり、3列目シートを倒すときに2列目シートにぶつかるような状況であっても自動的に2列目シートが前に移動したり背もたれが倒れたりして、3列目シートの収納の手間が大幅に軽減されています。
3列目シートは左右に分割式のシートなので、こちらもフレキシブルに座席とラゲッジスペースのレイアウトを調整できます。
なお2列目シートや3列目シートの電動収納は2列目ドア脇のコントロールパネルの他にラゲッジスペース側からも操作することができ、操作感も高いのでかなり利便性が高いシートアレンジとなっています。
レンジローバーの後部座席の評価・口コミ
現行レンジローバーは高額の車種で日本でもまだまだ導入が少ない車なのでtwitterにはあまり多くの口コミはみられmせんが、その中でいくつかありましたのでご紹介します。
レンジローバーの後部座席の座り心地が忘れられない🫣
社長買わんかな😂— ゆう@NX350F (@Yyy_t11) December 18, 2022
こちらの方はどなたかのレンジローバーの後部座席に座られたようなのですが、その快適さにかなり魅力を感じていらっしゃいます。
最上級の高級車なのでなかなか手に入れられない価格帯の車ではありますが、それだけにその座り心地は忘れられないものと鳴るでしょう。
新型レンジローバー欲しいんだけど、あの豪華な後部座席に幼稚園児乗せるの金の無駄遣いすぎて躊躇する。
— でぐ (@DEMI1202) August 4, 2022
こちらの方はレンジローバーの購入を検討されているようですが、ファミリーカーとして運用するにはすこし躊躇があるようです。
もちろんレンジローバーの車内の広さや装備の充実さを考えるとファミリーカーとして不足な部分はないのですが、どうしても子供が乗って汚れたりしやすい状況ではレンジローバーほどの高級車は考えてしまいますよね。
総評
レンジローバーは高級SUVの到達点の一つとして非常にスタイリッシュなデザインとSUVらしい力強さ、そして高級感あふれるインテリアに囲まれた非常に満足感の高い車です。
2列目シートや3列目シートにもその豪華さはしっかり反映されていて実に快適な車になっていますので、素晴らしい車に仕上がっています。
その分価格も最上級であり簡単に手に入れられる車ではありませんが、夢の車の一つにはなるでしょう。