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CX-3は車中泊が快適な理由4つ!フルフラット化のやり方も!人数は2人まで!

マツダ CX-3はマツダのコンパクトクロスオーバーSUVで、使い勝手の良いサイズ感が特徴です。

今回はCX-3の車内での車中泊についてご説明していきます。

CX-3の車中泊が快適な理由

マツダ CX-3参考:www.mazda.co.jp

マツダ CX-3はコンパクトカーベースのクロスオーバーSUVで、スポーティなデザインが特徴の車です。

マツダは近年クロスオーバーSUVに力を入れており、CXシリーズとして何車種もラインナップしています。

その中でCX-3は最もコンパクトなSUVなのですが、車のデザインが押し出し感の強い車なのでSUVらしい存在感はしっかりあります。

またCX-3は車高が低めのSUVで都会的なデザインとなっており、クロスオーバーSUVの中でも特にシャープなデザインの1台です。

なおマツダは車のデザインをSUV系である程度統一しており、CX-3もそのデザインで高い評価を得ています。

近年SUVなどの車の利用方法の一つとして車中泊というものが注目されており、これは旅行の際に車の車内で一晩を過ごす方法です。

車中泊はホテルや旅館に泊まらずに過ごすのでその分の費用を抑えられるというメリットがあって一気に人気が高まっているのですが、キャンプのテントの代わりとしても利用する人もあります。

そのためSUV系の車種でキャンプをするときに車中泊が注目されており、クロスオーバーSUVでも車中泊向けの車が多数登場しています。

CX-3は車が小型のクロスオーバーSUVですが、車中泊に向いているかどうかを見ていくためにまずは車のサイズを見ていきます。

スペックCX-3
価格2,167,000円〜3,151,786円
乗車定員5名
全長4,275mm
全幅1,765mm
全高1,550mm
室内長1,810mm
室内幅1,435mm
室内高1,210mm
ラゲッジルーム高さ790mm
940mm
奥行き700mm
運転席寸法高さ約1,100mm
495mm
奥行き約900mm
助手席寸法高さ約1,100mm
495mm
奥行き約900mm
後席寸法高さ約1,100mm
1,240mm
奥行き約900mm
3列目寸法高さ3列目シートなし
奥行き

CX-3は車のカテゴリーとしては普通車のコンパクトカーになるのですが、車の全長はコンパクトカー並の短いサイズです。

ですが全幅が1,765mmとかなりワイドになっており、車内の広さを確保するためや安定性向上のためにコンパクトカーとしてはかなり横幅の広い車です。

ですが全高は1,550mmに抑えられているのでコンパクトハッチバックカーと同クラスで、全体的に扱いやすいサイズに収まっています。

車内のサイズについてはある程度の広さはあるものの、CX-3はエンジンの関係で室内長は1,810mmと近年のコンパクトカーにしては多少短めのものとなっています。

室内幅は車の全幅が広いのである程度広めにはなっていますが、室内の広さとしては標準的なものに収まっています。

ですがラゲッジスペースは奥行きがある程度確保されているので、車の車内はある程度のゆとりはあります。

こんなサイズ感を持つCX-3ですが、その車内のサイズから車中泊は一応可能な車となっています。

車内にフルフラットな空間が作れる

CX-3 シート参考:www.mazda.co.jp

CX-3の車内で車中泊をする上で便利な構造なのがシートアレンジにあり、車内にフルフラットモードが作れます。

車中泊は車の車内という限られた空間で寝るのでいろいろな条件があるのですが、その1つが車内でフルフラットな寝台が作れるかどうかという点があります。

車の車内で快適に寝るためにはなにより自宅で寝るときと同じ状況にしたいところですので、フルフラットな形状が最適です。

ですが車の車内にはさまざまな凹凸や段差があるのが普通なので必ずしもフルフラットになるわけではなく、シートアレンジでの構造が重要な要素となります。

ポイント

CX-3は車が小型なコンパクトクロスオーバーSUVですが、車内のシートアレンジにフルフラットモードがありこれが車中泊に使えます。

CX-3はラゲッジスペースの拡大モードがあり、これは後部座席を前側に収納することでラゲッジスペースとフルフラットモードにするものです。

このモードはラゲッジスペースを拡大して大きな荷物や長い荷物を載せるものなのですが、車中泊の寝台としても流用できます。

フルフラットモードでの前後の奥行きがそれなりに広い

CX-3の車中泊ではフルフラットモードにできるのが便利な点なのですが、その寝台のサイズも車中泊が可能なものです。

車中泊にはフルフラットモードの寝台が必要ですが、その他にその寝台の前後の奥行も重要です。寝台のサイズは当然ながら寝る方の身長以上が確保できていると良く、自宅と同じくしっかり足を伸ばして寝られるサイズ感が必要です。

それには身長ギリギリのサイズでもちょっと窮屈感を感じるので、例えば170cmの身長の方を想定すると快適に寝るためには1,800mm〜1,900mmぐらいのサイズはほしいところです。

これに対してCX-3の車中泊のスペースでは後部座席とラゲッジスペースを使用しますので、この2つのサイズを合計するとフルフラットモードの前後サイズは1,600mm程度となります。

ですがこれに加えて前席を前側にスライドさせることでよりスペースを拡大させることができるので、そこまで活用すれば1,800mmぐらいの奥行きは確保できます。

その際に前席と後席の間には大きめのギャップが生まれますので、実際にはそのスペースを埋めることで寝台として利用できます。

室内幅的に2名ならゆとりを持って寝られる

CX-3の車内の広さは圧倒的な広さなどはありませんが、室内幅がそこそこ広めなので左右一人ずつの2人で寝る形ならゆとりがあります。

CX-3は車の乗車定員としては5名乗車で、前席に2名、後席はベンチシート式で3名が座れるようになっています。

ポイント

この後席を利用して車中泊用のフルフラットモードとするのですが、CX-3では室内幅が1,435mmありますのでそこを利用すれば左右に一人ずつ寝ることができます。

またこのサイズであれば横の人と身体があたったりすることもなく、結構ゆとりを持った快適な空間となっています。

このサイズであれば2人旅行での車中泊なら余裕で寝ることができ、カップルや夫婦での旅行にはもってこいです。

また多少窮屈さはあるかもしれませんが、間に子供さんを入れるぐらいならなんとかスペースを確保することができるので、3人家族での車中泊も不可能ではありません。

CX-3はコンパクトSUVですがこれだけの使い方ができればかなり検討したほうといえるでしょう。

マツダ純正の車中泊キットがある

CX-3 車中泊キット参考:www.mazda.co.jp

マツダには最近マツダ車専用の車中泊キットというものが販売されており、マツダが純正として販売しているものです。

この車中泊キットは災害などの緊急用のものであり、緊急防災「車中泊セット」という名前で販売されています。

MEMO

このキットは洪水や火災などで自宅が使えなくなったときに緊急的に車内で一晩を過ごすための装備です。

最近とくに台風などを原因とした大雨などの災害が日本国内で近年多発しておりマツダも工場が被災などするほどで、そのこともあってかマツダは緊急時の避難用として車の中で過ごせるセットをマツダは2020年7月に発売しました。

本来は旅行用の装備ではないのですが、このキットは普通の車中泊にも利用することができます。

緊急防災「車中泊セット」には以下のアイテムがセットになっており、そのすべてが防水ロールバッグにまとめられています。

この防水ロールバッグは荷物をまとめるだけでなく、緊急時にはバケツとして使ったり、中に詰物をして枕としても使えます。

  • 車中履くソックス
  • 防災エアーマットGOLON
  • 虫よけウインドウネット フロントドア用
  • 目隠しポンチョ
  • トイレONE(3枚入り)
  • 非常用給水バッグ
  • 蓄光ホイッスル
  • タオル
  • ブースターケーブル

これら車中泊キットはあくまで緊急用として設計されたものではありますが、いくつかのアイテムはそのままで普通の車中泊荷物変えます。

例えばエアーマットであったり虫除けウインドウネットは車中泊アイテムとして必要なものですし、消耗品ではありますがソックスなども便利に使えます。

またブースターケーブルがセットになっているのが自動車メーカーらしく、これも災害時だけでなく普段でも活用できるものです。

耐久性は一般的な車中泊アイテムより多少劣る面はありますが、年数回の車中泊ぐらいなら十分使えます。

この車中泊キットは車中泊をする上で必須のものではありませんが、緊急用として用意しておいても損はないでしょう。

CX-3で車中泊をする方法

では次にCX-3で車中泊をする方法をご紹介します。

CX-3の車内のフルフラット化

CX-3 シート参考:www.mazda.co.jp

まず最初に準備するのは車内のフルフラット化ですが、この操作には後席シートの操作が必要です。

ポイント

CX-3の車内で寝台を作る場所は後席とラゲッジスペースの間で作るのですが、それにはシートアレンジを操作します。

操作自体はそんなに難しいことはないのですが、リクライニング機能とは逆の操作となるので一度操作を試してみると良いです。

後席シートを前側に折りたたむことでラゲッジスペースとの間がフルフラットになり、寝台の前後スペースが小さくても良い場合にはこれだけで終了です。

ですがここから更に前後の奥行きを確保するなら前席を前側にスライドさせるとよく、これは通常のシートのスライド機能で一番前に送ると良いです。

その際には前席と後席の間に隙間が大きく空きますので、そこに高さがちょうど合うようなボックスなどをあらかじめ用意しておくと便利です。

ボックスはどんなものでも良いので市販品から探すのもよいですが、DIYなどで高さを吸収するものを自作するのも楽です。

これで車内のシートレイアウトは完了で、その後に車中泊アイテムを装着します。

車中泊アイテムの準備

 

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車中泊には快適に就寝するための様々なアイテムが必要なのですが、その中で必須ともいえるのは車中泊マットと遮光カーテンもしくはボードです。

まず車中泊マットは車中泊をする寝台の上に敷くためのマットで、これが車中泊時の布団代わりとなるものです。

CX-3のフルフラットモードでは形状自体は完全ならフラットですが、その感触は硬めなので快適に寝るためにはクッションとなる車中泊マットが必要です。

他の車などでは車内の凹凸を吸収するために分厚いマットが必要だったりはするのですが、CX-3ではそういった心配はほとんどありません。

ただ後ほどご説明するように寝台自体が多少斜めになっていますので、それが嫌な場合には分厚い車中泊マットでも良いでしょう。

その他にはCX-3の車内のウインドウを塞ぐための遮光カーテンや遮光ボードがいるのですが、これはウインドウから入ってくる外の光を防ぐためのものです。

ウインドウが空いたままだと街灯の光や他の車のヘッドライトの光などが入ってくるので快適性が減るので、遮光アイテムも車中泊には必須です。

遮光カーテンや遮光ボードも車中泊アイテムとしてさまざまなものが市販されているので、その中からCX-3のサイズにマッチするものを調べて購入しましょう。

なおこの他にも様々な車中泊アイテムを用意すれば車中泊はどんどん快適になっていくので、さまざまなものを試してみると面白いです。

CX-3の車中泊の注意点

車中泊にはフルフラットな寝台やサイズなどが重要な要素になりますが、その他に注意点があります。

それは車内の換気を行うことなのですが、車の車内というのはかなり密閉度の高い空間となっておりここで一晩過ごすと特有の問題があります。

注意

車の車内で窓を締め切って一晩寝ると、朝起きたときに息苦しさを感じたり汗をかいていたりします。

これは車内の空気を呼吸で消費して二酸化炭素濃度が増加したためで、健康に害があるほどではないのですが快適性は減ってしまいます。

そのため車中泊の際には車内の換気が非常に重要で、一番簡単なのは窓を少しだけでも空けておくことです。

しかし窓を空けてしまうとそこから虫が入ってきたり外の音が聞こえてきたりするので、出来れば窓は閉めておきたいところです。

そこで車の中という環境を利用して車中泊の際にはエアコンを稼働させるのが便利で、外気循環モードで動かすことで換気を行いながら車内の温度管理も出来ます。

エアコンを動かしている間はバッテリーが上がるのを防ぐためにエンジンはアイドリング状態にしておく必要があり、燃料の残量なども気をつけましょう。

なおアイドリング状態のときに一晩積雪が積もったりすると排気管が詰まることがあり、そうなると排気ガスの逆流の問題があります。

その危険性があるので冬にそういった危険があるときには窓は少しだけ空けておいたほうが安全です。

CX-3の車中泊に向かない点

CX-3はコンパクトSUVにしては車中泊をしやすいサイズ感を持つ車ですが、次のような点は多少気になる部分です。

フルフラットモードが多少斜めになっている

CX-3はコンパクトSUVにしては車内のスペースを確保できフルフラットモードにもできるのですが、その形状が斜めになっている点が気になる部分です。

ポイント

CX-3のフルフラットモードは後席とラゲッジスペースでフルフラットにするのですが、その際に後席は完全にフラットにするまで倒すことができず、車の前側の部分が少し高くなります。

そのためフルフラットモードとはいっても実際には少し斜めになっており、寝台として気になる人は気になるでしょう。

CX-3の後席は構造的に背もたれを座面の上に折りたたむような形となるのですが、その際に座面に乗り上げる形で少し斜めとなります。

車中泊でこの斜めの部分が気になる場合はその段差を吸収するような準備をするとよく、車中泊用の段差吸収マットやクッションなどを使えば比較的簡単に解消することはできるでしょう。

またこの斜め部分を頭側にすれば斜めなままでも寝ることはできるでしょうし、車中泊マットによってでも段差吸収ができるので、実際にはそんなに段差が気になることは少ないです。

一度実際にこの斜めの状態で寝てみるとよく、その快適性によって対応を決めるとよいです。

室内高が低く窮屈感がある

CX-3はSUVにしては車高が低い車なのですが、そのため室内高が低めで多少窮屈です。

SUVは全般的には車高が高い車が基本となっていて、悪路走破性を確保するためなどに車が全体的に高い場合が多いです。

都会的なクロスオーバーSUVでも車高は高い車が多いのですが、CX-3に関してはデザインを優先するために車高が低いスタイリッシュなものとなっています。

CX-3は悪路走破性などはあまり重視されておらず、デザインと一般道路での走行性能が重視されています。

そのためCX-3の室内高はコンパクトカーやセダンと同クラスのサイズであり、SUVにしては低めのものとなっています。

シートに座っているときには天井に頭などは当たらないサイズではあるのですが、車中泊として寝台の上に寝るときには多少気になる点があります。

仰向けで寝るだけなら大丈夫なのですが、たとえば寝台の上で体を起こしたり寝返りを打つときなどは窮屈感が少しあります。

車中泊が不可能なほど窮屈ではないものの、慣れないうちは気になる点も多いでしょう。

荷室が狭い

CX-3 ラゲッジ参考:www.mazda.co.jp

CX-3は車中泊のときには車内の殆どのスペースを寝台として使ってしまうので、荷室が少なくなってしまうのはある程度しかたない面ではあります。

車中泊は車内で快適に寝ることがクローズアップされますが、車中泊はあくまで旅行の際に利用することが多いので荷物は基本的に多めでしょう。

ですがCX-3では車内で車中泊をするときには後席とラゲッジスペースを利用してしまうので底に積み込んだ荷物の置き場所が気になることがあり、長期間の旅行であるほど大変です。

また車中泊をキャンプの代わりとして利用する際などにもキャンプ用品は多く、これを寝るときに保管する場所も必要です。

CX-3の車内で寝台を展開するとその他のスペースに荷物を置いておくしかないのですが、CX-3の車内で利用できる場所は限られています。

一番大きなスペースとしては前席のシートの上ですが、CX-3では前席シートを前側にスライドさせて寝台を広げるので、荷物の載せ場所は少なくなっています。

その他にはダッシュボードの上やドアポケットなどもありますが、どちらもスペースとしては小さめです。

こういった問題が車中泊をするときに出てきてしまうので、事前に荷物の量や大きさなどを考えておくとよいでしょう。

CX-3の車中泊の口コミ・評判

CX-3での車中泊についてはtwitterにもさまざまな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。

こちらの方は実際にCX-3での車中泊を実施されていますが、かなり快適な寝台が出来上がっていますね。

この写真では後席を折りたたんだ状態で前席は前にスライドさせてあり、その間の空間にはいろいろクッションなどを埋めてフルフラットモードにしてありますね。

こちらの方は長い間CX-3に乗っていらっしゃるようですが、CX-3の車中泊は少し厳しかったようです。

長距離運転などをしたあとの車中泊ではなにより寝台の快適性が重要となりますが、CX-3の車内の限られたサイズではしっかり準備しないと疲れは取れないでしょう。

総評

CX-3はマツダのSUVの中では小型で扱いやすい車にまとまっており、デザインの良さもあって満足感と実用性が両立された車です。

車中泊に対してはコンパクトSUVという車種は車内スペースが厳しいことも多いのですが、CX-3に関しては車内にしっかり寝台のスペースが確保できるのは大きなメリットといえるでしょう。v