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ジムニーシエラのサイズ/広さ/大きさは狭い?寸法(車高/長さ/車幅/最低地上高/重さ)まとめ!

スズキ ジムニーシエラはスズキの小型SUVで、本格的なオフロード性能を持つ車です。

今回はそんなジムニーシエラのサイズや寸法について見ていきましょう。

ジムニーシエラのサイズ・寸法と広さ・大きさ

スズキ ジムニーシエラ参考:www.suzuki.co.jp

ジムニーシエラはその車名からも想像がつくように、スズキの軽自動車SUVであるジムニーをベースとした車です。

ジムニーシエラはジムニーを軽自動車から普通車クラスに大型化した車で、以前からジムニーとともにモデル展開されてきた車種です。

ジムニーは軽自動車でありながら本格的なオフロード走行にも耐えうるラダーフレーム構造やリジッドサスペンションなどを採用し、非常に小型の車でもオフロードを走破できる珍しい車として日本のみならず海外でも熱狂的なファンがいる車です。

もともとジムニーシエラはジムニーの海外展開車種であり、海外では必要性の薄い軽自動車のような排気量制限のあるモデルより、もっとパワフルなエンジンが必要となります。

海外での名称は違いますが、国内では同モデルをジムニーシエラやジムニーワイドと行った名称で展開し、ジムニーがもともと持つ小型軽量な面とパワーアップしたエンジンの組み合わせで根強い人気を持っています。

そのため現行ジムニーは2018年にフルモデルチェンジを行い非常に高い人気を誇っていますが、同時にジムニーシエラも投入されています。

ジムニーシエラはジムニーの基本的な車体やデザインは踏襲したままで、まずエンジンを軽自動車用の660ccエンジンから1.5Lエンジンへと変更しています。

またジムニーよりも大型のタイヤを採用し、同時にオーバーフェンダーと呼ばれるタイヤハウスの張出し部分が追加されています。

さらにジムニーにはないサイドアンダーガーニッシュが追加され、ボディ自体は同じものの外観のイメージはよりマッシブで力強いものとなっています。

ではそんなジムニーシエラのサイズや寸法について、ベースであるジムニーと比較して見ていきましょう。

ジムニーシエラの外観

ジムニーシエラ 外観参考:www.suzuki.co.jp

ジムニーシエラの外観のサイズは次の通りとなりますが、パッと見でもわかるようにジムニーとは各所のサイズには差があります。

スペックジムニーシエラジムニー
全長3,550mm3,395mm
全幅1,645mm1,475mm
全高1,730mm1,725mm
ホイールベース2,250mm2,250mm
トレッド(前/後)1,395/1,405mm1,265/1,275mm
最低地上高210mm205mm
車両重量1,070kg〜1,090kg1,030kg〜
タイヤサイズフロントタイヤ195/80R15 96S175/80R16 91S
リアタイヤ195/80R15 96S175/80R16 91S
ウインドウサイズフロントウインドウ約1,200mm✕400mm約1,200mm✕400mm
サイドウインドウ約1,700mm✕400mm約1,700mm✕400mm
リアウインドウ約1,000mm✕400mm約1,000mm✕400mm
ミラー幅約1,900mm約1,900mm
エンブレム・ロゴサイズ約100mm✕100mm約100mm✕100mm

ジムニーシエラの寸法

ジムニーシエラはジムニーをベースとした車で、車のボンネットやキャビン、フロントグリルなど主要部分は流用となっています。

エンジン自体は排気量が2倍以上になるほど大きくはなっていますが、もともとそれを見越した設計でジムニーが作られているので、エンジンの収まるボンネットには大幅な変更が不要となっています。

しかしジムニーシエラになった際には外観サイズ自体は変わっており、ジムニーが軽自動車の枠である「車両寸法が長さ3.40 m (3,400 mm) 以内、幅1.48 m (1,480 mm) 以内、高さ2.0 m (2,000 mm) 以内」というサイズ感で設計されたのに対し大型化した部分もあります。

そのためジムニーシエラは普通車扱いとなり、車のサイズのカテゴリーとしては普通車の中ではコンパクトなほうである5ナンバーサイズ車になります。

スペック5ナンバー3ナンバー
エンジン排気量2,000cc以下2,001cc以上
全長4,700mm以下4,701mm以上
全幅1,700mm以下1,701mm以上
全高2,000mm以下2,001mm以上

ジムニーシエラはその全長が3,550mmとなっていますが、これはジムニーの3,395mmより150mm近く大きくなっています。

車体は変わらないものの車の前後にあるバンパーが大型化されていたり、車の後部にマウントされているスペアタイヤが大型化したりなどの影響で全長は伸びています。

ポイント

全幅に関してはジムニーの1,475mmに対して1,645mmと大幅にワイドになっていますが、これはすべてタイヤハウス周りのオーバーフェンダーによるものです。

ジムニーシエラはジムニーに対してタイヤサイズも大型化しているので、法規にあわせる必要もあってタイヤにあわせたオーバーフェンダーが必要となり全幅が大型化しています。

それに合わせてジムニーシエラのトレッドも前後とも大きくなっており、よりワイドで安定感の増したフォルムとなっています。

なお全高についてはジムニーとジムニーシエラは5mmしか違いませんので、車の高さは思ったより大型化していません。

ですが全長および全幅の違いによって、ジムニーシエラの存在感はかなりジムニーとは違ったものとなっています。

ジムニーシエラは駐車場に収まるか?

次にジムニーシエラが駐車場に収まるかどうかを見ていきますが、駐車場は基本的に平置き駐車場がメインとなります。

平置き駐車場は枠が決められた駐車場ですが、天井などがないのが基本で青空駐車がほとんどです。

平置き駐車場は自宅の駐車場はもとより有料駐車場やショッピングセンター、コンビニなどさまざまなところで見られるもので、そのサイズは場所によって多少まちまちです。

MEMO

ですが一般的なサイズとしては幅が2.5m・奥行き5.0mとなっており、ジムニーシエラの外観サイズであれば余裕で駐車ができます。

全長3,550mmというサイズ感は普通車の中では格段に小型のサイズなので、普通車としてみればかなり駐車しやすい車といえるでしょう。

また駐車場にはもう一つタイプがあり、駅前などで見かけることのある立体駐車場というものです。

立体駐車場は狭い土地でもたくさんの車を駐車するためにビルのような施設にエレベーターで上下に収めていくもので、その構造から車の全高に対しての高さ制限があります。

昔からある立体駐車場などでは「高さ制限1.57m」といった所が多く、この制限ではジムニーシエラはもとよりベースであるジムニー自体も駐車ができません。

しかし近年はSUVやミニバンの増加によって立体駐車場の高さ制限が緩和されているところも増えており、高さ制限が2.0mといったような立体駐車場であればジムニーシエラでも駐車ができます。

ですのでジムニーシエラで立体駐車場に駐車する際には、その高さ制限がどのぐらいかをしっかり確認するようにしましょう。

その他の外観のサイズ感

ジムニーシエラのその他のサイズ感としては、ジムニーから大型化した部分が注目されます。

ジムニーシエラは前述した通りタイヤサイズの変更によってオーバーフェンダーなどが追加されていますが、タイヤサイズはジムニーの16インチに対してジムニーシエラは15インチとなります。

ですがタイヤの扁平率などが違っており、ジムニーシエラのタイヤは外径が693mm、ジムニーは686mmとタイヤの大きさ自体は大きくなっています。

前後のタイヤ間のホイールベースは変更はありませんが、トレッドが大きくなっている分左右の安定性が向上しています。

またこのタイヤのサイズの差は車の最低地上高にも影響しており、車の底面と地上までの距離はジムニーが205mmに対してジムニーシエラは210mmと少し大きくなっています。

最低地上高はオフロード走行の障害物乗り越えなどには必要なスペックで、5mmでは大きな影響はありませんがジムニーより多少大きくなっている部分はメリットでもあります。

加えてジムニーシエラはジムニーから様々な変更点があるにもかかわらず車両重量はそんなに増加しておらず、40kg〜60kg増加にとどまっているので走行性能への影響は限定的です。

むしろエンジンが1.5Lに拡大されているのでパワーもトルクも大幅に増加しており、重量増加は問題にならないレベルです。

ジムニーシエラの内装

ジムニーシエラ 内装参考:www.suzuki.co.jp

では次にジムニーシエラの内装サイズをジムニーと比較してみてみましょう。

スペックジムニーシエラジムニー
室内長1,795mm1,770mm
室内幅1,300mm1,300mm
室内高1,200mm1,200mm
ラゲッジルーム高さ850mm850mm
1,300mm1,300mm
奥行き240mm240mm
運転席寸法高さ約1,100mm約1,100mm
約500mm約500mm
奥行き約1,000mm約1,000mm
助手席寸法高さ約1,100mm約1,100mm
約500mm約500mm
奥行き約1,000mm約1,000mm
後席寸法高さ約1,000mm約1,000mm
約900mm約900mm
奥行き約700mm約700mm

ジムニーシエラの車内の広さ

ジムニーシエラの内装のサイズ感は基本的にはジムニーから変更はなく、キャビンサイズが変わらないので普通車レベルの大きさではありません。

ポイント

ジムニーシエラは前席と後席の2列シート車となりますが、基本的にジムニーから仕様は変わっておらず普通車ですが軽自動車と同じく4名乗車になっています。

室内長はわずかにジムニーシエラが長いもののほとんど同サイズであり、室内幅や室内高は全く同寸法です。

ジムニーシエラはあくまで軽自動車ベースのボディなので車室の広さは仕方ない部分があります。

また内装のデザインなどに関してもジムニーシエラはジムニーとほぼ同じものとなっていますが、もともとのジムニーは内装もオフロード車らしくスパルタンなものとなので、ジムニーシエラもSUVらしい硬派な車となっています。

ジムニーシエラのラゲッジルームの広さ

ジムニーシエラはキャンプやアウトドアにも使うことの多い車で、そのためにラゲッジルームの広さも注目される点です。

ですが基本的にラゲッジルームの広さもジムニーと同じサイズで、普通車のSUVと比較すると少し狭めといえるでしょう。

ジムニーシエラのラゲッジルームのスペースは後部座席の後ろから車の後部までのスペースになりますが、そこの寸法についてはジムニーと全く同じサイズになります。

ジムニーは元々軽自動車としては車高や最低地上高が高い関係で車室内への後輪部分のタイヤハウスがあまり張り出しておらず、その分ラゲッジルームの幅が1,300mmしっかり使える広々としたサイズ感をもっています。

またラゲッジルームの高さについても850mm確保されているので、幅と奥行きに関しては結構大きな荷物まで載るスペースはあります。

ですがラゲッジルームの奥行きに関しては、後部座席を使用した状態では240mmしかなく、かなり狭めであるとともに日常の荷物ぐらいしか積めるスペースではありません。

この状態ではキャンプなどの大きな荷物はとても載りませんが、ジムニーシエラの後部座席はジムニーと同じく前側に折りたたむことが可能な構造で、そうすることでラゲッジルームの奥行きを一気に拡大することができます。

この後部座席は左右で独立して倒すこともできるので、後部座席と荷室をうまく使い分けることが可能です。

絶対的なラゲッジルームのスペースは決して大きくありませんが、乗車人数と荷物の量を考慮すればうまく使えるでしょう。

その他の内装のサイズ感

ジムニーシエラの座席はジムニーとほぼ同等のものとなっていますが、そのサイズ感は後部座席より前席のほうが広くなっています。

ジムニーシエラは前席は運転席と助手席のセパレート式ですが、後部座席は2名掛けのベンチシートです。

そのシートの奥行きは運転席や助手席が1,000mm程度確保されているのに対し、後部座席は700mmほどと結構な差があります。

そのため前席は座ったときの足元空間が結構ゆとりがあるのですが、後部座席に関しては前席との間の足元空間は少し狭めです。

ジムニーシエラの後部座席はそのサイズ感から補助的な役割が強くなっており、歴代ジムニーでもその傾向はありました。

またシートの作りも簡易的なものとなっており、前席がメインのドライバーカーとしての側面が強いです。

ジムニーは近年の軽自動車としては珍しく後部ドアがない3ドア仕様なので、大人数を乗せるファミリーカーのような便利さよりも車体剛性などが優先されています。

ジムニーシエラの運転

ジムニーシエラ 運転参考:www.suzuki.co.jp

次にジムニーシエラの運転性について見ていきましょう。

スペックジムニーシエラ ジムニー
最小回転半径4.9m4.8m
ハンドルサイズ370mm370mm

ジムニーシエラの旋回性

まずジムニーシエラの運転性で気になる点は小回りがどの程度効くかですが、これには車の最小回転半径が関係しています。

最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切った状態で低速走行して、その状態で360°車が旋回するのに必要な半径を指しています。

ポイント

このスペックが小さければ小さいほど小回りが効くのですが、一般的なスペックとしては軽自動車では4.5m前後、コンパクトカーでは5.0m前後、コンパクトSUVとなると5.0m〜5.5mぐらいの車もあります。

これに対してジムニーシエラの最小回転半径は4.9mとなっており、コンパクトカーとしての最小回転半径ではそこそこ良好なスペックといえます。

ですがベースであるジムニーは最小回転半径が4.8mと少しジムニーシエラよりも小さくなっており、軽自動車としては少し大きめではありますが小回りは効きやすい車となっています。

ジムニーシエラは足回りやタイヤサイズがジムニーよりも大きくなっているので、その影響で最小回転半径が大きくなります。

ですがジムニーシエラをコンパクトカーとして見れば十分すぎるほど小回りは効いているので、SUVとしては運転しやすい車といえるでしょう。

ジムニーシエラの走行感覚

次にジムニーシエラの走行感覚を見ていきますが、ベースであるジムニーからコンパクトカーなどとは違った走行感覚を持っています。

ジムニーシエラは車のデザイン的にもボンネットがしっかりあるタイプの車になっており、軽自動車やっコンパクトカーに多いボンネットが短い形ではありません。

そのため車の運転感覚としてはフロントのオーバーハングが大きな形となっており、慣れないうちは運転感覚を掴むのにすこし時間がかかります。

ですが一度前方の感覚を掴むと、もともとのスクエアデザインもあるので見切りは良く、フロントはあまり難しい運転性ではないでしょう。

一方でサイド方向についてはジムニーに対してジムニーシエラ専用でオーバーフェンダーが飛び出しており、車のボディより外側に張り出しがあります。

そのため住宅地などの狭い道やすれ違いなどの際にはこのオーバーフェンダーを考慮にいれておかないと、ボディだけの見切りではこすってしまうこともあるでしょう。

後部についてはジムニーシエラでリアバンパーの押し出しが強くなるデザインとなってはいますが、こちらは見切り自体はよく運転性は悪くないでしょう。

ベースが全長の短い軽自動車なのでドライバーから車の後部までの距離は短く、最小回転半径も小さいのでコンパクトカーとして見たときにはバックはしやすい車になっています。

ジムニーシエラの車内の運転感覚

ジムニーシエラの車内からの走行感覚については基本的にはジムニーと変わりはなく、良好な視界を持っています。

ジムニーシエラは車のフロントウインドウやサイドウインドウの面積は比較的広い車で、車高の高さがウインドウの上下サイズの広さにもつながっています。

そのためジムニーシエラはコンパクトな車ながら視界は広くなっています。またジムニーシエラは車高と最低地上高が高い車ですのでドライバーの座席の位置も高く、ドライバーが遠くまで見通しが効くのが良い点です。

ですがジムニーシエラはスクエアボディなので前方のAピラーがかなり切り立ったデザインとなっており、ドライバーからの左右視界の妨げになることがあります。

リアに関してはウインドウサイズはそこそこ広くなっていて運転中の後方視界はしっかり確認できるサイズです。

しかしジムニーシエラは車の後部にスペアタイヤをマウントしていることで後方視界には多少死角もあり、バックのときには少し気をつけたほうがよいでしょう。

ジムニーシエラは車高も高いので車の下側には死角がありますので、カメラなどを併用して死角をなくすようにしましょう。

ジムニーシエラのサイズの評判

ジムニーシエラのサイズについてはtwitterにもさまざまな評判が投稿されていますが、その中から2つご紹介します。

こちらの方はジムニーシエラをセカンドカーとして購入を検討されていますが、ジムニーシエラの小さなサイズ感は複数台を持つときには有利です。

普段使いの車というより楽しむ車として乗ることができ、セカンドカーであればラゲッジの狭さなどもカバーすることができます。

こちらの方はジムニーシエラに試乗されたそうですが、その感触は良かったそうですね。

視界なども意外と良く乗り心地も悪くないので便利なのですが、走行性能や荷室の広さなどは少し気になる点のようです。

ジムニーシエラを他の車と比較

では最後にジムニーシエラとライバル車のサイズ感を比較してみます。

スペックスズキ ジムニーシエラスズキ クロスビースズキ イグニスマツダ CX-3
価格1,793,000円〜2,057,000円1,798,500円〜2,185,700円1,522,400円〜1,975,600円2,167,000円〜3,151,786円
全長3,550mm3,760mm3,700mm4,275mm
全幅1,645mm1,670mm1,660mm1,765mm
全高1,730mm1,705mm1,605mm1,550mm
ホイールベース2,250mm2,435mm2,435mm2,570mm
トレッド(前/後)1,395/1,405mm1,460/1,470mm 1,460/1,460mm1,460/1,470mm 1,460/1,460mm1,525/1,520mm
最低地上高210mm180mm180mm160mm
車両重量1,070kg〜1,090kg960kg〜1,000kg850kg〜920kg1,230kg〜1,370kg
タイヤサイズフロントタイヤ195/80R15 96S175/60R16 82HHYBRID MF、HYBRID MZ、HYBRID MX:175/60R16 82H HYBRID MG:175/65R15 84H215/50R18 215/60R16
リアタイヤ195/80R15 96S175/60R16 82HHYBRID MF、HYBRID MZ、HYBRID MX:175/60R16 82H HYBRID MG:175/65R15 84H215/50R18 215/60R16
室内長1,795mm2,175mmHYBRID MF、HYBRID MZ、HYBRID MX:2,020mm HYBRID MG:1,945mm1,810mm
室内幅1,300mm1,355mm1,365mm1,435mm
室内高1,200mm1,280mm1,250mm1,210mm
ラゲッジルーム高さ850mm800mm725mm790mm
1,300mm1,080mm1,160mm940mm
奥行き240mm360mm430mm700mm
最小回転半径4.9m4.7m4.7m5.3m

ジムニーシエラとスズキ クロスビーのサイズ感の比較

ジムニーシエラはコンパクトカークラスのSUVですが、その直接的なライバル車は同じスズキのクロスオーバーSUVであるクロスビーです。

ジムニーシエラとクロスビーはその成り立ちがよく似ており、クロスビーはスズキの軽自動車であるハスラーのコンパクトカー版です。

とはいってもクロスビーはデザインこそハスラーに準拠していますが、車体設計や足回りなどは専用のものとなっており、ジムニーシエラのように軽自動車のボディは使っていません。

ポイント

そのためクロスビーのサイズ感は全長は3,760mmとジムニーシエラより長く、全幅も広めとなります。

一方でオフロード性能はジムニーシエラのほうが高く、クロスビーの最低地上高はSUVにしては低目です。

車内のサイズについてもクロスビーはコンパクトカーとして広々としたサイズ感で、室内長、室内幅、室内高ともジムニーシエラより広くなっています。

ラゲッジルームも奥行きはクロスビーが広いですが、高さや幅についてはジムニーシエラも広く取れています。

クロスビーはコンパクトカーとして車体が専用設計されているので車内が広く、居住性は高いです。

ジムニーシエラとクロスビーの価格帯はほぼ同一となっていますが、同じコンパクトSUVであってもオフロード性を重視したジムニーシエラと、居住性を重視したクロスビーでその性格は大きく違っています。

ジムニーシエラとスズキ イグニスのサイズ感の比較

またもう1車種スズキにはジムニーシエラのライバル車があり、コンパクトカーのイグニスがあります。

イグニスもSUV風のコンパクトカーですが、ジムニーシエラやクロスビーのようにベース車があるわけではなくコンパクトカー専用の車種となっています。

イグニスは外観デザインがハッチバックタイプの車となっていますが、マッシブなデザインがSUVらしい力強さを持っています。

全長や全幅はジムニーシエラよりも大きくなっていてコンパクトカーとして標準的なサイズであり、車高も低目なのでスポーティなイメージとなります。

しかしそれでも最低地上高は180mmはあり、SUVらしいフォルムを形作っています。車内のサイズについてもイグニスは室内長が2,000mm前後あり、ジムニーシエラより見た目の印象は小さめではありますが車内のサイズは広々としています。

室内幅も広いですが意外と室内高がジムニーシエラより高くなっており、室内の居住性は高いです。

ラゲッジルームも奥行きが広く取られているので使い勝手は良いですが、高さや幅についてはジムニーシエラが広くなっています。

イグニスはSUV風のデザインを持つコンパクトカーとしてスポーティな車であり、ジムニーシエラとはその印象が大きく違います。

価格も多少ジムニーシエラより安価ですが、その分オフロード性能についてはジムニーシエラのほうが上となります。

ジムニーシエラとマツダ CX-3のサイズ感の比較

マツダ CX-3はマツダのコンパクトSUVで、スポーティなデザインが特徴の車です。

コンパクトSUVはCX-3が先駆け的な車の一つで、コンパクトカーをベースにしてSUVに仕立てた車です。

CX-3はジムニーシエラよりは全体的なサイズが大きめの車で、全長は700mm近くCX-3が大きいです。

また全幅も100mm以上CX-3が大きいので車の外観サイズは大きく違うのですが、その代わり全高が1,550mmと低いものとなっているので意外と小さく見えます。

最低地上高も160mmと低いので、オフロード走行よりは一般道路走行がメインとなります。

全長が長いので室内は広めかと思いきや、意外とCX-3の室内長はジムニーシエラと大差はなくそこまで広く取られていません。

その代わり室内幅は全幅の大きさから1,435mmは確保できており、車内は横に広々としています。

しかし全長の長さはラゲッジルームの奥行きの広さにはつながっており、700mmの奥行きがあるのでシートアレンジを駆使しなくても結構な大きさの荷物まで乗せることができます。

CX-3はジムニーシエラとはかなり方向性の違う車でサイズ感も違いますが、ラゲッジルームの使い勝手は高くデザイン的にもスポーティなので都会派SUVとして便利な車となっています。

総評

ジムニーシエラはジムニーをベースとして普通車エンジンを搭載するなどパフォーマンスが高くなった車で、元々のコンパクトさは運転する上では便利な部分もあります。

軽自動車と同じボディなので室内のスペースやラゲッジルームなど他のコンパクトSUVと比べると微妙な部分もありますが、そういった面を考慮してもジムニーシエラが持つオフロード性はコンパクトSUVとしては貴重な存在なので、非常に高い人気を持つ車となっています。