ホンダ ジェイドはホンダの中型ステーションワゴンで、6人乗りも可能な多目的乗用車です。
今回はそんなジェイドのサイズや寸法について見ていきましょう。
ジェイドのサイズ・寸法と広さ・大きさ
ジェイドは2013年に中国で登場した車ですが、2015年から日本にも導入されました。
もともとは中国の専用車種だったジェイドですが、日本でのホンダの車種ラインナップの整理にあわせてミニバン系の車種を充実するために導入されました。
当初は日本向けのジェイドは3列シート6人乗りの仕様しかありませんでしたが、その後2018年のマイナーチェンジによって2列シート5人乗りの仕様が追加され、ラゲッジルームの利便性を高めた仕様となっています。
またジェイドは最大6人乗車ができるミニバンのような利便性を持ちながら、そのデザインはスポーティな背の低い形状となっており、ステーションワゴンとトールサイズミニバンの中間のような車種となっています。
エンジンにはガソリンエンジンモデルと燃費の良好なハイブリッドモデルがあり、最新技術も導入された車となっています。
そんなジェイドのサイズについて、まずは外観サイズを見ていきます。
ジェイドの外観
ジェイドの外観寸法については次のとおりとなっており、中型車種に属する車になっています。
スペック | ジェイド | |
全長 | 4,660mm | |
全幅 | 1,775mm | |
全高 | 1,530mm〜1,540mm(RSのみ) | |
ホイールベース | 2,760mm | |
トレッド(前/後) | 1,535/1,530mm 1,545/1,540mm | |
最低地上高 | 140mm〜150mm | |
車両重量 | 1,430kg〜1,510kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/45R18 91W 215/50R17 91V 205/60R16 92H |
リアタイヤ | 225/45R18 91W 215/50R17 91V 205/60R16 92H | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,200mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約2,400mm✕400mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕400mm | |
ミラー幅 | 約2,100mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
ジェイドの寸法
国産車の外観寸法については2種類の大きなくくりがあり、5ナンバーサイズと3ナンバーサイズという2つがあります。
5ナンバーサイズと3ナンバーサイズはエンジン排気量と車の外観サイズとの基準で決まっており、以前は税金の差などもありましたが現在ではナンバープレートの区分となっています。
このうち5ナンバーサイズは全体的に小型のサイズ感の車が含まれており、5ナンバーサイズとなると日本ではコンパクトで扱いやすいというイメージが強いです。
一方で3ナンバーサイズとなると大きな車というイメージが強く、大型セダンやミニバンなどが属しています。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
これに対してジェイドのサイズ感としては全長4,660mmで5ナンバーサイズに収まるサイズ感として設計されており、ステーションワゴンとして扱いやすい全長となっています。
一方で全幅は1,775mmとなっており、5ナンバーサイズを超えているためジェイドは3ナンバーサイズとなっています。
全高は1,530mm〜1,540mmと低くなっていますが、こちらはステーションワゴンとしては標準的な高さであり、トールサイズミニバンなどに比べれば低い車です。
なおジェイドの全幅は5ナンバーサイズに収まるようには鳴っていませんが、これは車内の左右の広さを拡大するための設計であり、近年の車は同様にワイドであることが多いです。
ジェイドは駐車場に収まるか?
次にジェイドのサイズ感で駐車場に収まるかどうかを見ていきますが、駐車場のサイズには大きく分けて2つあります。
1つ目は一般的な平置き駐車場で、この駐車場は自宅の駐車場や街中の有料駐車場、ショッピングセンターの駐車場などさまざまな箇所で見られる駐車場です。
そのサイズ感は施設によってまちまちなのですが、一般的には幅が2.5m・奥行き5.0mぐらいのサイズ感となっています。
これに対してはジェイドのサイズ感であれば十分しっかり納まりますので、駐車の際に問題となることはないでしょう。
もう一つは立体駐車場というビルのような施設に駐車する駐車場で、駅前などの狭い土地で見られるものです。
この駐車場では車の高さに対して制限があり、昔からある立体駐車場では「高さ制限 1.57m」という所が多くなっています。
ですがジェイドはまさにこの高さ制限を見越して1,530mm〜1,540mmに抑えられており、立体駐車場でも問題なく駐車できます。
また近年は大型ミニバンの増加によって立体駐車場の高さ制限は緩和されてきており、高さ制限2.0m以上のところが増えてきているのでより問題はないでしょう。
その他の外観のサイズ感
ジェイドの外観のサイズ感として気になる点としてはウインドウサイズにあり、車のサイズに対して結構広めのウインドウサイズとなっています。
ジェイドの外観サイズは中型セダンやステーションワゴンと同等のサイズ感ですが、それに対して案外ウインドウサイズが広々としています。
ボンネットのサイズやサイドのデザインなどがウインドウを広くするように設計されており、とくにウインドウの上下幅がフロント、サイド、リアとも広くなっています。そのため全体的に視界は広く取られており、車内の開放感も高くなっています。
ただ車のデザイン的に車の上半分がすこし絞ったようなスポーティな形状となっており、フロントウインドウやリアウインドウの左右の寸法は車幅に対して少し短めになっています。
とはいえ視界の邪魔になるものが極力少なくなる設計がされており、全体的に広めのサイズ感となっています。
ジェイドの内装
次にジェイドの内装のサイズ感について見ていきます。
スペック | ジェイド | |
室内長 | 5名乗車:2,200mm 6名乗車:2,850mm | |
室内幅 | 1,505mm | |
室内高 | 1,230mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | [3列シート 6人乗り]740mm [2列シート 5人乗り]640mm |
幅 | 1,000mm | |
奥行き | [3列シート 6人乗り]3列目シート使用時:約250mm 2列目シート使用時:1,020mm [2列シート 5人乗り]920mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
2列目寸法 | 高さ | [3列シート 6人乗り]530mm✕2[2列シート 5人乗り]約1,500mm(ベンチシート) |
幅 | 約1,000mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
3列目寸法 | 高さ | 約900mm |
幅 | 425mm✕2 | |
奥行き | 約600mm |
ジェイドの車内の広さ
ジェイドは何より車内の使い勝手を考慮してつくられたステーションワゴンで、広々とした車室があります。
ジェイドの現行ラインナップではシートの配置と乗車定員で大きく2種類に分かれており、3列シート6人乗りと2列シート5人乗りがあります。
そのため室内の座席の広さを表す室内長も2種類のサイズ感があり、2列シートが2,200mmに対し3列シートは2,850mmとなっています。
2列シートではラゲッジが広くできる分シートの範囲が少なくなっており、2列目シートがベンチシート式となって5人乗りになっています。
また室内幅は1,505mmと広々としていますが、これは車幅が大きめのワイドなサイズとなっていることで室内も広くなっています。
室内高に関しても1,230mmは車高に対しては広いほうのサイズ感で、ホンダが得意とする低床レイアウトによって邪魔な部品をうまくシート下に収めることで室内高をしっかり確保してあります。
これによりジェイドの車内の快適性は高く、使い勝手も良好です。
ジェイドのラゲッジルームの広さ
次にジェイドのラゲッジルームの広さを見ていきますが、ラゲッジルームに関しても3列シート車と2列シート車ではサイズが違います。
ジェイドのラゲッジルームの幅は3列シート車でも2列シート車でも1,000mm前後となっていますが、ラゲッジ高やラゲッジの奥行きに関しては差があります。
ラゲッジ高については床面の形状の違いなどで3列シート車のほうがサイズが高く、2列シート車では100mm程度と少し狭めになります。
一方でラゲッジルームの奥行きについては3列シート車はシートのスペースでラゲッジルームの奥行きが短くなっており、250mm程度とラゲッジルームのスペースとしてはかなり狭くなっています。
この傾向はトールサイズのミニバンでも同じようなサイズ感になっており、日常使いで荷物をある程度載せられるスペースになっています。
ですが2列シート車は3列目がない分ラゲッジルームの奥行きは920mm確保されており、こちらはステーションワゴンらしく大きな荷物も載せられる荷室が設定されています。
しかし3列シート車でもシートアレンジで3列目シートを倒すことで奥行きを広げることができ、その場合には1,020mmのラゲッジの奥行きが確保されるので大きな荷物でも載せることが出来ます。
その他の内装のサイズ感
ジェイドは2列シート車と3列シート車でシートのサイズも違うのですが、どちらにもメリットがあります。
ジェイドは基本的には3列シート6人乗りとして設計された車で、1列目〜3列目までそれぞれ2人ずつ座る形となっています。
1列目が左右独立なのは普通ですが、ジェイドの特徴として2列目が左右に独立したキャプテンシートとなっていて、座り心地などの面でとても快適性の高いシートになっています。
また2列目シートは足元空間も広々としているサイズ感となっており、2列目がジェイドの中でもっとも上質なシートです。
一方で3列シート車の3列目はそこまで広いサイズ感ではなく、狭めのベンチシートのような形になっています。
3列目シートは幅も奥行きも高さも全体的に狭めであり、特に奥行きが小さいので座ると少し窮屈なサイズ感となっています。
いわゆる補助シート的なシートなのですが、ジェイドのサイズで6人乗りができるのはメリットではあるので子供を乗せるなどできればうまく使えるでしょう。
2列シート車に関しては2列目は完全なベンチシートになって3人掛けとなるのですが、ジェイドの車内の幅は結構広めに確保されているので3人座っても普通車の標準的なサイズ感は確保されています。
また足元空間はしっかり広めに確保されているので開放感は高く、キャプテンシートほどではないにしても楽に座れるでしょう。
2列シート車は5人しか乗れませんが、6人乗れても窮屈な3列シートをあまり使わないような場合には無理に3列にせず、ラゲッジルームが広いほうが良いという考え方もあります。
こういう選択肢の広さがジェイドの魅力の1つでもあり、マイナーチェンジによる2列シート車の追加は待ち望まれていたものです。
ジェイドの運転
次にジェイドの運転性について見ていきましょう。
スペック | ジェイド |
最小回転半径 | 5.5m〜5.7m |
ハンドルサイズ | 370mm |
ジェイドの旋回性
ジェイドの運転性について見るスペックとして小回りが効くかという点がありますが、これには車の最小回転半径が関係しています。
最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限回転させた状態で低速走行し、その後に車が360°旋回するのに必要な半径を指します。
このスペックが小さければ小さいほど小回りがきくのですが、軽自動車で4.5mぐらい、コンパクトカーで5.0m、普通車で5.5mぐらいが標準的なスペックとなっています。
これに対してジェイドの最小回転半径は5.5m〜5.7mとなっており、グレードによって多少最小回転半径は違います。
ですがジェイドの全長に対しては標準的な最小回転半径であり、決して小回りがきくわけではありませんがそこそこ運転しやすい車といえるでしょう。
ジェイドの走行感覚
ジェイドの走行感覚としては車のデザインが丸みを帯びたステーションワゴンタイプなので、前方の走行感覚は優秀です。
ジェイドは近年のホンダのデザインコンセプトに則って丸みを帯びたフロントマスクをしており、左右の角は曲線基調の車となっています。
またボンネットのオーバーハングも比較的小さめとなっているので、ドライバーからのフロントの見切りもよく運転しやすい要素となっています。またフロントウインドウはかなり形状的に寝ている形なので、左右の見通しも良好です。
それに加えてサイドウインドウのAピラーの側には三角窓が設けられており、ドライバーからの死角になりがちなAピラーの影がしっかり見えるようになっています。
ウインドウサイズも大きくて視界は良好で、リアに行くほど左右のウインドウが 絞られているのでより見通しが効きます。そこを活用することでリアの運転感覚もつかみやすいでしょう。
ジェイドのの車内の運転感覚
ジェイドの車内からの運転感覚としては、前述した通り前方視界は良好で運転しやすい車といえます。
ジェイドのようなステーションワゴンは居住性や快適性を考慮してウインドウの大きさや見通しがかなり良好となっており、運転時にもそのメリットは活かされています。
ジェイドの外観サイズに対して前述した通りウインドウの割合が大きめなので、死角は少なくでき安全性が高いです。
リアウインドウに関しては左右の幅が少し狭めで気になる部分もありますが、上下の幅はしっかり大きなサイズとなっていますので後方視界が悪いということもあまりないでしょう。
ハッチバックタイプの車なので素直なワゴン形状であり、運転感覚として気にしなければならない点も少ないです。
ジェイドのサイズの評判
ジェイドのサイズについての評判はtwitterにもさまざまな評価があり、その中からいくつかご紹介していきます。
@ranawayracingte S1000発売のためにS660には頑張ってもらいたいです笑 エアウェイブやストリームあたりの大き過ぎず小さ過ぎず、他メーカーにない丁度良いサイズ感が良いですよね。現行ならジェイドですか。あれくらいのサイズが使い勝手も良さそうで好きですね。
— K2 (@k2power_ap1) May 7, 2015
こちらの方はホンダ車を好んでいらっしゃるようで、様々な車種をよくご存知のようです。
その中でもジェイドはサイズもちょうどよく使い勝手の良い1台とおっしゃっていますね。
★所有車→HONDAジェイドRS(FR5)
★長所
落ち着いた乗り味
サスペンションの硬さが絶妙でショック吸収力が抜群
エンジン音が静か
内外装が単純にカッコいい★短所
小回りが利かない
車重が重くて加速がモッサリ
ブレーキの利きが悪い#乗ってる車名と長所と短所書いてけ pic.twitter.com/2IyYzlrRrE— 三咲鴎💎🐬✨ (@memories7777) March 11, 2020
こちらの方はジェイドを実際に乗って長所と短所をまとめていらっしゃいますが、乗り味や静かさ、デザインの良さなどさまざまなメリットがあるようです。
その一方で小回りの効きはあまり良くなく、狭い道では運転が大変という点があるようですね。
ジェイドを他の車と比較
では最後にジェイドとライバル車種のサイズ感を比較してみましょう。
スペック | ジェイド | スバル レヴォーグ | トヨタ プリウスα | ホンダ シャトル | |
価格 | 2,443,100円〜2,799,500円 | 2,915,000円〜4,125,000円 | 2,612,500円〜3,622,300円 | 1,808,400円〜2,616,900円 | |
乗車定員 | 6人乗り 3列シート 5人乗り 2列シート | 5人乗り 2列シート | 7人乗り 3列シート 5人乗り 2列シート | 5人乗り 2列シート | |
全長 | 4,660mm | 4,690mm | 4,630mm〜4,645mm | 4,440mm | |
全幅 | 1,775mm | 1,780mm | 1,775mm | 1,695mm | |
全高 | 1,530mm〜1,540mm(RSのみ) | 1.6GT EyeSight:1,495mm 2.0GT-S EyeSight:1,490mm その他グレード:1,500mm | 1,575mm | 2WD:1,545mm 4WD:1,570mm | |
ホイールベース | 2,760mm | 2,650mm | 2,780mm | 2,530mm | |
トレッド(前/後) | 1,535/1,530mm 1,545/1,540mm | 1,525/1,535mm 1,530/1,540mm | 1,530/1,535mm 1,540/1,545mm | 1,480/1,485mm 1,480/1,470mm 1,475/1,475mm 1,475/1,465mm | |
最低地上高 | 140mm〜150mm | 145mm | 145mm | 130mm〜145mm | |
車両重量 | 1,430kg〜1,510kg | 1,540kg〜1,570kg | 1,450kg〜1,480kg | 1,130kg〜1,300kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/45R18 91W 215/50R17 91V 205/60R16 92H | 215/50R17、225/45R18 | 215/50R17 205/60R16 225/45R18 | 185/60R15 84H 185/55R16 83V |
リアタイヤ | 225/45R18 91W 215/50R17 91V 205/60R16 92H | 215/50R17、225/45R18 | 215/50R17 205/60R16 225/45R18 | 185/60R15 84H 185/55R16 83V | |
室内長 | 5名乗車:2,200mm 6名乗車:2,850mm | 2,005mm | 5名乗車:1,910mm 7名乗車:2,690mm | 1,925mm | |
室内幅 | 1,505mm | 1,490mm | 1,520mm | 1,450mm | |
室内高 | 1,230mm | 1,205mm | 1,220mm | 1,290mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | [3列シート 6人乗り]740mm[2列シート 5人乗り]640mm | 710mm | 810mm | 840mm |
幅 | 1,000mm | 1,060mm | 995mm | 975mm | |
奥行き | [3列シート 6人乗り]3列目シート使用時:約250mm 2列目シート使用時:1,020mm [2列シート 5人乗り]920mm | 1,050mm | [3列シート 7人乗り]3列目シート使用時:190mm 2列目シート使用時:985mm[2列シート 5人乗り]985mm | 1,020mm | |
最小回転半径 | 5.5m〜5.7m | 5.4m〜5.5m | 5.5m〜5.8m | HYBRID Z:5.2m その他仕様:4.9m |
ジェイドとスバル レヴォーグのサイズ感の比較
スバル レヴォーグはスバルを代表するステーションワゴンの1台で、サイズ的にジェイドと同サイズの車となっています。
レヴォーグはステーションワゴンで定評のあるスバルが日本向けに適正なサイズとした車で、ジェイドと非常に近いサイズ感の車となっています。
全長はジェイドよりレヴォーグのほうが少し長めですが、ほぼ同クラスの車と言って良いでしょう。
また全幅もほとんどかわらないサイズですが、全高に関してはスポーティなデザインのレヴォーグのほうが低めとなっています。
しかし一番大きな違いは乗車定員で、レヴォーグはジェイドと違って2列シート5人乗りの仕様のみとなっています。
そのためジェイドの車内寸法と比較する場合は2列シート車との比較になりますが、室内長はジェイドのほうが少し長めで広めのサイズ感となっています。
また室内幅と室内高もジェイドのほうが少し大きめのサイズ感となっており、全体的に車内の寸法はジェイドが広めとなっています。
一方でラゲッジルームの寸法についてはレヴォーグのほうが全体的に広めとなっており、荷室の使い勝手は良好です。
なお乗車定員の差はありますがレヴォーグは価格帯が多少ジェイドより高くなっており、高級感はレヴォーグのほうが高いです。
ジェイドとトヨタ プリウスαのサイズ感の比較
トヨタ プリウスαはトヨタのハイブリッドカーで、プリウスをベースとしてステーションワゴンタイプとした車です。
ジェイドにもハイブリッドモデルがありますのでこれに対しての直接的なライバル車はプリウスαとなり、そのサイズ感も近い車です。
全幅はジェイドとプリウスαは全く同サイズですが、全長についてはジェイドのほうが少し長めのサイズ感です。
一方で全高はプリウスαのほうがより高くなっており、そのサイズ感としてはプリウスαのほうが大柄なイメージとなります。
プリウスαにもジェイド同様3列シート車と2列シート車がありますが、その車内寸法についてはどちらの仕様でもジェイドのほうが室内長が長く余裕があります。
室内幅についてはプリウスαのほうが広めですが、室内高がプリウスαのほうが車高が高いにもかかわらず低めで、ジェイドの頭上空間が広くなっています。
ラゲッジルームは高さはプリウスαのほうが結構広く取られていますが、その他のサイズについてはジェイドのほうが広くなっています。
なお価格帯はジェイドに対してプリウスαのほうが高くなっていますが、搭載されているハイブリッドシステムはプリウスαのほうが高性能でコストが高いためです。
ジェイドとホンダ シャトルのサイズ感の比較
ホンダ シャトルはジェイドと同じホンダのステーションワゴンの1台ですが、ジェイドよりワンクラス下の車種で2列シート5人乗りの仕様です。
クラス的にはジェイドの直接的なライバルですが、車の購入時には必ず比較対象となるためそのサイズ感を比較していきます。
シャトルのサイズ感はジェイドと違って5ナンバーサイズに収まるものとなっており、全長、全幅ともジェイドより小さいサイズ感の車になっています。
全高についてはジェイドとシャトルはほとんど同じで、そのデザインも結構似ているので、シャトルはジェイドの短縮版といったイメージです。全長が短い分シャトルの最小回転半径は小さく、小回りが効く点はメリットです。
車内のサイズについてはシャトルは2列シートなので、ジェイドの2列シートと比較するとその室内長はジェイドのほうが長めでゆとりがあります。
室内幅も当然ながらワイドなジェイドのほうが広めですが、室内高については意外とシャトルのほうが広く、頭上空間はゆとりがあります。
ラゲッジルームに関してはシャトルとジェイドのサイズ感はほとんど変化はなく、容量的には同クラスなので積載量は同等といえるでしょう。
シャトルはジェイドより小型コンパクトな車ですが、室内が多少狭めで5名乗りという点以外はスペース的にジェイドより悪い点はないでしょう。
動力性能の良さや燃費性能、高級感などジェイドのメリットも多いですが、コストパフォーマンスは当然ながらシャトルが大きく有利な車になっています。
このあたりを比較してシャトルとジェイドを選ぶような形となるでしょう。
総評
ジェイドはホンダのステーションワゴンとしてはよりファミリーカー寄りの車種で、その使い勝手の良さやラゲッジの利便性の高さ、乗車定員の多さ、サイズ感などバランスが取られた車種となっています。
大きなメリットがある車ではないのがデメリットでもありますが、さまざまな状況にそれなりに対応できる車です。